カードローンの完済|早く返すコツ・一括返済のやり方から完済後の解約・信用情報まで

借入金には返済義務があります。ご利用は計画的に。カードローンの返済でお困りの方は、本ページ下部の相談窓口もご確認ください。

最終更新日:

ヒナコ

ヒナコ

トシさん、カードローンをそろそろ完済したいんです。でも「ただ返していくだけ」でいいのか、なんだか不安で……。

トシ

トシ

いい着眼点だ。完済にはゴールが二つある。ひとつは残高をゼロにすること。もうひとつは、返し終えたあとに契約そのものをどうするかだ。完済しても解約しなければ、契約は残り続ける。まずは早く返し切るコツを押さえて、その後の後始末まで一度に片づけるのがいい。この記事は、その「出口」だけをまとめてある。

結論:完済の「出口」は3ステップ

カードローンを完済するときにやることは、次の3ステップに整理できます。残高をゼロにすることだけがゴールではありません。

  1. 端数まで正確に返し切る:残高だけでなく当日分の利息(日割り)まで含めて支払い、「0円」を確認します。
  2. 必要なら解約する:完済しても契約枠は残ります。もう使わないなら解約して、借り癖と再借入のリスクを断ちます。
  3. 信用情報の反映を待つ:完済・解約の記録が信用情報に反映されるまでには時間がかかります。焦らず経過を確認します。
完済の出口ロードマップ ①返し切る 端数まで0円に ②後始末 解約・証明書 ③信用の回復 記録の反映を待つ 次の一手 貯蓄へ

完済は「返し切る→後始末→信用情報の回復」までを見届けて完了します。

そもそも「完済」とは?「解約」との違い

「完済」とは、借入残高と利息をすべて返し終えて、残高が0円になった状態のことです。いっぽう「解約」は、カードローンの契約そのものを終わらせる手続きを指します。この二つは別物です。

大切なのは、完済しても自動的には解約されないという点です。残高が0円になっても契約は続いていて、利用枠(いつでも借りられる状態)はそのまま残ります。もう一度借りればまた利息が発生します。「完済=終わり」ではなく、「完済してから、契約をどうするか決める」という順番になります。

「完済」と「解約」の違い 完済 借入残高=0円 契約・利用枠は残る → また借りられる状態 解約 契約そのものを終了 利用枠も消える → 借りるには再契約

カードローンを完済する方法|一括返済・繰り上げ返済のやり方

毎月の約定返済(決まった額の返済)に加えて、余裕があるときに追加で返すことを繰り上げ返済(追加返済)と呼びます。残高をまとめて一度に返し切るのが一括返済です。やり方は次の3ステップです。

STEP1 「あといくらで完済か」を確認する

完済に必要な金額は、借入残高(元金)に、その日までの利息(日割り計算)を加えた金額です。利息は毎日増えるため、完済額は日々変わります。正確な当日の金額は、会員ページ・アプリ・コールセンター(電話)で確認できます。先に確認してから返済するのが、端数を残さないコツです。

STEP2 返済の手段を選んで支払う

返済にはいくつかの手段があります。会員ページやアプリからのインターネット返済、自社ATM、口座振替、銀行振込などです。手数料は手段によって変わります。インターネット返済や自社ATM・一部の無料提携ATMは手数料無料のことが多い一方、コンビニなど一部の提携ATMや銀行振込では、金額に応じて手数料(110円・220円など)がかかる場合があります。手数料のかからない手段を選ぶと、そのぶん元金に回せます。

STEP3 「0円」を確認する

支払い後は、残高が本当に0円になったかを会員ページなどで確認します。日割りの利息の関係で、数十円から数百円の端数が残ることがあります。端数が残っていると完済にならないため、残高照会で0円をチェックして初めて完済です。

一括完済の3ステップ STEP1 当日の完済額を確認 STEP2 手数料の低い手段で払う STEP3 残高「0円」を確認
返す金額や完済までの期間を数字で試算したいときは 返済シミュレーター、金利や利息の計算の仕組みは カードローン金利の仕組み で解説しています。

完済を早める(早く返す)コツ

同じ借入でも、返し方しだいで完済までの期間と利息は大きく変わります。無理のない範囲でできる工夫を挙げます。

毎月少しだけ上乗せする

約定返済額にプラスして返すと、その分がそのまま元金の減少につながります。手段によっては1,000円程度の少額から追加でき、小まめな上乗せが効いてきます。

臨時収入はまとめて返済に回す

ボーナスなどまとまったお金が入ったときに繰り上げ返済をすると、利息の元になる残高を一気に減らせます。

無利息期間を使い切る

無利息期間があるうちは利息が付かないため、その間の返済はすべて元金の減少に回ります。仕組みは カードローン無利息キャンペーンの仕組み を参照してください。

複数から借りているときは金利の高いものから返す

利息は残高と金利で決まるため、金利の高い借入を先に減らすと利息の総額を抑えやすくなります。複数の借入をまとめて金利を下げたい場合は、おまとめ・借り換えという選択肢もあります(おまとめローンの比較)。

借り換えは新たな契約であり、返済期間や総返済額が変わることもあります。目先の毎月の負担だけでなく、総額と完済時期を見て、条件をよく確認してから判断することが大切です。
返済方式そのものの違いは 返済方式とは?、毎月の最低返済額の考え方は カードローンの最低返済額 で解説しています。

完済後にやること チェックリスト

返し切ったあとにやることを、順番に並べます。

  • 残高が0円になったことを確認する(端数の利息が残っていないか)
  • 契約を続けるか、解約するかを決める
  • 解約するなら解約の手続きをする
  • 必要なら完済証明書・解約証明書を申請する
  • 信用情報の反映を、少し時間を置いてから確認する

完済後、カードローンは解約すべき?

完済したあとに解約するかどうかは、人によって答えが変わります。判断の目安を挙げます。

解約を検討したほうがよい人

  • もう借りる予定がなく、借り癖を断ちたい人
  • 近く住宅ローンや自動車ローンなど、大きな審査を控えている人
  • 複数のカードローンを整理して契約数を減らしたい人

残しておく選択もある人

  • 急な出費に備えて枠を残しておきたい人
  • 近いうちにまた使う具体的な予定がある人

解約のメリットは、再借入のリスクをなくせること、契約数が減ること、カードの不正利用の心配がなくなることです。デメリットは、また借りたいときに再度の審査が必要になること、急な出費にすぐ対応できなくなることです。解約後に再申込をすると、以前と同じ条件になるとは限りません。

住宅ローンなどの審査については、完済していても契約が残っていると利用可能枠が「借入の余地」として見られる場合があります。ただし審査の基準は各金融機関が公表していないため、影響の有無や程度を言い切ることはできません。大きな審査を控えているなら、解約も選択肢のひとつと考えておくとよいでしょう。

カードローンの解約手順

解約の手続きは、おおむね次の流れです。

  • 残高が0円であることを確認する(残高が残っていると解約できません)
  • 解約を申し込む(多くの会社で、電話・店舗・アプリや会員ページのいずれかで受け付けています。会社によって窓口が異なります)
  • カードを処分する(磁気・ICの部分をはさみで裁断してから捨てると安全です)

解約が完了すると、契約は「契約終了」として扱われます。

完済証明書・解約証明書とは?

完済証明書は借入をすべて返し終えたことを、解約証明書は契約を解除したことを示す書類です。住宅ローンや事業融資の審査、債務整理や過払い金の手続きなどで、提出を求められることがあります。

これらの書類は、自動では送られてきません。必要なときは自分で申請して発行してもらう形が一般的で、会社によっては発行手数料がかかる場合があります。解約のときに合わせて依頼しておくとスムーズです。

完済・解約は信用情報にいつ反映される?いつ消える?

カードローンの利用状況は、信用情報機関に登録されています。ここは不安になりやすい部分なので、順番に整理します。

まず、延滞せずに完済した履歴は、むしろ良好な信用情報(クレヒス)として記録に残ります。きちんと返し切った実績はプラスに働きます。

次に「いつ消えるか」です。信用情報は、登録されている機関によって扱いが少しずつ違います。

  • CIC(クレジット・カードローンを幅広くカバー):契約内容や支払状況は「契約期間中および契約終了後5年以内」保有されます。
  • JICC(消費者金融系):契約内容・返済状況は「契約継続中および契約終了後5年以内」保有されます(2019年10月1日以降の契約の場合)。
  • KSC(銀行系・全国銀行協会):取引情報は「契約期間中および契約終了日(完済していない場合は完済日)から5年を超えない期間」とされています。

ここで大事なのは、多くの場合、「完済」しただけでは契約情報はすぐには消えないという点です。完済しても解約していなければ契約は続いている扱いになり、契約情報は登録され続けます。「解約」して契約が終了して初めて、そこから5年以内という削除の起算が進みます。「早く記録を整理したい」という理由も、解約を選ぶ判断材料になります。

なお、更新は各社が定期的に報告する形のため、手続きをしてすぐに反映されるわけではありません。反映を確認したいときは、少し時間を置いてから、CICやJICCなどで自分の信用情報を開示して確かめる方法があります。

信用情報が「消える」までの流れ 契約中 登録され続ける (完済しても継続) 解約 契約終了として登録 その後 5年以内に削除 延滞なく完済した履歴は、良好な記録として残ります

完済後にまた借りないために

完済したあとに、また借りてしまっては元も子もありません。意志の力だけに頼らず、「仕組み」で防ぐのが続けやすい方法です。

  • 枠を物理的に減らす:もう使わないなら解約する。残すとしても、利用限度額を必要最小限まで下げておくと、借りすぎを防げます。
  • カードを手放す:手元にカードがあると使ってしまいやすいものです。解約してカードを裁断すれば、その入り口を閉じられます。
  • 緊急用のお金を別に用意する:生活費の1か月分ほどでも、使わないお金を分けて置いておくと、急な出費でカードローンに戻らずに済みます。

完済で身についた家計管理を、今度は貯蓄に向けていくとよいでしょう(ネット銀行ネット証券)。もし返済そのものが苦しく、完済の見通しが立たない場合は、無理を続ける前に専門家に相談する方法があります。債務整理には、任意整理個人再生自己破産といった、法律で認められた手段があります。下部の相談窓口も利用できます。

ヒナコ

ヒナコ

完済って「返して終わり」だと思っていました。解約と信用情報のことまで考えるんですね。

トシ

トシ

そこが分かれ目だ。残高をゼロにするのがゴールに見えて、本当の出口は「契約をどう畳むか」まで含まれる。焦って全部を一度にやろうとしなくていい。返し切る、必要なら解約する、記録の反映を待つ。この順番で十分だ。

まとめ

カードローンの完済は、残高を0円にすることだけがゴールではありません。①端数まで正確に返し切る、②もう使わないなら解約して枠と借り癖を断つ、③完済・解約が信用情報に反映されるのを待つ、という出口までを見届けて完了です。

完済履歴はきちんと残せば良好な記録として役立ちます。返し方に迷ったら、まずは当日の完済額を確認するところから始めるとよいでしょう。

よくある質問

完済すれば自動的に解約されますか?

いいえ。完済(残高0円)と解約(契約の終了)は別の手続きです。完済しても解約しなければ契約と利用枠は残り、もう一度借りれば利息が発生します。もう使わない場合は、別途、解約の申し込みが必要です。

一括返済(繰り上げ返済)に手数料はかかりますか?

会員ページやアプリからのインターネット返済、自社ATMや一部の無料提携ATMでは、手数料無料のことが多いです。一方、コンビニなど一部の提携ATMや銀行振込では、金額に応じて手数料がかかる場合があります。手数料のかからない手段を選ぶと、そのぶん元金に回せます。

「あといくらで完済できるか」はどう確認しますか?

完済に必要な金額は、借入残高に当日までの利息(日割り)を加えた額です。利息は毎日増えるため金額は日々変わります。正確な当日の完済額は、会員ページ・アプリ・コールセンターで確認できます。先に確認してから返済すると端数が残りにくくなります。

完済や解約は、いつ信用情報から消えますか?

CICでは契約内容や支払状況は「契約期間中および契約終了後5年以内」、JICCでは「契約継続中および契約終了後5年以内」保有されます(銀行系のKSCは契約終了日等から5年を超えない期間)。完済しても解約しなければ契約は続いている扱いのため、解約して契約が終了してから削除が進みます。延滞なく完済した履歴は、良好な記録として残ります。

どうしても返済が難しいときはどうすればいいですか?

放置せず、まずはカードローン会社に連絡して相談する方法があります。返済の見通しが立たない場合は、弁護士・司法書士による債務整理(任意整理・個人再生・自己破産)という法律で認められた手段もあります。法テラス(0570-078374)で無料の法律相談を受けられます。

出典・相談窓口

出典(一次情報)

相談窓口(返済にお困りの方)

法テラス(日本司法支援センター) 0570-078374 ── 無料法律相談・債務整理

日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター 0570-051-051 ── 返済相談

金融庁 金融サービス利用者相談室 0570-016811 ── 金融サービス全般の相談(多重債務の具体的な相談は、金融庁が案内する各地の財務局の窓口も利用できます)

本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、特定のカードローンの利用や返済方法を推奨するものではありません。カードローンの利息は日割りで発生し、返済が遅れた場合は遅延損害金がかかります(消費者金融では年20.0%が一般的で、銀行カードローンは各行で異なります)。また、貸金業者からの借入には総量規制(年収の3分の1まで/銀行は対象外で各行の自主基準による)があります。手数料・金利・返済条件は各社・各行で異なるため、手続きの前に公式情報をご確認ください。返済にお困りの際は、放置せず上記の相談窓口にご連絡ください。

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