公式条件から判断するSBI証券ガイド

SBI証券のメリット・デメリット|向く人と使い方

SBI証券では国内株、S株、投信積立、NISA、外国株など幅広い商品・制度を扱う一方、利用に必要な口座状態や、手数料0円、ポイント、銀行連携の条件はそれぞれ異なります。開設前の判断材料と、口座開設後に行う設定を分けて確認します。

最終更新日:

先に結論

国内株・S株とカード・銀行連携を使う人は候補

SBI証券の強みは、商品・決済・ポイント・銀行を組み合わせられることです。一方、アプリの一体感や楽天など別の生活圏を優先する人は他社比較から始めます。使わない連携まで評価せず、自分が使う商品と設定だけで費用と手間を見積もります。

SBI証券を候補にしやすい人

  • 電子交付等を設定し、国内株をインターネットで取引する
  • S株の約定方法を理解し、1株単位から国内株を買いたい
  • 対象の三井住友カードと年間利用条件が自分の使い方に合う
  • VポイントまたはPontaポイントを投資にも使いたい
  • SBI新生銀行かドコモSMTBネット銀行の一方と資金移動を自動化したい

他社比較から始めたい人

  • カードの通常利用を増やさず、一定の積立還元を受けたい
  • 単元未満株で指値やリアルタイム取引を重視する
  • 売買・積立・資産確認を一つのアプリにまとめたい
  • 楽天など別のカード・ポイント・銀行を中心に使っている
  • 電話・対面注文を含めた費用や相談方法を重視する
株式・投資信託・外国株等は価格や為替の変動により損失が生じます。口座の利便性と、金融商品の値動きへの耐え方は別に判断します。
現行条件の早見表へ

SBI証券の現行条件を一画面で確認

数値と条件は上部の最終更新日時点です。申込・設定・注文の直前には、各公式ページと注文確認画面を再確認します。

項目現行条件見落としやすい点
国内株 所定コース・電子交付・ネット注文等を満たすと現物・信用の売買手数料0円 電話、対面・IFA、一部強制決済、信用金利・貸株料等は別
S株 1株から注文でき、インターネット売買手数料0円 成行のみ。受付時刻に応じた所定時刻に約定し、リアルタイムではない
投信積立 通常のインターネットコースでは投信の買付手数料は原則無料。カード積立は月100円〜10万円 プランCは申込手数料あり。信託報酬等も残り、カード還元はカードと年間対象利用額で0%から変わる
ポイント VポイントとPontaポイントは投信・国内株等のポイント投資に利用可能 dポイント・JALマイル・PayPayポイント等は貯める設定と投資利用が同じではない
銀行連携 SBIハイパー預金またはSBIハイブリッド預金で買付余力へ自動反映 2つのスイープとSBI新生コネクトは同時利用できない
口座開設 条件を満たすネット手続きは取引まで最短翌営業日 審査・書類状態で長くなる。郵送は書類往復と受取日数も必要
NISA 証券総合口座と同時申込が可能 税務署確認は別。重複等による非承認と仮開設中の買付に注意
認証 パスキーは全チャネル対応で原則設定対象 追加認証付きパスワードログインは継続。旧デバイス認証は終了

SBI証券のメリットは「使う条件」とセットで見る

国内株とS株のネット売買手数料を抑えられる

ゼロ革命の条件を満たす国内株取引と、S株のインターネット注文は売買手数料0円です。1株単位のS株を使えば、100株単位より少ない金額で銘柄を分ける方法も取れます。約定方法など共通の仕組みは単元未満株の仕組みと注意点で確認できます。

成立条件:電子交付等の設定、注文経路、S株の約定方式を確認する。

カード積立とポイント投資を組み合わせられる

対象の三井住友カードで投信積立を設定でき、VポイントとPontaポイントは投信や国内株等のポイント投資に使えます。

成立条件:カード種類、前年対象利用額、メインポイント、口座開設経路を確認する。

銀行残高を買付余力へ自動反映できる

SBI新生銀行のSBIハイパー預金、またはドコモSMTBネット銀行のSBIハイブリッド預金を使うと、対象残高がSBI証券の買付余力へ反映されます。

成立条件:2つのスイープは併用できないため、どちらか一方を選ぶ。

複数の商品・制度を同じサービス内で選べる

投資信託、国内株、外国株、NISA、iDeCoなどをSBI証券のサービス内で検討でき、投資目的が変わったときも選択肢を持てます。

成立条件:外国株・信用・FX・先物・iDeCo等は、商品ごとの申込・審査・口座、費用、リスクを別に確認する。

商品の数や口座数の順位ではなく、自分が使う商品、注文方法、決済、認証に合うかを確認します。SBI証券と楽天証券を同じ基準で比べる場合は、SBI証券と楽天証券の比較へ進みます。

「手数料0円」になる範囲と残る費用を分ける

国内株の売買手数料0円は、口座で発生するすべての費用が0円という意味ではありません。商品と注文方法ごとに確認します。

商品・取引0円になる主な範囲残る主な費用・制約
国内株 条件を満たすネット注文の現物・信用売買手数料 電話注文、一部強制決済、信用金利・貸株料、その他取引関連費用
S株 インターネット注文の買付・売却手数料 電話注文手数料。成行のみでリアルタイム約定ではない
投資信託 通常のインターネットコースにおける買付手数料は原則無料 プランCの申込手数料、信託報酬、その他費用、商品によっては信託財産留保額
米国株 NISAや指定ETF、少額約定など所定の無料条件がある 通常取引手数料、為替方法ごとのコスト、対象銘柄・市場に応じた費用
米ドル/円のリアルタイム為替手数料0円は、個人・法人のインターネットコース(プランCを除く)が対象です。米国株の円貨決済や米ドル不足時の自動為替取引は1米ドル25銭で、取引レートの売値・買値の価格差も別にあります。国内株・米国株を含む各社横断の費用はネット証券の手数料比較で確認できます。

SBI証券のデメリット・向かない条件

注意点何が起こるか確認方法
無料条件がある 電子交付や注文経路を外すと、想定した0円が適用されない場合がある 国内株式手数料の無料/有料表示と注文確認画面を見る
カード還元が変動 対象一般・ゴールドカードでも前年利用額が少ないと0%になり得る 積立額を除いた対象利用額と次年度の付与率を確認する
アプリが分かれる 国内株、米国株、投信積立、資産閲覧で使うアプリが異なる 最初から全部入れず、使う商品に対応するアプリだけ選ぶ
S株は非リアルタイム 注文時の表示価格で即時約定するとは限らず、指値も使えない 受付時間と約定タイミングを見て、必要なら単元株や他社も比較する
銀行連携は一つ HyperとHybridを同じ証券口座で同時にスイープできない 金利、追証充当、普段使う銀行サービスで一方を選ぶ
追加口座は別 信用、FX、先物等は申込・審査・固有リスクが増える 初期設定時に使わない追加口座まで申し込まない

クレカ積立はカード名より「前年の対象利用額」で見る

三井住友カードつみたて投資は月100円から10万円で、特定・一般口座とNISAに対応します。通常のポイント付与率はカード種類と前年の対象利用額で決まり、積立額自体はその年間利用額に含まれません。

カード区分入会初年度2年目以降
対象一般カード 原則0.5% 前年対象利用10万円以上は0.5%、10万円未満は0%
対象ゴールドカード 原則1% 前年100万円以上は1%、10万円以上100万円未満は0.75%、10万円未満は0%
上位カード・Olive特典 カードごとの条件 通常利用、資産残高、銀行預金、サービス申込等の複合条件

過去に同一カードを保有していた場合など、初年度付与にも例外があります。広告で示される「最大6%」は、通常還元の上限にOlive資産運用特典の上限を加えた複合条件です。自分のカードと前年利用額で再計算し、カード年会費も別に見ます。全社の条件はクレカ積立・ポイント還元率の比較で確認できます。

「貯めるポイント」と「投資に使えるポイント」は同じではない

メインポイントにはVポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイント等を設定できます。ただし、一般のSBI証券口座で投信・国内株等のポイント投資に使える主なポイントはVポイントとPontaポイントです。dポイント、JALマイル、PayPayポイント等は、貯める設定ができてもポイント投資には使えません。

口座開設経路によって選べるメインポイントが制限される場合があります。VポイントをSBI証券外でも共通利用する場合は、初期設定後のVカード番号登録も確認します。

SBI証券の口座開設は「申込完了」と「取引開始」を分ける

SBI証券の公式フローは申込、本人確認、初期取引パスワードの受取、初期設定の4段階です。条件を満たすネット手続きは取引まで最短翌営業日と案内されていますが、審査・書類状態によるため日数の保証ではありません。

  1. ネットまたは郵送の手続方法を選ぶスマートフォンと本人確認書類の組み合わせで、郵送物なしの経路を選べる場合があります。
  2. マイナンバーと本人確認書類を提出する書類の住所、氏名、有効期限、申込情報をそろえます。
  3. 取引パスワードを受け取る・設定する審査後、選択した方法に応じてメールまたは簡易書留で案内されます。
  4. 初期設定を完了する連絡先、職業・勤務先、出金先金融機関、投資に関する質問等を登録します。

申込を進める場合は、SBI証券の口座開設フロー(公式)で本人確認方法と所要日数を確認します。共通の必要書類、eKYC、画像不備の対処は証券口座の開設手順で詳しく確認できます。本ページでは、SBI証券で迷いやすい初期設定に絞ります。

初期設定の「振込先金融機関口座」は、SBI証券から出金する先です。入金元を指定する欄ではありません。ドコモSMTBネット銀行やSBI新生銀行を同時開設する場合、初期設定時点では銀行口座が未開設のことがあるため、先に既存口座を登録し、銀行開設後に変更します。

口座開設後は安全設定から進め、目的別機能は後から選ぶ

全員がNISA、カード、銀行、信用・FX口座を同時に設定する必要はありません。取引できる状態と安全性を先に整え、使う目的に応じて追加します。

  1. 公式ドメインからログインする検索広告、メール、SMSのリンクをそのまま使わず、公式サイトまたは公式アプリを確認して開きます。
  2. 初期設定と出金先を確認する連絡先、勤務先、インサイダー情報、投資経験、出金先金融機関を登録し、誤りがないか見直します。
  3. パスキーを設定する全チャネル対応で原則設定対象です。未設定時の追加認証や、端末変更・復旧方法も確認します。
  4. メール・電話番号・通知を整えるログイン・注文・出金等の通知を受け取れる連絡先にし、不審な履歴を確認できる状態にします。
  5. 国内株手数料の状態を確認する所定の電子交付を設定し、画面の「無料/有料」表示と注文確認画面の手数料を見ます。
  6. 入金方法を選び、買付余力を確認する即時入金、振込入金、SBIハイパー預金またはSBIハイブリッド預金など、利用できる方法から必要に応じて選び、注文前に買付余力への反映を確かめます。
  7. 使う機能だけ追加するNISA、メインポイント、カード積立、銀行スイープ、商品別アプリ、追加口座を目的に応じて選びます。

目的別に次の設定を分ける

主な目的次に確認すること先に知る注意点
国内株・S株 電子交付、無料適用状態、株アプリ、注文通知 S株は成行・非リアルタイム。電話注文は別料金
投信積立 積立方法、対象カード、買付日、メインポイント 信託報酬とカードの次年度還元率を別に見る
NISA 税務署確認の完了、口座状態、株式数比例配分方式 重複非承認、国内株配当の受取方式、損益通算不可、商品ごとの費用
銀行連携 HyperまたはHybridの一方、振替範囲、残高 スイープ併用不可。金利・機能は変更される
米国株 外国株口座、米国株アプリ、円貨・外貨決済 売買手数料と為替方法のコストを分ける
信用・FX・先物 追加口座、審査、契約書面、証拠金管理 総合口座とは異なる損失・追加負担のリスクがある

SBI証券Plus・商品別アプリ・Web・PCツールを使い分ける

SBI証券の現行案内では、資産閲覧と商品売買のアプリが分かれています。古いアプリ紹介では統合予定や旧認証が残るため、利用開始時点の公式ツール一覧を基準にします。

チャネル主な役割使い始める目安
Webメインサイト 初期設定、登録情報、口座・手数料状態、各種申込、公式案内 開設直後と設定変更時の基準にする
SBI証券Plus 複数商品を横断した資産閲覧と情報確認 口座全体の残高・損益をまとめて見たいとき
株アプリ 国内株、PTS、S株等の確認・取引 国内株をスマートフォンで取引するとき
米国株アプリ 米国株の情報確認・取引 外国株口座を開き、米国株を使うとき
投信つみたてアプリ 投資信託の積立・保有状況 投信積立をスマートフォンで管理するとき
HYPER SBI 2 PCでの相場情報・注文・画面配置 PCで複数情報を見ながら取引するとき

他社アプリと使いやすさを比べる場合はネット証券アプリの比較、PC環境を比べる場合はネット証券のPCツール比較で確認できます。

パスキーは全チャネルで利用でき、原則設定対象です。ただし、パスワードログインが全面廃止されたわけではなく、チャネルごとに追加認証が異なります。端末変更前にはパスキーの保存先と復旧方法を確認します。

NISAは口座状態を確認し、他社とは同じ条件で比べる

SBI証券でNISAを使う場合

証券総合口座と同時にNISAを申し込めますが、税務署確認は別に進みます。仮開設中に買付できる場合でも、他社との重複等で非承認になると一般口座へ遡って移され、課税対象になり得ます。公式の審査完了通知と口座状態を確認します。

NISA内の損失は課税口座の利益と損益通算できず、繰越控除もできません。投資先は人気だけで決めず、目的、運用期間、値下がりへの負担、信託報酬等を見ます。制度と証券会社選びはNISAで使う証券会社の比較で確認できます。

国内上場株式等の配当をNISAで非課税で受け取るには、事前に「株式数比例配分方式」を登録します。別の受取方式では、NISA口座で保有する株式の配当でも課税される場合があります。

他社と迷う場合

SBI証券と楽天証券だけで迷う場合は、国内株無料条件、カード積立、ポイント、単元未満株、銀行、アプリを同じ基準で比較します。詳細はSBI証券と楽天証券の違いで確認できます。

二社以外も含める場合はネット証券の総合比較が入口です。国内株の無料条件、カード積立、銀行連携など、自分が使う項目だけを各社で見比べます。

SBI証券を候補にする判断順

  1. 使う商品と連携を先に決める国内株、S株、投信積立、NISA、米国株のうち、実際に使うものだけで評価します。
  2. 0円・還元・金利の条件を見る電子交付、注文経路、カード年間利用、メインポイント、銀行スイープを分けて確認します。
  3. 口座開設後は安全設定から進める初期設定、出金先、パスキー、通知、手数料状態を整え、入金方法と買付余力を確認した後、目的別機能を追加します。

条件が合う場合も、取引前に公式情報と契約締結前交付書面を確認します。条件が合わない項目があれば、その項目だけを同じ基準で他社と比較すると判断しやすくなります。

SBI証券に関するよくある質問

SBI証券はどんな人に向いていますか?

国内株のネット取引、1株単位のS株、三井住友カード積立、Vポイント・Pontaポイント、銀行との自動スイープを条件に沿って使いたい人は候補にしやすい証券口座です。一方、単一アプリでの操作、別のカード・ポイント・銀行との連携、単元未満株のリアルタイム取引を優先する場合は、同じ条件で他社も比較します。

SBI証券の国内株手数料は本当に0円ですか?

インターネットコースまたはインターネットコース(プランC)で、SBI証券所定の電子交付を設定し、インターネット注文を行うなどの条件を満たす場合は0円です。電話注文、対面・IFA等の一部コース、一部の強制決済、信用金利・貸株料などは無料範囲に含まれません。

SBI証券のクレカ積立は何%還元ですか?

月100円から10万円まで設定でき、通常のポイント付与率は対象カードと前年の対象利用額により0%から変わります。対象一般カードは2年目以降、前年対象利用10万円未満なら0%です。積立額自体は年間カード利用額の判定に含まれないため、カード名だけで還元率を決められません。

SBIハイパー預金とSBIハイブリッド預金は両方使えますか?

両方の銀行口座を持つことはできますが、同一のSBI証券口座でSBIハイパー預金とSBIハイブリッド預金の自動スイープを同時に利用することはできません。SBI新生コネクトも含めて併用不可のため、金利だけでなく銀行サービスと資金移動の仕様で一つを選びます。

SBI証券の口座開設後は何から設定しますか?

初期設定で連絡先、職業・勤務先、出金先金融機関などを登録し、パスキー、通知先、国内株手数料の適用状態を確認します。その後、NISA、メインポイント、カード積立、銀行スイープ、商品別アプリなど、自分が使う機能だけを設定します。

SBI証券の口座開設には何日かかりますか?

条件を満たすネット口座開設では取引まで最短翌営業日と案内されています。ただし、本人確認方法、書類不備、審査状況により長くなります。郵送を選ぶ場合は、書類の往復と簡易書留の受取にかかる日数も見込みます。

SBI証券でNISAを同時に申し込めますか?

証券総合口座とNISAは同時に申し込めますが、NISAは税務署確認に1〜2週間程度かかる場合があります。他社との重複などで非承認になると、仮開設中の買付が一般口座へ遡って移され、課税対象になり得るため、口座状態を確認してから利用します。

SBI証券が破綻した場合や相場が下がった場合、資産は補償されますか?

顧客資産はSBI証券の資産と分けて管理されます。分別管理の不備等で返還できない場合には日本投資者保護基金の制度がありますが、1顧客当たりの上限や対象外があります。株価下落、為替変動、発行体の破綻などによる投資損失を補う制度ではありません。

主な公式情報

手数料、ポイント、金利、本人確認、NISA、認証の根拠は、上部の最終更新日時点で確認しています。申込・設定・注文の直前には、変更履歴を含めて公式ページを再確認します。

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免責事項:本ページは一般的な情報提供を目的とし、特定の証券会社、銀行、カード、金融商品を勧誘・推奨するものではありません。投資商品は価格・為替等の変動により損失が生じます。手数料、ポイント、金利、対象商品、受付条件、認証方法は変更されるため、取引前に公式情報と契約締結前交付書面等を確認し、ご自身の判断で利用してください。