金利で選ぶ・返済の負担を比べる

低金利カードローンの選び方|金利と返済総額で比べる

借入れには返済義務があります。金利が低くても、借りる額や返済期間が増えれば負担は大きくなります。生活費に余裕が残る返済額から考えてください。

最終更新日:
編集:金融ナンバーワンサイト編集部 · 編集方針

低金利のカードローンは、申込条件に合う商品を上限金利から比べ、審査後に提示された金利と完済までの返済額で決めます。「年1%台から」という広告の数字だけでは、自分の負担は分かりません。

たとえば通常金利の上限は、JCB「FAITH」のリボ払いが年12.50%、みずほ銀行が年14.0%。ただし申込資格や口座の条件が違います。短期間で返せるなら無利息サービスも候補です。自分が使える条件と、返し終わる予定をそろえることが出発点になります。

低金利の候補は、申込条件とセットで見る

まず、年齢・収入・雇用形態などの申込条件を確認します。そのうえで、今使っている銀行の優遇や、口座開設の必要性を比べます。金利だけを見て申し込み先を増やす必要はありません。

金利の低さと利用条件を確認する4つの例
商品通常金利と確認点条件が合わない・変わったとき
JCB FAITH信販会社・リボ払い年1.30〜12.50%
20〜69歳で本人に毎月安定した収入がある方が対象。学生・パート・アルバイトの方などは申込対象外です。
対象外なら、年12.50%を自分の候補に残さず、パート・アルバイト、学生の各申込条件から見直します。5万円まで・年5.00%の1回払いは別条件です。
みずほ銀行年2.0〜14.0%
普通預金口座が必要。カードローン契約時に同じ契約店でみずほ銀行の住宅ローンを利用している場合、基準金利から年0.5ポイント引下げ。
住宅ローンの優遇対象でなければ通常金利で比較。口座を増やしたくない場合は、口座不要の銀行と借入方法を確認します。
三井住友銀行年1.5〜14.5%
利用限度額100万円以下の通常金利帯は年12.0〜14.5%。同じ帯の中でも適用金利は審査で決まります。
希望した限度額と審査結果が違ったら、承認された枠に対応する金利帯へ戻り、提示された年率で返済額を見直します。
楽天銀行
スーパーローン
年1.9〜14.5%
通常金利と期間限定の引下げを分けて確認。キャンペーンを使う場合は、申込・入会・適用期間の条件も必要です。
楽天の会員ランクと金利引下げを同じ条件だと思わず、契約に適用される年率を確認。返済が特典終了後まで続くなら、終了後の金利も含めて比べます。

本ページの最終更新日時点の公式条件です。申込資格・優遇・限度額・期間限定条件という異なる確認点を説明するための4例で、市場全体の最安順位ではありません。金利は審査や契約時期、見直しで異なる場合があります。みずほ銀行・三井住友銀行は変動金利です。楽天銀行の金利も金融情勢により見直される場合があります。

ほかの銀行や消費者金融も含めて上限金利を探す場合は、通常金利の比較表へ。銀行ごとの口座・受取方法は銀行カードローン比較、地域や会員条件のある商品は信用金庫の申込条件で調べられます。

車や教育費など使い道が決まっているなら、目的別ローンとの違いも確認してください。使途や支払先の条件があるため、カードローンの代わりに利用できるかを先に確かめます。

借りたい額ではなく、審査で決まった限度額と金利で見直す

金利表の「利用限度額」は、実際に借りる金額とは別です。契約枠が200万円でも、借りるのが30万円なら元本は30万円。利息の計算に200万円を入れるわけではありません。

30万円を借りる予定。希望した枠が200万円から50万円になったら?

三井住友銀行の通常金利表では、契約枠200万円は年10.0〜12.0%の区分です。しかし審査で50万円の枠になった場合は、年12.0〜14.5%の区分で確認し直します。借りる額が同じ30万円でも、最初の想定より金利が高くなることがあります。

実際の借入額を30万円にそろえた金利表の読み方
承認された契約枠通常金利の区分返済試算へ入れる数字
50万円・100万円年12.0〜14.5%100万円以下の区分元本30万円+提示された適用年率
200万円年10.0〜12.0%100万円超200万円以下の区分元本30万円+提示された適用年率

三井住友銀行の通常条件を用いた例です。枠200万円が承認されるという予測ではありません。50万円から100万円に変わっても同じ金利帯で、枠が増えればその都度金利が下がるわけではありません。住宅ローン利用者等の優遇は別条件です。

  1. 申込前:利用条件と公表された上限金利で、負担を小さく見積もりすぎないようにする。
  2. 審査後・契約前:提示された限度額・適用金利・返済額を確認する。想定より負担が重ければ、借入額や利用自体を見直す。
  3. 利用中:会員画面・明細の現在の元本残高と適用金利を使う。新規向け広告の金利をそのまま当てはめない。

「初めてなら全員が上限金利」「返済実績を積めば自動的に下がる」とは言えません。増額にも審査があり、低い金利を狙って必要以上に借りると負担が増えます。枠の決まり方はカードローンの限度額、変更手続きは増額審査の確認点で扱っています。

金利が低くても、返済期間が延びれば利息は増える

候補を比べるときは、借入額と完済までの期間をそろえます。月々の負担が下がった理由が「低金利になったから」なのか「返済期間が長くなったから」なのかを分けて見るためです。

50万円を借りた場合の月額と利息総額の目安
完済までの期間年14.5%の場合年18.0%の場合
1年・12回月々 約45,011円
利息合計 約40,135円
月々 約45,840円
利息合計 約50,080円
3年・36回月々 約17,210円
利息合計 約119,578円
月々 約18,076円
利息合計 約150,743円

特定商品の返済額ではなく、金利を一定として毎月同額の元金・利息合計を払う仮想試算です。月利=年率÷12、追加借入れ・手数料・無利息なし。表示だけ円未満を四捨五入しているため、表示月額×回数と利息合計は一致しない場合があります。実際の日割計算・返済日・最低返済額は再現していません。

比べる順番を変えると、分かることが違う

同じ3年なら:年18.0%から年14.5%になると、利息は約3.1万円少なくなります。

1年から3年へ延ばすなら:年18.0%・1年の利息約5万円に対し、年14.5%・3年では約12万円。金利が下がっても、返済が長くなることで利息は増えます。

とはいえ、利息を減らすために生活を圧迫する月額にするのも避けたいところです。先に月々の返済に回せる金額を決め、その範囲で完済までの期間と負担を見直します。

返済シミュレーターで月額を変え、期間と利息を比べることができます。契約済みなら「現在の元本残高」と「適用年率」を入力してください。簡易月次モデルのため、契約先の明細・公式試算と差がある場合はそちらを優先します。

短期なら無利息、返済中なら借り換えも同じ条件で比べる

無利息の期間内に返せる場合

無利息の対象になり、その期間内に完済できるなら、利息を抑えられます。ただし起算日は契約日基準・借入日基準など商品で違います。契約から借入れまで日が空くと、借りてから使える無利息日数が短くなる場合もあります。

予定どおり完済できなくなったら、無利息終了時の残高・終了後の金利・残りの返済期間で比較をやり直します。期間内に返せないという理由だけで、無利息のある商品が不利になるとは限りません。対象条件は無利息カードローンの比較、日付は無利息期間の開始日・終了日の確認へ進んでください。

今の借入れより低い金利へ借り換える場合

比較するのは、これから払う利息と費用です。新しい適用金利が低くても、返済期間を延ばしたり追加で借りたりすると、支払総額が増えることがあります。まず現在の残高を同じ期間で返す場合を比べ、次に無理なく払える月額で見直します。

借り換え候補と注意点はカードローンの借り換えへ。すでに返済が苦しい場合は、借入先を増やす前に返済に関する相談先を確認してください。

申し込む前に、金利・返済・受取日を確認する

  • 金利:通常金利か、条件付き優遇か。適用が終わった後の金利まで分かるか。
  • 返済:必要な借入額に絞れているか。月々の返済額と完済時期が家計に合うか。ATM・振込等の手数料を含めても負担できるか。
  • 受取日:必要な日までに手続きが完了するか。最短審査時間と実際の入金時点を同じものとしていないか。

審査は各社の基準で行われ、金利の数字から通りやすさを判断することはできません。急いでいる場合は、即日融資の条件と手続きを先に確認してください。

貸金業者からの借入れには原則として年収の3分の1という総量規制があります。銀行カードローンはその対象外ですが、審査や返済能力の確認はあります。規制上の上限は、自分が無理なく返せる金額を示すものではありません。制度の説明は金融庁「貸金業法のキホン」を参照してください。

選ぶときの順序は、使える条件で候補を絞る → 提示金利で確かめる → 完済までの負担を比べる。借入額・金利・返済予定のどれかが変わったら、その数字だけを入れ替えて見直すと判断しやすくなります。

候補と条件の表に戻る

返済に不安があるときの相談先

金利の見直しだけでは返済が難しい場合は、契約先や次の窓口へ早めに相談してください。

この記事は公式の商品条件を照合し、編集部が前提をそろえて試算した一般的な選び方の解説です。実際の審査結果や請求額を予測するものではありません。

金利・対象条件は各商品の公式案内と契約書面で最終確認してください。利息の基本から確認したい方は実質年率と利息計算へ。

あわせて読みたい