2026年10月9日
最終更新:2026年10月9日
日経平均11円安――800円超安から戻した「押し目買い」
ヒナコ
本日の日経平均株価は3日続落し、前日比11円19銭安の6万9,030円92銭で取引を終えました。朝方は800円を超える下落でしたが、午後には前日終値を上回る場面もありました。終値だけでは見えにくい、大きな戻りがあったんですね。「押し目買い」という言葉は、こうした局面で買う人のどんな考えを表しているのでしょうか。
トシ
朝の安値から午後にかけて、買いの入り方が変わった。日経QUICKニュースの12時55分配信は、AI・半導体株の一部に売りが続く一方、ゲームや海運などの主力株に買いが入ったと伝えている。午後には日経平均先物への買いも強まり、指数が下げ幅を縮めたという。海外短期筋の動きが戻りに影響したとの見方も示しているが、買い手の属性はこの市況報道の解釈だ。
日経の公式指数ページでは、午後3時16分の時点で前日比プラスになっていた。最後は小幅安でも、朝の安値から戻した経過ははっきりしている。値下がりを購入の機会にする押し目買いを考えるうえで、今日は買いが入った時点や対象にも目が向く相場だった。
ヒナコ
押し目買いには、上昇が続くという見込みがあるんですね。でも、買った後にさらに下がる場合もあります。買い手の見込みと、その後の値動きはどう考えればよいのでしょうか。
トシ
押し目買いには、上昇が続くと見込んで、途中の下落を購入の機会にする考え方がある。買いたい銘柄でも、価格が高いと感じれば購入を待つことがある。値下がりによって、その人の買いたい水準に近づく。会社について新しい発表がなくても、価格の変化だけで売買の判断が変わる場合がある。
ここでの「一時的」は買う側の見込みだ。買った後に上昇すれば、その見込みに沿った値動きになる。さらに下がれば、購入時の想定と実際の動きに差が出る。押し目買いという呼び方にも、先行きへの判断が含まれている。
今日の日経平均は、朝方の800円超安から一時前日終値を上回り、最後は11円安だった。この経過から分かるのは、取引時間中に価格が大きく持ち直したことだ。どんな期間で保有するつもりなのか、いくらまで下がれば考えを変えるのかは、買い手によって違う。先物への買いも伝えられた今日の戻りを、長期保有の資金だけで説明することはできない。押し目買いは、値下がりを前にした買い手の見込みと、購入の時機を表す言葉だ。