RULE OF 72 · TWO-WAY CALCULATOR
72の法則の計算シミュレーター|資産が2倍になる年数・必要利回り
年利から「元本が約何年で2倍になるか」を計算できます。反対に、10年など希望する年数から必要利回りを逆算することもできます。
資産が2倍になる年数・必要利回りを計算
税金、手数料、追加投資、取り崩し、物価変動は計算に含みません。入力した利回りが毎年続くと仮定した試算で、将来の運用成果を示すものではありません。
計算結果
72の法則の計算式と使い方
72の法則は、複利でお金が2倍になるまでの年数を暗算するための近似式です。年利の数字で72を割るだけなので、複数の想定をざっと比べたいときに向いています。
たとえば年利5%なら、72 ÷ 5 = 14.4年です。同じ条件を複利式で小数年まで計算した理論値は約14.21年。つまり72の法則は少し長めですが、最初の見当をつけるには扱いやすい数字です。
元本100万円でも500万円でも、倍になる年数は同じ
追加投資や取り崩しがなければ、元本の大きさは倍増年数を変えません。100万円が200万円になるのも、500万円が1,000万円になるのも、同じ利回りなら同じ年数です。元本欄は将来額を具体的にイメージするための補助入力です。
「複利式の理論値」が意味する範囲
本ページの理論値は、入力した年利が変わらず、利益を引き出さず、1年ごとに同じ率で増えるという仮定を小数年まで延長し、2倍となる時点を対数で求めた値です。年1回だけ残高へ利息を反映する条件では、実際に2倍以上となるのは小数年を切り上げた反映回です。年利5%なら理論値は約14.21年、年次反映だけを見ると15回目の反映後になります。市場の値動きや実際の運用成果を正確に予測する値ではありません。複利そのものを確認したい場合は、単利と複利の違い・複利計算の基礎で前提を整理できます。
72の法則はどこまで正確か
72の法則と複利式の理論値は、利回りによって差の向きが変わります。低めの利回りでは72の法則がやや長め、高めになるとやや短めに出ます。下表は商品実績ではなく、同じ計算条件で近似誤差だけを比べたものです。
| 仮定した年利 | 72の法則 | 複利式の理論値 | 72の法則 − 理論値 |
|---|---|---|---|
| 1% | 72.00年 | 69.66年 | +2.34年 |
| 3% | 24.00年 | 23.45年 | +0.55年 |
| 5% | 14.40年 | 14.21年 | +0.19年 |
| 7% | 10.29年 | 10.24年 | +0.04年 |
| 10% | 7.20年 | 7.27年 | -0.07年 |
| 20% | 3.60年 | 3.80年 | -0.20年 |
投資の収益率は年ごとに動きます。手数料や税金を差し引く前の利回りを入れれば、手取りベースの倍増年数はこの表示より長くなり得ます。
使えるケースと、そのままでは使えないケース
目安として使いやすい
- 追加投資のない一括元本の倍増年数を比べる
- 複数の利回り仮定を同じ条件で比べる
- 希望年数から必要利回りの大きさを逆算する
別の計算が必要
- 毎月の積立や途中の追加投資がある
- 税金・手数料・取り崩しを含めたい
- 物価上昇後の実質的な価値を見たい
毎月の積立は、入金した時期ごとに運用期間が異なるため、72の法則だけでは全体の到達時期を出せません。積立額も含める場合はNISA積立シミュレーター、お金の購買力を確認する場合はインフレ計算シミュレーターを使うと、論点を分けて確認できます。
預金金利、債券の利回り、投資信託の想定収益率を同じものとして扱うこともできません。表示方法、費用、税制、価格変動の有無が違うため、入力する数字の出所と条件を先にそろえてください。
計算結果を資産形成に使う3つの手順
- まず1つの数字に決め打ちしない。
3%、5%、7%など複数の仮定を入れ、年数がどれくらい動くかを見ます。 - 費用と税を同じ基準にそろえる。
運用前の利回りと、手数料・税を考慮した利回りを混ぜると比較がずれます。このツール自体は費用や税を控除しません。 - 必要利回りが高すぎるなら、期間や積立額を見直す。
短期間で2倍にする数字ほど、不確実性の高い前提になりやすいものです。利回りだけを追わず、運用期間と追加資金の調整も候補にします。
FIREに必要な金額そのものを知りたい場合は、生活費と取り崩し率から考えるFIREに必要な資産の計算が担当ページです。本ページは「一定利回りなら、一括元本が2倍になるまで何年か」に範囲を限定しています。
要点
- 72 ÷ 年利(%)で、一括元本が2倍になる年数を手早く見積もれる
- 希望年数から逆算する場合は、必要利回りの大きさを知る目安として使う
- 元本額は倍増年数を変えないが、積立・手数料・税・物価・利回りの変動は結果を変える
- 計算上の数字と実際に期待できる運用成果は分けて考える
公式出典・制作方法
- J-FLEC「72の法則」(72の法則の定義と利用例、2026年9月2日確認)
- 米国SEC Investor.gov「Compound Interest」(複利の定義、2026年9月2日確認)
- 米国SEC Investor.gov「Compound Interest Calculator」(元本・利回り・複利期間を用いる計算の確認、2026年9月2日確認)
- 金融庁「資産形成の基本」(長期・積立・分散投資とリスクの確認、2026年9月2日確認)
- 米国SEC Investor.gov「Understanding Fees」(費用が投資価値へ与える影響、2026年9月2日確認)