シニアにおすすめのクレジットカード|60代・70代・年金受給者の選び方
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シニアのカード選びは、よく行く店で使えて、引き落としと明細を無理なく管理できるかから考えると絞りやすくなります。年金受給者が申し込めるカードもありますが、発行には各社の審査があります。
イオンでの買い物が多いならイオンカード、幅広い店の支払いなら楽天カード、番号のあるカードと生活優待を使いたいならJCBカード S、JR東日本・北海道の鉄道旅行が多いなら大人の休日倶楽部が候補です。60代・70代という年齢だけで選ばず、今の口座、紙明細の費用、スマホを使う場面も比べてみましょう。
年金受給者でも申し込めるカードはある。発行には審査がある
たとえばイオンカードは、収入に年金を含めた申込条件を公表しています。18歳以上で日本国内に住み、電話連絡ができることなどが条件です。三井住友カードも年金受給者の申込みを受け付けています。申込対象であることと、審査に通ることは別です。年金額や年齢だけで発行の可否を予測することはできません。
申込条件:イオンカード/三井住友カードの年金受給者向け案内
60代・70代・80代で確認するのは「申込年齢」と「優待年齢」
楽天カードは90歳以上の新規申込みを受け付けていません。大人の休日倶楽部は50〜64歳がミドル、65歳以上がジパングです。一方、イオンのG.G感謝デーは55歳以上が対象になる優待で、通常のイオンカード自体が55歳以上専用という意味ではありません。
80代でも年齢条件を満たす候補はあります。ただし、カードごとに申込条件を確認する必要があります。「高齢者なら一律に作れない」「上限年齢はどこもない」とは考えず、希望する商品の案内で確かめましょう。
年齢上限の確認:楽天カードの申込FAQ
退職後は申込欄を今の状況に合わせる
年金受給者の選択肢があれば、その案内に従って入力します。働きながら年金を受け取っている場合や、収入欄の書き方が分からない場合は、申込先へ確認してください。退職前の勤務先や収入を、現在の情報としてそのまま使うのは避けましょう。
本人確認書類、本人名義の引落口座、連絡先を手元に用意すると確認しやすくなります。収入を示す書類が必要か、どの書類を使えるかは申込先・手続きによって異なります。
シニアにおすすめのカードを、生活の使い道で比較
次の表は、日常の買い物用の一般カードと、年齢条件のある鉄道旅行用カードを比べたものです。使う店・旅行先、続けやすい管理方法、年間の費用の順に見ます。全国の全カードを順位付けしたものではなく、広告報酬で掲載順を決めていません。年会費は税込、条件は2026年9月6日時点です。
表は横にスクロールできます。
| 候補 | 向いている使い方 | 年会費 | 先に確認する条件 |
|---|---|---|---|
| イオンカード(WAON一体型) | イオンなどの対象店舗で買い物 | 無料 | 55歳以上のG.G優待。今の銀行を引落先にできるか確認 |
| イオンカードセレクト | イオンで買い物をし、イオン銀行も使う | 無料 | 引落口座はイオン銀行に限定 |
| 楽天カード | 幅広い店の買い物で楽天ポイントをためる | 無料 | 通常100円につき1ポイント。低付与・対象外の支払いあり |
| JCBカード S | 番号ありカードを選び、生活優待も使う | 無料 | 優待利用は会員登録・Web操作が必要 |
| 大人の休日倶楽部 ミドル/ジパング | JR東日本・北海道の対象区間を旅行 | ミドル2,624円 ジパング4,364円 | ミドル50〜64歳、ジパング65歳以上。対象区間・日程・購入方法に条件 |
イオンのデザイン違いやマイル型の派生カードは、買い物用の代表券種へまとめています。年会費の高いカード、航空マイル、入会キャンペーンを主目的に選ぶ場合は、それぞれの比較ページで検討するほうが選びやすくなります。今のカードが生活に合っているなら、新しく作らず使い続ける選択もあります。
買い物先を広く比べるならスーパー別のクレジットカード比較、有料の旅行特典を重視するならゴールドカードの比較も参考になります。
イオンを使う55歳以上なら、まず今のカードでG.G優待を使えるか確認
毎月15日のG.G感謝デーは、対象店舗・商品を対象の方法で支払うと5%割引になる優待です。対象のイオンカードなら、G.Gマークが印字されていなくても、年齢などの条件を満たすクレジット払いは対象になります。マークを付けるためだけに新しいカードを申し込む前に、手元のカードを確認してみましょう。
- カードの種類を確認する。通常のイオンカード、WAON一体型、セレクトなどが対象です。提携カードは一部を除いて対象外です。
- レジで何払いにするかを決める。対象カードのクレジット払いは請求時の割引です。対象の電子マネーWAON払いはレジで割引されます。
- WAONを使うなら事前手続きを確認する。G.Gマークのないカードなどは、WAONステーションで対象カードへ変更する手続きが必要です。
AEON Payのイオンカード払いも対象ですが、チャージ払い・WAONタッチ・WAON POINT利用分は対象外です。「WAON」という名前が同じでも、支払い方法を混同しないようにしてください。イオンネットスーパーなどの対象外店舗や、割引対象外の商品もあります。
新しく作るなら、通常カードとセレクトを引落口座で分ける
今の銀行口座を使い続けたいなら、イオンカード(WAON一体型)でその銀行を指定できるか確認。イオン銀行を利用する予定なら、銀行のキャッシュカード機能もまとまるセレクトが候補になります。どちらも年会費無料ですが、セレクトの引落先はイオン銀行のみです。
年金の受取口座と引落口座を分けると、必要に応じてお金を移す手間が増えます。毎月の残高管理まで考えて選ぶと、使い始めてから慌てずに済みます。
公式仕様:イオンカード(WAON一体型)/イオンカードセレクト/引落口座に指定できる金融機関
日常の買い物なら、楽天カードとJCBカード Sも候補
楽天カード:通常の買い物のポイントと、明細の見方を確認
楽天カードは年会費無料で、通常の買い物は100円につき1ポイントが基本です。楽天市場だけでなく、街の加盟店の支払いにも使えます。ただし、一部の公共料金・税金などは付与率が低く、ポイント対象外の支払いもあります。「生活費を全部まとめれば一律1%」という計算にはしないようにしましょう。
申込みはパソコン・スマートフォンから行い、本人の楽天IDを使います。家族に操作を手伝ってもらう場合も、家族自身のIDで親のカードを申し込まないよう注意が必要です。Web明細を自分で開けるか、紙明細を希望するなら費用はいくらかまで確認しておくと安心です。
公式仕様:楽天カード/ポイント付与率の異なる支払い/申込方法
楽天市場での条件は、経済圏別カード比較の楽天カード欄で確認できます。公共料金をまとめたい場合は、公共料金向けカードの比較で支払先ごとの条件を確認できます。
JCBカード S:番号ありを選べるが、優待にはWeb操作が必要
JCBカード Sは本会員・家族会員ともに年会費無料です。申込条件は18歳以上で、本人または配偶者に安定継続収入があることなど。番号が記載されたカードとナンバーレスを選べるため、カード番号を手元で確認したい人には番号ありの選択肢があります。
飲食・レジャーなどの「JCBカード S 優待 クラブオフ」を使うには、MyJCBからの会員登録や優待サイトへのログインが必要です。カードをお店で使えることと、優待を使いこなせることを分けて考えましょう。行きたい施設が対象か、利用方法を理解できるかを先に確認します。
すでにJCBカード W/W plus Lを持っている人は、Sとの重複保有ができず、Sの申込みで自動切替となる点に注意が必要です。年齢を理由に、今のカードを急いで切り替える必要はありません。
公式仕様・切替条件:JCBカード S/クラブオフの利用方法
大人の休日倶楽部は、年齢と実際の旅行予定で判断する
JR東日本・JR北海道の鉄道旅行をするなら、50〜64歳は大人の休日倶楽部ミドル、65歳以上はジパングが候補です。年会費はミドル2,624円、ジパング4,364円。ミドルは所定の初年度無料があり、退会から1年以内の再入会は対象外です。
東日本・北海道の対象区間を片道101km以上利用する場合、所定の方法で本人の対象カードを使って買ったきっぷが、ミドルは5%、ジパングは30%割引になります。東海道・山陽新幹線など、東日本・北海道以外の区間をこの30%割引と同じ条件では扱えません。
4月27日〜5月6日、8月10日〜8月19日、12月28日〜1月6日は利用できない期間です。対象外の列車・設備があり、特急券だけの購入では特急料金の割引を受けられません。ジパングの全国JR向け割引には会員手帳や回数など別の条件があります。
選ぶときは、行きたい場所と日程を一つ決め、公式の発売箇所で対象のきっぷと割引額を確認します。予定している旅行で減る支出と、年会費・自分にかかる紙明細の費用を比べるのが現実的です。割引率だけを見て、予定のない旅行まで増やす必要はありません。
年齢・費用・割引条件:大人の休日倶楽部の入会案内/ミドルカードの詳細/ジパングカードの詳細
航空マイルを軸に選ぶ場合は、航空系クレジットカード比較で用途を分けて検討できます。
紙明細の費用、スマホ操作、家族の支援まで比べておく
年会費が無料でも、紙明細には費用がかかることがある
毎月の請求を紙で確かめたいなら、その費用も維持費に含めます。無料条件は「現在○歳以上」とは限らず、生年月日やカード発行日で決まるものがあります。
表は横にスクロールできます。金額は税込です。
| カード | 有料発行1回 | 12回発行する例 | 免除条件の注意点 |
|---|---|---|---|
| イオンカード | 154円 | 1,848円 | 通常カードの高齢者向け免除は、2019年10月10日までの発行かつ1944年12月31日以前生まれなどの経過条件 |
| 楽天カード(一般) | 132円 | 1,584円 | Web明細の登録・口座設定・請求内容などで扱いが異なる。高齢だから無料とは見込まない |
| JCBカード S | 165円 | 1,980円 | 1954年以前生まれは免除条件の一つ。「今70歳以上」と読み替えない |
| ビューカード (大人の休日倶楽部) | 132円 | 1,584円 | 1947年12月31日以前生まれは免除条件の一つ。シニア向け商品すべてが無料ではない |
年間例は、有料の明細を毎月1回、計12回発行した場合の単純計算です。年会費は含めていません。請求のない月、入会直後、所定の請求内容などによる免除もあるため、実際の負担は異なります。明細代を無料にするために、手数料のかかるリボ払いや分割払いを選ぶのは避けましょう。
スマホが必要なのは、支払い・明細・優待のどの場面か
カード現物での店頭払い、ネット通販で使う番号の確認、明細の閲覧、優待の表示は別の操作です。たとえば三井住友カード(NL)は、お店では届いたカードを使えますが、カード番号の確認にはスマホアプリを使います。スマホを持っているかに加えて、必要な画面を自分で開けるかで判断しましょう。
Webの手続きが苦手なら、申込方法と紙明細の条件、電話で問い合わせできる範囲を先に確かめます。電話窓口も、受付時間・通話料・本人確認の有無は会社ごとに違います。
家族カードと「本人のカードの手続きを家族に頼む制度」は違う
家族カードは、利用代金を本会員の請求にまとめる仕組みです。一方、イオンの「シニア向け代理手続きサービス」は、本人のカードを保ちながら、登録した家族に明細の照会や紛失時の停止などを頼む方法です。
イオンの制度は、申込みの意思を確認できる満65歳以上の本会員が事前登録し、二親等以内の所定の家族で18歳以上の1名を代理人にします。カードを家族に貸して買い物をしてもらうサービスではありません。
セレクトなど銀行一体型カードは、住所等の変更・引落口座の変更・退会など一部の手続きが対象外です。利用できる代理手続きの範囲を確認してから登録します。
夫婦や家族で請求をまとめたい場合は家族カードの選び方、年金口座や銀行の代理手続きも整えたい場合はシニア向け銀行口座の選び方へ進めます。
申し込む前と使い始めに確認すること
- 今のカードと買い物先を確認する。既存カードで使える優待がないか調べ、よく行く店や予定のある旅行に合う候補を選びます。
- 申込条件と維持費を確認する。年齢、現在の収入・職業の記入方法、年会費、紙明細、希望する追加カードの費用を確認します。
- 引落日までの残高を確保する。カードの締め日と支払日を確認し、引落予定額を口座に残します。年金の入金日とカードの支払日は一致するとは限りません。
- 支払方法の設定を確認する。使い始めは毎月支払える範囲の一括払いを基本に考え、自動リボの設定や分割の手数料も確認します。
- 明細を毎月確かめる。身に覚えのない請求は、カード裏面や自分で開いた公式サイトの窓口へ連絡します。メール・SMSにあるリンクからカード番号を入力しないようにしましょう。
不審な請求を見つけたときの手順は、クレジットカードの不正利用対策で確認できます。発行が見送られた場合も、条件を変えて次々に申し込む前に、申込内容や支払い状況を確認しましょう。後払いが必要なければ、口座残高の範囲で使うデビットカードも選択肢です。
使う店・引落口座・明細の見方が決まれば、選びやすくなる
イオンを使うなら、手元のカードのG.G適用と引落口座から確認。普段の買い物なら楽天カードやJCBカード Sの条件を比べ、鉄道旅行なら大人の休日倶楽部を実際の予定に当てはめます。そこへ紙明細の費用と家族に頼める手続きを加えると、持ち続けやすい一枚が見えてきます。
新しいカードを増やすことより、今の生活で支払いと確認を続けられることが大切です。申込条件を満たす候補の中から、無理なく使えるものを選んでください。