普段の買い物で使う1枚を選ぶ
ポイント還元率が高いクレジットカードは?8枚の通常還元と使い道を比較
買い物先がいろいろあるなら、まず見るのは通常の還元率と、貯まったポイントの使い道です。今回比べる8枚では、通常対象の買い物でリクルートカードが1.2%。楽天カードなどは1%が目安ですが、少額の支払いが多いと、ポイントの数え方でも差がつきます。
「最大○%」だけでは、普段の支払いでいくら戻るかは分かりません。下の表では通常分をそろえ、その後に同じ買い物での計算例と、ポイントを使うまでの手順を紹介します。
一般のdカードは、2027年1月利用分から通常還元と年会費条件が変わる予定です。現在の1%がそのまま続く前提で選ばず、改定内容も合わせて確認してください。
ポイント高還元カード8枚を、通常の買い物で比較
対象は、年会費と普段のポイントを重視して選んだ個人向け一般カードです。通常1%以上の7枚に、対象店向けの比較例として三井住友カード(NL)を加えました。掲載順は総合おすすめ順位ではありません。掲載条件の基準日は2026年9月7日です。年会費は基準日時点で8枚とも無料ですが、dカードには改定予定があります。
金額は税込。通常ポイントのみで、入会特典、期間限定キャンペーン、店舗の上乗せ、クレカ積立は含めません。ポイントは下記の使い方で1ポイント=1円相当とした目安です。減率・対象外の利用、交換単位・最低ポイント数は各詳細を確認してください。
表は横にスクロールできます。カード名の下から詳しい条件へ移動できます。
| カード | 通常還元 | ポイントの数え方 | 1ポイント=1円相当で使う例 |
|---|---|---|---|
| リクルートカード 条件を見る | 1.2% | 月合計×1.2% 小数点以下切捨て | リクルートポイントをPonta・dポイントへ等価交換して使う |
| 楽天カード 条件を見る | 1% | 1回ごと 100円→1ポイント | 通常の楽天ポイントをカード請求へ充当 |
| PayPayカード 条件を見る | 1% 設定条件あり | 1決済ごと 200円→2ポイント | 通常のPayPayポイントをPayPayの支払いに使う |
| JCB カード W 条件を見る | 1% 使い方による | 月合計 200円→2 J-POINT | MyJCB Payの支払いに使う |
| au PAY カード 条件を見る | 1% | 1決済ごと 100円→1ポイント | Pontaポイントをカード請求へ充当 |
| Orico Card THE POINT 条件を見る | 1% 交換先による | 月合計 100円→1オリコポイント | FamiPayギフトコードへ等価交換して使う |
| dカード 改定予定を見る | 現在1% | 1回ごと 100円→1ポイント | dポイント加盟店等の支払いに使う |
| 三井住友カード(NL) 対象店の条件を見る | 0.5% 対象店向けの参考枠 | 月合計 200円→1 Vポイント | Vポイントをカード請求へ充当 |
市場の全カードを網羅した表ではありません。Amazonでの利用が中心ならAmazon向けカード比較へ。三菱UFJカードなど、対象店の優遇が大きいカードはコンビニ・飲食店向けの比較で支払方法まで比べてください。JCB カード W plus Lのような同系統のカード、ゴールド、リボ払い専用カードはこの表に含めていません。
選び方はシンプルです。買い物先を問わず通常分を重視するならリクルートカード、すでに使っているポイントへまとめたいなら1%の各カードが候補になります。特定の店に支払いが集中する場合は、通常還元とは別に、その店での条件を確認しましょう。
同じ支出でも、少額決済の多さで差がつく
全カードに同じ利用を当てはめます。例Aは3万円を1回、例Bは180円を10回、合計1,800円。別々の月を想定し、それ以外の利用はないものとします。いずれも全額が通常ポイントの対象で、上乗せ・返品・手数料はなく、必要な設定も完了している条件です。
| カード | 例A 30,000円×1回 | 例B 180円×10回 | 例Bの計算 |
|---|---|---|---|
| リクルートカード | 360ポイント | 21ポイント | 1,800×1.2%=21.6→21 |
| 楽天カード | 300ポイント | 10ポイント | 1回1ポイント×10回 |
| PayPayカード | 300ポイント | 0ポイント | 1決済が200円未満のため |
| JCB カード W | 300ポイント | 18ポイント | 月合計1,800÷200×2 |
| au PAY カード | 300ポイント | 10ポイント | 1決済1ポイント×10回 |
| Orico Card THE POINT | 300ポイント | 18ポイント | 月合計1,800÷100 |
| dカード(現在条件) | 300ポイント | 10ポイント | 1回1ポイント×10回 |
| 三井住友カード(NL) | 150ポイント | 9ポイント | 月合計1,800÷200 |
月合計で計算するカードは、対象の売上情報が同じポイント集計期間にすべて入ると仮定。実際の集計・付与月は売上情報の到着時期等でずれることがあります。dカードの2027年改定は反映していない2026年9月7日時点の比較です。Oricoなどは、上表のポイント数をその場で同額の円として使えるわけではありません。
1%のカード同士でも、例Bでは0・10・18ポイントに分かれました。これは「低い金額で買い物をしないほうがよい」という意味ではありません。よくある支払いの金額を、そのカードがどう数えるかを知るための例です。
自分の支出額で比較したい場合は、クレジットカードのポイント還元シミュレーターへ進めます。「通常:何円につき」「通常:何ポイント」に公式の付与単位を写し、詳細条件で対象外・低還元の月額やポイント価値を設定できます。買い物ごとの端数は概算になるため、少額決済の影響は上の例も参考にしてください。
8枚それぞれ、どんな人の候補になる?
同じ1%でも、貯まるポイントと必要な手続きは違います。比較表で気になったカードから、使い道と例外を確認してみてください。
リクルートカード|通常還元を重視し、ポイント交換もできる人
月合計で1.2%。Ponta・dポイントを使うなら候補。
買い物ごとではなく月の対象利用をまとめて計算するため、小さな支払いの端数も合算されます。ただし、直接貯まるのはリクルートポイントです。Pontaやdポイントへ移すには、アカウント連携と交換手続きが必要です。
リクルートの対象サービスやAmazonで使う方法もあります。Ponta・dポイントへの交換は1対1ですが、期間限定・サイト限定ポイントは対象外。電子マネーチャージはブランド別の条件があるため、通常の1.2%をそのまま掛けないでください。
楽天カード|貯まった通常ポイントを請求に使いたい人
日常の買い物は1回100円につき1ポイント。
楽天ポイントをすでに使っているなら、利用先を増やしすぎずにまとめられます。通常のカード利用で貯まったポイントは、楽天e-NAVIからカードの支払いにも使えます。期間限定ポイントや他社から交換したポイントなどは、請求への充当対象外です。
公共料金・税金などの指定先は500円で1ポイント、指定の保険料・携帯料金などは200円で1ポイントです。買い物だけでなく固定費も移したい場合は、先に自分の請求先を一覧で確かめましょう。楽天市場の上乗せ条件は経済圏別カード比較の楽天カード欄で確認できます。
PayPayカード|本人確認・設定を済ませ、PayPayで使いたい人
通常1%。アプリの準備と、200円ごとの計算を確認。
2026年6月2日以降の特典では、PayPayアプリへのカード登録、PayPayクレジットの利用設定、本人確認が必要です。カードを持っているだけで通常1%が付く前提にせず、アプリ内の設定状況を確認してください。
通常のPayPayポイントは、PayPayの支払いで1ポイント=1円として使えます。カード決済の電気・ガス・水道・税金は基本0.5%。PayPayアプリの請求書払いとは条件が異なります。Yahoo!ショッピングなどの特典に含まれる期間限定ポイントは、通常ポイントと使える場所が異なります。
JCB カード W|18〜39歳で申し込めて、J-POINTの使い道がある人
月合計200円で2ポイント。MyJCB Payなら1ポイント=1円。
新規申し込みは18〜39歳が対象で、高校生は申し込めません。入会後に40歳になっても年会費は無料です。2026年1月からのJ-POINTでは、Wは通常の対象利用200円につき2ポイントが貯まります。
1%相当になるのは、1ポイントを1円で使う場合です。例えばMyJCB Payでのポイント利用が該当し、利用分は後日、請求額から差し引かれます。交換先によって価値が変わるので、自分が使える方法を先に選ぶのが大切です。モバイルSuicaなどのチャージは通常ポイントの対象外です。
au PAY カード|Pontaポイントをカードの請求に使いたい人
1決済100円で1ポイント。ポイント充当は100ポイントから。
日々の買い物でPontaポイントが貯まり、カードの請求に1ポイント=1円で充当できます。充当は100ポイントから、月20,000ポイントまで。Ponta提携店で使う場合は、au IDとPonta会員IDの連携も確認してください。
カード年会費は無料ですが、申し込みには個人のau IDなど所定の条件があります。電子マネー・プリペイドへのチャージ全般は通常1%の対象外。au PAYへのオートチャージ特典は別制度なので、カード払いの1%をチャージ分へ二重に足さないようにしましょう。
Orico Card THE POINT|交換先と交換時期を決めて管理できる人
月合計100円で1ポイント。使いたい交換先で価値を確認。
通常の付与は1%ですが、オリコポイントは交換先によって価値が違います。例えばFamiPayギフトコードは500ポイントで500円分。一方、Amazonギフトカード500円分には600ポイント、PayPayポイント1,000円分には1,200ポイントが必要です。
Amazonギフトカードの上記交換では、600÷1%=6万円の対象利用で500円分となり、利用額に対する価値は約0.83%。端数や入会特典を含めない計算です。通常ポイントにも獲得分ごとの期限があるので、交換予定を決めずに貯め続ける使い方には向きません。ここで扱うのは、リボ払い専用の「THE POINT UPty」とは別のカードです。
dカード|現在の1%に加え、2027年の改定後も確認
dポイントで使いたい人の候補。ただし、現在と改定後を分けて比較。
現在の一般dカードは、通常の買い物100円で1ポイントです。指定の公共料金・税金は200円で1ポイント。ドコモ通信料やチャージなど、カード通常ポイントの対象外もあります。d払いにカードを設定した場合も、通常1%を別に加算できるとは限りません。
公式に案内されている改定予定
- 2027年1月利用分から:通常のカード決済は200円で1ポイント(0.5%相当)。
- 2027年5月利用分から:「4363」「5344」「5365」で始まるdカードの、対象のスマートフォン決済は200円で2ポイント(1%相当)。対象にはApple Pay・Google Pay・おサイフケータイiDによる街の買い物が含まれます。
- 年会費:初年度は無料。2年目以降は、前年度に対象利用が一度もない場合1,650円。2027年以降の利用有無で判定し、有料請求は2028年2月引き落とし分からの予定です。
既存会員も対象です。通常ポイントだけを目的に新しく選ぶなら、今の1%だけで他のカードと判断しないでください。
三井住友カード(NL)|対象店で指定の決済方法を使う人
通常は0.5%。対象店での優遇を別枠で比べるカード。
普段の利用すべてが高還元になるカードではありません。対象のコンビニ・飲食店でスマホのVisa/Mastercardタッチ決済、または対象のモバイルオーダーを使うと、通常0.5%を含めて7%の対象になります。
カード現物のタッチ、iD、差し込みはこの加算の対象外です。スマホタッチとモバイルオーダーでは対象店も異なり、Google Pay・Samsung WalletではMastercardタッチを利用できません。よく行く店と自分のスマホで条件を満たせるか確認してください。Vポイントはカード請求への充当に1ポイント=1円で使えます。
公共料金・チャージ・対象店は、通常還元から分けて考える
固定費は「カード名」だけでなく、請求する会社まで確認
買い物で1%付くカードでも、電気・ガス・水道・税金・保険料などでは減率や対象外があります。たとえば楽天カードの指定先は0.2%または0.5%、PayPayカードの対象の公共料金・税金は基本0.5%。対象会社の一覧があるため、同じ種類の請求ならすべて同じとも限りません。
固定費を多く移すなら、上の通常比較だけで決めず、公共料金・税金・固定費向けカード比較で請求先を照合してください。口座振替割引がある支払いでは、失う割引額も差し引きます。
カード払い、チャージ、コード払いは別の支払い
カードから電子マネーへチャージして使う場合、カードで商品を直接買うときとはポイントの条件が変わります。「カードが1%、コード払いが0.5%だから合計1.5%」と足す前に、それぞれが付与対象か確認しましょう。詳しい支払経路は経済圏別カードの決済方法・年会費比較に整理しています。
対象店の高還元を、買い物全体へ掛けない
特典を比べるときは「店名」「支払方法」「対象金額」「期間」「上限」をセットで見ます。対象店で使った分だけを優遇率で計算し、残りは通常率で計算するのが基本です。アプリでのエントリーやID連携が必要な場合もあります。
楽天市場の倍率やYahoo!ショッピングの合計特典は、対象額の税込・税抜やポイント種別が同じとは限りません。今後ずっと受け取れる通常ポイントとして、年間の買い物額へ一律に掛けないでください。入会特典を比べたい場合はクレジットカードのキャンペーン比較へ、積立のポイントはクレカ積立の比較へ進めます。
ポイントは「何に使うか」と「いつ使うか」まで決める
ポイントがたくさん表示されても、使う予定のない交換先では家計の助けになりません。普段の買い物に使う、カード請求に充てる、よく使うポイントへ交換する。このうち、自分が続けられる方法を一つ決めておきましょう。
- 交換が必要か:リクルートポイントをPonta・dポイントで使うには交換が必要です。Oricoは交換先によって必要ポイント数も変わります。
- 少額でも使えるか:交換の最低ポイント数や単位があると、獲得した分を毎月全部使えるとは限りません。au PAY カードの請求充当なら100ポイントからです。
- 通常と期間限定で違うか:同じ名称のポイントでも、使える場所・請求充当の可否・期限が違います。キャンペーン分を通常ポイントとひとまとめにしないでください。
期限も一律ではありません。PayPayの通常ポイントには有効期限がありませんが、期間限定分は別です。dポイントの通常分は、現在は最後に貯める・使うなどの対象行為をした日から12か月の仕組み。Oricoの通常ポイントは獲得分ごとに期限があるため、新しく貯めれば過去の分も延びるとは考えないでください。
月に一度、カード明細を見る日にポイント画面も開くと、残高と失効予定を一緒に確認できます。交換を管理する負担が大きいなら、ポイント交換を減らせるキャッシュバック型カードも比較できます。
期限の確認先:PayPayポイント/dポイントの有効期限変更/オリコポイント有効期限。各カードの交換条件は上のカード別公式資料へ。
自分の明細から、候補を2枚まで絞る手順
- 直近の明細で、よく使う店と金額を見る普段の買い物、固定費、チャージを分けます。少額の決済が多いかも確認してください。カードに移せない支出は計算から外します。
- 通常還元と、使えるポイントから候補を選ぶこのページの比較表で候補を2枚程度に絞ります。通常還元率は還元率の見方・計算方法で確かめられます。
- 公式の対象外一覧と交換画面を確かめるカードごとの公式リンクから、自分の請求先・必要な設定・交換レートを確認します。使える交換先がなければ、候補を見直します。
- 同じ支出条件で差額を計算するポイント還元シミュレーターへ月間のカード利用総額を入れ、「通常:何円につき」「通常:何ポイント」を入力。詳細条件で特約店・低還元・対象外の月額、1ポイント価値、年会費、集計方法を設定します。dカードなど改定予定がある場合、改定前後を分けて試算してください。
- 申込条件と支払方法を確認して決める年齢・収入等の条件、年会費、支払日を公式で確認します。ポイントのために不要な買い物を増やしたり、手数料のかかるリボ払いを選んだりする必要はありません。
2枚を使い分けるなら、通常の買い物と対象店で役割を分ける方法があります。組み合わせの具体例はクレジットカード2枚持ちの選び方へ。携帯・通販・銀行までまとめるか考えたい場合は、ポイント経済圏の選び方で生活全体との相性を確認できます。
還元率を見たら、次はポイントの使い道へ
通常の買い物で貯めやすいか、必要な手続きを済ませられるか、普段の支払いに使い切れるか。この3点で比べると、広告の最大率だけでは見えなかった違いが分かります。まずは今のカード明細を一つ開き、候補カードの対象外一覧と照らし合わせてみてください。
当サイトが各社公式資料をもとに比較した一般的な情報です。計算例は条件をそろえた仮定で、獲得額を保証するものではありません。各カードの条件・改定予定は変更される場合があるため、申し込み時には公式の最新情報をご確認ください。