カードローンのATM手数料はいくら?無料になる会社と条件

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⚠️ すべての借入には返済義務が生じます。貸金業者からの借入れは総量規制により、原則として年収の3分の1を超える金額を借りることはできません。ATM手数料は、返済すべき元本と利息とは別に発生する費用です。返済能力を正確に把握したうえでご利用ください。

結論:ATM手数料は「借入」と「返済」の両方にかかる

有料の会社では、ATM手数料は1回あたり110円か220円です。取引額1万円を境に2段階に分かれます。一方、コンビニATMでの借入・返済がどちらも無料の会社もあります。

見落とされやすいのは金額ではなく、手数料が発生する回数のほうです。ATMで借りれば1回、ATMで返せばもう1回。1万円を借りて1万円を返すだけの当たり前の使い方で、手数料は2回かかります。

主要各社を「コンビニATMでの借入」「コンビニATMでの返済」の2方向で調べると、扱いは3つに分かれました。

借入・返済とも無料5社
片方だけ無料0社
借入・返済とも有料2社

この3分類の合計は7社です。掲載8社のうちPayPay銀行だけは、そもそもローンカードが発行されずATMを使った借入・返済という取引が存在しないため、分類の対象外としています。

集計対象は下表の掲載社です。基準日は2026年8月5日。金額は各社が公表している表記のまま載せています(税込か税別かを明記していない会社があります)。

コンビニATMの手数料と、無料になるタイプ

まずはコンビニATMだけに絞った一覧です。ATMの系統別の対応と、無料条件の詳細は下の各表で確認できます。

コンビニATM手数料の一覧(2026年8月5日時点)
会社名コンビニATM 借入コンビニATM 返済手数料のかたち
アコム110円/220円110円/220円自社ATMのみ無料
アイフル110円/220円110円/220円提携ATMは有料
SBI新生銀行カードローン エル無料無料提携ATMも無料
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」無料無料提携ATMも無料
三井住友銀行 カードローン無料無料提携ATMも無料
楽天銀行スーパーローン無料(コンビニ4系統)無料(全提携先)提携ATMも無料
オリックス銀行カードローン無料無料提携ATMも無料
PayPay銀行 カードローンATM取引なしATM取引なしローンカードがない

「手数料のかたち」は、後述の「『無料』は会社単位では決まらない」で扱う型に対応します。掲載社は各社公式サイトの記載を確認したうえで確定しています。金額を確認できなかった会社は、理由とあわせて後述します。

手数料の話は、金額よりも「何回払うか」で景色が変わる。

ヒナコ

ヒナコ

カードローンのATMって、お金を引き出すたびに手数料がかかるんですよね。1回100円くらいなら、そこまで気にしなくていいのかなと思っていました。

トシ

トシ

1回だけを見ればそうなる。ただ、数え方が違う。借りるときに1回、返すときにもう1回、合計2回かかる。これを1往復として数えると印象がずいぶん変わってくる。

ヒナコ

ヒナコ

往復…! たしかに借りっぱなしにはしないので、返すときのぶんも足して考えないといけないですね。

トシ

トシ

しかも手数料は利息と違って、元本にも利息にも充当されない。払った瞬間に消える支出だ。自分が月に何往復しているか、まずはその回数を数えるところから始まる。

ATM手数料は1回いくらか

金額の決まり方はシンプルで、取引する金額で2段階に分かれます。

取引金額の区分1回あたりの手数料(税込)
1万円以下110円
1万円を超える額220円

この2段階は、借入のときも返済のときも同じ考え方で適用されます。1000円だけ引き出しても、区分の上限までは同じ手数料です。少額の取引ほど、金額に対する手数料の比率は跳ね上がります。毎月の返済額をぎりぎりまで抑えている人ほど、この比率が効いてきます。返済額の決め方は毎月の最低返済額の決まり方で扱っています。

もうひとつ押さえておきたいのが、「ATMの手数料」と「ATMの利用可否」は別の話だという点です。手数料が有料な会社でも、そのATMが使えないわけではありません。逆に無料の会社でも、そのATMで扱える取引の種類(借入だけ、返済だけ)が限られていることがあります。金額を比べる前に、「借入に使えるのか、返済に使えるのか」を先に見てください。

なぜ各社の手数料が横並びなのか

各社の公式サイトを並べると、消費者金融のATM手数料は判で押したように同じ金額です。これは各社が申し合わせているからではなく、法律が上限を決めているからです。

みなし利息と、政令で定められた上限額

貸金業者が借り手から受け取るお金は、名目が何であれ原則として利息とみなされます。これをみなし利息といいます。もし「手数料」という名前を付けるだけで自由に上乗せできるなら、上限金利の規制は簡単に骨抜きになってしまいます。だから利息制限法は、元本や利息以外に受け取る金銭を、原則すべて利息として扱う建て付けになっています。

ただし例外があります。ATMの利用料は、一定額までみなし利息の対象から外れると定められており、その一定額が政令で具体的に決まっています。

項目内容
根拠法利息制限法第3条(みなし利息)および第6条第2項第3号
例外の根拠利息制限法施行令(平成19年政令第330号)第2条
上限額(低い方の区分)1万円以下の額は110円
上限額(高い方の区分)1万円を超える額は220円

各社の手数料が横並びなのは、この上限額に合わせているからです。上限より高く設定すればみなし利息として上限金利の計算に取り込まれ、金利規制に抵触する危険が生じます。上限より安くする自由はありますが、あえて下げる会社は多くありません。結果として、有料の会社はほぼ同じ金額に落ち着きます。

この構造から得られる、借りる側の防具

この仕組みは身を守る道具にもなります。上限額を大きく超えるATM手数料を請求してくる相手は、正規の貸金業者としての説明が付きにくいからです。「事務手数料」「振込手数料」「調査料」といった名目で数千円を求めてくる相手に遭遇したら、契約を進める前に、その業者の登録番号を金融庁の登録貸金業者情報検索サービスで照会してください。手数料の名目と金額は、相手が正規の業者かどうかを見分ける手がかりになります。

上限金利やみなし利息の仕組みそのものは利息制限法と上限金利貸金業法の基礎で扱っています。

銀行カードローンが横並びにならない理由

ここで押さえておきたいのは、政令が定めているのは上限だという点です。その範囲内でいくらにするかは各社の判断に委ねられています。消費者金融は上限額をそのまま採っているため横並びになりますが、銀行のカードローンは自行の手数料体系の中で決めるため、同じ金額に揃いません。実際、今回調べた銀行カードローンでは「コンビニATMは借入も返済も無料」という商品が中心でした。

手数料は「1往復」で数える

各社の公式サイトも他の解説記事も、手数料を片道でしか示していません。借入時の表と返済時の表が別々に置かれ、読者が自分で足し算をする前提になっています。しかし実際の使い方は往復です。借りたら返す。借入1回+返済1回=1往復。この単位で数えると、年間の負担が初めて見えてきます。

1往復=ATMを2回使う 借入(ATM) 手数料 1回 返済(ATM) 手数料 1回 1往復のコスト=借入時の手数料+返済時の手数料 これに「月あたりの往復回数 × 12か月」を掛けると年間の金額になる
ATMで借りて、ATMで返す。この1往復で手数料は2回発生します。

1往復あたりのコストと、年間の積み上がり

式は単純です。1往復のコスト=借入時の手数料+返済時の手数料。これに月あたりの往復回数と12か月を掛ければ、1年ぶんの金額が出ます。

往復回数別の年間コスト(税込)
月あたりの往復回数1往復440円の場合1往復220円の場合往復とも無料
月1往復年5280円年2640円0円
月2往復年10560円年5280円0円
月4往復年21120円年10560円0円

単価は借入時と返済時の手数料を合算した1往復あたりの金額です。取引額の区分によって単価は変わります。

手数料は元本を1円も減らさない

利息は借入残高に対する対価であり、返済額のうち利息に充当された分は債務を消しています。しかしATM手数料は違います。払っても残高は1円も減りません。借入時に払えば、手元に入るお金がその分減る。返済時に払えば、返済額とは別に財布から出ていく。どちらも元本にも利息にも当たらない純粋な支出です。

この性質は、こまめに返す人ほど不利に働きます。給料日ごとに少しずつ繰上返済していくのは、利息を減らす行動としては有効です。ところが1回ごとにATM手数料を払っていると、せっかく減らした利息を手数料が食ってしまいます。繰上返済と一括返済の効果を活かすなら、回数を増やす前に、手数料のかからない返済経路を確保する。順序を逆にすると、こまめさが手数料に食われて終わります。

「無料」は会社単位では決まらない

「ATM手数料無料」という同じ言葉が、会社によってまったく違う範囲を指しています。公式サイトを1社ずつ読むと、無料かどうかを決めているのは会社の名前ではなく、どの系統のATMを使うか借りるのか返すのかの2つでした。ここを分けずに読むと、無料だと思って契約した会社で毎月手数料を払い続けます。

ATM手数料 無料 この表示だけでは決まらない。次の3つで変わる ① ATMの系統 自社か 提携か コンビニか ② 取引の方向 借りるのか 返すのか ③ 但し書き ※で始まる除外の条件 例:借入は有料の提携先があるが、返済は全提携先が無料(楽天銀行スーパーローン) 例:三井住友銀行ATMは0円だが、コンビニのイーネットATMは対象外(SMBCモビット) 例:無料だが、使えるATMは4系統だけ(三菱UFJ銀行 バンクイック)
同じ「無料」でも、どこまでが無料かは会社ごとに違います。

公式サイトで確認できた2つの型

型1:自社ATMだけが無料

その会社が自前で設置しているATMでは無料。コンビニATMなど他社のATMを使うと有料になります。生活圏に自社ATMがあるかどうかで、実際に払う額がまったく変わる型です。

アコムがこの型で、公式の手数料ページには「アコムのATMをご利用の場合は無料です。提携ATMをご利用の場合、取引額に応じて110円(取引額10,000円以下)または220円(取引額10,001円以上)の手数料をご負担いただきます」と書かれています。この型で効いてくるのは、自社ATMが自分の行動範囲にあるかどうかです。通勤経路にも自宅の近くにも1台もなければ、その人にとっては有料の会社と変わりません。契約前に、自分の生活圏の設置状況を地図で確認してください。

型2:コンビニATMを含む提携ATMも無料

読者が期待している「無料」に最も近いのがこれです。調べた範囲では、三菱UFJ銀行のバンクイック、三井住友銀行カードローン、楽天銀行スーパーローン、オリックス銀行カードローン、SBI新生銀行カードローン エルがこの型でした。銀行カードローンに多く見られます。

ただしこの型でも、無料の範囲には境目があります。次に挙げる3つの但し書きは、いずれも各社の公式サイトに書かれているものです。

「無料」に付いている但し書きの実例

但し書き1:使えるATMの系統が限られている

三菱UFJ銀行のバンクイックは、公式のご利用ガイドで「ATM利用手数料は無料です」「当行ATM時間外手数料・コンビニATM利用手数料はかかりません」と明記しています。手数料の面では文句の付けようがありません。同じページの表には、使えるATMとして三菱UFJ銀行ATM・セブン銀行ATM・ローソンATM・イーネットの4つが並び、その下に「上記以外のATMではご利用いただけません」と書かれています。ゆうちょ銀行もイオン銀行も入っていません。手数料が0円でも、行った先のATMが対象外なら取引そのものができません。

但し書き2:借りるときと返すときで扱いが違う

楽天銀行スーパーローンは、提携ATMを「利用手数料無料」のグループと「有料」のグループに分けています。セブン銀行・ローソン銀行・イーネット・イオン銀行は無料グループです。有料グループでは、公式に「お借入金額1万円以下:110円(税込)、お借入金額1万円超:220円(税込)」と案内されています。

ここで効いてくるのが方向の違いです。同じページに「ご返済に関わるATM利用手数料は全提携先無料となります」と書かれています。つまり有料なのは借入だけで、返済はどの提携先でも0円です。「この会社は有料」と一括りにすると、実際より多く払う前提で判断してしまいます。

三井住友銀行カードローンも方向で分かれます。コンビニATM4系統は無料ですが、三菱UFJ銀行ATMは店舗外が無料・支店内が有料に分かれ、提携金融機関のATMは有料です。しかも有料側は借入と残高照会にしか使えず、返済には使えません

但し書き3:無料の対象から一部が除かれている

SMBCモビットは、三井住友銀行のATMなら手数料0円と案内しています。その同じページに「コンビニに設置されているイーネットATMでのお取引は対象外です」という但し書きが付いています。コンビニに入って目の前のATMがイーネットだった場合、この0円は適用されません。

横浜銀行カードローンも、商品ページのバナーに「いつでも・何回でもATM利用手数料0円」と大きく掲げたうえで、「※一部ATMを除きます」と添えています。

契約前に確認したい3点

ここまでを踏まえると、「無料」の文字を見たときに確かめることは3つです。

1つめ、自分がよく行くコンビニのATMが対象に入っているか。コンビニATMは1種類ではなく、後述のとおり運営会社が分かれています。
2つめ、借入と返済の両方が無料か。片方だけのことがあります。
3つめ、※で始まる但し書きに何が書いてあるか。無料の範囲を狭めているのは、たいていこの1行です。

なお、回数制限付きの無料や、ポイント還元による実質的な無料をうたう商品もあります。ただし今回調べた各社の公式ページからは、その条件を特定できませんでした。該当しそうな商品を検討する場合は、無料枠の数え方(借入と返済を合算するか別々か、締めが月末か)と、還元を受けるための手続きが要るかどうかを、契約前に約款で確認してください。

どのコンビニATMが使えるか(系統別の対応)

コンビニATMは1種類ではありません。セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、イーネット(ファミリーマート等に設置)は、それぞれ別の会社が運営しています。どの系統のATMが使えるかは、カードローンの提供会社ごとに違います。ひとくくりに「コンビニATM」で丸めてしまうと、自分がいつも行くコンビニで使えるかどうかが分かりません。

対応しているコンビニATMの系統(2026年8月5日時点)
会社名セブン銀行ローソン銀行イーネット
アコム
アイフル
SBI新生銀行カードローン エル
三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」
三井住友銀行 カードローン
楽天銀行スーパーローン
オリックス銀行カードローン
PayPay銀行 カードローン

イーネットはファミリーマートなどに設置されているATMの運営会社です。対応していても、借入だけ・返済だけに限られる場合があります。「—」は「対応していない」という意味ではありません。オリックス銀行はコンビニATMも提携先に含めていますが、公式ページの一覧がすべて画像で示されており系統の社名を特定できなかったため、PayPay銀行はATMを使う取引そのものが無いため、いずれも空欄にしています。

会社別の無料条件

無料になる条件は、金額と同じくらい重要です。会社ごとの条件と、公式サイトで確認した日を並べます。

アコム

区分消費者金融手数料のかたち自社ATMのみ無料 借入(コンビニATM)110円/220円返済(コンビニATM)110円/220円 自社・自行ATMアコムATMは0円スマホATMセブン銀行ATM・ローソン銀行ATMで借入・返済とも対応(手数料額は公式に記載なし)

アコムATMは無料。提携ATMは取引額10,000円以下が110円、10,001円以上が220円で、常に発生します。インターネット返済とPayPayマネーでの返済は手数料がかかりません。

公式サイトで確認した日:2026年8月5日 / アコム の公式サイト(詳細はこちら)

アイフル

区分消費者金融手数料のかたち提携ATMは有料 借入(コンビニATM)110円/220円返済(コンビニATM)110円/220円 自社・自行ATM公式ページに記載なしスマホATMセブン銀行ATM・ローソン銀行ATMでカードなしの借入・返済に対応。所定の提携ATM手数料は利用者負担

提携ATMは1万円以下が110円、1万円超が220円。入金・出金のどちらでも取引の都度かかります。出金時の手数料は次回入金時に精算されます。

公式サイトで確認した日:2026年8月5日 / アイフル の公式サイト(詳細はこちら)

SBI新生銀行カードローン エル

区分銀行カードローン手数料のかたち提携ATMも無料 借入(コンビニATM)無料返済(コンビニATM)無料 自社・自行ATM公式ページに記載なしスマホATM公式ページに記載なし

全国のコンビニなどに設置の提携ATMで、借入・返済とも手数料無料。回数制限や優遇条件の記載はありません。

公式サイトで確認した日:2026年8月5日 / SBI新生銀行カードローン エル の公式サイト(詳細はこちら)

三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」

区分銀行カードローン手数料のかたち提携ATMも無料 借入(コンビニATM)無料返済(コンビニATM)無料 自社・自行ATM三菱UFJ銀行ATMは無料(時間外手数料もかかりません)スマホATMカードレスの場合はATMを利用できません

三菱UFJ銀行ATMとコンビニATMで借入・返済とも無料。ただし使えるATMは三菱UFJ銀行・セブン銀行・ローソン・イーネットの4系統だけで、公式に「上記以外のATMではご利用いただけません」と明記されています。

公式サイトで確認した日:2026年8月5日 / 三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」 の公式サイト(詳細はこちら)

三井住友銀行 カードローン

区分銀行カードローン手数料のかたち提携ATMも無料 借入(コンビニATM)無料返済(コンビニATM)無料 自社・自行ATM三井住友銀行ATMは手数料なしスマホATM公式ページに記載なし

イーネット・ローソン銀行・セブン銀行・ゆうちょのATMは、利用手数料も時間外利用手数料も無料。一方で三菱UFJ銀行ATMは店舗外が無料・支店内が有料に分かれ、提携金融機関のATMは有料です。有料側は借入と残高照会のみで返済に使えません。

公式サイトで確認した日:2026年8月5日 / 三井住友銀行 カードローン の公式サイト(詳細はこちら)

楽天銀行スーパーローン

区分銀行カードローン手数料のかたち提携ATMも無料 借入(コンビニATM)無料(コンビニ4系統)返済(コンビニATM)無料(全提携先) 自社・自行ATM自行ATMはなく、すべて提携ATMスマホATMセブン銀行・ローソン銀行のATMのみ対応(手数料は公式ページに記載なし)

返済のATM利用手数料は全提携先で無料。借入は提携先ごとに無料と有料に分かれ、有料先では1万円以下110円(税込)、1万円超220円(税込)。セブン銀行・ローソン銀行・イーネット・イオン銀行は無料グループです。手数料は取引時ではなく毎月の返済額から差し引かれます。

公式サイトで確認した日:2026年8月5日 / 楽天銀行スーパーローン の公式サイト(詳細はこちら)

オリックス銀行カードローン

区分銀行カードローン手数料のかたち提携ATMも無料 借入(コンビニATM)0円(終日)返済(コンビニATM)0円(終日) 自社・自行ATM公式ページに記載なしスマホATM公式ページに記載なし

提携ATM手数料は借入・返済どちらも終日0円。コンビニ・スーパーのATMも提携先に含まれます。ただし公式ページの一覧はATMの名称が画像で示されており、系統の社名までは特定できませんでした。

公式サイトで確認した日:2026年8月5日 / オリックス銀行カードローン の公式サイト(詳細はこちら)

PayPay銀行 カードローン

区分銀行カードローン手数料のかたちローンカードがない 借入(コンビニATM)ATM取引なし返済(コンビニATM)ATM取引なし 自社・自行ATMスマホATM

ローンカードが発行されないため、ATMを使った借入・返済という取引自体がありません。借入も返済もネット上の資金移動で完結し、手数料はかかりません。

公式サイトで確認した日:2026年8月5日 / PayPay銀行 カードローン の公式サイト(詳細はこちら)

表を見るときの注意。ATM手数料が無料でも、借入である以上は利息が発生します。手数料の有無は返済総額のごく一部を左右する要素にすぎません。金利・返済期間・毎月の返済額を先に確認し、手数料は最後の比較材料として扱ってください。

掲載社の選定基準

  • 調査対象範囲:国内で個人が新規に申し込める主要なカードローン(大手消費者金融・銀行カードローン)のうち、ATMでの借入または返済に対応している商品
  • 主な除外条件:新規受付を停止している商品、法人向け、おまとめ専用、ATMでの取引に対応していない商品
  • 並べ方:順位は付けていません。「消費者金融」「銀行カードローン」の別と、ATM手数料の扱いのタイプで並べています
  • 基準日:2026年8月5日
  • 広告・報酬の扱い:広告出稿の有無や報酬の多寡は、掲載の可否・掲載順に反映していません

評価と掲載の方針はランキング選定基準に掲載しています。

金額を載せていない会社と、その理由

主要なカードローンのうち7つは、公式サイトの記載からコンビニATMの手数料を特定できなかったため、上の一覧に金額を載せていません。推測で数字を置くことはしていません。どこまで確認できて、どこから確認できなかったのかを、そのまま書きます。

掲載を見送った会社と理由(2026年8月5日時点)
会社名理由
プロミス公式サイトで提携ATMの利用手数料の金額を確認できませんでした。確認できたのは「プロミスATMでは手数料はかかりません」という記載までです。
SMBCモビット提携ATMの利用手数料の金額を確認できませんでした。確認できたのは「三井住友銀行のATMなら手数料0円」という記載と、その対象から「コンビニに設置されているイーネットATMでのお取引は対象外です」という但し書きまでです。
レイク公式サイトを取得できませんでした。なお同じ「レイク」の名前でも、SBI新生銀行カードローン エルとは別のサイトが存在します。
みずほ銀行カードローン公式サイトを取得できませんでした。
ドコモSMTBネット銀行(旧・住信SBIネット銀行)カードローンのATM利用手数料のページを確認できませんでした。掲載されている「手数料は何回でも無料」という記載が、預金の入出金の話かカードローンの話かを公式ページから判別できないためです。
auじぶん銀行 じぶんローン確認できたのは円普通預金のATM手数料のページで、公式ページ自身が「カードローンのATM利用手数料については別ページを確認してほしい」と案内しています。預金側の金額をカードローンの手数料として載せるわけにはいかないため、見送りました。
横浜銀行カードローン確認できたのは「いつでも・何回でもATM利用手数料0円 ※一部ATMを除きます」というバナーの記載だけで、借入と返済の別も、除かれる「一部ATM」の中身も特定できませんでした。

いずれも「手数料が高い」という意味ではありません。公開されている情報から金額を一意に読み取れなかった、という意味です。これらの会社を検討する場合は、会員規約・貸付条件・商品概要説明書でATM利用手数料の項目を確認してください。

消費者金融と銀行カードローンで、手数料の考え方が違う理由

ATMの手数料を理解しにくくしている原因は、「自社ATM」と「自行ATM」が同じ言葉に見えて、成り立ちが違うことにあります。

消費者金融 銀行カードローン 自社ATM(店舗併設が中心) 無料が中心 自行ATM(支店・出張所) 無料が中心 コンビニATM セブン銀行 / ローソン銀行 / イーネット 提携ATM扱い 有料が中心・金額は横並び 行と条件により分かれる 無料・回数制限・有料
コンビニATMは両者にとって「他社のATM」です。扱いが分かれるのはこの位置づけの違いによります。
観点消費者金融銀行カードローン
今回調べた範囲の傾向政令の上限額をそのまま採っており金額が揃う自行の手数料体系で決まり、無料の商品が中心
手数料の上限政令が定める上限額(1万円以下110円/1万円超220円)上限の範囲内で各行が設定
無料の中心自社ATM(店舗併設型が中心)自行ATM(支店・出張所に設置)
コンビニATMの扱い提携ATMとして有料が中心行と条件によって無料・有料が分かれる

消費者金融の自社ATMは、その会社が貸付のために設置したものです。数は限られますが、無人契約機の併設拠点など、借入と返済の両方に対応しています。一方、銀行の自行ATMは預金業務のために全国に展開されている設備で、そこにカードローンの取引機能が乗っています。設備の目的が違うため、設置密度も稼働時間も違います。

混同しやすいのが、普通預金のATM手数料との違いです。銀行のサイトには「ATM手数料」のページが2種類あります。ひとつは自分の預金を引き出すときの手数料、もうひとつはカードローンの借入・返済にかかる手数料。金額も無料条件も別建てで、片方が無料でももう片方は有料ということが普通に起こります。ここで扱っているのは借りたお金を出し入れするときの手数料のほうです。預金側の手数料を無料にする話はコンビニATM手数料が無料のネット銀行にあります。

手数料をゼロに近づける方法と、その効き方の順序

手段を並べるだけでは選べません。コスト・手間・使える場面の広さ・制約の4点で比べます。

手数料を抑える手段の比較
方法手数料手間制約
口座振替(自動引落)0円初回の登録のみ任意のタイミングでは使えない。引落日に残高不足だと延滞になる
インターネット返済0円が中心毎回の操作が要る対応している金融機関の口座が要る。反映時間に注意
銀行振込での返済振込手数料は自己負担が中心毎回の操作が要る振込手数料が別途かかる。同行あて無料の口座なら実質0円
自社ATM・自行ATM0円が中心出向く必要がある生活圏に設置がなければ使えない。稼働時間の制約がある
提携ATMでまとめて取引有料だが回数は減る計画が要る借入をまとめると利息が増える方向に働く

効き方の順序

1番目は口座振替です。手数料がかからないうえ、初回の登録を済ませれば以後は自動で引き落とされます。返済忘れによる延滞も防げます。弱点は、毎月の約定返済しか処理できないことです。「今月は余裕があるから多めに返したい」という任意返済には使えません。約定返済と任意返済の使い分けは返済方式と返済方法の違いで整理しています。

2番目はインターネット返済です。口座振替の弱点を埋める手段で、思い立ったときに任意の金額を手数料なしで返せます。会員サイトやアプリから提携金融機関の口座を使って入金する仕組みで、ATMへ行く必要がありません。対応している金融機関が限られる点と、深夜帯は反映が翌営業日になる場合がある点だけは、先に確認してください。

3番目が自社ATM・自行ATMです。現金で扱いたい人にとっては有力ですが、設置場所に生活が縛られます。

4番目がまとめて取引する方法です。手数料の回数を減らす効果はありますが、注意が要ります。借入をまとめるということは、必要より多く借りることを意味します。手数料を数百円節約するために借入額を増やせば、増えた元本に対して利息が発生し続けます。手数料より利息のほうが大きくなる場面は珍しくありません。まとめるなら、借入ではなく返済のほうです。

そもそもATMを使わずに借りて返す方法をとれば、この論点自体が消えます。振込で借りてインターネット返済で返す形が取れるかどうかはWEB完結で借りる・返すで確認できます。返済方法ごとの向き不向きはカードローンの返済にまとめています。

スマホATMにしても、手数料は消えない

アプリで二次元コードを読み取ってコンビニATMを操作する、いわゆるスマホATMが広がっています。ここで誤解が起きています。「アプリで完結する=ネット取引だから手数料は無料」という思い込みです。

これは違います。スマホATMは、カードを挿す代わりにスマホで認証しているだけで、現金を出し入れしているのはコンビニATMの機械そのものです。ATMの機械を動かした以上、そのATMの利用手数料の扱いがそのまま適用されます。アイフルはカードなしで返済できる機能を案内したうえで、同じページに「所定の提携ATM手数料はお客様のご負担となります」と明記しています。カードレスの意味は「カードを持ち歩かなくていい」「カードを忘れても取引できる」であって、「手数料がかからない」ではありません。

逆に言えば、その会社のATM手数料がもともと無料なら、スマホATMでも負担は生じません。分かれ目はカードを使ったかどうかではなく、そのATMの手数料がどう決められているかのほうにあります。

ここで正直に書いておきたいことがあります。スマホATMの手数料を公式サイトに明記している会社は多くありません。今回調べた範囲で明記があったのはアイフルだけでした。他社はスマホATMに対応していることは案内していても、手数料の扱いを書いていません。カードレスで使う予定があるなら、契約前にその会社へ確認してください。

取引の形と手数料の有無
取引の形使う設備ATM手数料
カードを挿してATMで借入コンビニATMその会社の提携ATM手数料
スマホATM(アプリ+二次元コード)で借入コンビニATM各社の定めによる
振込での借入(会員サイト・アプリから依頼)ATMを使わない発生しない
インターネット返済ATMを使わない発生しない

手数料をいっさい発生させたくないなら、ATMという機械を動かさないことです。同じアプリの中に、ATMを動かす操作(スマホATM)と、動かさない操作(振込依頼・インターネット返済)が並んで入っています。アプリの機能と手数料の関係はアプリで借りる・返すで詳しく扱っています。

なお、スマホATMは対応しているATMの系統が限られる場合があります。スマホATMに対応しているのは、確認できた範囲ではセブン銀行ATMとローソン銀行ATMです。対応の有無は会社ごとに違い、三菱UFJ銀行のバンクイックは公式の商品説明書に「カードレスの場合、ATMはご利用いただけません」と明記されています。

ATMでは完済できないことがある

金額は小さいのに、取り返しがつきにくい論点があります。ATMだけで借入残高をゼロにしようとすると、失敗することがあります。

硬貨が使えず、千円単位でしか扱えない

コンビニATMは紙幣しか扱わないことがあります。三菱UFJ銀行のバンクイックは、返済の単位を当行ATMが1円・コンビニATMが1,000円と定め、硬貨の取り扱いは返済時のみ、しかもコンビニATMは「硬貨の取り扱いなし」と公式に明記しています。オリックス銀行も、コンビニ・スーパーのATMとゆうちょ銀行ATMについて「借り入れ、返済ともに硬貨は利用できません」と案内しています。

ところが借入残高は、利息が日割りで計算される関係で1円単位の端数を持ちます。たとえば残高が10万3480円だったとして、コンビニATMで入金できるのは千円単位です。10万3000円しか入れられなければ480円が残ります。多めに入れた場合の超過分の扱いは会社によって違い、預り金として別に管理されたり、返却されたりします。いずれにせよ、千円単位のATMでは残高をちょうど0円にできません。三菱UFJ銀行のバンクイックのように、当行ATMなら1円単位で返済できる商品もあります。使うATMによって、できることが変わります。

数百円の残高が延滞になる

問題はここからです。全額返したつもりで放置すると、残った数百円に対して翌月の約定返済日が来ます。入金がなければ延滞として扱われます。数百円でも延滞は延滞です。日数が延びれば信用情報機関に記録される可能性があり、その後のローンやクレジットカードの審査に影響します。数百円の端数が、数年にわたる不利益に化けるという構図です。

完済したいときの手順

手順内容
1会員サイト・アプリ・電話で「完済に必要な金額」を確認する(日付を指定して照会する)
2ATM以外の方法(インターネット返済・振込・窓口)で、その金額をちょうど入金する
3入金後に残高がゼロになっているかを画面で確認する
4契約を終了する場合は解約の手続きを別途申し出る(残高ゼロ=解約ではありません)

一括返済の進め方はカードローンの一括返済で扱っています。

そのほかのATMの実務制約

制約内容
利用可能時間24時間ではありません。メンテナンス時間帯や、会社側のシステム休止時間があります。たとえばアコムは毎週月曜1:00〜5:00がシステムの定期点検で利用できず、セブン銀行ATMは毎日23:50〜0:10、イオン銀行ATMは23:45〜0:10が休止します。バンクイックは三菱UFJ銀行ATMが6:00〜23:50、コンビニATMが0:10〜23:50で、毎週月曜1:00〜5:00と毎月第2土曜21:00〜翌朝7:00は使えません。ローソン銀行ATMのメンテナンスは午前3時〜午前4時の間で15分程度です。
1回あたりの取引上限1回の取引で扱える金額に上限があります。上限を超えると取引が分割され、手数料も回数分かかります。上限額は提携先とATMの機種によって違います。楽天銀行スーパーローンの場合、ATMでの返済は千円単位で紙幣50枚までと公式に案内されています。
硬貨の取扱いコンビニATMは不可としている会社があります(バンクイック・オリックス銀行)
硬貨の取扱い時間硬貨を扱える場合でも時間帯が限られます。バンクイックは三菱UFJ銀行ATMの平日8:45〜18:00のみ、しかも一部の無人ATMでは扱いがありません

深夜や休日に取引する際の注意点は夜間・深夜の借入と返済にまとめています。

ヒナコ

ヒナコ

ATMで全部返したはずなのに、残高がゼロになっていないことがあるんですか。

トシ

トシ

ある。コンビニATMは千円単位でしか扱えず、硬貨も入らない会社がある。利息の端数が数百円残っている状態では、そのATMだけで残高を0にはできない。

ヒナコ

ヒナコ

完済したつもりで放置していたら、その数百円が延滞になってしまうかもしれないんですね…。

トシ

トシ

そこが怖いところだ。最後の1円まで消すなら、アプリか電話で完済に必要な金額を照会して、振込やインターネット返済で締める。入金した日に残高が0円になったのを画面で確認するまでが完済だ。

手数料と利息は別物

名前が近いので混同されますが、手数料と利息は性質からして別の費用です。

項目ATM手数料利息
何に対する対価かATMという設備の利用借りている元本と期間
計算の仕方1回いくらの定額(金額区分で2段階)残高 × 金利 × 日数 ÷ 365
元本は減るか減らない返済額のうち利息充当分は債務を消す
法律上の扱い一定額まではみなし利息の対象外利息制限法の上限金利の対象

手数料は回数で増え、利息は日数で増えます。減らし方も別です。手数料は取引経路を変えれば減り、利息は残高を早く減らせば減ります。金利そのものの比較はカードローンの金利で扱っています。

なお、ATM手数料を「実質年率◯%に相当する」と換算して示す解説を見かけますが、その換算は採用していません。ATM手数料は法律上の利息ではなく、年率に読み替えると表示上の誤認を招くからです。年間の実額で示すほうが、判断材料として正確です。

タイプ別の選び方

答えは使い方で変わります。だから順位は付けません。自分がどの型に当てはまるかで見てください。

現金でこまめに出し入れしたい人

コンビニATMでの借入・返済がともに無料の会社が候補になります。今回調べた8社では5社が該当しました。無料の回数に上限を設ける商品もあるため、上限がある場合は数え方(借入と返済を合算するか別々か)を契約前に確認してください。

ATMをほとんど使わない人

借入は振込、返済はインターネット返済または口座振替で完結させる使い方なら、ATM手数料の条件は選定基準からほぼ外せます。その場合は金利と限度額で選ぶほうが効きます。手数料で年間数千円を削るより、金利差のほうが総額への影響は大きくなります。

職場や自宅の近くに特定の銀行・店舗がある人

自社ATM・自行ATMが生活動線上にあるなら、自社ATMだけが無料の会社でも実際の負担は生じません。地図で設置場所と稼働時間を先に確認してください。

すでに使っている銀行の口座がある人

その銀行がカードローンを扱っているなら、コンビニATMの手数料を先に見てください。今回調べた銀行カードローンは、コンビニATMでの借入・返済がどちらも無料の商品が中心でした。優遇条件を満たすと無料になるタイプの商品を選ぶ場合は、条件が外れたときに有料へ戻る点を覚えておいてください。

借入をこれから比較する人

ATM手数料は選定要素のひとつにすぎません。金利・限度額・返済方式を含めた比較はカードローンの総合比較にまとめています。

申込みの前に確認してください。カードローンは借入れです。ATM手数料が無料でも、借りた元本と利息の返済義務はなくなりません。申込前に、毎月の返済額と返済期間、総返済額を公式サイトで確認し、返済できる範囲で利用してください。

💡 返済が苦しくなったときの相談窓口

返済が難しくなったときは、一人で抱え込まずに公的な窓口へ相談してください。相談は無料で受け付けています。

  • 法テラス・サポートダイヤル(日本司法支援センター) 0570-078374(平日9時〜21時/土曜9時〜17時)
  • 日本貸金業協会 貸金業相談・紛争解決センター 0570-051-051(受付時間 9:00〜17:00/土日祝休日・年末年始を除く)
  • 金融庁 多重債務者相談窓口
  • 全国銀行協会 相談室 0570-017109(銀行カードローンに関する相談・銀行が契約している指定紛争解決機関)

【免責事項】掲載している内容は一般的な情報提供を目的としたもので、特定の商品の申込みを勧めるものではありません。手数料・金利・条件は各社の改定により変更されます。掲載内容は2026年8月5日時点で各社公式サイトを確認したものです。申込みや契約の判断にあたっては、各社の公式サイトおよび契約書面で最新の条件を確認してください。

よくある質問

Q. カードローンのATM手数料は1回いくらですか。

有料の会社では、取引金額によって2段階に分かれます。1万円以下の取引が110円、1万円を超える取引が220円です。この金額は各社が決めたものではなく、利息制限法施行令が上限として定めた額に各社が合わせているためです。借入時と返済時のそれぞれで発生します。一方、コンビニATMでの借入・返済がともに無料の会社もあります。

Q. 借入のときにも手数料はかかりますか。

かかります。返済時だけだと思われがちですが、ATMで借りる操作にも同額の手数料が発生します。借入1回と返済1回で合計2回分です。

Q. コンビニATMで手数料が無料になるカードローンはありますか。

あります。金額を確認できた8社のうち、5社はコンビニATMでの借入・返済がともに無料でした。ただし「無料」の範囲は会社ごとに違い、使えるATMの系統が4つに限られていたり、返済は全提携先が無料でも借入には有料の提携先があったり、※で始まる但し書きで一部が除かれていたりします。上の一覧と但し書きの実例で確認してください。

Q. スマホATMなら手数料は無料になりますか。

カードレスにしたこと自体では変わりません。スマホで認証していても、現金を扱っているのはコンビニATMの機械で、そのATMの手数料の扱いがそのまま適用されます。アイフルは、カードなしで返済できる機能の案内と同じページに「所定の提携ATM手数料はお客様のご負担となります」と明記しています。ただしスマホATMの手数料を公式に明記している会社は多くないため、カードレスで使う予定があれば契約前に各社へ確認してください。手数料を発生させずに借りる・返すなら、振込での借入とインターネット返済が該当します。

Q. なぜ各社の手数料が同じ金額なのですか。

貸金業者ではATMの利用料が一定額までみなし利息の対象外とされ、その上限額が政令で定められているためです。各社がその上限に合わせるため横並びになります。政令が定めているのは上限であって、その範囲でいくらにするかは各社の判断です。銀行カードローンは自行の手数料体系の中で決めるため、同じ金額に揃いません。

Q. ATMで全額返済すれば完済になりますか。

なるとは限りません。コンビニATMは千円単位でしか扱えず硬貨も使えない会社があるため、利息の端数が残ることがあります。完済する場合は、事前に完済に必要な金額を照会し、ATM以外の方法で入金してください。残高が0円になったことの確認もあわせて行ってください。

Q. 手数料に消費税はかかりますか。

利息制限法施行令が定めるATM利用料の上限額は、消費税額等相当額を含む金額として110円・220円と規定されています。この額は過去にも改正されており、現在の額は令和元年10月1日の施行によるものです。なお会社によっては公式サイトに税込か税別かの表記がないため、契約前に各社の記載を確認してください。

Q. 預金口座のATM手数料が無料なら、カードローンの手数料も無料ですか。

別建てです。同じ銀行でも、預金の引き出しにかかる手数料とカードローンの借入・返済にかかる手数料は、金額も無料条件も分かれています。

まとめ

  • ATM手数料は借入と返済の両方にかかる。1往復=2回で数える
  • 金額は取引額で2段階。少額の取引ほど負担率が上がる
  • 消費者金融の金額が横並びなのは、みなし利息の例外として上限額が政令で定められているから。上限を大きく超える手数料を求める相手には注意が要る
  • 「無料」は会社単位では決まらない。ATMの系統、借入か返済か、そして※の但し書きの3つで変わる。無料と大きく掲げたうえで「一部ATMを除きます」と添えている商品もある
  • カードレスにしても手数料は消えない。分かれ目はアプリかどうかではなく、そのATMの手数料がどう決められているか
  • 手数料をゼロに近づける順序は、口座振替 → インターネット返済 → 自社ATM → まとめて取引
  • コンビニATMだけでは完済できないことがある。千円単位で硬貨も使えない会社があり端数が残る。放置すると延滞になる
  • 手数料は回数で増え、利息は日数で増える。総額への影響が大きいのは利息のほう

参考・出典

手数料額・無料条件・対応ATM系統は各社公式サイト(ATM手数料ページ・提携ATM一覧・商品説明書)を、制度の内容は法令および官公庁の情報を確認して記載しています。確認日は2026年8月5日です。広告出稿の有無や報酬の多寡は、掲載の可否・掲載順に反映していません。

記事更新ログ
  • 2026-08-05:全面刷新。順位表示を廃止し、借入・返済の両方向で主要各社のATM手数料を整理。「1往復」単位のコスト試算、「無料」の範囲を決める3要素、みなし利息による手数料上限の解説、スマホATMと手数料の関係、ATMでの完済不可の論点を新規追加。金額を確認できなかった会社は、理由を明記したうえで掲載を見送り
  • 2026-03-16:初版公開

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