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SBI証券の使い方完全ガイド【2026年】口座開設から取引まで

SBI証券はネット証券の中で口座開設数1,300万超と業界最多を誇るが、機能が多岐にわたるため「何から設定すればよいか分からない」という声も多い。本ガイドでは、口座開設の手順からNISA設定、手数料体系、SBIグループ連携まで、SBI証券を最大限に活用するための実践的な知識を体系的にまとめた。

最終更新:

ヒナコ

ヒナコ

SBI証券って人気No.1みたいだけど、機能が多すぎて何から設定すればいいか分からないの。

トシ

トシ

SBI証券はネット証券の中で口座開設数No.1であり、手数料無料化・NISA・米国株・ポイント投資など機能が豊富だ。だからこそ、最初にやるべき設定を順番に押さえることが重要だ。

ヒナコ

ヒナコ

まず何から始めればいいの?最低限やっておくべき設定を教えて!

トシ

トシ

まずNISA口座の同時開設、次にSBI新生銀行との連携(ハイブリッド預金)、そしてVポイント投資の設定だ。この3つを最初に済ませておけば、SBI証券の主要メリットをすべて享受できる。

投資リスク警告

投資にはリスクが伴い、元本を割り込む可能性があります。本記事はSBI証券の使い方に関する情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任のもとで行ってください。

SBI証券の主要サービス一覧

SBI証券が長年にわたり口座開設数トップを維持している背景には、サービスの網羅性がある。国内株式の売買手数料無料化(ゼロ革命)を2023年に実施し、NISA・iDeCo・米国株・IPOなど主要な投資手段をすべて1つの口座でカバーできる体制を整えた。以下は、SBI証券が提供する主要サービスをカテゴリ別に整理したものだ。

特に注目すべきは、2024年以降に拡充された「三井住友カードによるクレカ積立」と「Vポイント投資」の連携だ。投資信託を購入するたびにポイントが貯まり、そのポイントで再び投資信託を買える仕組みが構築されている。単なる証券取引にとどまらず、日常の消費活動と投資を結びつけるエコシステムを形成している点が、他社との差別化要因となっている。

SBI証券 主要サービスマップ 資産運用 NISA(つみたて・成長) iDeCo 投資信託(2,600本超) ロボアドバイザー 株式取引 国内株式(手数料¥0) 米国株(5,000銘柄超) IPO(取扱数No.1) 単元未満株(S株) ポイント・連携 Vポイント投資 クレカ積立(最大5%) SBI新生銀行連携 住信SBIネット銀行 共通基盤: 国内株式売買手数料¥0(ゼロ革命)/ HYPER SBI 2(高機能取引ツール)/ スマホアプリ対応 ※ 2023年9月30日〜 オンライン取引の国内株式売買手数料が完全無料化 ※ サービス内容は2026年3月時点。最新情報はSBI証券公式サイトでご確認ください。 出典: SBI証券公式サイト(https://www.sbisec.co.jp)
【図解のポイント】
SBI証券のサービスは「資産運用」「株式取引」「ポイント・連携」の3カテゴリに大別される。2023年のゼロ革命以降、国内株式の売買手数料が完全無料となったことで、すべてのサービスがコスト面でも優位性を持つ基盤の上に成り立っている。

口座開設から初回取引までのフロー

SBI証券の口座開設は、オンライン完結型のeKYC(オンライン本人確認)を利用すれば最短翌営業日に取引を開始できる。手順自体は他のネット証券と大きく異なるわけではないが、SBI証券独自のポイントとして「NISA口座の同時開設」「SBI新生銀行との連携設定」を開設フロー内で済ませられる点がある。

開設フローの中で最も慎重に対応すべきステップは「口座種別の選択」だ。特定口座(源泉徴収あり)を選択しておけば、利益が出た際の税金計算と納付をSBI証券が自動で代行してくれるため、確定申告の手間を省くことができる。後から変更も可能だが、年の途中での変更は制約があるため、最初の選択が重要となる。

SBI証券 口座開設5ステップ STEP 1 メール登録 (1分) STEP 2 情報入力 (5分) STEP 3 eKYC (3分) STEP 4 審査待ち (最短翌日) STEP 5: 初期設定&取引開始 パスワード設定 → 入金 → 取引 同時に設定すべき3つ ① NISA口座の同時開設(STEP2で選択) ② SBI新生銀行 ハイブリッド預金の連携(STEP5後)
【図解のポイント】
SBI証券の口座開設はメール登録から始まり、情報入力・eKYC・審査・初期設定の5ステップで完了する。eKYCを利用すれば申し込みの所要時間は約10分、審査完了は最短翌営業日だ。STEP2でNISA口座の同時開設を忘れずに選択することが重要となる。

手数料体系と他社比較

SBI証券は2023年9月30日に「ゼロ革命」と称し、インターネット経由の国内株式売買手数料を完全無料化した。これは約定代金にかかわらず一律で無料となるため、少額の取引でもまとまった金額の取引でも手数料負担がゼロだ。従来はアクティブプラン(1日定額)とスタンダードプラン(1注文ごと)の2種類があったが、ゼロ革命以降は実質的にどちらを選んでも無料となっている。

ただし、手数料が無料なのはインターネット経由の注文に限られる。電話注文やオペレーター経由の注文には別途手数料が発生する点には注意が必要だ。また、米国株式の取引手数料は約定代金の0.495%(税込)で、上限は22ドル(税込)となっている。為替手数料も含めた総コストで判断することが大切だ。

国内株式 売買手数料比較(2026年3月時点) 証券会社 〜50万円 〜100万円 〜300万円 SBI証券 ¥0 ¥0 ¥0 楽天証券 ¥0 ¥0 ¥0 マネックス証券 ¥275 ¥535 ¥1,013 松井証券 ¥0 ¥0 ¥3,300 ※ インターネット経由の注文が対象。税込表記。 ※ 各社の手数料は2026年3月時点の情報。最新の手数料体系は各社公式サイトでご確認ください。 出典: 各証券会社公式サイト
【図解のポイント】
SBI証券と楽天証券は約定代金にかかわらず国内株式の売買手数料が完全無料だ。松井証券も1日50万円までは無料だが、300万円超になると手数料が発生する。手数料だけでなく、投資信託のラインナップやポイント制度など総合的な判断が必要だ。

SBIグループ連携のメリット図

SBI証券の最大の強みの一つが、SBIグループ各社との連携による相乗効果だ。SBI新生銀行の「SBI証券連携口座(ハイブリッド預金)」を設定すると、普通預金金利が年0.1%に優遇される。さらに、証券口座への自動入金(スイープ)機能により、買付余力が不足した場合に銀行口座から自動で資金が移動する仕組みが利用できる。

住信SBIネット銀行との連携も見逃せない。住信SBIネット銀行経由の外貨入金を利用すれば、米ドルの為替手数料を大幅に抑えることが可能だ。米国株投資を考えている場合は、この連携を活用することでトータルコストを削減できる。また、三井住友カードとの提携によるクレカ積立では、投信積立額に応じてVポイントが還元される。これらのグループ連携を最大限に活用してこそ、SBI証券を選択するメリットが際立つのだ。

SBIグループ連携ネットワーク SBI証券 口座開設数No.1 SBI新生銀行 ハイブリッド預金 0.1% 自動入金 住信SBIネット銀行 外貨入金・為替手数料削減 外貨入金 三井住友カード クレカ積立 最大5%還元 積立投資 Vポイント 投信購入に利用可能 ポイント投資 ※ 金利・還元率は2026年3月時点。変更の可能性があります。 出典: SBI証券・SBI新生銀行・住信SBIネット銀行 各公式サイト
【図解のポイント】
SBI証券を中心に、SBI新生銀行(ハイブリッド預金・自動入金)、住信SBIネット銀行(外貨入金・為替コスト削減)、三井住友カード(クレカ積立・Vポイント還元)が連携している。これらを組み合わせることで、預金金利の優遇・手数料の節約・ポイント還元の三重のメリットを得ることができる。

プロのワンポイント

SBI新生銀行のハイブリッド預金を設定すると、普通預金金利が0.01%から0.1%に上がり、SBI証券への自動入金も可能になる。最初に必ず連携しておくべき設定だ。

まとめ:ネット証券の進化とSBI証券の現在地

1999年にインターネット取引が解禁された当時、オンラインで株式を売買するという行為自体が革新的だった。そこから四半世紀が経ち、SBI証券(旧イー・トレード証券)は口座開設数1,300万を超える国内最大のネット証券へと成長した。2023年のゼロ革命による国内株式手数料の完全無料化は、かつて対面証券で数万円の手数料を支払っていた時代を知る者にとっては隔世の感がある出来事だ。

もっとも、サービスの充実と多機能化は裏を返せば「使いこなすための知識」が求められることを意味する。NISA口座の開設、SBI新生銀行との連携、Vポイント投資の設定という3つの初期設定を最初に済ませるだけで、SBI証券が提供する主要なメリットの大部分を享受できる。本ガイドで解説した内容を参考に、まずは1つずつ着実に設定を進めていくことが、長期的な資産形成への確かな第一歩となるのだ。

SBI証券に関するよくある疑問

Q. SBI証券の口座開設に必要な書類と日数は?

マイナンバーカードがあれば最短翌営業日に開設可能です。マイナンバーカードがない場合は、通知カード+運転免許証等の本人確認書類が必要で、郵送開設の場合は1〜2週間程度かかります。eKYC(オンライン本人確認)を利用すれば最も早く完了します。

Q. SBI証券のNISA口座で買うべきおすすめ投資信託は?

SBI証券のNISAつみたて投資枠では「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」が人気上位です。いずれも信託報酬が年0.1%以下と低コストで、長期の資産形成に適しています。迷った場合はオール・カントリー1本から始めるのが最もシンプルです。

Q. SBI証券のポイント投資はどのくらいお得ですか?

SBI証券ではVポイント・Pontaポイント・dポイントなどで投資信託を購入できます。さらに、三井住友カードでの積立投資(月5万円まで)で最大0.5〜5.0%のVポイントが還元されます。年間60万円の積立で最大3万円分のポイントが得られる計算です。

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