カードローンの保証会社とは?審査の役割・保証料・調べ方
カードローンの保証会社は、借りる人の保証を引き受け、返済が滞った場合などに契約に基づいて銀行へ立て替え返済する会社です。保証を引き受けてよいかの審査も行います。保証会社を利用する銀行カードローンでは、銀行の融資審査と保証会社の保証審査の両方が関わります。
商品説明にアコムなどの名前があっても、銀行から借りる契約が、その会社のカードローンを借りる契約に変わるわけではありません。まずは「誰から借りるか」と「誰が保証するか」を分けると、仕組みが見えてきます。
保証会社の役割は、保証の審査と銀行への立て替え返済
銀行カードローンでは、利用者と銀行の間に借入れの契約があり、保証会社を利用する場合は利用者が保証会社へ保証を依頼します。この依頼の契約が「保証委託契約」です。
- 利用者と銀行:お金を借りる契約銀行が融資し、利用者は決められた期日・方法で返済します。銀行も融資の可否を審査します。
- 利用者と保証会社:保証を依頼する契約保証会社が保証を引き受けるかを審査します。保証の承認が申込条件となる商品では、その条件を満たす必要があります。
- 返済が滞った場合など:保証会社から銀行へ代位弁済契約に基づき、保証会社が銀行へ支払います。その後、利用者には保証会社へ支払う義務が残ります。
たとえば三井住友銀行カードローンの規定には、銀行との借入契約とは別に、SMBCコンシューマーファイナンスとの保証委託約款が載っています。保証会社が代位弁済した後の求償金の支払いも、この約款で定められています。
契約の確認例:三井住友銀行「カードローン規定・保証委託約款」(PDF)。保証委託約款の第6条・第7条を参照。
「保証人不要」と「保証会社なし」は違う
保証人不要は、家族や知人などの個人保証人を自分で用意しなくてよい、という条件です。保証会社の保証まで不要とは限りません。バンクイックの商品詳細も、アコムの保証を利用するため個人の保証人は不要、と説明しています。
賃貸住宅の家賃保証や、事業融資で利用する信用保証協会とは契約の対象が違います。このページは、個人向けカードローンの保証会社を扱います。
銀行カードローン6商品の保証会社一覧
同じ保証会社を使う商品、複数社のいずれかが保証する商品、保証が不要となる例外のある商品を確かめるため、次の6商品を選びました。本ページの最終更新日時点の新規向け公式案内を整理した確認例です。審査の通りやすさやおすすめ順を示す表ではありません。
| 銀行・商品 | 保証会社 | 読み取るポイント |
|---|---|---|
| 三菱UFJ銀行 バンクイック | アコム株式会社 | アコムの保証を受けられることが条件。銀行と保証会社の双方の審査を明記。 |
| 三井住友銀行 カードローン | SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 | 指定の保証会社の保証を受けられることが条件。 |
| みずほ銀行 カードローン | 株式会社オリエントコーポレーション またはアイフル株式会社 | オリコ1社と決めつけず、申込方法と規定も確認。 |
| auじぶん銀行 じぶんローン | アコム株式会社 | バンクイックと保証会社は同じでも、別の銀行の商品。 |
| りそな銀行 りそなプレミアムカードローン(商品概要PDF) | りそなカード株式会社 株式会社ドコモ・ファイナンス 株式会社オリエントコーポレーション アコム株式会社のいずれか | 保証会社は選べない。利用中の自分の保証会社は契約支店へ確認。 |
| 楽天銀行 スーパーローン | 楽天カード株式会社 または三井住友カード株式会社 | 銀行が認めた場合は保証不要という例外あり。利用者が自由に選べるという意味ではない。 |
表の会社名だけを見て、申込先や審査結果を決めることはできません。また、利用中の契約が現在の新規向け案内と同じとは限りません。自分の保証会社を知りたい場合は、次の手順で確認します。
保証会社の調べ方は、申込前と利用中で分ける
申込前:正式な商品名を確認し、3つの欄を読む
- 公式サイトで商品名を合わせる。銀行名だけで検索して終わらず、カードローンの商品名まで合わせます。別のローンの説明書と取り違えないためです。
- 「利用できる方」「保証会社」「担保・保証人・保証料」を見る。保証を受けられることが条件か、会社名は何か、個人保証人と別払いの保証料が必要かを分けて読みます。
- 保証委託約款と申込方法の条件を確認する。会社名が複数ある場合の決まりや、保証後に利用者が負う義務を確かめます。分からない点は申込み前に銀行の公式窓口へ確認します。
たとえば、みずほ銀行のカードローン規定は、書面申込とウェブ申込を分けて保証会社の取扱いを定めています。ウェブ申込で審査する保証会社は銀行の裁量で決まり、利用者が好きな会社を指名する仕組みではありません。
商品固有の条件:みずほ銀行「カードローン規定」第1条第7項。
利用中:自分の契約書類を確認し、不明なら契約先へ
すでに借りている人は、手元の契約書、契約時に受け取った保証委託関係の書類、契約後の変更通知を確認します。見つからなければ、銀行の利用者向け窓口へ「利用中のカードローンの保証会社を知りたい」と伝えます。
りそなの例:新規の「4社」と自分の契約を分ける
りそなの新規向けFAQには4社のいずれかが保証し、選択はできないとあります。一方、利用中の保証会社を知りたい人には契約支店への問い合わせを案内しています。
したがって、現在の商品ページに4社載っていたというだけでは、自分の契約がどの会社の保証を受けているかは確定しません。4社すべてが自分を保証している、とも読み取れません。
問い合わせ前に手元へ置くメモ
- 銀行名と正式な商品名
- 申込前か、契約済みか。契約済みなら契約時期
- 確認した書類の名前と、そこに載っている保証会社名
- 知りたいこと:会社名、別払いの費用、届いた連絡の内容など
分からない項目は空欄のままで構いません。古い説明書と現在の案内が食い違う場合も、両方を示して確認できます。
保証料は別に払う?「不要」と「利息に含む」を読む
保証料の負担方法は、商品の説明に沿って確認します。すべての商品について「利用者が金利の一部を保証料として払う」と一括りにするのは正確ではありません。
- みずほ銀行カードローン:商品詳細で保証料不要と案内しています。
- auじぶん銀行のじぶんローン:銀行が利用者から受け取る利息の中から保証料を支払い、利用者が別途支払う必要はないと説明しています。
どちらも利用者にとって確認したいのは、保証料の別払いがあるかどうかです。ただし、保証料不要でも借入れの利息まで無料になるわけではありません。ATMや振込の手数料がかかる条件も、保証料とは別に確認します。各商品の確認先は上の一覧から開けます。
保証料の銀行・保証会社間の配分を推測して、金利の安さや審査の厳しさを判断することもできません。借入れにかかる費用の比較は、銀行カードローンの金利・条件比較へ進むと確認できます。
同じ保証会社なら、審査結果も同じになる?
保証会社名が同じという情報だけでは、別のカードローンの審査結果は分かりません。保証会社に加えて銀行も審査するからです。金融庁の監督指針も、保証会社の保証判断だけに依存せず、銀行が持つ情報などを使って返済能力を判断する態勢を確認項目にしています。
金融庁「中小・地域金融機関向けの総合的な監督指針」II-7-2(2)① 審査等における第三者が保有する信用情報の利用
たとえばバンクイックとじぶんローンの保証会社は同じアコムですが、借入先の銀行と商品は異なります。この事実から言えるのは保証会社が共通することまでです。「前に落ちたので必ず落ちる」「別の保証会社に変えれば通る」とは判断できません。
否決後は、会社名より自分の申込内容と返済状況を確認する
保証会社を変えることだけを目的に申込みを重ねる前に、申込条件を満たしていたか、収入や借入残高を正しく申告したか、返済に遅れがないかを確認します。否決の理由が公開されない場合もあるため、一つの要因を原因と決めつけないことが大切です。
審査で確認される項目や申込書類については、カードローン審査の仕組みと確認事項で説明しています。
申込記録の「6か月」は、共通の再申込禁止期間ではない
CICは申込情報を照会日から6か月間、JICCは照会日から6か月以内保有します。全国銀行個人信用情報センターは、照会記録情報を会員へ提供する期間を利用日から6か月を超えない期間とし、本人開示の対象期間とは区別しています。
これらは信用情報の保有・提供期間です。すべてのカードローンに共通する再申込の禁止期間を定めたものではなく、期間が過ぎれば審査に通るという意味でもありません。再申込について商品の案内がある場合は、その条件を確認します。記録を確かめたい場合は、信用情報の開示方法へ進んでください。
登録期間の原本:CIC「信用情報早わかり」 / JICC「信用情報の内容と登録期間」 / 全国銀行個人信用情報センター「センターの概要」
銀行の借入れにも返済能力の審査があります。貸金業法の総量規制は、貸金業者からの個人の借入れを原則として年収の3分の1までに制限する制度で、銀行からの借入れは対象外です。消費者金融が銀行ローンを保証する場合でも、銀行からの借入れがその会社の直接融資に変わるわけではありません。対象外は、いくらでも借りられるという意味ではありません。
保証会社から連絡が来たら、理由と契約を確認する
保証会社という会社名だけで、すでに代位弁済されたと決めつけることはできません。申込中の確認なのか、利用中の契約に関する案内なのか、代位弁済後の請求なのかを、連絡の内容から確認します。
- どの契約の連絡か:銀行名、商品名、通知の件名、差出人、回答や支払いの期限を手元に残します。
- 連絡内容に心当たりがあるか:申込日、返済日、手元の明細と照合します。不審な連絡なら、そのメッセージ内のリンクや番号だけに頼らず、銀行の公式サイトや契約書類に載る窓口へ確認します。
- 支払い先が変わったのか:代位弁済の通知なら、現在の請求元、金額の内訳、期限、相談先を確認します。会社名だけで振込先を変更しないようにします。
代位弁済後も、本人が支払う義務は残る
代位弁済は、保証会社が銀行へ支払うことです。利用者本人が完済したことにはなりません。バンクイックの商品詳細では、アコムが代位弁済した場合、その後の取引窓口はアコムになると案内しています。
保証会社の立て替えと求償権の関係は、代位弁済と求償権の仕組みで説明しています。信用情報への影響は記録の種類や機関で扱いが異なるため、ここで一律に何年と決めず、信用情報の登録期間と確認方法へ分けて説明しています。
返済の見通しが立たない場合は、連絡を待つより早めに契約先へ相談します。追加の借入れで返済をつなぐ前に、返済が苦しいときの相談先も利用できます。
保証会社を調べた後に、何を確認すればよいか
申込前なら、商品名・保証条件・保証料の3点をセットで確認。同じ会社や複数社の名前を見つけても、審査結果や選択権をそこから推測しないようにします。
利用中なら、新規向けの一覧より自分の契約書類。書類が見つからない場合は、銀行の利用者向け窓口が確認の出発点です。
連絡を受けたら、対象契約・連絡理由・期限を確認。代位弁済後は、請求元と今後の支払いについて相談を進めます。
返済や契約で困ったときの相談窓口
保証会社名の確認は契約先の銀行へ、返済全体や法律上の問題は次の窓口へ相談できます。電話の受付時間や利用条件は、リンク先の公式案内を確認してください。
日本貸金業協会:借入れ・返済の相談
貸金業相談・紛争解決センターは、借入れや返済、生活再建に関する相談を受け付けています。相談は無料、通話料はかかります。
法テラス:法制度や相談先の案内
サポートダイヤルは、法制度や相談先を案内する窓口です。電話自体が弁護士による個別の法律相談になるわけではありません。民事法律扶助の無料法律相談には収入・資産等の要件があります。情報提供は無料ですが通話料はかかります。
この記事の作り方
金融ナンバーワンサイトが、銀行の商品概要・保証委託約款、金融庁と信用情報機関の資料を基に、保証の仕組みと契約の確認方法を整理しています。調査・構成・文章作成にはAIを利用しています。個別の審査結果や契約内容は、各銀行の案内・本人の契約書類で確認する必要があります。