ネット銀行の手数料無料条件を比較ATM・振込回数とランク判定

最終更新日:

結論:手数料を0円にする近道は、最大ランクではなく「自分が毎月使うATM出金と通常の他行振込を満たす最低条件」を選ぶことです。口座だけで付く基本枠、設定・給与受取・口座振替などの日常条件を先に比較します。

10サービスを同じ軸で比べ、無料条件を負担順に整理します。手数料のためだけに価格変動商品や借入を使う必要はありません。

STEP 1必要回数を数えるATM出金と通常振込を別々に数える
STEP 2負担の小さい条件を選ぶ基本枠、設定、普段の取引から見る
STEP 3判定と反映を確認条件を外した後の低下時期も見る

ATM・振込の無料回数と条件を10サービスで比較

最初に、口座開設後の基本枠、費用を増やしにくい条件、条件達成後の回数、判定から反映までを比べます。表記は原則として「ATM/通常の他行振込」の月間無料回数です。ATMは出金のみ、入出金合算、対象ATM限定など定義が違うため、数字だけで順位は付けていません。

ドコモSMTBネット銀行

基本 2回/1回 → シルバー 5回/5回

日常取引給与・賞与・年金受取、または口座振替1件でシルバー。

判定:月末 → 翌々月

SBI新生銀行

基本 対象ATM 5回/1回 → ダイヤモンド 無制限/10回

設定SBIハイパー預金の開設、所定の証券連携設定などでダイヤモンド。

判定:通常は年1回。一部条件は月末 → 翌々月

auじぶん銀行

基本 出金2回/3回 → シルバー 5回/5回

日常取引入金・口座振替など2~3カテゴリのスタンプでシルバー。

判定:20日 → 翌月

ソニー銀行

基本 出金4回/1回(カード保有なら2回)

基本枠を優先上位ステージは残高または外貨・投信積立が条件。

判定:月末 → 翌々月

PayPay銀行

ATM入金・出金は各初回/振込0回 → 3回

給与受取給与受取と初回エントリーで他行振込3回。

反映:両条件の達成日により翌月または翌々月

楽天銀行

ベーシック 0回/0回 → アドバンスト 1回/1回

日常取引・残高残高10万円または対象取引5件。給与・賞与は1回受取で振込3回、判定期間内に2回以上なら5回(年金受取は3回)。

判定:25日 → 翌月

GMOあおぞらネット銀行

基本 入出金合算2回/1回 → 2テック 5回/3回

上位は負担確認2テック以上はデビット利用額または外貨預金等が条件。

判定:3・6・9・12月20日 → 翌四半期

イオン銀行

ブロンズ 1回/0回 → シルバー 2回/1回

設定・日常取引20・50・100・150点でステージ決定。新規口座にはゴールド特例。

判定:取引月 → 翌々月

UI銀行

ステージ1 出金1回/2回 → ステージ2 3回/5回

平均残高・連携口座開設時はステージ2。以後は月間平均残高などで判定。

判定:対象月 → 翌々月

MATSUI Bank

固定 入出金合算5回/5回

ランク判定なし松井証券の顧客限定サービス。ランクを上げる取引は不要。

判定:手数料無料回数のランク判定なし(毎月固定)

比較対象は、段階制、点数制、残高制、金額条件型、固定枠型の違いを判断できる代表例です。MATSUI BankはドコモSMTBネット銀行の銀行サービスですが、松井証券の顧客限定で条件体系が異なるため、別サービスとして掲載しています。総合おすすめ順位、対象ATM網、超過手数料の実額はこのページの比較範囲外です。

無料回数を比べるときは4種類の「無料」を分ける

「ATMも振込も無料」という説明だけでは、自分の使い方に合うか判断できません。条件なしの枠、ランクで増える枠、金額・利用方式による無料、振込先・送金方法による無料は別です。

1. 無条件の無料枠

口座を持つだけで付く回数です。利用回数が少なければ、ランクを上げずに足りる場合があります。

2. ランク・ステージの無料枠

給与受取、口座振替、残高、取引件数などの条件で増える回数です。判定から反映まで1~2か月かかる銀行があります。

3. 金額・利用方式による無料

PayPay銀行の3万円以上のATM入出金や、ドコモSMTBネット銀行の対象支店における「アプリでATM」などです。

4. 振込先・送金方法による無料

同行あて、特定の提携行あて、対応金融機関間のことら送金は、通常振込の無料回数と別扱いになる場合があります。

ATMは「入金」と「出金」を分ける

銀行によって、入金は何度でも無料、入出金を合算、対象ATMだけ無料など扱いが異なります。このページは制度の条件と反映時期に絞っています。利用前には、各銀行の公式ATM手数料表で対象ATMと超過手数料を確認してください。

無料条件を「負担の大きさ」で4段階に分ける

「簡単」「難しい」という主観評価ではなく、追加費用、資金拘束、価格変動、借入の有無で分けます。同じ無料回数なら、上から順に自分がすでに満たしている条件を優先します。

負担 1

口座開設後の基本枠・固定枠

ドコモSMTB、SBI新生、auじぶん、ソニー、GMOあおぞら、UIの低いステージや、MATSUI Bankの固定5回などです。必要回数が収まるなら、ランクを上げません。

負担 2

設定・普段の日常取引

インターネットバンキング登録、所定の口座連携、給与受取、既存カードや公共料金の口座振替などです。新しい支出を作らず維持できるか確認します。

負担 3

円預金などの残高拘束

10万円、300万円などを置く条件です。元本変動がない円預金でも、生活防衛資金の分散、金利差、預金保険の範囲を含めて判断します。

負担 4

価格変動商品・有料カード・借入

外貨預金、投資信託、FX、年会費のあるカード、カードローンなどです。損失・費用・利息が無料になる手数料を上回り得るため、手数料目的では選びません。

「設定だけ」でも口座やサービスの新規契約は増える

費用がかからない設定でも、管理する口座、認証、規約確認は増えます。使わない銀行や証券口座を無料回数だけのために開くのではなく、必要回数と管理負担の両方で判断してください。

月間利用回数から必要な無料枠を逆算する

最初に「最大で何回無料か」ではなく、「自分に通常の有料取引が何回残るか」を計算します。同行あてや、条件を満たすことら送金で代替できる分を先に除くと、必要なランクを上げずに済むことがあります。

必要な通常振込枠 = 1か月の全振込回数 − 同行・提携行あて − ことら送金で代替できる分 ことら送金は対応金融機関・個人宛・1回10万円以下などの条件があります。
必要なATM出金枠 = 1か月の出金回数 − 金額条件・アプリATMなど別枠で無料になる分 現金の入金回数は混ぜず、出金だけを数えます。対象ATMと利用方式も確認します。

ATM 1~2回・振込 1回

基本枠で収まりやすい範囲です。ドコモSMTBのベーシック、GMOあおぞらの1テック、SBI新生のスタンダードなどを、使うATMとあわせて確認します。

ATM 3~4回・振込 2回

ソニー銀行はステージなしでもATM出金4回、Sony Bank WALLET保有なら他行振込2回です。UI銀行も口座開設当月・翌月はステージ2で出金3回・振込5回です。

ATM・振込とも 5回

MATSUI Bankは松井証券顧客限定ですが固定5回、ドコモSMTBとauじぶんはシルバーで各5回です。口座の追加管理と日常条件のどちらが小さい負担かを比べます。

ATM・振込とも 6~10回

上位ランクが必要になる範囲です。SBI新生のダイヤモンド、ドコモSMTBやauじぶんのゴールド、UI銀行のステージ3など、条件維持の負担と不足分だけ払う場合を比べます。

上記は銀行の順位ではなく、必要回数から確認先を絞る例です。実際の対象ATM・振込先・利用方式で無料回数の消費が変わります。

サービス別の無料回数・判定日・維持条件を公式情報で確認

段階制・点数制・残高制・金額条件型・固定枠型の10サービスを詳しく確認します。段階があるサービスの並びは「ATM/通常の他行振込」の無料回数です。ATMの対象、入出金の数え方、アプリATMの扱いは銀行ごとに異なります。

旧情報に注意

ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)は2026年5月に制度を改定し、スマート認証NEOはランク条件から外れました。SBI新生銀行のダイヤモンドの他行振込無料回数は旧50回ではなく現行10回です。MATSUI Bankの2026年開始のランク制度は普通預金金利の制度で、ATM・振込の固定5回とは連動しません。

ドコモSMTBネット銀行
スマートプログラム

月末判定 → 翌々月

ATM/振込:ベーシック 2/1 → シルバー 5/5 → ゴールド 10/10 → VIP 15/15 → プラチナVIP 20/20

無条件・開始時
ベーシックはATM月2回・他行振込月1回。新規口座はシルバーから始まり、4か月間はシルバー未満に下がりません。条件を満たせば3か月目から上位ランクが適用されます。
費用を増やしにくい条件
給与・賞与・年金受取、または口座振替の実行1件でシルバー。両方ならゴールドで各月10回です。
別枠の無料
対象支店の「アプリでATM」は、スマート認証NEOを登録してセブン銀行・ローソン銀行ATMを使う場合、回数を消費しません。ことら送金も通常振込枠とは別です。
注意点
定額自動入金を自行内で動かしても、口座振替条件にはなりません。BaaS提携支店は対象サービスや特典が異なる場合があります。

SBI新生銀行
ステップアッププログラム

通常は年1回/一部条件は月末 → 翌々月

対象ATM/振込:スタンダード 5/1 → シルバー 回数制限なし/3 → ゴールド 回数制限なし/5 → プラチナ・ダイヤモンド 回数制限なし/10

無条件の基本枠
スタンダードでも対象コンビニATMは月5回、他行振込は月1回無料です。
新規口座の特例
新規口座は口座開設月を含む6か月目までプラチナで、対象ATMは回数制限なし、他行振込は月10回です。年齢や月次条件を満たす場合はダイヤモンドになります。
費用を増やしにくい条件
SBIハイパー預金の開設、SBI証券との口座振替契約、SBI新生コネクトの設定などでダイヤモンドとなり、対象ATMは回数制限なし、他行振込は月10回です。
注意点
証券口座を持つだけではなく、口座振替契約の完了が必要です。ゆうちょ・都市銀行など一部ATMは上位ステージでも有料です。

auじぶん銀行
じぶんプラス

20日判定 → 翌月

ATM出金/振込:レギュラー 2/3 → シルバー 5/5 → ゴールド 10/10 → プレミアム 15/15

無条件・開始時
レギュラーはATM入金月2回・出金月2回、他行振込月3回。口座開設直後から適用されます。
費用を増やしにくい条件
入金カテゴリと口座振替カテゴリなど、2~3カテゴリのスタンプでシルバーとなり、ATM出金・他行振込が各月5回です。
判定の注意
取引は毎月21日~翌20日、残高・設定は20日終了時点で判定。定額自動入金は給与ではなく独立した入金条件で、実際の入金が必要です。

ソニー銀行
Club S

月末判定 → 翌々月

ATM出金/振込:なし 4/1(カード保有2) → シルバー 7/3(4) → ゴールド 15/5(6) → プラチナ 回数制限なし/10(11)

無条件・開始時
ステージなしでもATM出金は月4回、他行振込は月1回。Sony Bank WALLET保有なら振込は月2回です。
シルバー条件
総残高300万円以上、外貨預金の積立購入月3万円以上、投資信託の積立月3万円以上のいずれかです。
注意点
無条件枠で足りるなら、手数料のためだけに300万円を移したり、値動きのある商品を積み立てたりする必要はありません。

PayPay銀行
金額条件・給与受取特典

日常利用向けの段階ランク制なし

ATM:入金・出金それぞれ初回、または1回3万円以上は無料
振込:基本0回 → 給与受取+初回エントリーで3回

ATMの無料条件
入金・出金はそれぞれ月初回が金額を問わず無料。2回目以降も1回3万円以上なら無料です。
振込の無料条件
基本の無料枠はありません。給与受取と初回エントリーで月3回無料になります。
反映時期
初回エントリーと給与受取の両条件を満たした日が1~15日なら翌月、16日~月末なら翌々月に無料回数が付きます。継続判定は原則として前月16日~当月15日の給与受取実績によります。
注意点
給与受取は普通預金取引明細に所定の「給与」等の文言が含まれる入金が対象で、年金などの国庫金受取は対象外です。リンク決済・提携ATMからの振込は月3回無料の対象外です。PayPay銀行宛と本人名義の三井住友銀行口座宛は無料回数を消費せず、未使用回数は繰り越せません。「3万円以上で無料」はATM入出金の条件であり、他行振込の条件ではありません。

楽天銀行
ハッピープログラム

25日判定 → 翌月

ATM/振込:ベーシック 0/0 → アドバンスト 1/1 → プレミアム 2/2 → VIP 5/3 → スーパーVIP 7/3

開始時
ハッピープログラムは楽天会員リンク登録によるエントリーが必要です。エントリー後のベーシックはATM・他行振込とも無料枠なし。口座開設月・翌月・翌々月はATM月3回無料の特例があります。
低いステージの条件
残高10万円以上または対象取引5件でアドバンストとなり、ATM・他行振込が各月1回です。
給与受取特典
前月26日~当月25日の給与・賞与受取が1回なら翌月3回、2回以上なら翌月5回です。給与等受取由来の未使用分は2回まで繰り越し、最大5回まで保有できます。
注意点
ステージの無料回数と給与等受取特典は加算されず、多い方が適用されます。複数受取による5回付与の公式説明は給与・賞与が対象で、公的年金の複数受取には同じ扱いを当てはめません。給与等受取由来の繰越分を含む保有上限は5回です。

GMOあおぞらネット銀行
カスタマーステージ

3・6・9・12月20日判定 → 翌四半期

ATM/振込:1テック 2/1 → 2テック 5/3 → 3テック 7/7 → 4テック 入金無制限・出金20/20

口座開設時の基本枠
1テックま君で、ATM入出金合算月2回、他行振込月1回です。Visaデビット付キャッシュカードは次の適用月まで1テックが続きます。
2テック以上の条件
2テックは3か月間のデビット確定利用額30万円以上、または外貨普通預金30万円以上。3・4テックはさらに大きい外貨残高や有料のプラチナデビット契約が中心です。
判定の注意
判定は年4回です。デビットは確定売上情報で集計され、判定日直前の利用が間に合わない場合があります。外貨条件に円普通預金は含みません。
判断
基本枠で足りなければ、不足手数料と3か月30万円のカード利用、外貨の価格変動・為替コストを比べます。

イオン銀行
イオン銀行Myステージ

取引月 → 翌々月

他行ATM/振込:ブロンズ 1/0 → シルバー 2/1 → ゴールド 3/3 → プラチナ 5/5

ステージ条件
20・50・100・150点で4段階です。例として、インターネットバンキング登録30点と給与受取30点なら合計60点でシルバーに届きます。
新規口座の特例
口座開設月と翌月はゴールド、翌々月はゴールドまたはプラチナが適用されます。
反映と維持
取引月の点数をもとに翌々月の1か月へ反映します。カード利用、WAON、口座振替、残高など19項目をすべて増やさず、すでに使う取引だけで必要点数を作ります。
注意点
振込予約は操作月の無料回数を使い、取消・組戻しでも回数は戻りません。給与は給与振込として発信された入金だけが対象です。この回数は他行ATMの枠で、イオン銀行ATMの入出金は別に無料です。他行宛振込の無料回数はインターネットバンキング、イオン銀行ATMでのキャッシュカード振込、定額自動振込が対象で、イオン銀行ATMでの現金振込、店頭、WEB即時決済は対象外です。

UI銀行
UIプラス

月間平均残高などを判定 → 翌々月

ATM出金/振込:ステージ1 1/2 → 2 3/5 → 3 7/7 → 4 15/15 → 5 20/20

口座開設時と基本条件
口座開設当月と翌月はステージ2です。連携なしの場合、以後は総預金の1か月平均残高10万円未満がステージ1、10万円以上がステージ2です。ただし、ローンの判定期間中の平均残高が1万円以上なら、総預金10万円未満でもステージ2です。女神のサイフ(普通預金)とKYODAI Bank(普通預金)はUIプラス対象外です。
連携済みの場合
きらぼし銀行口座番号をUI銀行へ登録済み、またはララPayプラスのチャージ用口座にUI銀行口座番号を登録済みの場合は条件②となり、平均残高10万円未満でステージ2、10万円以上で3、300万円以上で4、500万円以上で5です。口座開設後の連携は、きらぼし銀行が申出月の翌々月、ララPayプラスが登録月の翌々月から条件②を適用します。
判定の注意
月末残高ではなく、月初から月末までの日々の残高の平均です。開設月の平均が翌々月に反映され、一度ステージ1へ下がる例があります。UI銀行とCQ BANKの両口座を持つ場合は残高を合算して判定し、ATM・振込の無料回数も2口座で共有します。
ATMの範囲
入金は無料。出金枠はセブン銀行、ローソン銀行、イーネット、ゆうちょ銀行ATMが対象で、きらぼし銀行ATMは対象外です。

MATSUI Bankはランク不要で固定5回/5回

ATM入出金合算/他行振込:月5回/月5回。手数料無料回数を増減させるランク判定はありません。

MATSUI Bankの利用には松井証券口座の開設が必要です。日本国内に居住する満18歳以上の個人が対象で、口座開設にはSMSを受信できるスマートフォンと本人確認書類が必要です。無料枠のための残高・証券取引条件はありませんが、銀行口座と証券口座を増やす管理負担は残ります。

2026年開始のレギュラー/ゴールド/プラチナは円普通預金金利のランクで、ATM・振込無料回数は変わりません。

条件達成から手数料無料で使うまでの手順

  1. 過去3か月の明細を確認する。
    ATM出金、通常の他行振込、同行あて、ことら送金に分け、各月の最大回数を控えます。
  2. 無条件枠と別枠の無料を先に差し引く。
    アプリATM、金額条件、同行あて、本人名義の提携行あてなどが使えるか確認します。
  3. 不足分だけを埋める最低ランクを選ぶ。
    給与受取、既存のカード・公共料金の口座振替など、追加費用を生みにくい条件から検討します。
  4. AND/ORと判定対象を公式サイトで読む。
    「設定だけ」か「実際の入金・引落し」か、給与として認識される明細表示かを確認します。
  5. 反映月とランク低下月を確認する。
    条件達成直後に無料回数が増えるとは限らず、条件を外した後も同じタイミングで下がる制度があります。
  6. 実行直前にアプリで残り回数を確認する。
    現在のステージ、対象ATM、残り回数を見てからATM出金や振込を行います。

判定日が銀行ごとに違う

翌月に反映楽天銀行は25日終了時点など、auじぶん銀行は20日終了時点などで判定します。
翌々月に反映ドコモSMTB、ソニー、イオン、UIは、月末・取引月・平均残高など各行所定の条件を見て翌々月に反映します。
四半期ごとGMOあおぞらは3・6・9・12月20日に判定し、翌四半期の3か月へ適用します。
年次+月次SBI新生銀行は通常の年1回判定に加え、SBIハイパー預金や所定の口座連携など月次で翌々月に反映する条件があります。
受取日で変わるPayPay銀行や楽天銀行の給与受取特典は、受取日によって翌月ではなく翌々月になる場合があります。
ランク判定なしMATSUI BankのATM・振込無料回数は固定で、普通預金金利ランクとは連動しません。

手数料無料条件で避けたい失敗

1. 不要な金融商品や借入を条件に使う

外貨、投資信託、FXには価格変動やコストがあり、カードローンには利息があります。手数料を減らす目的だけで利用すると、節約額より損失・負担が大きくなる可能性があります。

2. 「給与」と通常振込・自動入金を同じ扱いにする

給与条件は、銀行所定の電文や入出金明細の表示で判定されます。個人間の通常振込や、自分で設定した定額自動入金が給与として扱われるとは限りません。

3. 入金と出金、カードATMとアプリATMを混同する

同じ銀行・同じATMでも、取引方法によって無料回数を消費するかが変わることがあります。利用直前に公式の対象ATMとアプリ表示を確認します。

4. 無料回数が毎月繰り越されると思う

多くのランク特典は月ごとにリセットされます。楽天銀行の給与等受取特典のように繰越できる例外もありますが、ステージ由来の回数まで同じではありません。

5. 大きな預金を1行に集める

利息の付く普通預金や定期預金などは、預金者1人あたり1金融機関ごとに合算して元本1,000万円までと破綻日までの利息等が預金保険で保護されます。ランク条件だけで資金を集約せず、安全性と資金用途も確認します。

6. 月末残高と月間平均残高を混同する

UI銀行は1か月の日々の残高平均で判定するため、月末だけ入金しても同じ金額の平均残高にはなりません。一方、20日・25日・月末時点を見る制度もあります。基準日と計算方法を分けて確認します。

7. 振込予約を実行月の回数だと思う

無料回数を使う月は銀行ごとに異なります。イオン銀行は振込予約を操作した月の回数を使い、取消や組戻しでも回数が戻りません。月末の予約前に残り回数と公式ルールを確認します。

このページの比較範囲

このページは手数料無料回数を得る条件、ランク判定、反映、維持方法に専念しています。10サービスは制度類型を比較する代表例で、総合おすすめ順位ではありません。ATM網、時間帯、超過時の手数料実額、振込機能、年間節約額は別の比較テーマとし、同じ表を重複掲載していません。

ネット銀行の手数料無料条件・ランク判定のFAQ

Q. 条件なしで手数料無料回数があるネット銀行はありますか?

A. あります。口座開設後に追加取引をしなくても、ドコモSMTBのベーシック、SBI新生のスタンダード、auじぶんのレギュラー、ソニーのステージなし、GMOあおぞらの1テック、UIのステージ1には無料枠があります。MATSUI Bankも利用条件を満たして口座を開けば固定5回/5回です。

Q. 定額自動入金は給与受取として扱われますか?

A. 一律には扱われません。給与受取は銀行所定の電文や入出金明細の表示で判定されます。auじぶん銀行では定額自動入金が給与とは別の入金カテゴリとしてスタンプ対象になりますが、登録だけでなく実際の入金が必要です。

Q. 手数料の無料回数は翌月へ繰り越せますか?

A. 多くのランク特典は繰り越せません。楽天銀行は、給与・賞与・公的年金受取でもらった未使用分を2回まで翌月へ繰り越し、最大5回まで保有できます。ただし、当月25日までに次の給与等受取がない場合は繰り越されません。ステージでもらった回数は繰越対象外です。

Q. 条件を達成した月から無料回数が増えますか?

A. すぐには増えない銀行があります。楽天銀行とauじぶん銀行は原則翌月、ドコモSMTB、ソニー、イオン、UIは原則翌々月です。GMOあおぞらは四半期ごと、SBI新生と給与受取特典は条件ごとに異なります。

Q. ランクを上げるために投資信託や外貨預金を始めるべきですか?

A. 手数料無料回数だけが目的なら勧めません。値動きや手数料、資金拘束が、減らせるATM・振込手数料を上回る可能性があります。まず無条件枠、給与受取、既存の口座振替など追加費用のない条件を確認します。

Q. 条件を外すとランクはいつ下がりますか?

A. 銀行ごとの判定周期で下がります。月末条件を翌々月へ反映する制度、翌月反映、四半期判定、年次判定があります。条件を外す前に公式の適用期間とアプリの次回判定表示を確認してください。

Q. 優遇プログラムへの登録やエントリーは必要ですか?

A. 制度ごとに異なります。楽天銀行は楽天会員リンク登録によるエントリー、PayPay銀行の給与受取特典は初回エントリーが必要です。口座保有者へ自動適用される制度でも、個別の連携・設定条件は別に完了させる必要があります。

主な公式根拠

変動しやすい無料回数・条件・判定日は、本ページの最終更新日時点で次の公式情報を確認しました。

各制度は改定される場合があります。実際の利用前に、銀行アプリに表示される現在のランク・残り回数と公式手数料表を確認してください。

TRUST & TRANSPARENCY

本記事は各銀行の公式サイトと金融庁の公開情報を確認し、銀行の順位を付けず、手数料無料条件・判定・反映・維持方法を整理しています。

ATM・振込手数料、無料回数、判定条件、対象ATMは変更される場合があります。口座開設や取引前に、各銀行の最新の公式情報を確認してください。外貨預金・投資信託・FXなどは元本割れや費用が生じる場合があります。

あわせて読みたい