目的が重なるときは、先に条件を分ける
お金を使う時期や、買い物の支払いと現金の借入のどちらを考えているかで、確認する条件は変わります。迷ったら、次の違いから比較先を選んでください。
使う時期に応じた貯蓄と投資の使い分けは、金融庁の資産形成の基本を参考にしています。
6つのジャンルは、何がどう違う?
目的が違えば、見るべき数字も違います。金利や還元率だけを横並びにせず、「何に使うか」「何を比べるか」「どんな注意点があるか」で整理しました。
| ジャンル |
何に使う? |
まず比べたいポイント |
知っておきたいこと |
詳しく見る |
| FX |
為替の値動きを捉えて取引する |
スプレッド、スワップ、取引ツール、必要証拠金 |
レバレッジ、急変、ロスカット、預入額を超える損失の可能性 |
FX会社を比べる |
| ネット証券 |
株式・投資信託で資産形成する |
取扱商品、売買手数料、信託報酬、NISA対応 |
元本割れ、市場変動、商品ごとの換金条件 |
証券会社を比べる |
| 暗号資産 |
暗号資産を売買・保管する |
販売所と取引所、手数料、送付、保管方法 |
大幅な価格変動、事業者・システム・秘密鍵のリスク |
取引所を比べる |
| クレジットカード |
毎日の支払いと特典をまとめる |
年会費、よく使う店での還元率、付帯サービス |
使いすぎ、分割・リボ手数料、特典条件の変更 |
カードを比べる |
| ネット銀行 |
貯金、給与受取、振込に使う |
預金金利、ATM・振込手数料、優遇条件 |
優遇条件の変更、預金保険の対象範囲、出金手段 |
銀行を比べる |
| カードローン |
必要な資金を借り、計画的に返す |
適用金利、毎月返済額、総返済額、審査・利用条件 |
返済の長期化、利息負担、延滞 |
金利と返済条件を比べる |
このサイトが、比較で大切にしている4つのこと
見た目のお得さだけで決めないために、数字の条件やリスクまで公式資料で確かめます。編集長自身の経験は「体験」として分け、確認できる事実と混ざらないようにしています。
- 比べる条件と時点をそろえる。 同じジャンルの中で、対象取引・金額・確認時点を合わせます。
- 目立つ数字の適用条件を確かめる。 無料回数や優遇の上限、解約・出金時の条件まで公式資料を読みます。
- 広告と評価を分ける。 広告を含む場合はPRと明記し、広告報酬の有無で比較基準や順位を変えません。
- 変わる条件は専門ページで見直す。 金利・手数料・キャンペーンは、各ページの確認日と条件を合わせてご覧ください。
比較方法の一例が、上でご案内した使い方をそろえた銀行手数料の試算です。現在と比較先に同じ取引方法・利用回数を当てはめ、無料枠や超過料金による差を確かめられます。
申し込む前に確認する4項目
- 運営会社と、商品・サービスの仕組み
- 手数料や金利が適用される条件
- 預けたお金の管理方法や、万一のときの扱い
- 解約・出金・返済・ロスカットなど、利用を終えるときの条件
マーケットの動きを読み解く ― 新着3件
上がった・下がっただけでは見えない相場の動きを、公開データから読み解きます。ニュースの背景を知るためのコーナーです。
失敗と実務経験から学んだ、4つのこと
金融サービスを比べる基準には、編集長自身の失敗と実務経験も反映しています。ただし、体験はあくまで一例です。体験と、公式資料で確認できた事実は分けて記載します。特定の商品をすすめるものではありません。
1. 商品数より先に、資産の管理と出金条件を見る
比較で見る条件:預けた資産の保管方法と、出金できる条件。
Coincheckでの経験・当時の画面と公式資料を見る
2018年1月26日、Coincheckから顧客資産約580億円相当のXEMが流出しました。編集長も当時Coincheckを利用しており、XEM以外の資産についても、出金や補償がどうなるのか見通せない時間を過ごしました。
左:2018年1月26日 朝6:49/右:2018年1月31日 19:27。金額・数量は編集部がマスク処理しています。出典:編集長のCoincheck口座スクリーンショット。Coincheckの商標・著作物の権利はコインチェック株式会社に帰属します。
補償方針は事件2日後の1月28日に公表され、3月12日に1XEMあたり88.549円で日本円による補償が実施されました。ただし、公式資料だけでは利用者ごとの損益や回収割合までは分かりません。当サイトでは、補償単価と実施日のみを確認済みの事実として扱います。この経験から、取扱商品の多さだけでなく、資産の管理方法、出金条件、運営体制も見るようにしています。
金融庁の行政処分資料
Coincheckの補償実施公表
暗号資産取引所の比較へ
2. 商品・事業者・保管先は、分けて考える
比較で見る条件:商品の値動き、事業者の経営、資産の保管先それぞれのリスク。
Terra・FTXの事例と公式資料を見る
2022年5月にはアルゴリズム型ステーブルコインTerraUSD(UST)が米ドルとの連動を失い、同年11月にはFTXと100社を超える関連会社が米連邦破産法11条(Chapter 11)を申請しました。編集長はFTXに資産を預けていませんでした。Coincheckでの経験以降、一つの場所に資産を集めないようにしていたためです。
価格が安定する仕組み、事業者の経営、資産の保管先は、それぞれ別のリスクです。「大手だから」「値動きが小さい設計だから」と一つの理由だけで判断せず、分けて確かめます。
SECのTerraform公表
米司法省管財局のFTX資料
3. 利益を狙う前に、損失後も続けられる量を決める
比較で見る条件:取引数量、必要証拠金、ロスカットまでの余裕。
相場急変時の経験と、取引量の確認方法を読む
2020年3月の相場急変時、編集長が持っていた複数のFXポジションが強制ロスカットされました。急な値動きに判断が追いつかず、SNSで目にした極端な情報も冷静さを失う一因でした。
この経験から、FXでは会社を比べる前に、レバレッジを抑え、余剰資金で取引し、ロスカットまでの余裕を確認します。スワップやスプレッドの魅力だけで取引量を決めないためです。
ロスカット計算へ
FXの比較へ
4. 始める前に、「やめるとき」の条件まで見る
比較で見る条件:「0円」の対象取引と、解約・出金時の条件。
IPO・M&Aの実務経験と、条件の読み方を読む
編集長はIPO・M&Aの実務で、目立つ数字の裏にある開示書類や契約条件を確認してきました。会社の知名度や「手数料0円」といった言葉だけでは、実際の負担や、利用を終えるときの条件までは分かりません。
だから当サイトでは、商品説明書や約款を読み、手数料だけでなく、資産の管理方法や解約・出金条件まで比べています。
比較・ランキングの選定基準へ
迷ったときに、まず知りたいこと
何を選べばよいか迷ったら、どこから見ればいいですか?
商品名が決まっていなくても大丈夫です。まずは「いま何をしたいか」に近い入口を選んでください。普段使いの口座ならネット銀行、NISAや資産形成ならネット証券、為替取引ならFXというように、目的に合うページから比較を始められます。
NISAやiDeCoを始めたい場合は、どこを見ればいいですか?
制度を選ぶ段階ならNISAとiDeCoの使い分けから確認できます。新NISAの仕組みを知りたい場合は新NISAの仕組み・始め方、証券会社を比べたい場合は新NISAの証券会社比較、iDeCoの手続きはiDeCoの加入資格・始め方をご覧ください。
情報はどのくらいの頻度で見直していますか?
金利、手数料、キャンペーン、利用条件は定期的に見直し、主要な比較ページには確認日または更新日を記載しています。掲載後に条件が変わることもあるため、申し込み前には各社の公式サイトで最終確認をお願いします。
比較に役立つシミュレーターと用語集
数字を試算したいときや、分からない言葉を調べたいときに使えるページをまとめました。気になるものからどうぞ。
比較の根拠と運営方針
金融庁や各省庁、各社が公開する資料・約款をもとに比較しています。条件が変わる情報には確認日を添え、広告の有無と評価基準は切り分けて運用します。
当サイトは、金融商品・サービスをご自身で比べるための情報を提供しています。投資助言、融資の可否判断、契約の勧誘は行いません。申し込みや契約の前に、各社の公式サイトで最新の条件をご確認ください。
日経平均11円安――800円超安から戻した「押し目買い」
朝方の800円超安から一時プラスへ。値下がりを買う機会と捉える「押し目買い」を読む
続きを読む →