カードローンを返済できないときは?延滞・督促への対処法

お借入れには返済義務があります。貸金業者からの個人の借入総額は、総量規制により原則として年収の3分の1までです(除外・例外あり)。銀行の貸付けはこの規制の対象外です。

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制作・編集:金融ナンバーワンサイト編集部

返済が間に合わないと分かったら、契約中の借入先の公式窓口へ連絡し、今用意できる金額と今後の見通しを伝えます。引落しに失敗した場合も、入金方法を確かめてから支払いましょう。

ただし、裁判所の書類、一括請求、請求元が変わった通知、心当たりのない請求は、通常の返済連絡と分けて確認が必要です。まず、手元に何が届いているかを見てください。

返済が遅れそう・督促が来たとき、最初にすること

「返せない」といっても、口座残高を入れ忘れた場合と、毎月の生活費まで足りない場合では、必要な対応が違います。通知がある方は、書類の確認を先に進めてください。

今の状況から、確認する順番を選ぶ
今の状況最初の行動
裁判所から書類・通知が来た受取日、書類名、記載期限を確認。本物か不明でも放置せず、裁判所の公式連絡先を調べ、法律相談へ。
一括請求・契約終了・請求元変更の通知通知を残し、対象の契約と請求元・期限を確認。通常の返済額・入金先のままでよいかを確かめる。
心当たりのない請求・不審なSMS記載リンクや番号から送金・情報入力をせず、公式サイト・アプリから確認。裁判所の通知を名乗る場合は上の行へ。
引落し失敗。支払うお金はある再引落しの有無、現在の必要額、入金方法を確認。支払後の反映まで確かめる。
返済日に全額がそろわない今ある額と、確実な入金予定を整理して契約先へ相談。決まっていない支払日を約束しない。
翌月も不足する・払える日が分からないその状況を借入先に伝え、借入れ全体と生活の相談へ。資料がそろうまで相談を待たない。

身の危険が迫る脅迫など、緊急の場合は110番へ。緊急でない警察への相談は警察署または#9110です。

借入先には何を伝える?金額・日付・返済方法を確認する

契約書、カード裏面、普段使っている公式アプリ・会員ページから、契約中の方の返済窓口を探します。新規申込みの窓口や、届いたSMSの番号をそのまま使わないようにしましょう。電話のほか、公式チャット等で相談できる会社もあります。

以下の文例は、現在契約中で内容が分かっている借入れの、通常の返済相談用です。古い借金、心当たりのない請求、回収会社から突然来た通知、裁判所書類には、そのまま使わないでください。古い債務は一部返済などが時効に影響する場合もあるため、返済の約束や入金をする前に、書類を持って法律相談へ進みます。

  1. 伝えること:契約番号など本人確認に必要な情報、返済日、遅れた理由、今用意できる額、確実な入金予定。予定がなければ、そのまま伝えます。
  2. 確かめること:今必要な総額と内訳、支払期限・方法・振込先、再引落しの有無、入金が反映される時期。
  3. 残すこと:連絡した日時、窓口・担当者名、案内された内容。チャットの履歴や入金控えも保存します。

返済の見通しがある場合の伝え方

「○月○日の返済について相談です。今用意できるのは○円で、次の入金予定は○月○日です。現在必要な金額と、利用できる返済方法を教えてください。この金額で支払った場合、未払いの残額や次回の返済日はどうなりますか。」

払える日がまだ分からない場合

「今月は生活費も不足していて、支払える日と金額をまだ決められません。現状をお伝えしたうえで、返済について相談したいです。」

相談しただけで返済日が変わったり、遅延損害金が止まったりするわけではありません。減額や期日変更が可能か、利息・返済回数などにどう影響するかは、契約先の案内で確認してください。

確認例:アコム公式 返済期日に間に合わない場合/今月の返済金額を少なくしたい場合。会社ごとに取扱いは異なります。古い債務については法テラス「債務、貸付」も参照。

口座へ入金しただけで、引落しを待ってよい?

再引落しがあるかは、借入先と返済方式で違います。たとえばアコムは、口座振替ができなかった場合に再度の引落しをしないと案内しています。自分の契約も同じとは限らないため、公式案内で確認しましょう。

少額でも払えば延滞が解消する、と自己判断するのも避けてください。一部入金の扱いは契約先によって異なります。「この額で期日は更新されるか」「未払いはいくら残るか」まで確認してから進めます。

連絡・入金の後に確認する4点

  1. 案内された金額・方法で支払えたか。日時と入金控えを残す。
  2. 返済として反映されたか。会員画面の表示と、案内された反映予定を確認。
  3. 未払いが残っていないか。口座残高が増えただけで、返済完了と思わない。
  4. 次回の返済日・金額は何か。今回の支払いだけでなく、次の予定も控える。

たとえば「入金したのにアプリでは未払い」の場合は、入金控えを手元に置き、再引落しや反映の予定を公式窓口へ確認します。表示が変わらないからと別の方法で重ねて支払う前に、処理状況を確かめてください。

督促・一括請求・裁判所の書類は、通知の名前で対応を分ける

すべてを「督促の手紙」とまとめず、誰から、どの契約について、何を求められているかを確認します。封筒を含めて保存し、電子の通知も受信日時と内容が分かる形で残しましょう。

通知の内容ごとの確認先
書類・通知の内容確認することと次の行動
契約先からの返済案内・督促対象契約、未払額、期限を確認。真偽を公式経路で確かめ、通常の返済相談なら借入先への確認手順へ。
一括請求・契約終了・期限の利益喪失従来の毎月返済のままで済むと決めず、請求内容と期限を確認。強制解約・一括請求の通知への対応へ。
保証会社からの代位弁済・求償の通知旧借入先への入金を続ける前に、請求元と支払先を照合。保証会社へ請求元が変わった場合の確認へ。
裁判所の支払督促・訴状・呼出状など受取日と書類の期限を確認し、裁判所の公式連絡先と法律相談へ。借入先への電話だけで済ませない。

裁判所からの支払督促は、身に覚えがなくても放置しない

支払督促は、受け取ってから2週間以内に異議を申し立てる手続きが案内されています。異議がないと、債権者の申立てによって仮執行宣言が付され、強制執行を申し立てられるようになります。「2週間たつと自動的に差押え」という仕組みではありません。

仮執行宣言付支払督促、訴状、呼出状などは、それぞれ記載された期限・期日を確認します。届いたものを一式そろえ、弁護士等への法律相談を急いでください。借入先に電話したり、相談の予約を取ったりしただけでは、裁判所への対応は済みません。

心当たりがなくても、本物の裁判所書類には対応が必要です。真偽が分からないときは、通知中のリンクや番号だけを頼りにせず、裁判所公式の所在地・電話番号一覧から確かめます。紙か電子かという形式だけで、本物・偽物を決めないでください。

根拠:裁判所 支払督促の手続き/支払督促を利用した架空請求への注意。個別の期限や異議の内容は、届いた書類を基に確認してください。

通知を見ながら残す、短い確認メモ

届いたもの
受取日/書類・通知名/対象の契約/記載された期限
請求内容
請求元/金額と内訳/以前の契約先との関係
確認結果
使った公式窓口/連絡日時/担当者/次にすることと期限

分からない欄は空欄で構いません。契約書や残高がそろわないことを理由に、期限のある書類の相談を後回しにしないでください。

知らない請求・不正な借入れが疑われるとき

SMSに見覚えのある会社名があっても、送信元表示だけでは信用できません。メッセージのリンクを開き直すのではなく、普段の公式アプリや確認済みの公式サイトから契約・返済状況を確かめます。

  • まだ送金も情報入力もしていない:記載先へそのまま連絡せず、請求を名乗る会社の公式窓口で確認する。
  • ID・パスワード・認証情報を入力した:直ちにサービス提供者へ連絡し、不正利用の確認や利用停止等の案内を受ける。入力したパスワードを変更し、同じものを使っているほかのサービスも変更する。
  • 知らない借入れがある・お金を送った:契約を名乗る金融機関、振込先金融機関や警察へ早急に相談する。通知、やり取り、振込控えを保存する。

「融資の前に保証金を振り込むように」と言われても、借りるために追加送金をしないでください。違法な業者や脅迫が疑われる場合は、闇金・不審業者への対処と相談先へ進んでください。返金や、借入れの取消しが必ず認められるという意味ではありません。

裁判所の正式な通知は別です。知らない請求だからと一律に無視せず、裁判所書類の確認手順へ進んでください。

確認先:警察庁「フィッシング対策」/金融庁「貸金業等に関する相談事例」

払える日が分からないとき・借入先との話が進まないときの相談先

給料が入れば一度払えても、翌月にまた生活費が足りなくなるなら、返済日の調整だけでは追いつかない可能性があります。借入先への現状の連絡と並行して、借入れ全体や家計を含めた相談を進めましょう。

相談したい内容で窓口を選ぶ
困っていること公式窓口と役割
貸金業者の返済・請求・対応日本貸金業協会:0570-051-051
貸金業に関する相談・苦情、生活再建支援など。
銀行カードローンの返済・苦情全国銀行協会:0570-017-310
銀行カードローンの相談・苦情。事業性資金は対象外です。
裁判所書類・法律相談の入口法テラス・サポートダイヤル:0570-078374
法制度や相談窓口を案内。その場で弁護士が個別判断する電話ではなく、無料法律相談の利用には条件があります。
借入れ全体を地域で相談したい金融庁の多重債務相談窓口案内
財務局・自治体など、地域の相談先を探せます。

窓口情報は本ページの最終更新日に確認。受付時間、対象条件、通話料等は各公式案内をご確認ください。

請求内容や対応に納得できない場合

契約先に確認しても説明が食い違う場合は、契約書・明細・やり取りの記録を用意し、貸金業者なら日本貸金業協会、銀行なら全国銀行協会へ相談します。対象となる苦情や、話合いによる解決手続きの利用条件を確認してください。

日本貸金業協会の金融ADRでは、苦情処理と紛争解決の申立ては別で、後者には手数料等がかかります。申し立てれば必ず借金が免除される制度ではありません。

家賃・食費も足りない場合

地域の自立相談支援機関にも、生活と家計の困りごとを相談できます。相談先ごとの費用・対象、予約や準備する物は、カードローン返済の相談先ガイドで比較できます。

複数社の残高や月々の不足を整理する場合は、多重債務の借入れ・家計整理を使ってください。このページの通知メモとは分けて、家計全体を確認できます。

返済が続けられないときの法的な手続きは、任意整理・個人再生・自己破産などの違いで整理しています。どの方法が使えるかは収入・資産・契約等で異なるため、個別に弁護士・司法書士などへ相談してください。

延滞の影響と、これ以上負担を増やさないための注意

返済の遅れは、遅延損害金、利用停止や督促、信用情報、残額の請求や法的手続きにつながることがあります。ただし、「何日で必ずこうなる」と全商品に共通する順番は決められません。今の契約・請求内容を確認してください。

1日遅れたら信用情報はどうなる?

短い遅れ、長期の延滞、契約終了後の記録は、同じものではありません。登録する情報や保有期間は信用情報機関によって異なります。自分の記録を確認したい場合は、信用情報の登録内容と開示の手順へ進んでください。

遅延損害金も、契約の率だけでなく、対象となる元金や日数の扱いを確認します。インターネットの計算例だけで振込額を決めず、借入先に現在必要な総額と内訳を聞きましょう。

返すために、別の無理を重ねない

  • 返済するために新しい借入れを重ね、翌月の不足を大きくしない。
  • ショッピング枠の現金化や、SNSでの個人間融資に頼らない。
  • 根拠のない支払日を約束しない。予定が変わったら、そのままにせず公式窓口へ連絡する。
  • 電話が怖くても、郵便物や裁判所の書類まで見ないままにしない。

今回の対応が済んだら、次の返済を確認する

次回の返済日・金額を控え、引落日の前に口座残高とほかの支払いを確認します。引落し忘れは予定管理で防げても、毎月の赤字は通知設定だけでは解消しません。無理なく払える見通しが立たなければ、返済と生活の相談を続けてください。

この記事の確認方法

金融ナンバーワンサイト編集部が、金融庁・裁判所・法テラス・業界団体・金融機関の公表情報を照合し、通知の種類と返済状況に応じて確認先を整理しました。構成整理と確認補助にAIを使用しています。相談体験談や特定契約の交渉結果を示すものではなく、個別の法的判断は扱いません。

基本的な貸付規制の確認先:金融庁「貸金業法のキホン」。各手続きの根拠は本文の該当箇所から参照できます。

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