手取りから逆算・元本から試算
配当金シミュレーター|月3万・5万・10万円に必要な元手を逆算
まず決めるのは、欲しい「月3万円」が税引前なのか、実際の手取りなのかです。このページでは手取りの月平均額にそろえ、必要な元本を逆算します。これから投じる金額から受取額を試すこともできます。
配当金と必要元本を計算
国内法人の上場株式・国内籍ETF・J-REITを、税引前の予想配当利回りで試算します。NISA側は株式数比例配分方式で受け取り、非課税保有限度額の残りへ複数年で配分する仮定です。
計算結果
| 項目 | NISA部分 | 課税口座部分 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 必要元本 | — | — | — |
| 想定 | 必要元本 | 減配後の税引前想定利回り(株価不変) |
|---|---|---|
| 入力どおり | — | — |
| 配当25%減 | — | — |
| 配当50%減 | — | — |
月1万・3万・5万・10万円の必要元本早見表
税引前の予想配当利回りを年4%と置いた例です。NISAは株式数比例配分方式、課税口座は20.315%源泉徴収の単純モデル。必要元本は不足が出ないよう1万円単位で切り上げています。
| 手取り月平均 | 年間手取り | 全額NISAの理論元本 | 全額課税口座の元本 | 両枠未使用なら成長投資枠内 |
|---|---|---|---|---|
| 1万円 | 12万円 | 300万円 | 377万円 | 収まる |
| 3万円 | 36万円 | 900万円 | 1,130万円 | 収まる |
| 5万円 | 60万円 | 1,500万円 | 1,883万円 | 300万円超える |
| 10万円 | 120万円 | 3,000万円 | 3,765万円 | 1,800万円超える |
「全額NISA」は比較のための理論値です。表の枠判定は、つみたて投資枠と成長投資枠がどちらも未使用の場合です。利用中は、成長投資枠側の残りとNISA総枠側の残りのうち小さい額で判定してください。
NISAと課税口座の差を読む前に押さえたい3点
「月額」は月平均
表示額は年間配当を12で割った比較用の金額です。配当の回数や支払月は銘柄・ETFごとに異なります。
NISAには上限がある
総枠は1,800万円で、その内数として成長投資枠は年240万円・生涯1,200万円。売却した商品の取得額分が復活するのは翌年以降です。
非課税には受取条件がある
対象とする国内法人の上場株・国内籍ETF・J-REITの配当等は、証券会社で受け取る株式数比例配分方式を選ばないとNISAでも課税されます。
1,200万円×4%=年48万円、12で割ると月平均4万円。月4万1円なら全額NISAの理論元本だけでも1,200万300円になり、上限を超えます。さらに1年に投資できる成長投資枠は240万円なので、未使用の状態から1,200万円を入れるには少なくとも5年に分かれます。
計算式と丸め方
欲しい手取りから必要元本を逆算
全額NISAの理論元本 = 年間手取り目標 ÷ 予想配当利回り
全額課税口座の理論元本 = 年間手取り目標 ÷ {予想配当利回り × (1 − 0.20315)}
混合結果は、入力した非課税保有限度額の残りをNISA部分へ先に配分し、足りない年間手取りを課税口座で補う元本を逆算します。必要元本は買付額の目安として1万円単位で切り上げます。
元本から受取額を試算
課税口座の手取り = 年間配当 × (1 − 0.20315)
月平均の手取り = 年間手取り ÷ 12
受取額は1円未満を切り捨てます。20.315%は個人が受け取る一般的な国内上場株式等の配当の標準的な源泉徴収を置いたものです。大口株主、非上場株式、確定申告、損益通算、配当控除などは反映していません。
入力する利回りは「1株当たり予想年間配当÷現在株価」
配当利回りは、投資資金に対して1年間にどれくらいの配当が見込まれるかを見る比率です。企業が公表する1株当たり予想年間配当を現在の株価で割り、100を掛けて確認できます。ETF・REITは予想分配金を使います。
取得時の株価で計算する利回りと、いまの株価で計算する利回りは別物です。さらに、株価が下がっただけでも表示利回りは上がります。「高い数字だから受取額も安定している」とは限りません。計算前に配当利回りの計算式と見方で、使う数字をそろえてください。
NISAの結果で確認する5項目
- 対象商品:この計算は、成長投資枠で買う国内法人の上場株式・国内籍ETF・J-REITを想定します。国内取引所に上場する外国株式・外国籍ETFは対象外です。商品ごとの対象可否は発注前に証券会社で確認してください。
- 非課税保有限度額と総枠:NISA全体の非課税保有限度額は1,800万円で、成長投資枠1,200万円はその内数です。つみたて投資枠を利用中なら、成長投資枠側の残りと総枠側の残りのうち小さい額を入力してください。制度の全体像はNISAの仕組みと枠の使い方に分けています。
- 年間枠:成長投資枠は年240万円です。計算結果が生涯枠内でも、一度に買えるとは限りません。使い残した年間枠は翌年へ繰り越せません。
- 受取方式:対象とする国内法人の上場株式・国内籍ETF・J-REITの配当・分配金を非課税にするには、株式数比例配分方式が必要です。銀行口座や郵便局で受け取る方式では20.315%が源泉徴収され、確定申告でNISAの非課税へ戻すこともできません。
- 損失の扱い:NISA内の売却損は、課税口座の利益や配当との損益通算や繰越控除ができません。非課税だけを見て判断しないことが大切です。
外国市場に上場する株式・ETFは、NISAでも現地の源泉税が残ることがあり、国・条約・商品で条件が異なります。NISA口座内の配当等にかかった外国所得税は外国税額控除の対象外です。この計算には外国税、為替、為替手数料を入れていません。外国ETFを比べる場合は日本・米国の高配当ETF比較へ進んでください。
このシミュレーターに含まないもの
- 将来の増配・減配・無配、株価上昇・下落
- 売買手数料、ETFの信託報酬を別途控除する計算、単元株・口数による端数
- 配当の権利確定日、実際の支払月、再投資のタイミング
- 外国源泉税、為替変動、為替手数料
- 確定申告、配当控除、損益通算による個別の税額変化
高配当でも、企業業績の悪化で配当が減ったり、株価下落で元本を割ったりします。利回りだけで銘柄を決めず、利益・配当方針・財務・分散先を確認してください。選び方は高配当株の始め方と銘柄の確認手順に分けています。
計算後の次の一手
このページは「配当と元本の換算」に役割を絞っています。積立で将来いくらになるか、銘柄をどう選ぶか、税の申告をどう判断するかは、次の専用ページで確認できます。
公式根拠と制作方法
制度・税率の確認日:2026年9月3日
- 金融庁「NISAを知る」:年間投資枠、非課税保有限度額、売却後の枠再利用
- 国税庁「No.1535 NISA制度」:配当の非課税条件、成長投資枠、NISA損失の扱い
- 日本証券業協会「NISAのよくある質問」:株式数比例配分方式、20.315%、年間枠、分配金再投資の扱い
- 日本取引所グループ「株式利回り」:配当利回りの意味
- 国税庁「No.1240 居住者に係る外国税額控除」:NISA口座内の配当等に課された外国所得税が控除対象外となる条件
- 楽天証券「NISAの取引・ルール」:外国株式の配当と国内外の課税関係
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本ページは一般的な情報提供と条件付き試算を目的とし、特定商品の推奨や将来の運用成果を示すものではありません。投資判断は、最新の制度、商品の交付書面、企業のIR情報、税務上の個別事情を確認したうえで行ってください。