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DeFiおすすめ銘柄7選【2026年】国内で買える暗号資産(仮想通貨)

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国内取引所で買えるDeFi関連銘柄はETH・LINK・DAIなど実質7つです。UNIやAAVEは国内で買えず、DeFi運用まで踏み込むなら入口は送金手数料無料の取引所が有利です。銘柄の保有だけなら国内口座で完結し、運用まで進むかどうかは自己管理の負担を知ってから決めれば間に合います。暗号資産は価格変動が大きい商品のため、生活に影響のない余裕資金の範囲で判断してください。

この一覧の調査範囲と評価基準

  • 調査対象:金融庁の暗号資産交換業者登録一覧に掲載された国内事業者のうち、主要6社(GMOコイン・bitbank・bitFlyer・Coincheck・SBI VCトレード・BitTrade)で購入でき、かつDeFi(分散型金融)との関わりが深い銘柄です。
  • 主な除外:UNI・AAVEなど国内取扱のないガバナンストークンは購入対象として扱わず、後半のセクションで紹介にとどめます。プレセール段階の銘柄や、時価総額の小さいいわゆる草コインは対象外です。
  • 評価軸の概要:①DeFiでの実用途(基盤・オラクル・ステーブルコインなど役割の明確さ) ②国内での買いやすさ(取扱取引所の数) ③エコシステムの規模(TVLなど) ④発行主体・開発体制の情報開示——の4点で選定しています。
  • 掲載順について:7銘柄に順位は付けていません。掲載順は優劣ではなく、役割(基盤→オラクル→ステーブルコイン→チェーン系)の並びです。
  • 基準時点:取扱状況・TVLなどのデータはページ上部の最終更新日時点の各社公式サイト・公開データに基づきます。上場・取扱終了で変わる場合があるため、購入前に公式サイトで確認してください。
  • 広告について:広告や報酬の有無は掲載・記載内容に影響しません。

DeFiそのものの仕組み(レンディング・流動性提供・イールドファーミングの構造)はDeFi・分散型金融の仕組み解説で詳しく扱っています。DeFiに限らないアルトコイン全般の選び方はアルトコインおすすめ銘柄一覧へどうぞ。

DeFi銘柄とは何か——そして国内でどこまで買えるのか

ヒナコ

ヒナコ

最近DeFiという言葉をよく聞きます。そもそも「DeFi銘柄」とは、何のことなのでしょうか?

トシ

トシ

DeFiはDecentralized Finance、日本語では分散型金融と呼ばれる。銀行や証券会社のような管理者を置かず、ブロックチェーン上のプログラム(スマートコントラクト)が資金の貸し借りや交換を自動で処理する仕組みだ。DeFi銘柄と呼ばれるのは、その土台になるチェーンの通貨や、仕組みの中で実際に使われるトークンを指す。イーサリアム(ETH)が代表例で、DAIのような分散型ステーブルコインも含まれる。

ヒナコ

ヒナコ

そうした銘柄は、日本の取引所で普通に買えるのでしょうか?

トシ

トシ

基盤側の銘柄なら買える。ETH・LINK・DAI・SOL・AVAX・POL・ASTRの7つは、金融庁登録の国内業者で取扱がある。一方、UniswapのUNIやAaveのAAVEのようなガバナンストークンは国内に上場していない。もう一つ押さえるべきは、銘柄を買って保有することと、ウォレットを使ってDeFiの運用に参加することは別の行為だという点だ。前者は国内口座で完結するが、後者は資産を自分で管理する世界に踏み込むことになる。違いを知ったうえで、どこまでやるかを決めるのが先だ。

国内主要6社のDeFi関連銘柄 取扱一覧

銘柄GMOコインbitbankbitFlyerCoincheckSBI VCトレードBitTrade
ETH
イーサリアム
LINK
チェーンリンク
DAI
ダイ
×
SOL
ソラナ
AVAX
アバランチ
×
POL
ポリゴン・旧MATIC
×
MATIC表記
ASTR
アスター
×××

※銘柄の掲載順は優劣ではありません(役割別の並びです)。UNI・AAVEなど表にない主要DeFiトークンの扱いは後述のセクションで説明します。
※取扱状況はページ上部の最終更新日時点の各社公式サイト・公開情報に基づきます。上場・取扱終了により変わる場合があるため、購入前に各社公式サイトで確認してください。bitFlyerはMATICとPOLの両表記、BitTradeはMATIC表記で取り扱っています。

国内で買えるDeFi関連7銘柄の解説

基盤チェーン

ETH(イーサリアム)── DeFiの土台そのもの

主要DeFiプロトコルの多くが動く基盤。DeFiに触れるなら避けて通れない基軸。

分類
スマートコントラクト基盤(レイヤー1)
DeFiでの役割
主要DeFiプロトコルの実行基盤。取引時のガス代(手数料)もETHで支払う
規模の目安
チェーン別TVL約411億ドルで全チェーン1位・DeFi全体の5割超(本ページ最終更新日時点・DefiLlama)
買える取引所
GMOコイン・bitbank・bitFlyer・Coincheck・SBI VCトレード・BitTrade
強みレンディングもDEXもステーブルコインも、DeFiの主要な仕組みの多くはイーサリアム上で生まれ、いまも預かり資産の過半が集中しています。国内6社すべてで購入でき、情報量・流動性とも豊富です。DeFi運用に進む場合も、ガス代の支払いにETHが要るため、最初に持つ銘柄として合理性があります。
注意点ネットワーク混雑時はガス代が高騰し、少額のDeFi取引では手数料負けが起きやすくなります。ガス代の仕組みはガス代の解説で押さえておいてください。

ETHそのものの特徴と買い方はイーサリアム(ETH)の解説で深掘りしています。

※価格変動により投資元本を下回る可能性があります。

分散型ステーブルコイン

DAI(ダイ)── プログラムが発行するドル連動コイン

発行を企業ではなくスマートコントラクトが担うステーブルコイン。国内で買える貴重な存在。

分類
暗号資産担保型ステーブルコイン
DeFiでの役割
米ドルに価値を連動させる設計。値動きを避けたい待機資金や、レンディングの貸出資産として使われる
発行の仕組み
Maker(現Sky)プロトコルの過剰担保と強制決済で維持
買える取引所
bitbank・bitFlyer・Coincheck・SBI VCトレード・BitTrade(GMOコインは取扱なし)
強み国内でステーブルコインを直接買える例は少なく、DAIは5社で取扱がある貴重な存在です。DeFiの中で「一度ドル建てに退避する」動きを国内購入の延長で体験できます。仕組みの詳細はステーブルコインの解説で扱っています。
注意点発行元のMakerはSkyへ移行し、新ステーブルコインUSDSとガバナンストークンSKYを展開しています(DAI自体は引き続き流通・国内取扱も継続)。ドル連動が崩れるディペッグのリスクはゼロではなく、円建てで見れば為替変動の影響も受けます。

※価格変動・ディペッグにより投資元本を下回る可能性があります。

高速チェーン

SOL(ソラナ)── 低コストで動くDeFi経済圏

処理速度と手数料の低さを武器に、イーサリアム以外で最大級のDeFi経済圏を形成。

分類
スマートコントラクト基盤(レイヤー1)
DeFiでの役割
DEXやレンディングのエコシステムが拡大。少額でもガス代負けしにくい環境
規模の目安
チェーン別TVL約48億ドルで上位圏(本ページ最終更新日時点・DefiLlama)
買える取引所
GMOコイン・bitbank・bitFlyer・Coincheck・SBI VCトレード・BitTrade
強み手数料の低さと処理速度から、イーサリアム系とは別のDeFi経済圏が育っています。国内6社すべてで購入でき、「イーサリアム以外のDeFi」に触れる入口になります。
注意点イーサリアム系(EVM)とは別体系のため、対応ウォレットやアプリの選択肢が異なります。チェーン単位で障害が起きれば、その上のDeFi全体に影響が波及する構造は他チェーンと共通です。

SOLの詳細はソラナ(SOL)の解説へ。

※価格変動により投資元本を下回る可能性があります。

基盤チェーン

AVAX(アバランチ)── EVM互換で扱いやすいレイヤー1

メタマスクなど既存ウォレットの延長で扱えるEVM互換チェーン。

分類
スマートコントラクト基盤(レイヤー1)
DeFiでの役割
Avalanche上のDEX・レンディングのガス代やステーキングに使われる
規模の目安
チェーン別TVL約4億ドル(本ページ最終更新日時点・DefiLlama)
買える取引所
GMOコイン・bitbank・bitFlyer・Coincheck・SBI VCトレード(BitTradeは取扱なし)
強みイーサリアム互換(EVM対応)のため、メタマスクなど既存ウォレットの延長で扱いやすい設計です。用途別にチェーンを分ける「サブネット」構想も特徴で、国内5社で買えます。
注意点TVLで見たエコシステムの規模はイーサリアムやソラナと比べて小さく、プロトコルの選択肢も相対的に限られます。

※価格変動により投資元本を下回る可能性があります。

スケーリング

POL(ポリゴン・旧MATIC)── イーサリアムを低コストで補完

イーサリアム系DeFiを低コストで試す環境として定着。旧称MATICからの改称に注意。

分類
スケーリングネットワークのトークン(旧称MATICから改称)
DeFiでの役割
イーサリアムの混雑と高いガス代を補う。主要DeFiプロトコルの多くがPolygon版を展開
規模の目安
チェーン別TVL約8億ドル(本ページ最終更新日時点・DefiLlama)
買える取引所
bitbank・bitFlyer・Coincheck・SBI VCトレード・BitTrade(GMOコインは取扱なし)
強みイーサリアム系DeFiと同じアプリを低いガス代で試せる環境として定着しています。ETHで学んだ操作がほぼそのまま通用する点も、DeFi入門との相性が良い理由です。
注意点MATICからPOLへの移行という名称・仕様変更を経ており、古い情報とトークン名が混在しています。bitFlyerはMATICとPOLの両表記、BitTradeはMATIC表記のままです。取引所の表記がどちらかを確認してから購入してください。

※価格変動により投資元本を下回る可能性があります。

日本発

ASTR(アスター)── 日本発のスマートコントラクト基盤

国内の情報が手に入りやすい日本発プロジェクト。規模の小ささは理解して。

分類
スマートコントラクト基盤(日本発プロジェクト)
DeFiでの役割
Astar Network上のアプリのガス代・ステーキング。開発者への報酬分配の仕組みが独自
規模の目安
チェーン別TVLは主要チェーンと比べ極めて小さい(本ページ最終更新日時点・DefiLlama)
買える取引所
GMOコイン・bitbank・BitTrade(bitFlyer・Coincheck・SBI VCトレードは取扱なし)
強み日本発プロジェクトとして日本語の一次情報・コミュニティ情報が手に入りやすく、国内3社で購入できます。
注意点エコシステムの規模はイーサリアムやソラナと比べて大きな差があります。7銘柄の中では取扱社数も少なく、流動性の面でも慎重な金額設定が要ります。

※価格変動により投資元本を下回る可能性があります。

※7銘柄共通:暗号資産は価格変動により投資元本を大きく下回る可能性があります。1銘柄への集中は避け、余裕資金の範囲で判断してください。

UNI・AAVEは国内で買えない——有名DeFi銘柄の現実

DeFiの話題で名前が挙がる銘柄の多くは、実は国内取引所で買えません。UNI(DEX大手Uniswapのガバナンストークン)、AAVE(レンディング大手Aave)、CRV(Curve)、LDO(Lido)、COMP(Compound)などの主要DeFiガバナンストークンは、国内主要6社の取扱一覧に存在しません。プロトコルとしての規模は大きく、本ページ最終更新日時点のDefiLlama集計では、Aaveに約141億ドル、Lidoに約179億ドル、Uniswapに約21億ドルの資産が預けられています。それでも「有名で規模が大きいのに、日本では買えない」のがDeFiガバナンストークンの現実です。

国内の暗号資産交換業は資金決済法に基づく登録制で、各社が取り扱う銘柄も慎重に選定されており、国内で買える銘柄は海外と比べて限られています。発行主体が分散していて責任の所在を整理しにくいガバナンストークンは、この枠組みの中で上場が進みにくいと見ています。

例外はMaker系——MKRとSKYはbitFlyerが取扱(移行の過渡期に注意)

  • DAIを生んだMakerプロトコルのガバナンストークンMKRは、国内ではbitFlyerだけが取り扱っています。ガバナンストークンとしては国内で買える例外的な存在です。
  • ただしプロジェクト自体がMakerからSkyへの移行を進めており、MKRからSKYへのアップグレード(1 MKR=24000 SKY)が実施されています。SKYがSkyプロトコル唯一のガバナンストークンと位置づけられ、アップグレードを遅らせた保有者にペナルティを課す仕組み(Delayed Upgrade Penalty)も導入されています。
  • bitFlyerはMKRとSKYの両方を取扱銘柄に掲載していますが、移行の過渡期にあるため、保有・購入を検討する場合は移行後の扱いを取引所と公式プロジェクトの発表で確認してからにしてください。

無登録の海外業者で買うのは避ける

  • UNIやAAVEを買うために、日本の登録を受けていない海外取引所を使う方法が紹介されることがあります。金融庁は、無登録で日本居住者向けに暗号資産交換業を行う海外所在の業者に警告書を発出し、その業者名の一覧を公表しています。
  • 無登録業者には国内法の利用者保護(資産の分別管理など)が及ばず、トラブル時の補償はありません。ウォレットとDEXで直接入手する方法も技術的には存在しますが、自己管理・自己責任の負担が大きく、税務計算もすべて自力になります。
  • 当サイトは無登録の海外取引所の利用を推奨しません。「国内で買える範囲から選ぶ」ことが、利用者保護の内側にとどまる条件です。

DeFi銘柄の選び方——4つの評価軸

①用途の実態を見る。「DeFi関連」という括りだけで買うのではなく、その銘柄が仕組みの中でどう使われているか(ガス代・担保・オラクル・ステーブルコイン)を確認します。用途が説明できない銘柄は候補から外すのが安全です。

②TVLで規模を測る。TVL(Total Value Locked)は、プロトコルやチェーンに預けられた資産の総額で、DeFiの規模を測る代表的な指標です。本ページ最終更新日時点のDefiLlama集計では、DeFi全体のチェーンTVLは約750億ドル、うちイーサリアムが約411億ドルと5割超を占めます。TVLが大きいほど利用実績があるといえますが、預け入れ資産の価格上昇でも膨らむ数字であり、安全性を示すものではありません。

③国内取扱の有無で絞る。魅力的に見える銘柄でも、国内で買えなければ入手経路そのものがリスクになります。「国内登録業者で買える範囲から選ぶ」絞り方は、消去法ではなく利用者保護の観点から合理的な基準です。

④流動性を確認する。取引量が薄い銘柄は、売りたいときに希望価格で売れない可能性があります。国内取引所での取引形式(販売所のみか、板取引もあるか)も購入前に確認してください。販売所と取引所の違いで実質コストの差を整理しています。

※どの評価軸で選んでも、暗号資産の価格変動リスクは残ります。1銘柄への集中は避け、余裕資金の範囲で判断してください。

DeFiとの関わり方は2通り——どこまで踏み込むかを先に決める

DeFiとの関わり方は2通り 国内取引所でDeFi関連銘柄を購入 ETH・LINK・DAIなど7銘柄(金融庁登録業者) 道① 国内で完結する 銘柄を保有(+国内のステーキング・貸暗号資産) ・リスクの中心は価格変動 ・登録業者の利用者保護の内側 ・税務は取引所の報告書ベースで計算 ・秘密鍵の自己管理は不要 → まずはこちらから始めるのが現実的 道② DeFi運用まで踏み込む ウォレットへ送金 → DEX・レンディングに接続 ・価格変動に自己管理リスクが上乗せ ・送金ミス/秘密鍵紛失/バグ/ラグプル ・補償する主体が存在しない ・税務計算はすべて自力 → 少額のテストから・余裕資金に限定 どちらの道でも価格変動リスクは共通 道②は道①のリスクに「自己管理リスク」が上乗せされる関係 迷ったら:道①で値動きに慣れてから、道②を検討しても遅くない 生活資金は投じない。金額は余裕資金の範囲で。

DeFiの始め方3ステップと送金手数料の比較

DeFiの運用(道②)まで踏み込む場合の手順は3ステップです。

  1. 国内取引所で購入:金融庁登録の国内取引所で口座を開設し、ETHなどDeFiで使う銘柄を購入します。口座開設の流れは口座開設の手順ガイドにまとめています。
  2. ウォレットへ送金:メタマスクなどの自己管理型ウォレットを用意し、購入した暗号資産を送金します。ウォレットの作り方と注意点はウォレットの解説で扱っています。初回は少額のテスト送金から行ってください。
  3. DEXに接続:ウォレットをDEX(分散型取引所)に接続し、交換や流動性提供を行います。DEXの仕組みと使い方はDEXの解説へ。取引のたびにガス代がかかる仕組みはガス代の解説で押さえておくと、手数料負けを防ぎやすくなります。

ウォレットへの送金が前提になるため、暗号資産の外部送付が無料の取引所は入口として有利です。送付手数料が有料の取引所では、ETHを送るたびに0.005 ETH(相当額で数千円規模になる場合あり)のコストがかかります。

取引所暗号資産の外部送付手数料(ETHの例)
GMOコイン無料(同社負担)
SBI VCトレード無料
bitbank0.005 ETH
bitFlyer0.005 ETH(最小送付数量0.001 ETH)
Coincheck段階制(送金量に応じ0.005〜0.02 ETH)
BitTrade0.005 ETH

※手数料はページ上部の最終更新日時点の各社公式サイトに基づきます。変更される場合があるため、送金前に公式サイトで確認してください。取引所ごとの手数料の全体像は仮想通貨の手数料比較で整理しています。
※当サイトの総合ランキングは取引コスト全般での評価のため、ここでの「DeFiの入口として見た評価」とは軸が異なります。

※送金先アドレスの入力ミスによる資産喪失は取り戻せません。送金は少額テストを挟み、余裕資金の範囲で行ってください。

「DeFiはやめとけ」と言われる理由への回答

検索すると「DeFi やめとけ」という声が目につきます。理由は誇張ではなく、構造的なリスクの裏返しです。一つずつ分解します。

ラグプル(資金持ち逃げ):プロジェクト運営者が集めた資金を持ち逃げする詐欺で、DeFiの匿名性を悪用した典型的な手口です。高利回りを掲げる無名プロトコルほど危険度が上がります。手口と見分け方はラグプルの解説で詳しく扱っています。

スマートコントラクトのバグと攻撃:DeFiはプログラムがそのまま金庫です。コードに欠陥があれば、そこを突かれて預けた資産が引き出されます。DefiLlamaの集計では、DeFiプロトコル等を標的にした攻撃は503件・被害総額は約79億ドルにのぼります(本ページ最終更新日時点)。監査済みのプロトコルでも被害事例はゼロではありません。

補償の不在:中央管理者がいないため、被害が出ても補償する主体が存在しません。国内取引所のハッキング事件では利用者への返還が行われた例がありますが、DeFiにその仕組みはありません。

操作ミス:送金先アドレスの誤入力、偽サイトへのウォレット接続、承認(Approve)の悪用など、利用者自身のミスや不注意が直接損失につながります。セキュリティ対策の解説で防御の基本を扱っています。

これらを踏まえると、DeFi運用が向かない人は明確です。生活資金を投じようとしている人、秘密鍵やリカバリーフレーズの自己管理を引き受けられない人、取引記録を自分で残せない人には向きません。当てはまる場合は、国内口座で銘柄を保有する段階(道①)にとどめるか、後述の国内で完結する代替手段を検討してください。

「自己責任」の本当の意味——管理者がいない世界の構造

ヒナコ

ヒナコ

DeFiは自己責任とよく言われますが、国内取引所で買うのと具体的に何が違うのでしょうか?

トシ

トシ

国内の交換業者は金融庁の登録を受け、利用者資産の分別管理や本人確認が義務付けられている。トラブル時に問い合わせる窓口も存在する。DeFiには、その管理者そのものがいない。スマートコントラクトが淡々と動くだけで、送金先を間違えても、プロトコルが攻撃を受けても、補償する主体がどこにもない構造だ。

ヒナコ

ヒナコ

パスワードを忘れたときの再発行のような救済もないのですか?

トシ

トシ

ない。ウォレットの秘密鍵やリカバリーフレーズを失えば、資産へのアクセスは二度と戻らない。銀行や取引所が担っていた管理業務を、全部自分が引き受けるのがDeFiの本質だ。裏を返せば、その管理を引き受けられないうちは、国内口座で銘柄を保有する段階にとどめるのが賢明だ。

DeFiの税金——「交換した瞬間」に課税される

DeFiの税金で最初に押さえるべき点は、暗号資産同士を交換した時点で損益が実現し課税対象になることです(国税庁FAQ)。日本円に戻していなくても、たとえばETHを他のトークンに交換した瞬間に、ETHの取得価額と交換時の時価との差額が損益として計算されます。

具体例:30万円で取得したETHを、時価50万円のタイミングでDEXで別のトークンに交換した場合、その時点で20万円の利益が実現したものとして扱われます。日本円を1円も受け取っていなくても、です。DeFiでは交換・流動性提供・報酬受取と取引回数が増えやすく、課税イベントも比例して増えます。

利益は原則として雑所得に区分され、給与などと合算する総合課税の対象です。損失が出ても翌年への繰越はできません。

さらに実務上の大きな負担が記録です。国内取引所なら年間取引報告書が発行されますが、DEXでの取引にはそれがなく、履歴の取得から損益計算まですべて自力で行うことになります。計算方法や申告の流れは仮想通貨の税金・確定申告ガイドで解説しています。個別の申告は税務署または税理士に確認してください。

国内で完結する代替——ステーキング・貸暗号資産との違い

「保有する暗号資産に働いてもらう」こと自体は、DeFiに踏み込まなくても国内取引所の中で実現できます。代表がステーキングと貸暗号資産(レンディング)です。

項目DeFi運用取引所のステーキング貸暗号資産
利回りの出どころプロトコルの手数料・報酬設計ブロックチェーンの検証報酬借り手(取引所)が払う利用料
資産の管理者自分(秘密鍵を自己管理)取引所(登録業者)取引所(貸倒リスクあり)
記録・税務すべて自力取引所の報告書ベース取引所の報告書ベース
トラブル時の窓口なしありあり

ステーキングはブロックチェーンの検証作業への参加報酬が原資で、国内取引所経由なら保有したまま設定だけで始められます(ステーキング対応取引所の比較)。貸暗号資産は取引所に貸し出して利用料を受け取る仕組みです(貸暗号資産の仕組みと比較)。

どちらも「管理者が存在する」点がDeFiとの決定的な違いです。そのぶん利回りはDeFiで提示される数字より低い傾向がありますが、秘密鍵の自己管理も自力の税務計算も不要です。DeFiの高い利回りは、自己管理リスクを引き受けた対価です。

※ステーキング・貸暗号資産にも価格変動リスクと、貸出中は売却できない等の制約があります。条件は各社公式サイトで確認してください。

DeFi銘柄のよくある質問

Q1. DeFi銘柄とは何ですか?

A. DeFi(分散型金融)の仕組みを支える暗号資産の総称です。具体的には、DeFiアプリが動く基盤チェーンの通貨(ETH・SOL・AVAXなど)、外部データを供給するオラクルのトークン(LINK)、分散型ステーブルコイン(DAI)、プロトコルの運営方針に投票できるガバナンストークン(UNI・AAVEなど)が含まれます。役割によって値動きの背景が異なるため、分類を理解してから選ぶことが大切です。

Q2. 国内で買えるDeFi銘柄にはどんなものがありますか?

A. 金融庁登録の国内主要取引所では、ETH・LINK・DAI・SOL・AVAX・POL(旧MATIC)・ASTRの7銘柄が購入できます(ページ上部の最終更新日時点)。取扱の有無は取引所ごとに異なり、たとえばDAIとPOLはGMOコインでは扱いがなく、ASTRを買えるのはGMOコイン・bitbank・BitTradeの3社です。購入前に各社公式サイトで取扱状況を確認してください。

Q3. UNIやAAVEは日本で買えないのですか?

A. 国内主要取引所の取扱一覧には掲載されていません(ページ上部の最終更新日時点)。国内の暗号資産交換業は金融庁への登録制で、各社が取り扱う銘柄も慎重に選定されているため、国内で買える銘柄は海外と比べて限られています。例外としてMaker系のMKRとSKYはbitFlyerが取り扱っています。買えない銘柄を求めて無登録の海外業者を使うことは、金融庁が警告を公表している業者の利用につながる可能性があり、トラブル時の補償もないため推奨しません。

Q4. DeFiで得た利益に税金はかかりますか?

A. かかります。流動性提供の報酬やトークン交換で得た利益は、原則として雑所得として総合課税の対象です。暗号資産同士の交換でも交換時点で損益が実現するため、日本円に戻していなくても課税対象になります。DEXでの取引は国内取引所のような年間取引報告書が発行されず、損益計算を自分で行う必要があります。個別の申告については税務署や税理士に確認してください。

Q5. 初心者はどこから始めるべきですか?

A. 国内取引所でETHなどのDeFi関連銘柄を少額購入し、保有する段階から始めるのが現実的です。運用してみたい場合も、いきなりDeFiに踏み込むのではなく、国内で完結するステーキングや貸暗号資産を先に検討する順序が安全です。DeFi運用まで進む場合は、送金手数料無料の取引所からテスト送金を挟み、失っても生活に影響しない金額に限定してください。

まとめ:国内で買える7銘柄から、余裕資金で小さく

暗号資産は価格変動が非常に大きく、投資元本を失う可能性があります。

そのうえで、国内の登録取引所で買えるDeFi関連銘柄はETH・LINK・DAI・SOL・AVAX・POL・ASTRの7つで、銘柄の保有だけなら国内口座で完結します。UNIやAAVEが買えないからといって無登録の海外業者に向かうのは、利用者保護の外に自ら出る行為です。

DeFiの運用まで踏み込むかどうかは、秘密鍵の自己管理と自力の税務計算を引き受けられるかで判断してください。踏み込む場合の入口は、送金手数料無料のGMOコイン・SBI VCトレードが有利です。踏み込まない場合も、国内のステーキングや貸暗号資産という代替があります。

どの道を選ぶにしても、原則は変わりません。金融庁登録の国内業者を使い、生活に影響しない余裕資金の範囲で、少額から始めてください。掲載情報はページ上部の最終更新日時点のものです。購入・利用の前に各社公式サイトで最新の条件を確認してください。

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情報の正確性には万全を期していますが、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。
※本記事は特定の投資成果・利益を保証するものではありません。暗号資産は価格変動リスクを伴う金融商品です。本記事で紹介している取引所はすべて金融庁登録済みの国内暗号資産交換業者です。