カードローンの限度額はいくら?年収との関係と決まり方【2026年】

※すべての借入には返済義務が生じます。

カードローンの限度額は総量規制・各社の審査・信用情報の3要素で決まります。初回の目安は10万〜50万円。年収との関係を一次情報で整理します。

先に答えを知りたい方へ
初めての契約でいくら借りられる?
目安は10万〜50万円程度。年収の3分の1(総量規制)が法律上の上限です
自分の年収での上限は?
貸金業者からの借入合計で年収の3分の1まで。総量規制シミュレーターに年収を入れると自動計算できます
増額はいつからできる?
契約から半年以上の良好な返済実績が一般的な目安。詳細は増額審査ガイドで解説しています

※いずれも一般的な目安であり、審査結果により異なります。各社の商品条件として確約された数値ではありません。

ヒナコ

ヒナコ

「最大800万円」という表示をよく見ますが、最初からそんなに大きな限度額で借りられるものなのでしょうか?

トシ

トシ

初回契約では現実的でない。貸金業法の総量規制により、貸金業者からの借入は年収の3分の1が上限だ。しかも各社は返済能力を見極めるため、初回は10万〜50万円程度の控えめな枠から始めるのが実情だ。「最大800万円」はあくまで商品としての上限にすぎない。

ヒナコ

ヒナコ

では、限度額はどうやって決まるのですか? 自分で希望額を書けば、その通りになるのでしょうか?

トシ

トシ

希望額はあくまで申告で、実際の限度額は審査で決まる。見られるのは属性情報・信用情報・総量規制の3要素だ。この仕組みを知らずに大きな希望額を書くと、審査で不利に働くこともある。まずは限度額が決まる構造から順に確認していこう。

カードローンの限度額とは——いくらまで借りられるかの上限

カードローンの限度額とは、契約にもとづいて借入できる金額の上限のことです。ただしこの上限は、商品カタログに書かれた最大値ではなく、あなた自身の年収と信用状況によって個別に決まります。まずは混同しやすい3つの言葉を整理します。

極度額・利用限度額・利用可能額の違い

契約書には「極度額(契約極度額)」という言葉が出てきます。これは契約上の借入枠の最大値です。その範囲内で実際に借入できる上限として設定されるのが「利用限度額」、そこから現在の借入残高を差し引いた「いま追加で借りられる金額」が「利用可能額」です。

極度額(契約上の最大枠)50万円 利用限度額(実際に借入できる上限)50万円 借入残高 20万円 利用可能額 30万円 利用可能額 = 利用限度額 − 借入残高。返済すれば利用可能額は回復する

このページで「限度額」と書く場合は、原則として利用限度額を指します。

法律上の上限——総量規制(年収の3分の1)

貸金業法第13条の2は、貸金業者が個人に対して「他社を含む借入合計が年収の3分の1を超える」貸付契約を結ぶことを禁じています。これが総量規制です。年収300万円なら、消費者金融など貸金業者からの借入は合計100万円が法律上の上限です。

・対象になるのは貸金業者(消費者金融・信販会社のキャッシング等)の貸付けです。クレジットカードのショッピング枠は割賦販売法の領域で対象外です。
・銀行カードローンは銀行法にもとづくため総量規制の法的対象外ですが、各行とも自主的に過剰融資を抑える運用をしており、「銀行なら年収の3分の1を超えて借りやすい」と考えるのは危険です。
・住宅ローンや自動車ローンなどは総量規制の「除外貸付」、顧客に一方的に有利な借換え(おまとめ)などは「例外貸付」として、別の扱いが定められています。おまとめの仕組みはおまとめローンガイドで解説しています。

ご自身の年収でいくらまでかは、総量規制シミュレーターに年収を入力するとすぐに計算できます。

年収別の上限早見表

年収総量規制の上限(貸金業者合計)初回契約の現実的な目安
200万円約66万円10万〜30万円程度
300万円100万円10万〜50万円程度
400万円約133万円10万〜50万円程度
500万円約166万円10万〜50万円程度
600万円200万円10万〜50万円程度

※総量規制の上限=年収×3分の1(貸金業法第13条の2・固定値)。初回の目安は一般的な傾向であり、審査結果により異なります。2026年7月29日時点の法令・公式情報にもとづく確認値です。
※既に他社借入がある場合は、その残高を差し引いた金額が理論上の余地になります。例:年収360万円(上限120万円)で他社に40万円の借入があれば、残り80万円が上限です。

限度額の決まり方——審査で見られる3つの要素

総量規制はあくまで「法律上の天井」です。実際の限度額はその範囲内で、各社の審査によって個別に決まります。裏を返せば、審査で何が見られるかを知っておけば、自分の限度額がどのあたりに落ち着くかはある程度読めるということです。見られるのは次の3要素です。

要素①属性情報——年収・勤続年数・雇用形態

年収、職業、勤務先、勤続年数、雇用形態、家族構成、居住形態などの申告情報です。返済能力の土台としてスコアリングされ、限度額の初期値に大きく影響します。審査全体の仕組みはカードローン審査の裏側で詳しく解説しています。

要素②信用情報——他社借入と返済履歴

各社は審査時に指定信用情報機関(CIC・JICC)へ照会します。これは貸金業法第13条第2項で定められた義務であり、省略されることはありません。他社の借入件数・残高・返済履歴・申込履歴が記録されており、延滞の記録があると限度額は大きく抑えられます。ご自身の記録の確認方法は信用情報の開示請求ガイドを参照してください。

要素③総量規制——他社を含む借入合計の枠

前章のとおり、貸金業者からの借入合計は年収の3分の1までです。他社借入が多いほど、新規契約で設定できる限度額の余地は小さくなります。

年金収入はどう扱われるか

貸金業法施行規則第10条の22により、年金は総量規制の基準となる「年収」に算入されます。ただし各社の申込資格は法律より狭い場合があり、たとえばプロミスは「収入が年金のみの方は申込不可」と公式に明記しています。年金受給者の商品選びは年金受給者向けカードローンガイドで整理しています。

限度額と金利の関係——枠が大きいほど上限金利は下がる

限度額と金利は連動します。利息制限法が借入額の帯ごとに上限金利を3段階で定めているため、限度額(極度額)が大きいほど適用される上限金利は下がる構造です。

借入額(元本)法律の上限金利大手消費者金融の上限例銀行カードローンの上限例
10万円未満年20%年18.0%(プロミス)
年17.9%(アコム)
年14.6%(バンクイック)
10万円以上100万円未満年18%同上(法定上限の枠内)同上
100万円以上年15%年15%以下に切替限度額に応じ段階的に低下

※利息制限法第1条(固定値・条文確認)および各社公式サイトの表示金利(幅・2026年7月29日確認値)にもとづきます。適用金利は契約内容・審査結果により個別に決まります。

実務上のポイントは「限度額100万円以上の契約では、法律上の上限金利が年15%に下がる」ことです。上限金利を超える契約は超過部分が無効であり、業として年20%を超える貸付けには出資法上の刑事罰があります。法制度の詳細は利息制限法の解説、主要社の金利と限度額の一覧比較はカードローン比較を参照してください。

ヒナコ

ヒナコ

限度額が100万円以上になると上限金利が年15%に下がるのですね。それなら、最初から大きな枠で契約したほうが得ということでしょうか?

トシ

トシ

金利を下げたいという理由だけで大きな枠を求めるのは本末転倒だ。枠が大きいほど借りすぎの誘惑も大きくなる。「借りられる上限」と「借りるべき金額」は別物であり、必要額と返済計画から先に逆算することだ。

初回申込時の限度額——希望額はいくらで書くべきか

初回契約の限度額は10万〜50万円程度に落ち着くのが一般的です。申込フォームの「希望額」は、必要額どおりの控えめな金額で書くのが合理的です。大きく書いたほうが得に思えるかもしれませんが、実際は逆に働きます。理由は2つあります。

1. 希望額が大きいほど審査のハードルは上がる。返済能力に対して過大な希望額は、審査側から見れば「資金繰りが苦しいのではないか」と疑わせるシグナルになります。

2. 50万円を超えると収入証明書類が要る。貸金業法第13条第3項により、1社での契約額が50万円を超える場合、または他社を含む借入合計が100万円を超える場合には、源泉徴収票などの収入証明書類の提出が求められます。裏を返せば、希望額50万円以下・他社合計100万円以下なら、本人確認書類だけで申込が完結する場合が多いということです。

限度額は後から実績に応じて見直される仕組みがあるため、初回に無理をする必要はありません。まず必要な金額だけを申告し、返済実績を積むのが遠回りに見えて堅実な進め方です。

増額はいつから・どのくらいできるか【概説】

増額(利用限度額の引き上げ)の申請時期は、契約から半年以上の良好な利用実績が一般的な目安です。プロミスの公式コラムも「半年以上の利用実績があるかどうかが目安」と言及しています。ただし各社の商品条件として確約された期間ではありません。増額審査自体は当日〜数日で回答される場合が多いです。

増額の前に知っておくべき減額リスク

増額申請は「現時点の信用状況での再審査」を意味します。初回契約時より他社借入が増えている、転職や減収があった、返済の遅延があった——こうした場合、増額が見送られるだけでなく、現在の限度額が減額されたり、新規借入が停止されたりする可能性があります。増額申請は、状況が良いときにだけ意味のある選択肢です。

増額と他社新規、どちらを選ぶか(判断フレーム)

判断軸増額(既存契約の枠拡大)他社で新規契約
金利枠が100万円以上になれば法定上限が年15%に低下初回契約はその会社の上限金利になりやすい
無利息期間適用なし(既契約のため)初回契約向けの無利息期間を使える場合がある
審査・信用情報再審査。減額リスクあり新規の申込記録が信用情報に残る。管理する契約が増える
総量規制他社残高を含む年収3分の1の枠内同じ枠を分け合う(合計での上限は変わらない)

どちらを選んでも、借入合計の天井(年収の3分の1)は変わりません。増やすことより、返せる計画が先です。

増額前のセルフチェック——信用情報の本人開示

増額申請の前に、ご自身の信用情報を確認しておくと、減額リスクをある程度自己診断できます。CICのインターネット開示は手数料500円(税込)で、スマホから当日確認できます。他社残高・返済記録・申込記録が申請前に把握できるため、状況が悪いときに申請して減額を招く「藪蛇」を避けられます。

セルフチェックを終えて増額を具体的に検討する段階になったら、次は増額審査ガイドに進んでください。増額審査の詳しい流れ、在籍確認の有無、審査に落ちた場合の対処まで、申請前に知っておきたいことを順を追って解説しています。

主要カードローンの限度額・増額条件 早見表

当サイトで紹介している主要3社の限度額と増額関連の条件を一覧にします。三菱UFJ銀行(旧・三菱東京UFJ銀行)のカードローンは「バンクイック」です。

会社名限度額実質年率増額申請と審査回答(目安)
プロミス 最大800万円 2.5%〜18.0% Webから原則24時間申込可。条件を満たす場合は短時間で回答
アコム 1万〜800万円 2.4%〜17.9% マイページ・自動契約機・電話。原則当日回答(土日祝も審査可能)
三菱UFJ銀行「バンクイック」
(銀行カードローン比較へ)
10万〜800万円 1.4%〜14.6% 電話で相談のうえ個別に案内(回答目安の公式公表なし)

※2026年7月29日時点の各社公式サイト確認値です。限度額は固定値、金利は幅(適用は審査により個別決定)、増額審査の回答速度は目安値です。
※アコムの実質年率2.4%〜17.9%は2026年1月6日以降の新規契約に適用される条件です。
※本表は当サイト紹介商品の一覧であり、順位付けは行っていません。広告や報酬が掲載内容を決めることはありません。掲載方針の詳細はランキングの根拠をご覧ください。

補足:プロミスはWeb・アプリでの申込から契約まで最短3分で即日融資に対応し、原則電話による在籍確認なしでWEB完結の手続きが進みます。
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。

申込前に、月々いくらずつ返すかという返済計画の確認が前提です。限度額いっぱいの借入を前提にした申込は勧めません。

プロミスの詳細はこちら

※公式サイトで貸付条件・申込資格を確認できます

EXTRA / 番外編

大手の審査に不安がある場合の中小2社

上記の大手3社はいずれも収入・信用情報を厳格に審査します。過去の信用情報に不安があり大手に申し込みにくい事情がある場合の選択肢として、独自の審査基準を持つ中小消費者金融2社を掲載します(スペックは2026年7月29日時点の公式確認値)。

番外編① ネット完結・来店不要

キャッシング【アロー】

全国対応のネット完結型中小消費者金融。来店不要・郵送物なし・アプリで完結。WEB申込は24時間受け付けている。

金利(実質年率)
14.95%〜19.94%
限度額
200万円まで
審査の特徴
現在の状況を重視する独自基準
来店・郵送
不要(アプリ・ネット完結)
申込受付
WEB 24時間受付
なし
番外編② 相談重視・丁寧なサポート

パーソナルクレジット【セントラル】

「お客様一人ひとりの状況に合わせた審査」を掲げる中小消費者金融。現在の収入状況を正面から見てくれる、誠実な対応が特徴だ。

金利(実質年率)
年4.8%〜18.0%
限度額
1万〜300万円
審査の特徴
現在の収入状況を重視した相談型
対応エリア
全国対応
申込方法
WEB・電話・来店
無利息期間
なし

限度額に関するよくある質問(FAQ)

Q. カードローンの限度額はどうやって決まりますか?

A. 限度額は①属性情報(年収・勤続年数・雇用形態などの審査)、②信用情報機関(CIC・JICC)の記録、③総量規制(貸金業者からの借入合計は年収の3分の1まで)の3つの要素で決まります。初回契約では返済能力の見極めのため、10万〜50万円程度の控えめな限度額から始まるのが一般的です。

Q. 総量規制とは何ですか?銀行カードローンも対象ですか?

A. 総量規制とは貸金業法第13条の2にもとづく「貸金業者からの借入合計は年収の3分の1まで」というルールです。消費者金融のカードローンはすべて対象です。銀行カードローンは銀行法にもとづくため法律上は対象外ですが、各行が自主的に過剰融資を抑える運用をしているため、年収の3分の1を大きく超える借入は現実には難しいと考えられます。

Q. 年金収入だけでもカードローンの限度額は設定されますか?

A. 法律上、年金は総量規制の基準となる年収に算入されます(貸金業法施行規則第10条の22)。ただし各社の申込資格は法律より狭い場合があり、たとえばプロミスは収入が年金のみの方は申込不可と公式に明記しています。年金収入での借入を検討する場合は、各社の申込資格を個別に確認してください。

Q. 限度額いっぱいまで借りていると信用情報に影響しますか?

A. 限度額いっぱいの借入だけで事故情報(いわゆるブラックリスト)になることはありません。ただし信用情報機関には限度額と借入残高の両方が記録されるため、残高が多い状態は他社の審査や増額審査で返済負担の大きさとして考慮され、不利に働く場合があります。返済を進めて残高を減らしてから次の申込を検討するのが堅実です。

Q. 増額を申請して、逆に限度額が下がることはありますか?

A. あります。増額申請は現時点の信用状況での再審査を意味するため、契約時より他社借入が増えていたり、収入が下がっていたり、返済の遅延があったりすると、増額が見送られるだけでなく限度額の減額や新規借入の停止につながる場合があります。増額審査の流れや落ちた場合の対処は、増額審査ガイドのページで詳しく解説しています。

まとめ——限度額は「上げる」より先に「知る」

カードローンの限度額は、総量規制(年収の3分の1)・各社の審査・信用情報という3つの要素で構造的に決まります。初回は10万〜50万円程度から始まり、半年以上の良好な返済実績を経て見直される——この流れを知っていれば、希望額の書き方も増額のタイミングも自分で判断できます。次の一歩は状況に応じて選んでください。

ヒナコ

ヒナコ

限度額の決まり方から増額の注意点まで、仕組みはよく分かりました。最後に、限度額とどう付き合えばよいのでしょうか?

トシ

トシ

限度額とは他人が決める数字であって、目標にする数字ではない。自分で決めるべきは「いくら借りて、いつまでに返すか」だ。その計画がある人にとってだけ、限度額の知識は武器になる。借入を迷う段階なら、まず返済計画の試算から始めることだ。

返済が困難になった場合の相談窓口
・法テラス(日本司法支援センター):0570-078374
・日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター:0570-051-051
・金融庁 金融サービス利用者相談室:0570-016811

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本記事は金融庁に登録された正規の貸金業者の公式情報のみに基づき、元・金融コンサルタントが客観的に評価しています。

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【貸金業法に基づく重要事項】お借入れは計画的に。無理のない返済計画を立ててからご利用ください。借入総額は貸金業法の総量規制により年収の3分の1までです。返済が困難になった場合は、日本貸金業協会の相談窓口(0570-051-051)にご相談ください。

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