パート・アルバイトはカードローンを借りられる?銀行の申込条件と審査
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パート・アルバイト・フリーターでも、毎月の安定した収入があればカードローンの申込対象です。条件と審査の見られ方を各社公式の一次情報だけで整理しました。
パート・アルバイト・フリーターでも、毎月の安定した収入があれば申込対象です
大手消費者金融は公式サイトでパート・アルバイト可を明記しています。押さえる前提は次の3つです。
- ① 借入上限は本人年収の3分の1。貸金業者からの借入総額は総量規制により原則として年収の3分の1までです(貸金業法13条の2。金融庁・確認日2026年7月29日)。年収120万円なら上限の目安は40万円です。
- ② バイト先への在籍確認は、電話によらない方法が主流。アコムは電話による在籍確認を「一切、実施しません」と公式FAQに明記し、プロミスなどは原則として電話による在籍確認を行わないとしています。ただし「なし」と言い切れるものではなく、各社の公式表現には段階差があります(各社公式・確認日2026年7月29日)。
- ③ 銀行カードローンは申込当日中の借入ができないのが一般的。また、銀行でパート・アルバイト可を公式に明記しているのは、今回確認した範囲では楽天銀行スーパーローンのみでした(確認日2026年7月29日)。
| 区分 | パート・アルバイトの扱い | 上限金利(実質年率)の目安 | 申込当日中の借入 |
|---|---|---|---|
| 大手消費者金融5社 | 全社が公式に申込可を明記、または雇用形態を限定せず | 17.9%〜18.0% | 対応あり(申込時間・審査により翌日以降になる場合あり) |
| 銀行カードローン6行 | 楽天銀行のみ可を明記。他行は「安定した収入」要件のみ | 年14.0%〜18.0%(多くは14%台) | 原則できない |
※各社の個別条件は本文の表を参照(いずれも各社公式サイト・確認日2026年7月29日)。
ヒナコ
トシ社長、パートで働いている読者の方から「正社員じゃないと、そもそも審査の入り口にも立てないのでは」という声が届いています。実際のところはどうなんでしょうか。
トシ
入り口の条件は雇用形態ではなく収入だ。プロミスもアイフルも、公式サイトにアルバイト・パートでも申込可能と明記している。各社が見ているのは肩書きではなく、毎月の収入が続いているかどうかという一点だ。「パートだから無理」という思い込みで、条件を見る前から選択肢を閉じる必要はない。
ヒナコ
それを聞いて少し安心しました。ただ、申し込めると分かったら、今度は「いくらまで借りていいのか」の感覚がつかめない方も多そうです。
トシ
貸金業法の総量規制で、貸金業者からの借入は本人年収の3分の1までと決まっている。年収120万円なら上限の目安は40万円だ。ただ、法律の上限まで借りられることと、無理なく返せることは別の話になる。借りたい額から考えるのではなく、毎月いくらなら返し続けられるかを先に逆算することだ。このページには年収別の早見表と返済試算を用意してある。
パート・アルバイトがカードローンに申し込める条件
本ページは、ご本人にパート・アルバイトの収入がある方(フリーターの方を含む)向けです。ご本人に収入のない専業主婦(主夫)の方は 専業主婦はカードローンを借りられる?配偶者貸付の仕組み を、学生の方は 学生向けカードローンの条件 をご覧ください。
大手のカードローン各社は、パート・アルバイトを申込対象とすることを公式サイトに明記しています。働き方としても、パート・アルバイトはいまや特別なものではありません。総務省統計局の労働力調査(2026年1〜3月期平均・2026年5月15日公表)によると、役員を除く雇用者5816万人のうち36.9%にあたる2147万人が非正規の職員・従業員です。うちパート・アルバイトは1532万人にのぼります(総務省統計局・確認日2026年7月29日)。
このセクションでは、「借りられるかどうか」を決めている条件そのものを、伝聞ではなく各社公式サイトの記載どおりに確認します。
「安定した収入」を各社公式は何と書いているか(逐語比較)
多くの解説記事は「安定した収入があれば借りられます」と要約して終わりますが、本ページでは各社が公式サイトに書いている文言をそのまま並べます。要約の過程で条件がゆがむのを避けるためです。
| 社名 | 公式サイトの記載(確認日2026年7月29日) |
|---|---|
| プロミス | 「年齢18~74歳のご本人に安定した収入のある方。主婦・学生でもアルバイト・パートなど安定した収入のある場合はお申込いただけます。ただし、高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込いただけません。また、収入が年金のみの方はお申込いただけません」 |
| アコム | 「20歳から72歳までの安定した収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方」(アルバイト・パート・派遣・主婦(主夫)も同条件で契約できる旨を公式FAQに記載) |
| アイフル | 「満20歳以上の定期的な収入と返済能力を有する方で、当社基準を満たす方 ※年金収入のみは除く」。あわせて「パートやアルバイトの方もご契約が可能です」と明記 |
| SMBCモビット | 20才以上74才以下で安定した定期収入のある方。アルバイト・パート・派遣社員の就業形態でも申込可の記載(年金受給のみの方は対象外) |
| レイク | 「満20歳以上70歳以下のお客さまで、安定した収入のあるお客さま(パート・アルバイトで収入のあるお客さまも可)」 |
| 楽天銀行(銀行の例) | 「専業主婦、パートまたはアルバイトでお勤めの方もお申込いただけます」(申込条件は日本国内に居住する20才から62才までで、お仕事に就かれており毎月安定した定期収入のある方) |
この表から読み取れることは3つあります。
第一に、どの社も「正社員であること」を条件にしていません。条件の軸は「安定した収入」「定期的な収入」であり、雇用形態の名前ではなく、毎月の収入が継続しているかどうかです。月に数万円でも、続いている給与収入はこの条件の土俵に乗ります。逆に、単発の収入だけで毎月の収入がない状態は「安定した収入」に当たりにくいと考えられます。
第二に、年齢条件は社ごとに違います。プロミスは18〜74歳(高校生は不可)、アコムは20〜72歳、アイフルは満20歳以上、SMBCモビットは20〜74歳、レイクは満20〜70歳です。18歳・19歳で申し込めるのは5社の中ではプロミスのみで、プロミスは申込時の年齢が19歳以下の場合に収入証明書類の提出を金額にかかわらず必須としています(プロミス公式・確認日2026年7月29日)。学生アルバイトの方の詳しい入口は 学生のカードローンはどこまで可能か に分けて整理しています。
第三に、「収入が年金のみの方は対象外」という但し書きが複数社にあります。パート収入と年金収入を組み合わせている方は、給与収入がある分この但し書きには当たりませんが、申込フォームでは収入の内訳を事実どおりに申告することになります。
働き始めたばかり・勤続が短い場合
働き始めて1〜2か月での申込を考えている方から、「勤続何か月あれば審査に通りますか」という疑問をよくいただきます。先に正直にお伝えすると、各社とも勤続期間の基準を公表していません。
ネット上には「勤続3か月が目安」といった記述が見られますが、これを裏付ける各社の公式情報は確認できませんでした。本ページでは、根拠を示せない目安は書かない方針を取ります。公式情報から言えるのは次の範囲です。
- 各社の申込条件に勤続期間の下限は書かれていません(前掲の逐語比較のとおり。確認日2026年7月29日)。
- 申込フォームには勤務先や入社年月を入力する欄があり、ここは事実どおりに申告するものです。実際と異なる申告は、審査以前に契約上の問題になります。
- 審査は各社の基準による個別判断です。同じ勤続期間でも、収入額・他社借入・信用情報などの組み合わせで結果は変わります。
働き始めた直後にまとまった出費がある場合、借入で埋める以外に、支払いを待ってもらう・支払額そのものを減らす選択肢もあります。急な出費への対処の全体像は 急な出費でお金が必要なときの対処法 で扱っています。
掛け持ち・シフト変動の扱い
パート・アルバイトに固有の論点が2つあります。掛け持ち(複数の勤務先)と、シフトによる収入の変動です。ここも公式情報で言える範囲を整理します。
掛け持ちの収入合算について。掛け持ちしている場合の年収の申告方法は、各社公式サイトに明記がありません(2026年7月29日時点の確認)。制度の側から言えるのは、貸金業法上の「年収」が「年間の給与及びこれに類する定期的な収入」とされており(貸金業法13条の2第2項)、勤務先の数を限定する規定はないことです。実務としては、申込フォームの案内に従い、証明できる収入を事実どおりに申告するのが原則です。複数の勤務先の扱いに迷う場合は、申込前に各社の窓口へ確認しておきたいところです。「メインの1か所だけ書いたほうがスムーズ」といった申告の調整を勧める情報がありますが、本ページではお勧めしません。申告は事実どおりが原則です。
シフト変動について。プロミスの公式記事は、アルバイト収入について「シフトによって収入が変動します」という点を返済計画上の注意として挙げています(プロミス公式記事・確認日2026年7月29日)。月ごとの収入に波がある働き方では、収入が多い月を基準に返済額を組むと、少ない月に返済が家計を圧迫します。収入が少ない月でも払える返済額を基準に組むのが、シフト勤務と借入を両立させる現実的な線です。具体的な試算は「いくらまで借入できるか」のセクションで行います。
なお、収入を証明する書類(給与明細・源泉徴収票など)の種類と取り方は 収入証明書類の種類と取り方 にまとめています。
銀行カードローンはパート・アルバイトでも申し込めるか
本ページの掲載方針
掲載しているのは、公式サイトで申込条件・金利・限度額を確認できた大手消費者金融5社と銀行カードローン6行です。公式情報で条件を確認できなかった事業者は掲載しないか、「確認できなかった」と明記しています。順位は付けません。並び順は機械的なルールで決めています。消費者金融は上限金利(実質年率)の低い順、同率の場合は下限金利の低い順、それも同率の場合は社名の読みの五十音順です。銀行は、パート・アルバイト可の公式明記がある行を先に、明記のない行は上限金利の低い順に並べています。基準日は2026年7月29日です。広告や報酬が掲載の可否・掲載順を決めることはありません。詳しくは 当サイトの掲載基準 をご覧ください。
「銀行カードローン アルバイト」「銀行カードローン パート」で検索して本ページにたどり着いた方が知りたいのは、銀行はパート・アルバイトを申込対象にしているのかという一点だと思います。結論から書くと、今回確認した6行のうち、パート・アルバイト可を公式サイトに明記しているのは楽天銀行スーパーローンのみでした。残りの5行は「安定した収入」系の要件のみで、雇用形態への言及がありません。「明記あり」と「明記なし」を分けて示します。
公式にパート・アルバイト可と明記している銀行(楽天銀行スーパーローン)
楽天銀行のスーパーローンは、申込条件を「日本国内に居住する20才から62才までで、お仕事に就かれており毎月安定した定期収入のある方」としたうえで、「専業主婦、パートまたはアルバイトでお勤めの方もお申込いただけます」と明記しています(楽天銀行公式・確認日2026年7月29日)。
- 金利:年1.9%〜14.5%(変動金利)/利用限度額:10万円〜800万円(楽天銀行公式・確認日2026年7月29日)
- 審査は最短当日〜2営業日とされており、申込当日中の借入を前提にした商品ではありません。
今回確認した範囲で、雇用形態まで踏み込んで「パートまたはアルバイトの方も申込可」と書いている銀行は楽天銀行だけでした。この明記は申込可否を約束するものではありません。ただ、「銀行に申し込んでよいのか」と迷っている方にとって、公式が明文で答えている数少ない例です。
「安定した収入」条件のみの銀行(横断マトリクス)
次の5行は、パート・アルバイトの可否を公式サイト上で明記していません(2026年7月29日時点で確認できませんでした)。ただし、申込条件は「安定した収入」系の要件であり、雇用形態を限定する記載も確認できませんでした。条件をそのまま並べます。
| 銀行カードローン | 金利(実質年率) | 申込年齢 | パート・アルバイトに関する公式記載 |
|---|---|---|---|
| みずほ銀行 | 年2.0%〜14.0% | 満20歳以上満66歳未満 | 明記なし。「安定かつ継続的収入が見込める方」 |
| 三井住友銀行 | 年1.5%〜14.5% | 20才以上69才以下 | 明記を確認できず |
| 三菱UFJ銀行バンクイック | 年1.4%〜14.6% | 満20歳以上65歳未満 | 明記なし。「原則安定した収入があるお客さま」(保証会社はアコム株式会社) |
| オリックス銀行 | 年1.7%〜14.8% | 満20歳以上69歳未満 | 明記なし。「原則、毎月安定した収入のある方」 |
| PayPay銀行 | 年1.59%〜18.0% | 20歳以上70歳未満 | 雇用形態の列挙なし。「お仕事をされていて、安定した収入のある方」 |
※いずれも各行公式サイト・確認日2026年7月29日。みずほ銀行は住宅ローン利用で年0.5%の金利引き下げがあります。PayPay銀行は同行の普通預金口座が必要で、初回借入から30日間の利息0円サービスがあります。オリックス銀行には契約日の翌日から30日間の無利息サービスがあります。
「明記なし」は「申込不可」という意味ではありません。バンクイックの公式FAQは「原則安定した収入がある方であれば、お申込可能です」としており、雇用形態で入口を閉じてはいません(三菱UFJ銀行公式・確認日2026年7月29日)。ただ、可否を約束する記載でもないため、本ページでは「明記あり=楽天銀行」「明記なし=条件のみ提示」という事実の区分けのまま掲載します。
銀行は総量規制の対象外でも、自主的な審査運用がある
「銀行カードローンは総量規制の対象外だから、パートでも多く借りられるのでは」という期待を目にすることがあります。ここは制度の事実を2つに分けて整理します。
第一に、銀行カードローンは貸金業法の総量規制の直接の対象外です。総量規制は貸金業者(消費者金融・信販会社など)を対象とする規制で、銀行は銀行法の下にあります(日本貸金業協会・確認日2026年7月29日)。
第二に、対象外であることと、多く借りられることは別です。全国銀行協会は2017年3月16日に「銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ」を公表しました。この中で「年収証明書や自ら保有するお客さまの情報等によって、お客さまの収入状況や返済能力をより正確に把握することに努める」「個人の年収に対する借入額の比率を意識した」審査方針を掲げています。あわせて、総量規制の対象外であることを強調する広告表示を避ける方向も示されました(全国銀行協会・確認日2026年7月29日)。つまり、銀行は総量規制の対象外ですが、2017年の申し合わせ以降、各行とも年収に対する借入比率を意識した自主的な審査運用を行っています。「対象外だから多く借りられる」とは限らない、というのが現在の実務です。なお「各行は年収の2分の1まで」といった具体的な倍率が語られることがありますが、一次情報で確認できないため本ページでは書きません。
もうひとつ、時間の面の違いがあります。銀行カードローンは申込当日中の借入ができないのが一般的です。たとえばバンクイックの審査回答は「最短即日」(平日9〜21時、土・日・祝日は9〜17時)です。ただし、カード発行を選んだ場合、借入に使うカードは約1週間で自宅へ郵送されます。カードレスの場合も契約手続き完了後にアプリからの振込で借り入れる方式で、公式に申込当日中の借入をうたう案内は確認できませんでした(三菱UFJ銀行公式・確認日2026年7月29日)。急ぎの度合いによって、銀行と消費者金融のどちらの帯が現実的かが変わります。
銀行と消費者金融の制度面の違い全体は 銀行カードローンと消費者金融の違い に詳しくまとめています。
大手消費者金融の申込条件と在籍確認 ── パート・アルバイトの場合
大手消費者金融5社は、いずれもパート・アルバイトを申込対象とすることを公式に明記しているか、雇用形態を限定しない条件を掲げています。ここでは5社の公式スペックを確認日付きで並べ、そのあとで読者の関心がもっとも高い在籍確認と無利息期間を掘り下げます。並び順は冒頭で開示した機械的ルール(上限金利の低い順→下限金利の低い順→読みの五十音順)です。
5社の公式スペック(確認日2026年7月29日)
1. アコム
2. プロミス
3. アイフル
4. SMBCモビット
5. レイク
※5社の数値・条件はすべて各社公式サイトで2026年7月29日に確認した時点のものです。金利・サービス内容は改定されることがあります。レイクの融資までの時間は、公式の注釈文言まで確認できなかったため本ページでは記載していません。公式サイトでご確認ください。
パート・アルバイトの方にとっての読みどころは3つです。
- 5社すべてが雇用形態を理由に入口を閉じていないこと。
- 上限金利はほぼ横並び(17.9%〜18.0%)であること。パート・アルバイトの借入額帯(数万〜数十万円)では、金利の差より無利息期間の設計の差が効きやすくなります。
- 18歳・19歳の申込先は5社の中ではプロミスのみであること。
バイト先への在籍確認はどう行われるか(各社公式の記載)
「店長や同僚に借入を知られたくない」。これはパート・アルバイトの読者からもっとも多く寄せられる不安です。まず前提として、在籍確認は申込者が申告どおりの勤務先で働いているかを確かめる審査上の手続きで、これ自体をなくすことはできません。変わってきたのはその方法です。大手各社は、電話ではなく書類や申告内容で確認する方法を主流にしています。
ただし、各社の公式表現には明確な段階差があります。「大手はどこも電話なし」とひとくくりにせず、公式の文言をそのまま並べます。
| 公式表現の段階 | 社名 | 公式の記載(確認日2026年7月29日) |
|---|---|---|
| 電話による在籍確認は実施しない | アコム | 電話による在籍確認は「原則」ではなく「一切、実施しません」「いかなる場合においても、電話での在籍確認は実施しません」(公式FAQ。書面や申告内容による確認) |
| 原則、電話による在籍確認は行わない | プロミス/SMBCモビット/アイフル | プロミス「原則、お勤め先への電話による在籍確認は行いません」(電話が必要な場合は本人の同意を得る)/SMBCモビット「原則、お勤め先へ電話での連絡は行わない」(審査上必要な場合はあり)/アイフル「原則として電話をかけません」(基本的に書類のみで在籍確認を実施) |
| 勤務先へ連絡する場合がある | 三菱UFJ銀行バンクイック(銀行の例) | 「勤務先の確認や、申込内容に間違いがないかなどを確認するために、ご自宅および勤務先へ連絡する場合があります」 |
この表が示すのは、「電話なし」を約束できる書き方をしている社は存在せず、もっとも強い表現のアコムでも「電話による在籍確認」に限った記載だという事実です。本ページでは「在籍確認なし」という表現は使いません。勤務先に知られる経路は電話だけではないため、郵送物や利用明細まで含めた対策は カードローンを周囲に知られないための実務 に分けて解説しています。
無利息期間は起算日で差が出る
パート・アルバイトの借入額帯では、無利息期間の使い方が利息負担を大きく左右します。見落とされやすいのが起算日の違いです。
- 契約日の翌日から型(アコム):契約だけ先に済ませて借入が遅れると、その日数分の無利息期間が使われないまま消化されます。アコムは公式に「契約日の翌日から30日間」と案内しています。
- 初回借入の翌日から型(プロミス):借入を始めた日から数えるため、契約と借入の間が空いても無利息期間は目減りしません。ただしメールアドレス登録とWeb明細利用が条件です。
- レイクは初回契約日の翌日起算で、Web申込かつ契約額50万円未満なら60日間です。パート・アルバイトの年収帯に当てはめると、次のセクションで見るとおり総量規制の上限は年収150万円で50万円です。パート・アルバイトの年収帯では契約額が50万円未満になることが多く、その場合レイクの無利息は365日型ではなく60日型が適用されます。「最大365日」という見出しの数字ではなく、自分の契約額帯でどの類型になるかを見るのが実務的です。
- アイフルは最大30日間利息0円ですが、公式ページに起算日の明示がありません。適用条件は契約前に公式ページで確認するのが安全です。
- SMBCモビットには無利息期間がありません。
(各社公式・確認日2026年7月29日)
なお、無利息期間の中で完済できる見込みがあるなら、利息負担をゼロに近づけることも計算上は可能です。次のセクションの返済試算で扱います。
「最短◯分」はいずれも条件付きの最短値で、申込時間や審査によって翌日以降になることが各社の公式注釈にも明記されています。急ぎの事情があるときほど、先に返済のめどを立ててから申し込むほうが結果的に迷いが少なくなります。当日中の借入の実務手順は カードローンで当日中に借りるための手順 にまとめています。
いくらまで借入できるか ── 総量規制と年収別の目安
「借りられるか」の次に来る疑問は「いくらまで借入できるか」です。ここには法律で決まっている天井があります。貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合、新規の借入れをすることができなくなる、いわゆる総量規制です(貸金業法13条の2。金融庁・確認日2026年7月29日)。
パート・アルバイトの給与はこの「年収」に入るのか、という点も押さえておきます。総量規制の「年収」は貸金業法上「年間の給与及びこれに類する定期的な収入」とされており(貸金業法13条の2第2項)、雇用形態による区別はありません。パート・アルバイトの給与収入もこれに当たります。一方、宝くじや競馬などによる一時的な収入は含まれません(日本貸金業協会・確認日2026年7月29日)。
年収別の借入上限と収入証明書の境界(早見表)
もうひとつ、同じ表で見ておきたいのが収入証明書類の境界線です。貸金業法13条3項により、1社からの借入が50万円を超える場合、または他社分と合算して100万円を超える場合には、源泉徴収票などの収入証明書類の提出が必要になります(e-Gov法令検索・金融庁・確認日2026年7月29日)。
| 年収(パート・アルバイトの給与) | 総量規制による借入上限の目安(年収の3分の1) | 1社50万円超の収入証明ライン |
|---|---|---|
| 60万円(月5万円) | 20万円 | 上限まで借りても届かない |
| 96万円(月8万円) | 32万円 | 届かない |
| 103万円 | 約34万円 | 届かない |
| 120万円(月10万円) | 40万円 | 届かない |
| 150万円 | 50万円 | 境界ちょうど(50万円以下の範囲では収入証明の法定ラインに掛からない) |
| 200万円 | 約66万円 | 50万円を超えて借りる場合は提出が必要 |
※借入上限は年収の3分の1の計算値(概算・1万円未満は丸め)。実際の限度額は各社の審査で個別に決まり、この上限より小さくなることがあります。
この表には、パート・アルバイトの年収帯に固有の構造が表れています。年収150万円未満の場合、総量規制の上限が50万円未満になるため、1社利用なら「50万円超で収入証明必須」という法定ラインに構造上届きません。つまり法律上は収入証明なしで申込が完結し得る帯です。ただしこれは「収入証明を求められない」という意味ではありません。各社は50万円以下でも審査上の判断で収入証明書類の提出を求めることがあり、プロミスは申込時19歳以下の場合に金額を問わず必須としています(プロミス公式・確認日2026年7月29日)。
なお、この上限は「借りてよい額」ではなく「これ以上は貸せない額」です。初回の契約でいくらの限度額が付くかは各社の審査次第で、統計は公表されていないため、本ページでは「初回は◯万円程度」といった相場の断定は書きません。総量規制の制度全体(除外・例外貸付けを含む)は 貸金業法と総量規制のしくみ で詳しく解説しています。
扶養の壁と総量規制は別の物差し
「年収の壁の内側で働いているから、借入にも何か制限があるのでは」という混同をよく見かけます。実際には、パート・アルバイトの年収に関わる「物差し」は少なくとも3本あり、それぞれ根拠法も目的も別です。
3本の物差しは根拠法も管轄も別々です。どれか1つの壁の内側にいることは、他の物差しに影響しません(本ページの整理・確認日2026年7月29日)。
3本の物差しの要点は次のとおりです。
- ① 税の壁は、所得税の計算上の控除に関わるラインです。2025年(令和7年)の税制改正で基礎控除(最大95万円)や給与所得控除の最低保障額(65万円)が引き上げられ、従来「103万円の壁」と呼ばれたラインは、所得税がかからない給与収入160万円の水準まで動きました(国税庁・確認日2026年7月29日)。税の壁の詳細は本ページの主題ではないため深追いしません。
- ② 社会保険の壁は、勤務先の厚生年金・健康保険に加入するかどうかのラインで、週の労働時間や企業規模などで決まる、税とは別の制度です。
- ③ 総量規制は、貸金業者からの借入を本人年収の3分の1までとする貸金業法上の規制です。ここが本ページの主題です。
大事なのは、壁の内側で働いていても総量規制は独立に掛かるということです。たとえば年収106万円で働くパートの方なら、税や社会保険の扱いがどうであれ、貸金業者からの借入上限の目安は約35万円(106万円の3分の1・概算)です。「壁を超えていないから借入は自由」でも「壁を超えたら借りられない」でもなく、借入には借入専用の物差しがある、と切り分けておくと混乱がなくなります。
借りたあとの返済試算 ── 「借りられる額」を「毎月の生活」に翻訳する
「40万円まで借りられる」という情報は、それだけでは判断材料になりません。パート・アルバイトの家計にとって意味があるのは、借りた場合に毎月いくらの返済が何か月続くかです。ここで前提を開示したうえで試算します。
試算の前提:借入額は10万円または20万円/実質年率18.0%(大手消費者金融の上限金利水準)/毎月一定額を返す元利定額方式と仮定/無利息期間は使わない場合。この毎月返済額は試算用の仮定であり、各社の実際の最低返済額(残高スライド方式など)とは異なります。計算値はいずれも概算です。
| 借入額 | 毎月の返済額(仮定) | 完済までの期間(概算) | 利息総額(概算) |
|---|---|---|---|
| 10万円 | 4000円 | 約32か月(2年8か月) | 約2万6000円 |
| 10万円 | 1万円 | 約11か月 | 約9200円 |
| 20万円 | 8000円 | 約32か月(2年8か月) | 約5万3000円 |
この表から読み取りたいのは2点です。
第一に、毎月の返済額で総負担が大きく変わること。同じ10万円でも、月4000円なら利息は約2万6000円・期間は2年8か月に及びますが、月1万円なら利息は約9200円・11か月で終わります。月収10万円の生活で月4000円の返済は一見軽く感じられますが、それが2年8か月続くことと、利息が元本の4分の1を超えることは、借りる前に見ておきたい数字です。
第二に、無利息期間内の完済なら利息負担を大きく圧縮できること。たとえば給料日1回分のつなぎとして借り、30日以内に完済できる見込みが立っているなら、無利息期間のある社では利息0円で収まる計算になります(適用条件は前掲の各社スペックのとおり)。逆に、完済のめどが立たないまま「無利息だから」と借りるのは順序が逆です。
最後に、返済原資の現実です。シフトが減って収入が下がった月でも、約定の返済額は変わりません。掛け合いでトシが言ったとおり、収入が少ない月を基準に返済額を逆算するのが、シフト勤務の家計と借入を両立させる進め方です。
毎月の生活費そのものが足りない状態での借入は、翌月の不足額を増やします。その場合は借入より先に、本ページ後半の「生活費の不足を借入で埋める前に確認したいこと」と 急な出費でお金が必要なときの対処法 をご覧ください。
審査で見られるポイント ── パート・アルバイト固有の観点
審査の内部基準は各社とも公表しておらず、「こうすれば通る」という手順は誰にも書けません。本ページでは、公式情報と法令から言える範囲で、パート・アルバイトの申込に固有の観点だけを整理します。審査のしくみ全体(信用情報・審査の流れ・否決の主な理由)は カードローン審査のしくみと見られるポイント が正本です。
第一に、申告は事実どおりに。貸金業者には返済能力の調査が法律で義務付けられており(貸金業法13条1項)、申込内容は信用情報機関への照会や書類で確かめられます。年収を多めに書く、勤続を長めに書くといった調整は、審査に通るための工夫ではなく虚偽申告です。発覚すれば審査どころか契約自体の問題になります。シフトで変動する収入の申告に迷う場合は、直近の実績から無理のない数字を書きます。それでも判断に迷う点があれば、申込前に各社窓口へ確認しておくのが安全です。
第二に、他社借入の状況。総量規制は全貸金業者からの借入残高の合算で判定されます。すでに他社から借りている場合、年収の3分の1までの残り枠が新規の上限になります。複数社からの借入が積み上がっている場合は、新しく借りる前に 複数社からの借入を整理する方法 をご覧ください。
第三に、収入の継続性を示せる状態か。各社の申込条件の軸は「安定した収入」でした(本ページ前半の逐語比較のとおり)。働き始めた直後で給与の受取実績がまだない、毎月の収入が確認できる書類がない、といった状態は、雇用形態にかかわらず「安定した収入」を示しにくい局面です。基準は非公表のため断定はしませんが、給与の受取実績が積み上がってからのほうが、申告を裏付ける材料がそろうことは確かです。
なお、「パートより派遣社員のほうが審査に有利」といった雇用形態間の比較を目にすることがありますが、各社は雇用形態別の審査基準を公表しておらず、裏付けのある比較はできません。本ページでは書きません。
旅行費用ならトラベルローンは使えるか
旅行費用のためにカードローンを検討している方から、「トラベルローンのほうがよいのでは」という質問があります。先にお伝えすると、「パート・アルバイト可」を明記した消費者向けトラベルローン単独商品は、今回の調査では確認できませんでした(2026年7月29日時点)。
トラベルローンは旅行資金に使途を限定した目的別ローンの通称で、旅行代理店の提携ローンと、金融機関・信販会社の目的別ローンの2系統があります。今回確認した範囲では、大手信販の消費者向けラインアップにトラベル専用商品はなく、旅行資金は多目的ローンで扱う形が中心でした。例としてオリコの「多目的プラン」は、旅行資金や資格取得などに使える多目的ローンです。申込条件は「満20歳以上で安定した収入のある方」、実質年率6.0%〜13.2%・融資額10万円〜300万円です(オリコ・確認日2026年7月29日)。
整理すると次のようになります。
- 使途が旅行と決まっていて、出発まで日数の余裕があるなら、多目的ローンを検討する余地があります。例に挙げたオリコ多目的プランの上限金利は13.2%と、大手消費者金融カードローンの上限(18.0%)より低めです。ただしパート・アルバイトの可否は商品ごとの審査判断で、可と断定はできません。
- 例に挙げたオリコ多目的プランでは、契約内容の確認後、原則2営業日以内の振込とされており、申込当日の利用は想定されていません。申込から利用までの流れは商品ごとに異なります。
- 銀行にも旅行に使える目的別ローン(フリーローン含む)がありますが、申込条件・必要書類は行ごとに異なります。
目的別ローン全体の選び方は 目的別ローンとカードローンの使い分け に委ねます。本ページの主題であるカードローンは使途が生計費などに広く、金利は高めという対の関係だけ押さえておけば十分です。
生活費の不足を借入で埋める前に確認したいこと
ここまで「借りる場合」の条件と数字を整理してきましたが、最後に逆側の選択肢を置きます。毎月の生活費が慢性的に足りない状態は、借入では解決しません。借入は今月の不足を来月以降に移す仕組みであり、収入と支出の差が埋まらないまま借りると、返済分だけ来月の不足が大きくなるためです。
公的な貸付制度。低所得世帯などを対象にした生活福祉資金貸付制度があります。ここで押さえておきたいのは、これが個人ではなく世帯単位の制度だということです。貸付対象は「低所得世帯」「障害者世帯」「高齢者世帯」です。低所得世帯は、必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯(市町村民税非課税程度)が目安とされています。実施主体は都道府県社会福祉協議会で、相談窓口はお住まいの市区町村社会福祉協議会です。なお、コロナ禍の特例貸付は令和4年9月末日で申請受付を終了しており、現在は通常制度のみです(厚生労働省・確認日2026年7月29日)。制度の詳細と他の公的な選択肢は 急な出費でお金が必要なときの対処法 で扱っています。
相談窓口3件。返済のめどが立たない、すでに返済が苦しいという場合は、新たな借入を検討する前に次の公的窓口を利用できます。
法テラス(日本司法支援センター)サポートダイヤル:0570-078374(平日9時〜21時/土曜9時〜17時)
日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター:0570-051-051(平日9時〜17時・土日祝と年末年始を除く)
金融庁 金融サービス利用者相談室:0570-016811(IP電話は03-5251-6811。平日10時〜17時)
(いずれも各公式ページで2026年7月29日に確認した番号です)
また、日本貸金業協会には貸付自粛制度があります。本人が申告することで、貸金業者からの新たな借入を一定期間制限してもらう制度です(日本貸金業協会・確認日2026年7月29日)。「借りられる状態を自分で断つ」という選択肢があること自体、あまり知られていません。
そしてもうひとつの方向が、収入の側を増やすことです。シフトを増やす以外にも、収入源を分散する考え方があります。副業としての取り組み方は 副業で収入源を増やす考え方 で扱っています。借りる・切り詰める・増やすの3方向を並べたうえで選ぶほうが、借入だけを見て決めるより納得のいく結論になりやすいはずです。
よくある質問(パート・アルバイトのカードローン)
Q. パート・アルバイトでもカードローンの審査に申し込めますか?
A. 毎月の安定した収入があれば申し込めます。大手消費者金融は公式サイトで明記しており、たとえばプロミスは「主婦・学生でもアルバイト・パートなど安定した収入のある場合はお申込いただけます」、アイフルは「パートやアルバイトの方もご契約が可能です」としています(各社公式サイト・確認日2026年7月29日)。条件の軸は正社員かどうかではなく、毎月の収入が継続しているかどうかです。ただし審査は各社の基準による個別判断のため、申込条件を満たすことと契約できることは同じではありません。
Q. 働き始めたばかり(勤続1か月)でも申し込めますか?
A. 大手各社の申込条件に勤続期間の下限は書かれておらず、申込自体は可能です。一方で、各社とも勤続期間の審査基準を公表していないため、「勤続何か月なら通る」という目安は根拠をもって示せません。申込フォームの勤務先・入社年月は事実どおりに申告するものであり、給与の受取実績が積み上がっているほうが収入の継続を裏付けやすいことは確かです(各社公式サイトの申込条件を2026年7月29日に確認)。
Q. バイト先に在籍確認の電話はかかりますか?
A. 各社の公式表現には段階差があります。アコムは電話による在籍確認を「原則」ではなく「一切、実施しません」と公式FAQに記載しています。プロミスは「原則、お勤め先への電話による在籍確認は行いません」とし、電話が必要な場合は本人の同意を得るとしています。SMBCモビットとアイフルも、原則として勤務先への電話による在籍確認は行わないと案内しています。一方、銀行の三菱UFJ銀行バンクイックは「ご自宅および勤務先へ連絡する場合があります」としています(各社公式・確認日2026年7月29日)。在籍確認という手続き自体がなくなるわけではないため、「在籍確認なし」と考えるのは正確ではありません。
Q. 掛け持ちしているバイトの収入は合算して申告できますか?
A. 掛け持ちの収入を合算して申告できるかどうかは、大手各社の公式サイトに明記がありません(2026年7月29日時点)。貸金業法上の「年収」は「年間の給与及びこれに類する定期的な収入」とされており、勤務先の数を限定する規定はありませんが、実際の申告方法は各社の申込フォームの案内に従うことになります。証明できる収入を事実どおりに申告するのが原則で、判断に迷う場合は申込前に各社の窓口へ確認しておくと、手続きの途中で迷いが生じにくくなります。
Q. 銀行カードローンはパート・アルバイトでも申し込めますか?
A. 銀行によります。楽天銀行スーパーローンは「専業主婦、パートまたはアルバイトでお勤めの方もお申込いただけます」と公式に明記しています。三菱UFJ銀行バンクイック・三井住友銀行・みずほ銀行・オリックス銀行・PayPay銀行は、パート・アルバイトの可否を明記せず「安定した収入」系の要件のみを掲げており、雇用形態を限定する記載も確認できませんでした(各行公式サイト・確認日2026年7月29日)。なお銀行カードローンは審査後のカード郵送などにより、申込当日中の借入ができないのが一般的です。
Q. パート年収120万円だと、いくらまで借りられますか?
A. 貸金業者からの借入は、貸金業法の総量規制により原則として本人年収の3分の1までです。年収120万円なら上限の目安は40万円になります(金融庁「貸金業法のキホン」・確認日2026年7月29日)。ただしこれは法律上の上限であり、実際にいくらの限度額が設定されるかは各社の審査で個別に決まります。また銀行カードローンはこの規制の直接の対象外ですが、各行とも年収に対する借入比率を意識した自主的な審査運用を行っています。
Q. 収入証明書は用意しないと申し込めませんか?
A. 法律上の提出義務が生じるのは、1社からの借入が50万円を超える場合、または他社分と合算して100万円を超える場合です(貸金業法13条3項・確認日2026年7月29日)。パート・アルバイトの年収帯では総量規制の上限がこのラインに届かないことが多く、その範囲では収入証明なしで手続きが完結する場合もあります。ただし各社は50万円以下でも審査上の判断で提出を求めることがあり、プロミスは申込時の年齢が19歳以下の場合、金額にかかわらず収入証明書類の提出を必須としています(プロミス公式・確認日2026年7月29日)。
まとめ:パート・アルバイトのカードローンで先に決める3つのこと
本ページの内容は、申込ボタンを押す前に決めておく3つのことに集約できます。
1つ目は、金額と返済のめどです。借りられる上限(本人年収の3分の1)から考えるのではなく、収入が少ない月でも払い続けられる毎月の返済額から逆算します。10万円を月4000円で返すと期間は約32か月・利息は約2万6000円です。月1万円なら約11か月・約9200円で終わります(いずれも概算・実質年率18.0%の仮定)。この差が金額感の物差しになります。無利息期間内に完済できる見込みがあるかどうかも、ここで決まります。
2つ目は、申込先の型です。当日中の借入に対応する帯が現実的なのか、それとも日数に余裕があり金利の低さを優先できるのか。大手消費者金融5社はパート・アルバイト可を明記または雇用形態を限定せず、上限金利は17.9%〜18.0%。銀行はパート・アルバイト可の明記が楽天銀行のみで、上限金利は多くが14%台、申込当日中の借入は原則できません。この対の関係から、自分の事情に合う側を選びます。
3つ目は、申告の中身です。年収・勤務先・掛け持ちの扱いは、事実どおりに、各社の申込フォームの案内に従って申告します。迷う点を申込前に窓口へ確認しておくと、手続きの途中で止まることが減ります。
そして、毎月の生活費そのものが足りない状態なら、借入の前に公的な貸付制度や相談窓口という別の行き先があります。借りる・切り詰める・増やすを並べて選んだ結論であれば、それがどれであっても、数字に裏付けられた自分の判断です。本ページがその材料になれば幸いです。
信頼できる情報源・相談窓口
法令(e-Gov法令検索)
官公庁・業界団体
- 金融庁 貸金業法のキホン/金融庁 貸金業法Q&A
- 日本貸金業協会 総量規制の「年収」の範囲/貸金業相談・紛争解決センター(貸付自粛制度)
- 全国銀行協会 銀行による消費者向け貸付けに係る申し合わせ(PDF)
- 総務省統計局 労働力調査(詳細集計)2026年1〜3月期平均(PDF)
- 国税庁 令和7年度税制改正(基礎控除の見直し等)/厚生労働省 生活福祉資金貸付制度
各社公式(商品条件の確認先)
- アコム株式会社 カードローン商品情報/公式FAQ(在籍確認)
- SMBCコンシューマーファイナンス株式会社(プロミス)商品概要/30日間無利息サービス
- アイフル株式会社 キャッシングローン/SMBCモビット 申込条件
- 新生フィナンシャル株式会社(レイク)貸付条件/無利息サービス
- 楽天銀行株式会社 スーパーローン/株式会社三菱UFJ銀行 バンクイック
- 株式会社三井住友銀行 カードローン/株式会社みずほ銀行 カードローン
- オリックス銀行株式会社 カードローン/PayPay銀行株式会社 カードローン商品要項
- 株式会社オリエントコーポレーション 多目的プラン
運営について
相談窓口(3件・公式ページで実確認)
返済にお困りの方:法テラス(日本司法支援センター)サポートダイヤル 0570-078374(平日9:00-21:00/土曜9:00-17:00)
多重債務でお悩みの方:日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター 0570-051-051(9:00-17:00/土・日・祝休日・年末年始休業日を除く)
公的な相談窓口:金融庁 金融サービス利用者相談室 0570-016811(平日10:00-17:00/IP電話は03-5251-6811)
※いずれも2026年7月29日に各公式ページで確認した番号です。法テラスの無料法律相談には、収入等の要件があります。多重債務については、このほか各財務局にも相談窓口が設けられています。番号は地域ごとに異なるため、金融庁の相談窓口ページからご確認ください。
貸金業法に基づく重要事項
お借入れは計画的に。無理のない返済計画を立ててからご利用ください。貸金業者からの借入総額は貸金業法の総量規制により原則として年収の3分の1までです(除外貸付け・例外貸付けを除く)。銀行からの借入れは貸金業法の総量規制の直接の対象ではありませんが、各行とも年収に対する借入比率を意識した自主的な審査運用を行っています。審査結果は申込者の状況により異なります。
※本ページの金利・サービス内容などの情報は、各社公式サイトで2026年7月29日(および本文に記載の確認日)に確認した時点のものです。最新の条件は各社・各機関の公式サイトでご確認ください。本ページは特定の商品への申込を勧誘するものではありません。e-Gov法令検索に掲載された法令原文、金融庁・日本貸金業協会・全国銀行協会・総務省統計局・国税庁・厚生労働省の各公表資料、および各社公式サイトの記載に基づき、元・金融コンサルタントが整理しています。
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