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ビットコイン・暗号資産(仮想通貨)積立おすすめ取引所ランキング【2026年】

最終更新日:

ビットコイン積立は、500円から設定できて日本円出金も暗号資産送付も無料のSBI VCトレードが総合1位です。入金の手間をなくしたい方には、今回比較した5社で唯一、銀行口座からの引き落としに対応するCoincheck(月1万円から)が向いています。まず小さく試したい方は、bitFlyerなら1円から積立を設定できます。暗号資産は価格変動が大きい商品のため、生活に影響のない余裕資金の範囲で始めてください。

このランキングの調査範囲と評価基準

  • 調査対象:金融庁の暗号資産交換業者登録一覧に掲載された国内事業者のうち、積立(自動購入)サービスの提供を公式サイトで確認できた取引所です。
  • 主な除外:サービス統合が予定されているBITPOINT、サービスを終了したLINE BITMAX(いずれも後述の「2026年の重要変化」で詳しく扱います)、積立サービスの提供を公式サイトで確認できなかった事業者は順位付けの対象外です。最低積立額などの基本スペックが公式に明記されていないbitbankは、採点対象外の番外として紹介します。
  • 評価軸の概要:①はじめやすさ(最低積立額・設定単位) ②続けやすさ・自動化の度合い(頻度の選択肢・資金元) ③出口までのコスト(送付・出金手数料) ④銘柄の選択肢 ⑤コスト開示の分かりやすさ——の優先順位で総合評価しています。詳細な採点配点は編集部の内部記録として管理しています。
  • 基準時点:掲載スペックはページ上部の最終更新日時点の各社公式サイトに基づきます。変更される場合があるため、申込前に公式サイトで確認してください。
  • 広告について:広告や報酬の有無は順位に影響しません。
  • 総合ランキングとの違い:取引コスト全般で評価する総合ランキングとは評価軸が異なるため、順位が一致しない場合があります。

積立(ドルコスト平均法)の仕組みや続け方そのものは暗号資産の積立投資ガイドで詳しく解説しています。

5社の積立スペック比較(最低額・頻度・資金元・銘柄)

取引所最低積立額金額単位・上限積立頻度資金元積立対象銘柄
SBI VC
トレード
500円1円単位
1注文200万円まで
日次・週次(火曜)・月次(28日)
銘柄ごとに設定可
口座残高
(事前入金)
30銘柄
GMOコイン500円500円単位
1注文5万円まで
毎日・毎週(水曜)・毎月(10日)口座残高
(事前入金)
20銘柄※1
Coincheck月1万円
毎日プランは約300円/日
1000円単位
月100万円まで
月イチ・毎日
の2プラン
銀行口座から
自動引き落とし
(毎月27日)
29種類
bitFlyer1円1円単位
最大100万円
毎日1回・毎週1回
毎月2回・毎月1回
口座残高
(事前入金)
記載なし
設定画面で確認
BitTrade1000円1円単位
20万円まで
毎日・毎週
隔週・毎月
口座残高
(事前入金)
21銘柄※1

※1 GMOコイン・BitTradeの銘柄数は、公式ページに列挙された対象銘柄を数えたものです(数そのものの公式表記はありません)。いずれもビットコイン(BTC)を含みます。
※スペックはページ上部の最終更新日時点のものです。変更される場合があります。

手数料と「出口」までのコスト比較

積立サービスの手数料は、判明している5社すべてで無料です。差がつくのは、買付価格に含まれる実質コスト(スプレッド等)の開示姿勢と、積み立てた資産を動かすときの送付・出金コストです。

取引所積立手数料実質コストの開示暗号資産送付(BTC)日本円出金注意点
SBI VC
トレード
無料共通の注意書きに
スプレッドの記載あり
無料無料積立開始は申込みの
翌営業日以降
GMOコイン無料販売所ASKレートを
参照と明記
無料(同社負担)無料
大口出金は400円
1注文の上限5万円
3回連続不成立で設定削除
Coincheck無料
口座振替も無料
手数料相当額
0.1〜4.0%を明記
変動手数料制
0.0005〜0.016BTCの5段階
公式サイトで確認みずほ銀行からの
入金に非対応
bitFlyer無料販売所スプレッドの
負担を明記
0.0004BTC公式サイトで確認残高不足のときは
積立が実行されない
BitTrade無料積立ページに
注記なし
公式サイトで確認公式サイトで確認積立設定完了後
30分以内に開始

積立を長く続けるほど、売却や送付など出口側のコスト差が効いてきます。取引所ごとの手数料の全体像は仮想通貨の手数料比較で整理しています。

トシの結論 ── 目的で選べば迷いは減る

  • 出口までのコストを抑えて長く積み立てるなら、SBI VCトレードが第一候補だ。500円から200万円まで1円単位で設定でき、日本円出金も暗号資産の送付も無料。積み立てた後に売る・移すの両方でコストがかからない点が大きい。
  • 毎月の入金作業を残したくない人にはCoincheckが現実的な選択肢になる。銀行口座からの引き落としに対応するのは5社でCoincheckだけだ。そのかわり最低額は月1万円からで、手数料相当額0.1〜4.0%の開示にも目を通しておく必要がある。
  • 金額の心理的ハードルを下げたいならbitFlyerだ。1円から積立を設定でき、頻度も4種類から選べる。ただし送付手数料0.0004BTCなど出口コストは残る。
  • 500円積立と送付・出金無料を両立させたい人にはGMOコインが合う。惜しいのは1注文5万円の上限と積立日が固定されている点だ。
  • 隔週ペースで積み立てたいならBitTradeが選択肢に入る。

※暗号資産は価格変動が大きく、積立でも投資元本を下回る可能性があります。金額は余裕資金の範囲で設定してください。

どの取引所で積み立てる? 4つの質問で絞り込む Q1. 入金の作業まで自動にしたい? (銀行口座からの引き落とし希望) YES Coincheck 銀行引き落とし対応・月1万円から NO Q2. まず数百円以下で試したい? (値動きに慣れるのが先) YES bitFlyer 1円から・頻度4種類 NO Q3. 出金・送付のコストを抑えたい? (売る・移す出口まで見ておく) YES SBI VCトレード 500円から・出金/送付無料・30銘柄 NO Q4. 隔週ペースで積み立てたい? (給料日サイクルに合わせる) YES BitTrade 1000円から・隔週対応 補足:1注文5万円以内で十分なら、送付・出金無料のGMOコイン(500円から)も候補になる どの答えでも価格変動リスクは同じ。金額は余裕資金の範囲で。

積立が価格変動と相性がいい理由と、無料表示の裏のコスト

ヒナコ

ヒナコ

ビットコインは値動きが激しくて、いつ買えばいいのか分かりません。毎月同じ金額を自動で買う積立に、どんな意味があるのでしょうか?

トシ

トシ

毎回一定額を買い続ける手法はドルコスト平均法と呼ばれる。価格が高い月には少なく、安い月には多く買うことになり、購入単価が自動的にならされていく。相場を予想して売買タイミングを当てる作業を仕組みごと手放せる点が積立の核心だ。一方で、下落が続く局面では含み損を抱える。リスクを消す仕組みではなく、タイミング判断の失敗を減らす仕組みだと割り切って使うのが筋だ。

ヒナコ

ヒナコ

どの取引所も「積立手数料無料」と書いてありますよね。それなら、コストは気にしなくてもいいのでしょうか?

トシ

トシ

無料なのはサービス利用料だけだ。買付方式を公式に明記している会社を見ると、bitFlyerやGMOコインは販売所の価格を参照し、Coincheckは自社が相手方となる店頭取引で、買値と売値の差(スプレッド)や手数料相当額が実質コストとして価格に含まれる。Coincheckはその幅を0.1〜4.0%と開示している。無料の文字より、この見えないコストの開示姿勢を見るのが実務的な比較になる。販売所と取引所の違いも先に押さえておきたい。

2026年の重要変化:BITPOINT統合・LINE BITMAX終了

積立先の選定に直接影響する変化が続いています。旧情報のまま口座を選ばないよう、以下を押さえてください。

BITPOINTはVCTRADE(SBI VCトレード)へ統合予定

  • BITPOINTの新規口座開設はすでに終了しており、口座と資産は2026年12月末頃を目途にVCTRADEサービスへ移管予定です。
  • 「つみたて」の設定内容はVCTRADEに引き継がれません。統合後も積立を続けたい方は、VCTRADE側で改めて設定する必要があります。
  • 強制移管を待たずに移る事前移管申込は2026年9月末〜10月頃に受付開始予定で、詳細な手続き内容は2026年9月上旬を目途に案内されるとしています。
  • BITPOINT独自の「パックつみたて」「ゼロつみたて」は、VCTRADEでの提供が検討中の段階です。
  • これから積立を始める方がBITPOINTを選ぶ選択肢はなく、同じ運営会社のSBI VCトレード(VCTRADE)で始める形になります。

LINE BITMAXは2026年6月1日にサービス終了

  • LINE BITMAXは2026年6月1日をもってサービスを終了しました。新規はもちろん、積立先として検討する対象ではなくなっています。
  • 返金が完了しなかった残高は法令に基づき法務局へ供託され、還付請求は利用者自身が管轄法務局で手続きする流れです。供託通知書の到着まで数か月かかる場合があるとされています。

楽天ウォレットは積立サービスの提供を確認できず

楽天ウォレットの公式サイトでは積立サービスへの言及を確認できなかったため、本ランキングの対象外としています。楽天ポイントを使った暗号資産投資はポイントで始める仮想通貨投資で扱っています。

積立おすすめ取引所5社 詳細解説

第1位

SBI VCトレード「積立暗号資産」

500円から1円単位で設定でき、日本円出金も暗号資産送付も無料。入口から出口までの総コストを抑えられる総合力の1位。

最低積立額
500円(1注文あたり500円〜200万円・1円単位)
積立頻度
日次・週次(毎週火曜10:00〜)・月次(毎月28日10:00〜)※銘柄ごとに設定可
資金元
口座残高(銀行口座からの自動引き落としは非対応・事前の資金拘束なし)
対象銘柄
ビットコイン(BTC)・イーサリアム(ETH)など30銘柄
手数料まわり
積立利用料無料。日本円の入出金無料・暗号資産の入出庫(受取・送付)無料
強み500円から200万円まで1円単位という設定幅の広さに加え、日本円出金と暗号資産送付がどちらも無料です。積み立てた後に「円に戻す」「ウォレットや他サービスへ送る」のどちらを選んでも手数料がかからず、入口から出口までの総コストを抑えられます。取引所(板取引)の手数料はメイカー−0.01%・テイカー0.05%で、売却時に板を使う選択肢がある点も長期の積立と好相性です。
注意点銀行口座からの自動引き落としには対応していないため、積立日までに口座への入金が必要です。積立注文の開始は申込みの翌営業日以降になります。

※価格変動により投資元本を下回る可能性があります。

第2位

GMOコイン「つみたて暗号資産」

500円積立と送付・出金無料を両立。1注文5万円の上限と積立日の固定だけが惜しい。

最低積立額
500円(500円単位・1注文あたり最大5万円)
積立頻度
毎日・毎週(水曜)・毎月(10日)
資金元
口座残高(銀行口座からの自動引き落としは非対応・事前の資金拘束なし)
対象銘柄
ビットコイン(BTC)を含む20銘柄(公式ページの列挙数)
手数料まわり
積立手数料無料。暗号資産送付・日本円出金は同社負担で無料(大口出金は400円)
強み500円積立に加えて、暗号資産の送付手数料と日本円の出金手数料を同社が負担しており、積み立てた資産をハードウェアウォレットやステーキング運用へ移す際のコストがかかりません。毎日プランは17:00時点の販売所ASKレートを参照して自動で買い付けます。
注意点1注文あたりの上限が5万円で、積立日は毎週水曜・毎月10日に固定されています。残高不足で3回連続積立が不成立になると、その銘柄の積立設定は削除されます。

※価格変動により投資元本を下回る可能性があります。

第3位

Coincheck「Coincheckつみたて」

比較5社で唯一の銀行口座引き落とし。「設定したら本当に何もしない」運用に一番近い構造。

最低積立額
月1万円(毎日つみたてプランは1日あたり約300円から)
積立金額
月1万円〜100万円・1000円単位
積立頻度
「月イチつみたて」「毎日つみたて」の2プラン
資金元
指定の銀行口座から毎月27日に自動引き落とし(銀行非営業日は翌営業日)
対象銘柄
ビットコイン(BTC)を含む29種類
強み銀行口座からの自動引き落としに対応するのは、比較5社の中でCoincheckだけです。事前入金の作業そのものが不要になるため、「設定したら本当に何もしない」運用に一番近い構造です。積立サービス手数料も口座振替手数料も無料で、停止しない限り翌月以降も同じ内容で自動継続されます。
注意点最低額が月1万円からと5社で最も高く、少額でのお試しには向きません。買付はCoincheckが相手方となる店頭取引で、手数料相当額0.1〜4.0%(価格急変時などはこれを超える場合あり)が売買価格に含まれます。ビットコインの外部送金は変動手数料制(0.0005〜0.016BTCの5段階)で、みずほ銀行からの入金には対応していません。

※価格変動により投資元本を下回る可能性があります。

第4位

bitFlyer「かんたん積立」

1円から1円単位・頻度4種類。失っても生活に響かない金額から試せる設計。

最低積立額
1円(1円単位・最大100万円)
積立頻度
毎日1回・毎週1回・毎月2回・毎月1回
資金元
bitFlyer口座の日本円残高(積立予定日までに入金が必要)
対象銘柄
公式に銘柄数の記載なし。対象銘柄は積立の設定画面で確認
手数料まわり
積立手数料無料。購入レートは積立時刻の販売所価格を参照
強み1円から1円単位で設定できる最低額の低さは5社で突出しており、設定後は最短で翌日から積立が始まります。ビットコインの値動きに慣れる意味でも、失っても生活に響かない金額から試せる設計です。
注意点販売所価格での買付のためスプレッドを実質的に負担します。残高が不足していると積立は実行されません。ビットコインの送付手数料は0.0004BTC(最小送付数量0.001BTC)かかるため、外部へ移す前提なら出口コストも計算に入れる必要があります。

※価格変動により投資元本を下回る可能性があります。

第5位

BitTrade「積立暗号資産」

5社で唯一の隔週対応。設定完了後30分以内に始まる即時性も特徴。

最低積立額
1000円(1000円〜20万円・1円単位)
積立頻度
毎日・毎週・隔週・毎月
資金元
BitTrade口座の日本円残高
対象銘柄
ビットコイン(BTC)を含む21銘柄(公式ページの列挙数)
手数料まわり
積立手数料無料
強み頻度に「隔週」を選べるのは比較5社の中でBitTradeだけで、給料日サイクルの合間に買付日を置きたい方に合います。積立設定完了後30分以内に開始される即時性も特徴です。
注意点上限が20万円までと5社で最も低く、まとまった金額の積立には向きません。実質コスト(スプレッド等)に関する注記が積立ページにありません。送付・出金手数料も含めて、申込前に公式サイトで確かめてから使ってください。

※価格変動により投資元本を下回る可能性があります。

番外:OKJ・bitbankの積立サービス

OKJ「積立サービス」:1000円〜20万円(1円単位)・毎日/毎週/隔週/毎月から選べ、積立手数料は無料です。積み立てた暗号資産を自動でフレキシブルプランにステーキングできる「自動ステーキング」との連携が独自で、積立と利回り運用を一体化したい方に向きます。設定後すぐに初回注文が実行される即時性も特徴です。積立プランは途中変更ができず、金額や頻度を変えるには解除して再設定する方式(解除手数料は無料)である点は把握しておいてください。

bitbank「定期購入」:購入画面から暗号資産を自動購入できる仕組みで、タイミングは毎日・毎月・自由に設定の3方式、販売所の全取扱ペアが対象です。購入時のレートは積立時刻の販売所価格を参照し、購入時間の指定はできません。最低額や金額単位が公式ガイドに明記されていないため採点対象外とし、番外での紹介にとどめています。利用前に公式サイトで条件を確認してください。

「銀行引き落とし型」と「口座残高型」の資金フローの違い

銀行引き落とし型(Coincheck) 銀行口座 毎月27日に自動引き落とし 取引所 自動買付 暗号資産(BTC等) 人の作業ゼロ:引き落としから買付まで自動 (停止しない限り翌月以降も自動継続) 口座残高型(SBI VC・GMO・bitFlyer・BitTrade) 銀行口座 ✋ 自分で入金(手動) 取引所口座の日本円残高 自動買付 暗号資産(BTC等) 残高不足だと積立は実行されない (GMOコインは3回連続不成立で設定削除) どちらの型でも「買付そのもの」は自動で行われる 違いは、取引所口座へお金を届ける部分まで自動かどうか

毎日積立と毎月積立の違い

毎日積立は買付回数が多いぶん、1回ごとの価格のブレが平均単価に与える影響が小さくなる仕組みです。毎月積立は回数が少ないかわりに、口座残高型の取引所でも入金管理が月1回で済みます。Coincheckの毎日つみたてプランのように、月の設定額を日割り(1日あたり約300円から)で買い付ける方式もあります。積立の設定内容は、GMOコインやCoincheckのように後から変更できる取引所と、SBI VCトレード・bitFlyer・OKJのようにいったん設定を取り消してから再設定する方式の取引所があります。どちらの頻度でも、次の試算のとおり「安い月に多く買う」調整は働きます。

月1万円をビットコインに積み立てたらいくらになったか

bitbankが公開するBTC/JPYの月足終値を使い、毎月1万円をその月の終値で機械的に買い続けた場合を計算しました(手数料・スプレッド・税は考慮していません)。

試算期間積立回数元本取得BTC合計評価額と損益
直近3年2023年8月〜2026年7月36回36万円0.03717890BTC36万8747円
+8747円(約+2.4%)
直近1年2025年8月〜2026年7月12回12万円0.00968895BTC9万6097円
−2万3903円(約−19.9%)

参考として、期間中の月足終値は2023年8月の379万5909円から2025年7月には1749万2746円まで上昇し、その後2026年6月に952万2857円まで下落、期間末の2026年7月は991万8187円でした。安かった2023年8月には1万円で0.00263442BTC買えたのに対し、高値圏の2025年7月は0.00057167BTCと、同じ1万円でも購入量が自動的に増減しています。

3年続けた場合はプラス圏、直近1年だけならマイナス圏という結果は、始める時期と続ける期間で成績が大きく変わる積立の性質そのものです。下落局面での続け方は半減期とガチホの考え方で掘り下げています。

※本試算はbitbank公開APIの過去の月足終値に基づく仮定計算であり、将来の運用成果を予測・保証するものではありません。手数料・スプレッド・税を考慮しておらず、暗号資産は価格変動により元本を大きく下回る可能性があります。

「手数料無料」でも発生する実質コストの目安

買付価格に含まれる実質コストは、具体的にいくらになるのか。数少ない開示例がCoincheckで、手数料相当額を0.1〜4.0%(カバー先または同社取引所の価格に対して)と明記しています。この幅を月1万円の積立に当てはめると、次のとおりです。

開示レンジ1回(1万円)あたり年12回の累計
0.1%の場合10円120円
4.0%の場合400円4800円

価格の急変時や流動性の状況によってはこの幅を超える場合があると公式にも注記されており、実際のコストは常に変動します。bitFlyerも販売所スプレッドを利用者が負担する旨を明記しています。開示がない会社のコストがゼロという意味ではなく、上の試算も開示レンジを機械的に当てはめた目安にすぎません。

積立のやめ方と売却まで——出口の3ステップ

  1. 止める・変える:Coincheckは利用停止の手続きをしない限り翌月以降も自動継続されるため、やめるときは停止操作が起点です。GMOコインは積立設定をしても日本円残高が拘束されない仕組みで、入金を止めれば買付も止まりますが、3回連続で不成立になると設定自体が削除されます。OKJは金額・頻度の変更ができず、解除して再設定する方式です(解除手数料無料)。
  2. 売る:積立の買付は販売所価格や店頭取引で行われるのが主流ですが、売却まで同じ経路を使う決まりはありません。SBI VCトレードのように取引所(板取引)を持つ会社なら、メイカー−0.01%・テイカー0.05%の手数料体系で板に売り注文を出す選択肢があり、販売所のスプレッド負担を避けられる場合があります。
  3. 円に戻す・外へ送る:日本円出金はSBI VCトレードとGMOコインが無料(GMOの大口出金は400円)です。ビットコインを外部ウォレットへ送る場合、SBI VCトレード・GMOコインは無料、bitFlyerは0.0004BTC、Coincheckは変動手数料制(0.0005〜0.016BTC)と差が大きく、出口の設計次第で成績が変わります。

売却して利益が出た年は課税対象になります。国税庁FAQでは、収入の計上時期は原則として売却等をした暗号資産の引渡しがあった日の属する年分とされており、「いつ売るか」は税金の面でも意味を持ちます。詳しくは下のFAQと仮想通貨の税金・確定申告ガイドで扱います。

自動積立と自動売買(bot)は別物

自動積立は「決まったタイミングに決まった金額を買う」ことだけを自動化する仕組みで、売り時の判断は利用者に残ります。一方の自動売買(bot・システムトレード)は、プログラムが相場条件に応じて売り買いの両方を繰り返す仕組みで、必要な知識も、値動きへの向き合い方も、想定するリスクの質も異なります。「自動」という言葉が共通しているだけで、初心者が同じ感覚で手を出せるものではありません。APIを使った自動売買はAPI対応取引所の比較、システムトレード全般の考え方はFX自動売買の解説で扱っています。

NISAのつみたてと何が違うのか

NISAは金融庁が対象商品を公表している制度で、つみたて投資枠の対象商品はNISA特設サイトのリストで確認できます。一方、暗号資産の積立は暗号資産交換業者の口座で行うもので、NISA口座で行う投資ではありません。売却益などの利益は、国税庁FAQのとおり原則として雑所得として所得税の課税対象です。同じ「毎月コツコツ」でも、制度上の位置づけと税の扱いが異なる別の投資です。資金配分もその前提で判断してください。

ビットコイン積立の始め方3ステップ

  1. 口座開設:使う取引所を決めて口座開設を申し込みます。本人確認の流れや準備物は初心者向けの取引所ガイドにまとめています。
  2. 資金の準備:Coincheckなら引き落とし用の銀行口座を設定します(みずほ銀行は入金非対応)。SBI VCトレード・GMOコイン・bitFlyer・BitTradeは、積立日までに取引口座へ日本円を入金します。
  3. 積立設定:銘柄・金額・頻度を設定すれば、あとは自動で買付が続きます。開始タイミングは会社によって差があり、BitTradeは設定完了後30分以内、bitFlyerは最短翌日、SBI VCトレードは申込みの翌営業日以降です。

設定金額は、価格が半分になっても生活に影響しない水準から始めてください。

ビットコイン積立のよくある質問

Q1. ビットコイン積立はいくらから始められますか?

A. bitFlyerは1円から1円単位、SBI VCトレードとGMOコインは500円から積立を設定できます。BitTradeとOKJは1000円から、Coincheckは月1万円から(毎日つみたてプランは1日あたり約300円から)です。金額の下限は取引所ごとに大きく異なるため、生活に影響のない範囲で設定し、詳細条件は各社の公式サイトで確認してください。

Q2. 毎日積立と毎月積立はどちらがいいですか?

A. 毎日積立は買付回数が多いぶん1回ごとの価格のブレの影響が小さくなり、毎月積立は入金管理の手間が月1回で済みます。bitbank月足終値による試算では、月1回の買付でも安い月に多く・高い月に少なく買う調整が働き、直近3年(36回・元本36万円)は評価額36万8747円になりました。どちらの頻度が良い結果になるかは相場次第で、過去の試算は将来の成果を約束するものではありません。

Q3. 積立で買っているだけでも税金はかかりますか?

A. 国税庁のFAQでは、暗号資産取引の利益は原則として雑所得(その他雑所得)に区分され、所得金額は売却などの譲渡価額と譲渡原価等との差額とされています。課税対象となる利益が計算されるのは、売却・商品購入・他の暗号資産との交換といった手放すタイミングです。取得価額の計算は届出をしない場合は総平均法によります。個別の申告については税務署や税理士に確認してください。

Q4. 口座残高が足りないと積立はどうなりますか?

A. bitFlyerでは積立日時点で日本円残高が不足していると、その回の積立は実行されません。GMOコインでは3回連続で積立が行われなかった銘柄の積立設定が削除されます。銀行口座から毎月27日に引き落とすCoincheckなら、取引口座への事前入金の管理自体が不要です。残高不足時の扱いは各社で異なるため、公式サイトの規定を確認してください。

Q5. 積立はいつでもやめられますか?やめるとき費用はかかりますか?

A. Coincheckは利用停止の手続きをしない限り翌月以降も自動継続される仕組みのため、やめる場合は停止操作を行います。OKJは解除手数料無料と明記していますが、プランの途中変更はできず解除後の再設定になります。売却して利益が出た年は課税対象になる点も含めて、やめ方は始める前に把握しておいてください。手続きの詳細は各社の公式サイトで確認できます。

まとめ:仕組みで続け、出口までコストで選ぶ

暗号資産は価格変動が非常に大きく、投資元本を失う可能性があります。

その変動と付き合う手段として、タイミング判断を仕組みに置き換える自動積立は現実的な方法の一つです。試算が示したとおり、直近3年の月1万円積立は約+2.4%、直近1年では約−19.9%と、同じやり方でも期間によって結果は大きく振れます。下落局面で続けるかどうかの考え方は半減期・積立の解説も参考にしてください。

取引所選びは、出口まで無料のSBI VCトレード、入金の手間をなくすCoincheck、1円で試すbitFlyerという使い分けが軸になります。掲載スペックはページ上部の最終更新日時点のものです。申込前に各社の公式サイトで最新の条件を確認し、余裕資金の範囲で始めてください。

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TRUST & TRANSPARENCY|情報の信頼性について

当サイトのランキングは、金融庁登録情報・各社公式サイトの一次データに基づき、元・金融コンサルタント トシが独自に評価したものです。

情報の正確性には万全を期していますが、最新情報は各社の公式サイトでご確認ください。
※本記事は特定の投資成果・利益を保証するものではありません。暗号資産は価格変動リスクを伴う金融商品です。本記事で紹介している取引所はすべて金融庁登録済みの国内暗号資産交換業者です。