用途と購入先から選ぶ

DeFi関連銘柄の比較|国内の取扱いと用途別の選び方

最終更新日:
編集・運営:金融ナンバーワンサイト編集部

DeFi関連銘柄は、使うネットワークの通貨、外部データを支えるトークン、ドル連動を目指す資産など、役割から選べます。ここではETH・LINK・DAI・SOL・AVAX・POL・ASTRの7例を、国内6社の現物取扱いと合わせて比較します。

購入先を決めるときは、口座で保有する目的か、ウォレットへ送って使う目的かを先に整理しましょう。購入できる銘柄でも、外部送付の対応は会社・銘柄ごとに異なります。

候補を絞る順番
  1. ETH・SOLなどは利用したいネットワーク、LINKはデータ供給、DAIはドル連動という用途で比べる。
  2. 国内口座で保有するなら、現物の取扱いと、希望数量を買う総額・売却時の手取りを比べる。
  3. 外部で使うなら、同じ銘柄・ネットワークで送付できるか、最低数量と手数料まで確かめる。

掲載順は用途別です。7例は比較対象として選んだ範囲で、国内で購入できる全DeFi関連銘柄を数えたものではありません。暗号資産には価格下落・資産喪失のリスクがあり、生活資金を確保したうえで購入の可否を判断してください。

国内6社の現物取扱いを比べる

表は、GMOコイン・bitbank・bitFlyer・Coincheck・SBI VCトレード(VCTRADE)・BitTradeの現物を購入するサービスが対象です。確認できた販売所・板取引を記載し、終了・移行による停止を区別しています。外部送付の対応は、購入方式とは別に確認します。

7銘柄×国内6社:確認できた現物購入方式
銘柄GMOコインbitbankbitFlyerCoincheckSBI VCトレードBitTrade
ETH
販・板
板※
販・板
販・板
販・板
販・板
LINK
販・板
板※
販
販
販・板
販
DAI
—
板※
販
板10/26停止予定
現物終了
販
SOL
販・板
板※
販
販・板
販
販
AVAX
販
板※
販
販・板
販
—
POL
—
板※
販Ethereum
販Polygon PoS
販Polygon
移行停止中
ASTR
板
板※
—
—
—
販・板

販=販売所、板=日本円建て現物の板取引。※bitbankは今回確認できた日本円の板取引を掲載しています。販売所の銘柄別対応は公式画面で確認してください。—は対象サービスで現物取扱いを確認できないものです。

取扱終了・移行の予定を確認する

CoincheckのDAI:取引所売買・受取は2026年10月26日14:00、外部送金は11月2日14:00に停止予定です。新たに買う場合も、保有を続ける場合も終了予定と残高の扱いを確認してください。

BitTradeのMATIC→POL:2026年9月30日15:00から販売所・入出金が停止中です。再開日時は決まり次第公表されるため、移行・再開の公式案内で確認します。

取扱確認:2026年10月6日。SBI VCトレードのDAIは現物取引が2026年8月5日に終了しました。レバレッジ取引の案内とは区別しています。POL/MATICの違いは下のネットワークを選び直す例で説明します。

bitFlyerのDAI・AVAX・SKYは販売所で売買できますが、預入・外部送付には対応していません。外部利用が目的なら、銘柄の紹介ページに加えて出庫条件を確認してください。

現物の確認先:GMO販売所/GMO板/bitbank/bitFlyer/Coincheck/SBI VCトレード/BitTrade取引説明書。SBIのDAIは現物廃止の告知を優先しています。

DeFi関連7銘柄の役割と選び方

DeFiは、ブロックチェーン上のプログラムで交換や貸し借りなどを行う仕組みです。関連銘柄には、その基盤で使う通貨も、アプリの投票権を持つトークンも含まれます。サービスの利用拡大と、保有トークンの値上がり・報酬は、それぞれ条件を確認する必要があります。

ネットワークの通貨

ETH:Ethereumでの取引を支える通貨

EthereumではスマートコントラクトがDeFiアプリを動かし、取引の処理費用をETHで支払います。Ethereum上のアプリを利用する目的なら、預ける資産に加えて操作用のETH残高を確認します。

費用は混雑や操作内容で変わります。別のネットワークを使う場合は、その網の対応資産と手数料条件へ読み替えてください。購入先の詳細はETHの購入・送付比較、計算はガス代の確認方法へ。

ドル連動を目指す資産

DAI:米ドルを基準に価値の安定を目指すトークン

DAIはMakerから発展したSkyの仕組みに関わるステーブルコインです。ドル建ての価値を基準に資産を扱いたい場面で候補になります。円での評価額は為替でも変わり、ドル連動から外れるリスクもあります。

SkyにはUSDSもあり、DAIと名称・利用条件を区別します。取引所のDAI保有が自動的にUSDSへの交換や運用参加になるわけではありません。ステーブルコインの仕組みと換金条件も確認してください。

ネットワークの通貨

SOL:Solanaでの取引に使う通貨

Solanaの取引費用はSOLで支払います。Solana上のDEXや貸借サービスを利用したい場合に、利用アプリ・対応ウォレット・送付網を一組で確認する候補です。

Ethereumとは別のネットワークなので、ETH向けの送付先や接続設定をそのまま使わず、Solana対応の条件に合わせます。購入先と数量条件はSOLの購入・送付比較にまとめています。

ネットワークの通貨

AVAX:AvalancheのC-Chainなどで使う通貨

AvalancheのC-ChainはEthereumの実行環境と互換性があり、スマートコントラクトを使うアプリが動きます。外部利用ではC-Chainなど、利用するチェーンを指定して送付元と受取先の対応を確認します。

対応ウォレットが共通でも、資産が置かれるネットワークは別です。Avalanche全体の名称から、個々のチェーンの対応通貨や手数料を推定しないようにしましょう。

ネットワークの通貨・移行対象

POL:Polygon PoSの手数料やステーキングに使う通貨

Polygon PoSでは、MATICから移行したPOLがネイティブ通貨として使われます。一方、Ethereum上にはMATIC・POLのトークンがあり、取引所の表示名だけでは資産の所在が分かりません。

選ぶときは実際に扱う資産と送付ネットワークを照合します。Polygon PoSで使う場合の具体例は目的の網から購入先を確認する手順へ。

ネットワークの通貨

ASTR:Astarの取引・dAppステーキングに使う通貨

ASTRはAstar Networkの通貨で、取引費用、dAppステーキング、オンチェーンの投票に使われます。dAppステーキングは、アプリ開発者と支援する参加者へ報酬を配分する仕組みです。

国内で購入して保有する場合と、Astarへ送ってアプリやステーキングを利用する場合で、必要な操作が変わります。対応網・参加条件・終了時の待機を確認してから利用方法を選んでください。

TVLは、同じ対象・時点の規模を読む材料

DefiLlamaの定義では、プロトコルのTVLはコントラクトにある資産価値、チェーンのTVLはその網にあるプロトコルの合計です。資産価格の変動でも値が動くため、資金流入や利用者数とは分けて読みます。

ネットワーク同士はチェーン別集計で条件をそろえて比較できます。LINKやDAIまで一緒に順位を付ける材料や、投資の安全性・将来価格の証明には使えません。

UNI・AAVEと、MKR・SKYの取扱いを確認する

UNIはUniswap、AAVEはAaveなど、特定プロトコルの意思決定に関わるトークンです。今回調べた6社の現物取扱いではUNI・AAVE・CRV・LDO・COMPの掲載を確認できませんでした。これは対象6社の確認結果です。国内全社や、今後の取扱いまで一括りにした結論ではありません。

MKR・SKYは、保管先の対応と移行条件を合わせる

bitFlyerはMKRとSKYを案内し、MKRの自動交換は行わず販売所での取扱いを続けています。MKRからSKYへの移行は、プロジェクトの移行ルールと、取引所口座の対応を分けて確認する必要があります。

当初の1 MKR=24,000 SKYという比率には、移行時期による減額の条件が加わっています。現在受け取れる数量は実施時点の公式条件で確認し、国内口座内の残高が自動的に同じ比率で変わるとは考えないでください。

確認先:bitFlyerのMKR・SKY対応/Skyの移行条件。

購入先を調べる際は、金融庁の登録一覧・無登録業者への警告と会社の公式サービスを照合します。登録は価格や運用成果の保証ではなく、外部のDeFiアプリにもそのまま適用されるものではありません。

口座で保有するか、外部で利用するかを選ぶ

国内口座で保有する

希望銘柄の現物取扱いと注文方法を確認し、同じ数量の購入総額・売却手取りを比べます。販売所では提示価格にスプレッドが含まれ、板取引では手数料や希望数量が成立する価格を確認します。

販売所と板取引の違いへ。本人の口座管理や事業者のリスクも確認してください。

ウォレットへ送って使う

利用先の網・必要資産を先に定め、送付可否、最少数量、受取条件、操作用の手数料資産を確認します。購入費に加え、送付・承認・交換・終了・戻すときの費用も見積もります。

DeFiの用途別の仕組みと終了確認、DEXの交換条件へ。

国内サービスで報酬を受け取る目的なら、ステーキング対応会社や貸暗号資産サービスも比較できます。報酬原資・価格変動・解除待機・事業者リスクが異なるため、それぞれの条件で判断します。

ETH送付は、費用と数量条件を合わせて比べる

以下はEthereumネットワークでETHを外部へ送る場合の、取引所側の送付手数料です。ウォレットからDeFiを操作するときのガス代とは別の費用です。送付無料でも、購入総額・希望数量・対応先の条件によって選択は変わります。

ETHをEthereumで外部送付する場合の手数料
サービスETHの送付手数料・主な条件
GMOコイン
無料通常の最小送付数量は0.1 ETH。全数量を送る場合などに例外があります。
SBI VCトレード
無料出庫最小数量は1 wei(10⁻¹⁸ ETH)。受取先・審査等の条件は別です。
bitbank
0.005 ETHEthereumを使う場合。別ネットワークの料金と区別します。
bitFlyer
0.005 ETH
Coincheck
0.005~0.16 ETHの段階制ネットワーク手数料水準等に応じて変動。送付数量による段階制ではありません。
BitTrade
公式料金表で確認今回、現行のETH数値を確認できていないため、費用の順位付けには使いません。

2026年10月6日確認。メンテナンス・審査・送付先制限などで受付が変わる場合があります。実際の申請画面で費用・数量・ネットワークを再確認してください。売買・送付を含む費用の比べ方は、BTCを例にした国内サービスの手数料比較へ。

送付条件の確認先:GMOコイン/SBI VC数量・費用/SBI VC対応網/bitbank/bitFlyer/Coincheck

目的や残高が変わったときの選び直し

DAIを口座で保有する目的から、外部で使う目的へ

bitFlyerでDAIを購入して保有する場合、販売所の価格と売却条件を確認します。その後、ウォレットへ送って使いたくなった場合は、同社のDAIが外部送付に対応していない点が判断の分かれ目です。

新たに購入先を選ぶ人は、DAIの送付に対応する会社のネットワーク・費用・最低数量を確認します。すでにbitFlyerで保有するDAIは、別会社がDAIを扱っているというだけで移せるようにはなりません。売却や別資産への変更を検討するなら、その費用・価格差・税務への影響を確認する段階へ戻ります。

POLを使うネットワークを、Polygon PoSからEthereumへ変える

Polygon PoSで使いたい場合は、同網へ送れるPOLを確認します。CoincheckのMATIC表記はPolygon PoSのネイティブPOLを指します。一方、bitFlyerのMATIC・POLはEthereum上の異なるERC-20資産で、扱う資産・網が異なります。

希望がEthereum上のPOLへ変わったら、POLという資産とEthereumという送付網の両方を満たすサービスへ条件を替えます。同じウォレットで表示するネットワークを切り替える操作と、資産を別の網へ移す操作は別です。既存残高を動かす場合も、現在ある網からの移動条件を確認してください。

確認先:Coincheckの送付網・MATIC表記/bitFlyerの対応チェーン。相手先の受取条件も併せて照合します。

0.03 ETHの残高から、0.01 ETHだけを送る

GMOコインの通常の最小送付数量は0.1 ETHですが、全数量を送る場合には例外があります。送付可能残高が0.03 ETHで、そのうち0.01 ETHだけを送る例では、全数量の条件を満たしません。全量0.03 ETHを送る場合は、数量条件の例外に該当します。これから購入する例で、送付可能残高そのものが0.01 ETHなら、全量0.01 ETHの送付も例外の対象です。

希望が0.01 ETHの部分送付なら、申請を保留して用途や送付額を見直す選択があります。これから購入先を選ぶ人はSBI VCトレードなど他社の数量条件も比べられますが、すでにGMOコインにある残高にはGMOコインの出庫条件が適用されます。最小数量を満たすための買い増しや全量送付を、当然の手順にはしないでください。

例は数量条件だけの比較です。送付可能残高、送付先の受付、審査、メンテナンスなどは別途確認します。受取後に操作するなら、その網で必要なガス代も残します。

管理・回復・取引記録を確認して次へ進む

  • 管理権限と利用者の操作を分ける。DeFiには開発組織や変更・停止権限を持つ仕組みがあります。たとえばAave V3の権限仕様には緊急停止等の役割があります。権限やヘルプの存在と、返金・損失補償の約束は別に確認します。
  • 自己管理の回復方法を確認する。フレーズ型の単独鍵方式では、使える端末と鍵・復元手段をすべて失うと資産へアクセスできなくなるおそれがあります。方式別の備えはウォレットの選び方、紛失と漏洩の違いは秘密鍵・復元フレーズの管理で確認できます。
  • 送付・承認・終了の結果を確かめる。銘柄・網・数量を照合し、公式案内から操作します。少額送付は宛先を確認する方法ですが、サービス全体の安全性の証明にはなりません。偽サイトや承認の悪用はセキュリティ対策、持ち逃げ等の確認はラグプルの解説へ。

購入前から、交換と報酬の記録を残す

国税庁FAQでは、保有する暗号資産を別の暗号資産に交換する場合も、譲渡に係る所得金額を計算する必要があります。利益は原則として雑所得とされ、取引の実態による例外もあります。

国内の年間取引報告書は計算の材料です。外部の取引や報酬まで含む必要な履歴がそろっているか、日時・銘柄・数量・円評価・費用を確認します。LPや移行など個々の取引の税務判断は税務署・税理士へ相談し、整理の手順は暗号資産の取引記録と確定申告へ進んでください。

購入前にそろえる3つの答え

何の用途で持つか、どこで買えるか、希望する操作までできるか。この3点を決めてから、同じ数量・同じ網の費用を比べます。条件が合う候補が見つからない場合は、用途や金額を見直してから判断してください。

調査範囲と確認方法

7例は基盤通貨・オラクル・ドル連動資産の違いを比べるために選び、国内6社の現物取扱いと照合しました。順位や将来価格の予測は付けていません。MKR・SKYは移行条件がある別枠で扱っています。

取扱い・送付条件は2026年10月6日に公式資料を確認しました。技術説明は下記の公式仕様、税務は国税庁FAQ(令和7年12月最終改訂)が根拠です。広告の有無で比較条件を変えていません。

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