主婦の仮想通貨は扶養から外れる?利益いくらまでかを2026年の数字で解説
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結論
見るべき数字は「専業主婦」と「パート主婦」でまったく違う
暗号資産の利益は雑所得で、給与とは別枠で合算されます。2026年(令和8年分)の基準では、境界線はこうなります。
- 62万円を超えても、夫の控除額はすぐには減りません。超えた時点で夫が使う制度が配偶者控除から配偶者特別控除へ切り替わりますが、合計所得95万円までは控除額38万円で同額です。世帯の税負担が実際に増え始めるのは95万円を超えてからです。
- 専業主婦(給与収入なし)…暗号資産の利益がそのまま合計所得金額になります。62万円で制度名が変わり、95万円で夫の控除額が減り始め、104万円を超えると自分にも所得税がかかります。
- パート主婦(給与収入あり)…「パート年収−74万円」+暗号資産の利益で判定します。パート年収136万円の方は、利益が出た時点で62万円のラインを超えます。
- 本当の崖は税金ではなく社会保険です。年収が130万円以上になると保険料の負担が始まり、手取りがまとまって減ります。税金側は段差がありません。
- 「利益20万円までなら申告不要」は誤解を招きます。この扱いは給与所得者の確定申告を省くための規定で、住民税の申告は別に必要です。夫の扶養の判定からも除かれません。
※暗号資産は価格変動が非常に大きく、投資した資金を失う可能性があります。また税額の最終的な判断は、お住まいの税務署・市区町村や税理士にご確認ください。本ページは情報提供を目的としたもので、個別の税務相談に代わるものではありません。
このページで使っている数字の前提
ヒナコ
パートをしながらビットコインを少し買っています。友達に「20万円までなら税金かからないから大丈夫」と言われたのですが、そのまま信じていいでしょうか。
トシ
その20万円は、確定申告という手続きを省いてよいという話であって、税金がかからないという意味ではない。住民税は別に申告がいるし、夫の扶養の判定からも消えない。話が混ざったまま伝わっている典型例だ。
ヒナコ
そうなんですか。では私は結局、利益がいくらまでなら扶養に入ったままでいられますか。
トシ
そこが最初の分かれ道だ。パート収入があるかないかで、見る数字がまったく変わる。専業主婦なら利益62万円、パートなら「年収から74万円を引いた額」に利益を足して62万円だ。まず自分がどちらの計算をする立場か確かめることだ。
まず自分がどちらか確かめる|専業主婦とパート主婦で計算式が違う
扶養の判定に使うのは「合計所得金額」という数字です。収入そのものではなく、収入から決められた控除を引いた後の金額を指します。給与と暗号資産では引ける控除が違うため、同じ「年収」でも結果が変わります。
ここを取り違えると、数十万円単位で判断を誤ります。「103万円の壁」「160万円の壁」といった言葉は給与収入を前提にした表現で、しかもいずれも過去の年分の数字です(令和8年分で所得税がかかり始める給与収入は178万円)。給与のない専業主婦の暗号資産の利益に、そのまま当てはめることはできません。
専業主婦の5つのライン|45万・62万・95万・104万・133万
パート収入がなく、暗号資産の利益だけがある方の場合です。利益(売却額から取得費や手数料を引いた後の金額)が増えるにつれて、次の順番でラインを越えていきます。
| 年間の利益 | 何が起きるか | 補足 |
|---|---|---|
| 45万円を超える | 自分に住民税がかかり始める | 非課税の限度額は市区町村の級地区分により38万〜45万円と幅があります。正確な基準はお住まいの市区町村でご確認ください。夫の扶養には影響しません。 |
| 62万円を超える | 夫が使う制度が配偶者控除→配偶者特別控除に切り替わる | 控除額は38万円のままで変わりません。この時点では世帯の税負担は増えません。ただし会社の家族手当のように「税法上の配偶者控除の対象であること」を支給条件にしている制度には影響し得るため、夫の就業規則の確認が必要です。 |
| 95万円を超える | 夫の控除額が実際に減り始める | ここが世帯の税負担が増え始める地点です。配偶者特別控除の額が所得に応じて段階的に減っていきます。給与収入に換算すると169万円にあたります。 |
| 104万円を超える | 自分に所得税がかかり始める | 令和8年分の基礎控除は104万円です(合計所得金額が一定額以下の場合)。ここを超えると確定申告が必要になります。 |
| 133万円を超える | 夫の配偶者特別控除もなくなる | 税金の面で扶養から完全に外れる地点です。給与収入に換算すると207万円にあたります。 |
※上記は令和8年分(2026年に得た所得)の基準で、夫の合計所得金額が900万円以下の場合です。令和7年分(2025年に得た所得)は、配偶者控除の判定が58万円、基礎控除が95万円でした。過去の年の確定申告をする場合は、その年分の基準で計算してください。配偶者特別控除の各段の控除額は国税庁の最新の一覧表でご確認ください。
ケース:専業主婦のヒナコさんが70万円の利益を出した場合
- 合計所得金額は70万円。62万円を超えているため、夫は配偶者控除ではなく配偶者特別控除を使うことになります。ただし95万円以下なので控除額は38万円のままで、夫の税負担は変わりません。
- 104万円は超えていないため、ヒナコさん本人に所得税はかかりません。ただし45万円は超えているので住民税の対象になります。
- 所得税がかからない場合でも、住民税の申告は必要です。市区町村の窓口で手続きします。
- 夫の会社に「配偶者控除の対象」として届けたままにしていると、年末調整の内容が実態と合わなくなります。年内に見込みが分かった時点で申告内容を修正するのが安全です。
パート年収別の早見表|利益いくらまでなら配偶者控除が満額か
パート収入がある方は、給与所得と暗号資産の利益を足して判定します。パート年収から給与所得控除74万円を引いた額が給与所得になり、そこに利益を足した合計で見ます。見るべきラインは2つです。
- ①合計62万円…夫が使う制度が配偶者控除から配偶者特別控除に切り替わる地点。控除額は変わらないため、世帯の税負担はまだ増えません。
- ②合計95万円…夫の控除額が実際に減り始める地点。世帯の手取りに効いてくるのはこちらです。
| パート年収 | 給与所得 | ①制度名が変わる利益(合計62万円まで) | ②夫の控除額が減り始める利益(合計95万円まで) |
|---|---|---|---|
| 0円(専業主婦) | 0万円 | 62万円 | 95万円 |
| 74万円以下 | 0万円 | 62万円 | 95万円 |
| 90万円 | 16万円 | 46万円 | 79万円 |
| 100万円 | 26万円 | 36万円 | 69万円 |
| 110万円 | 36万円 | 26万円 | 59万円 |
| 120万円 | 46万円 | 16万円 | 49万円 |
| 130万円 | 56万円 | 6万円 | 39万円 |
| 136万円 | 62万円 | 0万円 | 33万円 |
※令和8年分の基準で計算しています。給与所得=パート年収−74万円(マイナスになる場合は0円)。夫の合計所得金額が900万円以下、妻に他の所得がない前提です。利益は必要経費を引いた後の金額を指します。パート年収が130万円以上の方は、この表とは別に社会保険の被扶養者から外れている可能性があります。また合計所得が45万円前後を超えるとご自身に住民税がかかります(非課税限度額は級地区分により38万〜45万円と幅があります)。
この表で気づいてほしいのは、パート年収が高い人ほど、暗号資産で使える余裕が小さくなるという点です。年収136万円で働いている方は、利益が1円でも出た時点で①のラインを超えます。「暗号資産の利益だけを見て62万円まで大丈夫」と考えると、判断を誤ります。
ただし①を超えても、②までは夫の控除額が減りません。①は手続き上の分かれ目、②が家計への分かれ目と整理しておくと迷いません。
ヒナコ
私はパート年収110万円なので、①は26万円までなんですね。思ったより少ないです。
トシ
その26万円は制度の呼び名が変わる地点であって、そこで損が出るわけではない。夫の控除額が減り始めるのは59万円を超えてからだ。この2つを混ぜて「26万円で損をする」と思い込むと、必要のない我慢をすることになる。
20万円ルールの落とし穴|申告不要と課税なしは違う
給与を1か所から受けていて年末調整が済んでいる方は、給与・退職所得以外の所得の合計が20万円以下であれば、所得税の確定申告をしなくてよいとされています。これがいわゆる「20万円ルール」です。ただし、次の3点が抜け落ちたまま伝わっていることが多くあります。
誤解されやすい3点
1. 住民税の申告は別に必要です。20万円ルールは所得税の規定であり、住民税にはこの取り扱いがありません。所得税の確定申告をしない場合は、お住まいの市区町村へ住民税の申告をする必要があります。
2. 夫の扶養の判定からは除かれません。配偶者控除の判定に使う「合計所得金額」には、確定申告をしたかどうかに関係なく雑所得が含まれます。「申告していないから扶養の計算に入らない」という理屈は成り立ちません。
3. 専業主婦はこのルールを使えません。20万円ルールは給与所得者を対象にした規定です。給与収入がない方は、合計所得金額が基礎控除額を超えれば確定申告が必要になります。
なお、医療費控除やふるさと納税などで確定申告をする場合は、20万円以下の雑所得もあわせて申告することになります。「20万円以下だから書かなくてよい」という切り分けはできません。
社会保険の扶養は税金と別物|本当の崖はこちら
「扶養」という言葉には、税金の扶養(配偶者控除など)と社会保険の扶養(夫の健康保険の被扶養者でいられるか)の2種類があります。手取りへの影響が大きいのは後者です。
130万円の壁
夫の健康保険の被扶養者でいられる年間収入の目安は130万円未満(60歳以上または一定の障害がある方は180万円未満)です。年収が130万円以上になると被扶養者から外れ、勤務先の社会保険に加入する場合は健康保険料と厚生年金保険料を、加入しない場合は国民健康保険料と国民年金保険料を自分で負担することになります。税金側が段階的に変わるのに対し、こちらは段差があります。
暗号資産の利益が「収入」に入るかは、健康保険組合によって違います
ここが最も注意が必要な点です。社会保険の被扶養者認定における「収入」の範囲について、暗号資産の利益をどう扱うかの全国一律の基準は確認できませんでした。判断は加入している保険者(健康保険組合・協会けんぽなど)に委ねられており、実際に扱いが分かれています。
公表されている例では、暗号資産や有価証券の売却益を収入に含めると明記している健康保険組合がある一方で、一時的な収入として扱い認定に影響させないとしている組合もあります。売却損が出た年をゼロ円として扱う(マイナスとして相殺しない)と定めている組合もあります。
取引を始める前に、夫の健康保険証に書かれている保険者名を確認し、その組合の被扶養者認定基準を直接確認することをおすすめします。ここだけは一般論で判断できません。
106万円の壁は2026年10月に形が変わります
パート先で社会保険に加入する条件のうち、賃金月額8.8万円以上(年収106万円相当)という要件は、令和8年(2026年)10月に撤廃される予定です。厚生労働省・日本年金機構がいずれもこの時期を示しています。全国すべての都道府県で最低賃金が時給1016円以上となり、法律が定めていた条件を満たしたためです。
撤廃後は、週の所定労働時間20時間以上などの他の要件で判定されます。企業規模の要件も段階的に引き下げられ、厚生年金の被保険者数51人以上(現行)が2027年10月に36人以上、2029年10月に21人以上、2032年10月に11人以上となり、2035年10月に撤廃される予定です。
※パート先で社会保険に加入した場合、その時点で夫の被扶養者ではなくなります。将来受け取る年金額は増えますが、目先の手取りは減ります。どちらを選ぶかは働き方の設計の問題であり、暗号資産の利益とは別の判断です。
税金が発生するタイミング|持っているだけでは課税されない
暗号資産は、値上がりして含み益が出ているだけでは課税されません。利益が確定した時点で所得として計算されます。主婦の方が見落としやすいのは、日本円に換えていないのに課税対象になるケースです。
利益が確定するのはこのとき
- 日本円に売却したとき…最も分かりやすいケースです。
- 別の暗号資産に交換したとき…ビットコインからイーサリアムへ替えた場合も、いったん売ってから買い直したものとして計算します。円に戻していなくても対象です。
- 暗号資産で買い物をしたとき…決済に使った時点で利益が確定します。
- ポイント還元やキャンペーンで受け取ったとき…受け取った時点の時価が所得になり得ます。その後さらに値上がりして売れば、値上がり分も利益になります。
ポイントで買ったビットコインも、その後売却すれば利益の計算対象になります。「現金を出していないから税金と無関係」とは限りません。なお、ポイントで取得した場合の取得価額の考え方について国税庁が個別に示した見解は確認できませんでした。金額が大きい場合は税務署にご確認ください。ポイントを使ったルートの詳しい比較はポイントで始める暗号資産投資にまとめています。
年をまたぐ判断も重要です。12月に売るか1月に売るかで、その利益がどちらの年の所得になるかが変わります。すでに利益が62万円に近づいている年は、翌年に回す選択肢もあります。ただし相場は待ってくれないため、税金の都合だけで売買のタイミングを決めるのは本末転倒です。
雑所得の弱点と、2028年に予定されている改正
損失は繰り越せず、他の所得とも相殺できません
暗号資産の利益は雑所得として総合課税の対象になり、給与などと合算した金額に累進税率がかかります。株式や投資信託とは扱いが大きく異なり、次の制約があります。
- 損失が出ても給与所得などと相殺できません(損益通算ができません)。相殺できるのは、同じ年の他の雑所得との間だけです。
- 損失を翌年以降に繰り越せません(繰越控除ができません)。
- 利益が大きいほど税率が上がります。
この仕組みで起こりやすいのが、年末に利益を確定させた後、年明けに相場が下落し、手元の資産は減ったのに前年分の税金だけが残るという事態です。利益を確定させたら、その分の納税資金を日本円で分けておくのが安全です。
申告分離課税への移行は2028年からの見込みです
令和8年度税制改正大綱では、登録された一定の暗号資産(大綱でいう「特定暗号資産」)について、株式などと同じ申告分離課税とし、損失の3年間の繰越控除も設ける方針が示されました。税率は所得税15%・住民税5%の20%で、復興特別所得税を含めると20.315%です。すべての銘柄が対象になるとは限りません。また適用時期は金融商品取引法の改正法の施行と連動しており、2028年1月からの見込みと報じられています。
2026年8月現在、暗号資産の利益は依然として雑所得・総合課税です。「もう20%になった」という前提で計算すると、実際の税額と扶養の判定を両方誤ります。制度が変わるまでは、このページで説明した雑所得の枠組みで考えてください。
なお、分離課税へ移行した後も、申告した所得は合計所得金額に含まれるのが一般的な扱いです。株式の譲渡所得を申告した場合に配偶者控除の判定へ影響するのと同じ構造で、分離課税になれば扶養と無関係になる、というわけではありません。移行時期が近づいたら、あらためて確認が必要です。税率や計算の詳細は暗号資産の税金ガイドで扱っています。
扶養から外れると世帯でどれくらい減るのか
「扶養を外れると大損する」と言われますが、内訳を分けて見ると印象は変わります。
| 項目 | 減り方 | 世帯への影響 |
|---|---|---|
| 配偶者控除→配偶者特別控除 | 95万円までは変化なし | 妻の合計所得が62万円を超えても、95万円以下の間は配偶者特別控除38万円となり、夫が受けられる控除額は配偶者控除のときと変わりません。実際に減り始めるのは95万円を超えてからで、そこから133万円まで段階的に減っていきます。 |
| 妻本人の所得税・住民税 | 段階的 | 超えた分にだけ課税されます。利益が増えた以上に手取りが減ることはありません。 |
| 社会保険の被扶養者から外れる | 段差あり | 健康保険料と国民年金保険料の自己負担が始まります。ここが最も大きな変化です。 |
| 夫の会社の家族手当 | 段差あり | 支給条件は会社ごとに異なります。「配偶者の年収130万円未満」などの条件を設けている会社では、超えた月から支給が止まることがあります。就業規則の確認が必要です。 |
税金の壁は段階的で、しかも95万円まではそもそも減りません。注意すべきは社会保険と会社の家族手当です。この2つは条件を1円でも超えると扱いが切り替わることがあるため、事前の確認が意味を持ちます。
扶養内で始めるなら|少額で管理しやすい取引所の選び方
扶養の範囲で続けることを前提にすると、選ぶ基準は「値上がりへの期待」よりも金額を小さく保てることと利益の記録が追いやすいことになります。ここでは金融庁に登録された国内の暗号資産交換業者のうち、積立の最低額・出金コスト・生活との連動という3つの軸でそれぞれ特徴が分かれる3社を取り上げます。順位付けはせず、目的別の使い分けとして掲載しています。3社のうちCoincheckは積立の最低額が月1万円で少額向きではありませんが、光熱費と連動する仕組みを持つ唯一の社のため比較対象に含めています。網羅的な手数料比較は仮想通貨取引所の手数料比較をご覧ください。
| 項目 | bitFlyer | GMOコイン | Coincheck |
|---|---|---|---|
| 積立の最低額 | 1円から | 500円から | 月1万円から |
| 積立の頻度 | 毎日/毎週/毎月2回/毎月1回 | 毎日/毎週/毎月 | 毎日/月1回 |
| 日本円の出金手数料 | 三井住友銀行宛220円・440円/他行550円・770円(税込) | 無料 | 一律407円 |
| 出金の最低額 | 記載なし | 1回1万円から(全額出金なら制限なし) | 記載なし |
| 申込できる年齢 | 18歳以上 | 20歳以上 | 18歳以上75歳未満 |
| 生活と連動する仕組み | Vポイント(旧Tポイント)を100ポイントからBTCに交換/経由した買い物でBTC還元 | 外部ポイントとの交換は確認できず | Coincheckでんき・ガスの支払いでBTC付与(エリア限定) |
※各社公式サイト・公式サポートの記載を、本ページの最終更新日時点で確認しています。手数料の税込表示が公式に明記されているのはbitFlyerのみのため、他社は金額のみを記載しています。条件は変更されることがあるため、申込前に各社公式サイトでご確認ください。
bitFlyer|1円から積み立てたい方に
積立が1円単位で設定でき、Vポイントを100ポイントからビットコインに交換できます。
- 「bitFlyer かんたん積立」は1円から1円単位で設定でき、利用手数料はかかりません。頻度は毎日・毎週・毎月2回・毎月1回から選べます。
- Vポイント(旧Tポイント)を100ポイントからビットコインに交換できます。交換先はビットコインのみです。現金を使わずに残高を作れるため、扶養のラインを気にする方でも金額を小さく保てます。
- 金融庁登録:関東財務局長 第00003号。申込は18歳以上からです。
- ⚠ 販売所はスプレッド(買値と売値の差)が実質的な負担になります。少額をこまめに売買すると、その差で目減りします。出金手数料も三井住友銀行宛で220円・440円、他行宛で550円・770円(いずれも税込・出金額3万円未満と3万円以上の区分)かかります。
暗号資産は価格変動が非常に大きく、購入額を下回る可能性があります。口座開設の前に、失っても家計に影響しない金額かどうかをご確認ください。
GMOコイン|出金手数料を負担したくない方に
日本円の出金手数料が無料で、500円から積立ができます。
- 日本円の出金手数料が無料と公式サポートに明記されています。利益を確定して日本円に戻す機会が多い方ほど、この差が効いてきます。
- 「つみたて暗号資産」は500円からで積立手数料は無料です。2025年7月30日に毎週プランが加わり、毎日・毎週・毎月の3種類から選べます。
- 金融庁登録:関東財務局長 第00006号。
- ⚠ 申込は満20歳以上で、他社の18歳以上とは条件が異なります。また1回の操作での最低出金額は1万円です(全額出金の場合は制限なし)。数千円だけ引き出す使い方には向きません。
暗号資産は価格変動が非常に大きく、購入額を下回る可能性があります。生活費とは分けた資金でご検討ください。
Coincheck|光熱費の支払いと組み合わせたい方に
電気・ガス料金の支払いでビットコインが付与されるプランがあります。
- 「Coincheckでんき」は電気料金の1〜7%分、「Coincheckガス」はガス料金の3%分のビットコインが付与されるプランがあります(料金の割引を受けるプランも選べます)。
- 販売所の最低購入額は500円相当額からです。アプリで本人確認が完結し、個人口座は郵送物なしで開設できます。
- 金融庁登録:関東財務局長 第00014号。
- ⚠ 「Coincheckつみたて」の最低額は月1万円で、販売所の500円とは別の基準です。積立で少額から始めたい方は、この点をご確認ください。申込は18歳以上75歳未満で上限年齢があります。ガスの対象エリアは東京ガス・東邦ガスの供給区域に限られ、電気も沖縄電力エリアと離島は対象外です。
付与されたビットコインは受け取った時点の時価が所得になり得ます。光熱費と連動する分、記録が細かくなる点もご確認ください。
ヒナコ
専業主婦で自分の収入がなくても、口座は作れるのでしょうか。
トシ
各社の口座開設ページを確認したが、収入額を条件にしている記載は見当たらなかった。ただし「専業主婦でも開設できる」と明記している会社も無い。申込時には職業や投資経験の入力を求められるので、審査の結果は各社の判断だ。断定はできないと理解しておきたい。
公式情報・確認先
本ページの記載は、本ページの最終更新日時点の以下の公式情報等に基づいています。制度・条件は変更されることがあるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
- 国税庁「源泉所得税の改正のあらまし」(令和8年4月)…基礎控除104万円・給与所得控除の最低保障74万円・同一生計配偶者及び扶養親族の合計所得金額要件62万円以下(給与収入136万円以下)
- 国税庁「令和8年度税制改正による所得税の基礎控除の引上げ等について」
- 国税庁 タックスアンサー No.1191「配偶者控除」・No.1195「配偶者特別控除」・No.1900「給与所得者で確定申告が必要な人」
- 厚生労働省「『年収の壁』への対応」/同リーフレット「短時間労働者の社会保険の加入拡大のポイント」(令和8年1月作成)…賃金要件の令和8年10月撤廃予定、企業規模要件の段階的引下げ
- 日本年金機構「短時間労働者に対する健康保険・厚生年金保険の適用の拡大」(2026年4月17日更新)
- 財務省「令和8年度税制改正の大綱」(令和7年12月26日閣議決定)…暗号資産の申告分離課税化の方針
- 金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」(令和8年6月30日現在)…各社の登録番号
- bitFlyer「手数料」「かんたん積立」「Vポイントから交換」/GMOコイン公式サポート「日本円出金」「口座開設の条件」/Coincheck「手数料」「Coincheckつみたて」「口座開設の条件」「Coincheckでんき・ガス」(各公式)
- お住まいの市区町村の個人住民税の非課税基準(級地区分により異なります)
よくある質問
Q1. 専業主婦です。暗号資産の利益がいくらまでなら夫の扶養に入ったままでいられますか?
令和8年分(2026年に得た所得)の基準では、利益(必要経費を引いた後の金額)が62万円以下であれば夫は配偶者控除を受けられます。62万円を超えると配偶者特別控除に切り替わりますが、95万円(給与収入に換算して169万円)以下であれば控除額は38万円のままで、夫の税負担は変わりません。実際に控除額が減り始めるのは95万円を超えてからで、133万円を超えるとゼロになります。なお、社会保険の被扶養者でいられるかは別の基準で判定され、暗号資産の利益を収入に含めるかどうかは加入している健康保険組合によって扱いが異なります。夫の健康保険の保険者にご確認ください。
Q2. パートで働いています。利益が20万円以下なら何もしなくてよいのですか?
所得税の確定申告は不要になりますが、それだけで完了ではありません。住民税にはこの取り扱いがないため、お住まいの市区町村への住民税の申告が必要です。また、夫の配偶者控除の判定に使う合計所得金額には、確定申告をしたかどうかに関係なく雑所得が含まれます。パート年収から74万円を引いた額と利益の合計が、まず62万円を超えていないか、次に95万円を超えていないかをご確認ください。夫の控除額が減り始めるのは95万円を超えてからです。
Q3. ビットコインを持っているだけでも税金はかかりますか?
値上がりして含み益が出ているだけでは課税されません。日本円に売却したとき、別の暗号資産に交換したとき、暗号資産で買い物をしたときなどに利益が確定し、課税の対象になります。円に戻していなくても、別の通貨に交換した時点で対象になる点にご注意ください。ポイントやキャンペーンで受け取った暗号資産も、受け取った時点の時価が所得になり得ます。
Q4. 暗号資産の税金は20%になったと聞きました。本当ですか?
2026年8月時点では、暗号資産の利益は雑所得として総合課税の対象のままです。令和8年度税制改正大綱で、登録された一定の暗号資産について申告分離課税(所得税15%・住民税5%で、復興特別所得税を含めると20.315%)への移行と損失の3年間の繰越控除を設ける方針が示されましたが、適用は金融商品取引法の改正法の施行と連動しており、2028年1月からの見込みと報じられています。すべての銘柄が対象になるとは限りません。現時点で20%として計算すると、税額と扶養の判定を両方誤ることになります。
Q5. 損をした年は、翌年の利益と相殺できますか?
現行の雑所得の扱いでは、損失を翌年以降へ繰り越すことはできず、給与所得など他の所得と相殺することもできません。相殺できるのは同じ年の他の雑所得との間だけです。株式や投資信託とは扱いが異なります。年末に利益を確定させた後で相場が下落すると、資産は減ったのに前年分の納税だけが残ることがあります。利益を確定させたら、その分の納税資金を日本円で分けておくと安全です。
Q6. 子どもの教育資金を暗号資産で積み立ててもよいでしょうか?
おすすめできません。暗号資産は価格変動が非常に大きく、使う時期が決まっている資金には向きません。必要な時期に元本を下回っている可能性があり、その場合は取り崩すか、値が戻るまで待つかの選択を迫られます。時期が決まっている資金は預貯金や、目的に合った他の手段で準備し、暗号資産は失っても生活に影響しない範囲にとどめるのが基本です。
まとめ
暗号資産と扶養の関係で迷ったら、次の順番で確認すると整理できます。
- 自分に給与収入があるか。あるなら「年収−74万円」に利益を足して判定します。ないなら利益がそのまま合計所得金額です。
- 合計所得金額が62万円を超えるか。超えると夫が使う制度が配偶者特別控除に切り替わります。ただし控除額は変わりません。
- 合計所得金額が95万円を超えるか。ここから夫の控除額が実際に減り始めます。世帯の手取りに効いてくるのはこちらです。133万円を超えるとゼロになります。
- 年収130万円に近づいていないか。社会保険の被扶養者から外れる地点で、ここが最も大きな段差です。暗号資産の利益を収入に含めるかは健康保険組合により異なるため、夫の保険者に確認します。
- 申告の手続きを忘れていないか。20万円以下で所得税の確定申告が不要な場合でも、住民税の申告は別に必要です。
家計から出す金額を小さく保てば、扶養のラインに触れる可能性そのものが下がります。積立の設定を1円や500円といった単位から始められる取引所を選び、売買の記録を残しておけば、年末に慌てずに済みます。相場の上下より、自分の数字を把握しているかどうかが、この分野では結果を分けます。
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- 暗号資産は価格変動が非常に大きく、投資元本を失う可能性があります。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。
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