🪙 暗号資産(仮想通貨)

仮想通貨取引所の手数料比較|BTC売買・円出金・送付を6社で確認

最終更新日:

暗号資産(仮想通貨)の費用は、買うときの料率だけでは決まりません。BTC/JPYを板で売買して円を引き出すのか、買ったBTCを外部へ送るのかで、必要な費用が変わります。現行の公式料金表をもとに6社を同じ条件で見比べ、金額が変わったときの選び直し方も示します。

⚠ 暗号資産には価格変動・流動性・システム等のリスクがあります。手数料が低くても損失は生じます。注文前に取引画面の価格、数量、最新の公式条件を確認してください。

何に使うかで、足す費用が変わる

「売買手数料0円」だけで決めると、出金や送付の費用を見落とします。使う銘柄と注文方法を決め、売買から現金化・送付まで、自分が行う操作にかかる費用を確認しましょう。

  1. 板の売買料:BTC/JPYでもMakerとTakerで違い、銘柄が変われば料率も変わります。
  2. 販売所の買値・売値の差:板を使わない場合は提示価格を別に見ます。
  3. 日本円の入金:取引所側が無料でも、振込元銀行の手数料がかかる場合があります。
  4. 日本円の出金:出金額・振込先・回数で変わります。
  5. BTCの外部送付:料金に加え、最小数量と宛先の条件を確かめます。

BTC/JPY板取引・円出金・BTC送付を6社で比較

以下は現物のBTC/JPY板取引があり、公式に売買料・日本円出金料・BTC送付料を確認できる6社です。国内サービスの全件一覧でも、おすすめ順でもありません。対象の銘柄や使う取引画面が違えば料金も変わります。

Maker(メイカー)とTaker(テイカー)の読み方:一般に、板に注文を出して取引相手を待つ側がMaker、板にある注文を受けて売買する側がTakerです。手数料が「-0.01%」なら、成立した取引でその率に応じた金額を受け取ります。価格変動も含めた利益を約束するものではありません。適用ルールは会社によって異なるため、指値注文とMakerの関係も確認してください。

スマートフォンでは表を左右に動かして確認できます。

BTC/JPYの現物板取引をする場合の公式条件
サービス BTC/JPYの板取引 日本円出金 BTC外部送付
bitbank Maker 0%
Taker 0.10%
3万円未満550円
3万円以上770円
0.0006 BTC
GMOコイン Maker -0.01%
Taker 0.05%
通常無料
大口出金400円
無料
SBI VCトレード Maker -0.01%
Taker 0.05%
無料 無料
Coincheck Maker 0%
Taker 0%
407円 0.0005~0.016 BTC
ネットワーク条件で変動
bitFlyer 0.01~0.15%
直近30日の取引量で変動
220~770円
銀行・金額で変動
0.0004 BTC
Zaif Maker 0%
Taker 0.10%
3万円未満385円
3万円以上770円
0.0001~0.01 BTC
利用者が調整可能

各社の公式条件を本ページの最終更新日時点で確認。bitbankの銘柄別料金表には「2026年2月2日時点」とあります。掲載順は順位ではありません。各行の社名から公式料金表を開けます。CoincheckのBTC送付料はネットワーク手数料に応じた段階制、Zaifは利用者が送付料を調整できます。日本円の振込入金では、銀行側の振込料が別途かかる場合があります。

BITPOINTを6社に入れていない理由:公式案内によると、BITPOINTサービスは2026年7月31日に新規口座開設受付を終了し、2026年12月末を目途にVCTRADEサービスへ統合予定です。既存利用者はBITPOINTの現行料金を確認してください。SBI VCトレードとは同じ運営会社の別サービスで、料金を混ぜていません。

BTCを売って円を出金するなら、売却料と出金料を足す

「取引手数料0%」でも、売却後の日本円出金が有料なら手元に戻す費用は0円ではありません。反対に、売却料がかかるサービスでも出金料が無料なら、少額の売却では費用の小計が下がる場合があります。

同じ仮定で比べる:BTC/JPYの板でTakerとして売却し、日本円を通常の方法で1回出金します。CoincheckのBTC/JPY取引料は0%、円出金は407円。GMOコインのBTC/JPY Taker料は0.05%、通常の円出金は無料です。下表は売却額に料率を掛け、端数処理を省いた概算です。

スマートフォンでは表を左右に動かして確認できます。

売却額を変えたときの費用小計(端数処理前の試算)
BTC売却の約定金額Coincheck
売却料+円出金
GMOコイン
売却料+円出金
小計の読み方
10万円0円+407円=407円50円+0円=50円この条件ではGMOコインの小計が低い
81万4000円407円407円小計が同額になる計算上の境目
100万円407円500円この条件ではCoincheckの小計が低い

端数処理を省いた計算上の境目は 407円 ÷ 0.0005 = 81万4000円です。GMOコインはTaker手数料を約定ごとに円未満切上げで徴収し、端数を毎営業日(祝日を含む)朝6時に銘柄ごとに集計して整数部分を返金します。1つの注文が複数回に分かれて成立すると、返金前の引落額がこの単純計算と違うことがあります。詳しくはGMOコインの手数料返金の説明を確認してください。

表には板の売値の違い、注文が約定するか、価格のずれ、入金時の銀行振込料、税金などを含めていません。実際の受取額やサービス全体の安さを示すものではありません。同じBTC数量を売るときは、売却代金から売買料・出金料を引いた額で比べます。実際の約定価格で計算したあとに、同じ価格差を「スプレッド代」としてもう一度引く必要はありません。

買ったBTCを外部へ送るなら、料金と送れる数量を分けて見る

BTC送付料は円建ての売買料と単位が違います。表の0.0004 BTCなどを円で見積もるなら、送付時点のBTC価格を掛けます。価格が動けば円換算額も変わります。暗号資産を受け取る側の条件も確認してください。

「送付無料」でも少額を送れるとは限りません。たとえばGMOコインの公式条件では、外部宛BTC送付の通常の最小数量は0.02 BTCです。保有するBTCの全数量を送る場合は0.02 BTC未満でも送付できますが、0.00000546 BTC以下は外部へ送れません。宛先登録後などの送付制限もあるため、全数量ならいつでも送れるわけではありません。

これから買うなら必要数量を送れるサービスか、すでに持っているなら今の口座で全量と一部送付のどちらが可能かを確認します。送付先や必要な情報は暗号資産の送付先とトラベルルールで確認できます。自分のウォレットから送る際のネットワーク費用は取引所の出庫料と別です。イーサリアムでの計算例はガス代の解説にまとめています。

販売所を使う場合は、買値と売値も確かめる

販売所の「売買手数料無料」は、買値と売値の差がないという意味ではありません。同じ時点・同じ数量の買値と売値を注文画面で確認し、板を使う場合の約定価格とも比べてください。提示価格は変動するため、この表の板取引料だけから販売所の総費用は計算できません。

Coincheckの公式料金表とZaifの公式料金表は販売所の手数料相当額を説明しています。ただし、その公表率と「買値と売値の差を中間値で割った率」は定義が違います。率をそのまま往復の損失額に置き換えず、実際の提示価格を使ってください。価格差の計算は暗号資産のスプレッドの見方、板との仕組みの違いは販売所と取引所の違いで説明しています。

注文前に見直す4つの条件

1. 銘柄と取引画面は同じか

上の表はBTC/JPYの現物板取引です。別の銘柄や販売所では料率が違います。bitbankはBTC/JPYのMakerが0%ですが、ETH/JPYなどは別の料率です。取引したい銘柄の公式表を開いてください。

2. Makerになる注文か

bitbankでは、指値注文でもすぐ約定するとTakerになる場合があります。公式のPost Only案内はMaker注文の方法と、価格次第では約定しない可能性を示しています。一方、SBI VCトレードは公式料金表で「指値注文が約定した場合は全てメイカー手数料」としています。注文方法を全社一律に読み替えないでください。

3. 出金額・回数・振込先は同じか

bitbankとZaifは3万円を境に出金料が変わり、bitFlyerは振込先銀行と金額で変わります。GMOコインの通常出金は無料ですが、原則1回1万円以上、1日合計3000万円までです。全額出金なら1万円未満でも受け付けます。1回3000万1円以上の大口出金は400円で審査もあります。現金化を何回に分けるかも決めてから小計を出してください。

4. 送付できる銘柄・数量・宛先か

希望数量が通常の最小送付数量に届かない場合は、全数量を送る場合などの例外に当てはまるか確認します。例外にも当てはまらなければ、その数量では送れません。料金表だけで判断せず、送付元と送付先が対応するネットワーク、宛先の受付条件も確かめてください。

まとめ:使い方に合う費用を足し、金額と条件を確かめる

まずBTC/JPYなど使う銘柄と板・販売所を決めます。円に戻すなら出金料、外部へ動かすなら送付料と最小数量まで確認します。10万円と100万円の例のように、売却額だけでも費用の小計は逆転します。最後は各社の公式条件と注文画面で確認してください。

取扱銘柄やサービス全体で口座を選びたい場合は暗号資産取引所の総合比較、申込の準備は口座開設の手順へ進めます。

比較の方法と情報の確認先

  • 本ページの責任主体は金融ナンバーワンサイトです。編集方針に沿い、料金は各社の公式表を本ページの最終更新日時点で確認しました。
  • BTC/JPY現物の板取引、日本円出金、BTC外部送付を比較し、掲載順に順位や推薦の意味を持たせていません。
  • 10万円・100万円の表は端数処理を省いた公式料率による概算です。売値の違いや約定可能性を含む実際の手取りを示しません。
  • 暗号資産は法定通貨ではなく、価格変動等により損失が生じる可能性があります。

公式出典: bitbank / GMOコイン / SBI VCトレード / Coincheck / bitFlyer / Zaif / 金融庁

あわせて読みたい