楽天証券を選ぶ前に

楽天証券のメリット・デメリット|向く人・積立の始め方

楽天証券は、楽天カードで投信を積み立てたい人や、楽天銀行との入出金をまとめたい人に向く証券会社です。カードや楽天銀行がなくても利用できます。自分が使う機能に絞って、メリットと注意点を見ていきましょう。

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向いているのは、使いたい連携が決まっている人

「楽天サービスを全部そろえる」必要はありません。カード積立、銀行連携、株の取引は分けて選べます。自分に当てはまるところから確認してください。

当てはまる行から、使う機能を選ぶ
いまの状況・目的メリット確認先
楽天カードで投信を積み立てたいカード決済でポイントが貯まる。楽天銀行の新設は必須ではない還元率・初回買付月を確認
楽天銀行に投資資金を置きたい自動入出金と普通預金の優遇。楽天カードは不要マネーブリッジと残す金額を確認
カードも楽天銀行も持っていない証券口座は利用できる。連携特典を外して商品・費用で選べる商品別の費用と口座開設へ
日本株を1株ずつ買いたいかぶミニで少額から買える。カード積立とは別のサービス寄付・リアルタイムの費用差を確認

反対に、期間限定ポイントを使いたい人、投信と株を一つのアプリで取引したい人には合わない部分があります。詳しくはデメリットと対処法へ。

株式や投資信託は値下がりし、投資額を下回ることがあります。ポイントが付いても損失を埋められるとは限りません。近く使う生活資金を除き、無理なく続けられる金額で考えてください。

楽天証券のメリットは、手数料・積立・銀行連携

国内株、米国株、投資信託などを一つの証券会社で扱えるうえ、使う楽天サービスに応じて積立や入出金の手間を減らせます。ただし、口座を作るだけですべての特典が有効になるわけではありません。

まず押さえたい基本条件

主なメリットと、利用前に必要な確認
メリット利用できる条件・範囲注意点
口座を持つ費用は0円総合口座の開設料・口座管理料・維持料は無料取引や有料情報などの費用は別
国内株の売買手数料を0円にできる通常のネット取引でゼロコースを選択。SOR(Rクロスを含む)への同意が必要信用金利・貸株料等は残る。電話のオペレーター取次やIFA契約は別体系
投信を少額から積み立てられる楽天カードは月100円〜10万円、楽天ペイ残高は月100円〜5万円それぞれ申込締切・資金の準備時期がある
貯めたポイントを投資に回せる対象の楽天ポイントを投信・国内現物株・米国現物株の円貨決済等に利用期間限定ポイント、他ポイントから交換した楽天ポイントなどは原則使えない
銀行と証券の資金移動を減らせる楽天銀行とのマネーブリッジを設定自動入出金と優遇金利では適用のタイミングが異なる

料金・ポイント・金利は2026年9月16日時点の条件です。「通常のネット取引」とIFA(金融商品仲介業者)経由の契約は料金が異なることがあります。申込や注文の前に、利用する契約・注文方法の条件を確認してください。

ポイントは種類によって使える範囲が違います。株のポイント投資では注文時に現金が必要な場合もあるため、楽天証券のポイント投資の対象・使い方で商品別に確認しましょう。

楽天証券のデメリットは、特典と操作の条件が分かれること

最大還元率が自分に当てはまるとは限らない

カードの種類と投信によって率が変わります。積立以外で有料カードを使わないなら、増えるポイントと年会費を分けて考える必要があります。

自分のカード・投信の率を見る

カード積立は、設定してすぐに買えない

毎月12日の締切を過ぎると、初回買付は原則として翌々月です。投資を始める日と、毎月の積立開始月がずれる場合があります。

締切前後の具体例を見る

投信と株では使うアプリが違う

投信はiGrow、国内株・米国株はiSPEEDが入口です。両方を取引する人は切り替えが必要です。初期設定にはWebを使います。

必要な画面だけ選ぶ

使えないポイントや別料金の相談がある

期間限定ポイントを投資に回すことはできません。対面相談を希望する場合も、通常のネット口座とIFA経由の相談・料金体系を同じものとして比べないようにします。

相談先と料金の確認へ

口コミの「使いやすい」「やめたほうがいい」は、その人の商品・端末・困りごとで意味が変わります。自分も同じ使い方をするのか、いまの条件でも当てはまるのかを確かめてから判断しましょう。

楽天カード積立は、還元率と初回買付月を先に確認

楽天カードのクレカ積立は月100円〜10万円で、NISAにも使えます。本人名義のカードが必要で、家族カード・ビジネスカード・デビットカード等は対象外です。未成年口座・法人口座・iDeCo・楽ラップの積立にも使えません。

還元率はカードと投信の組み合わせで変わる

分岐に使う「代行手数料」は、信託報酬のうち販売会社が受け取る部分です。投信全体の信託報酬率とは異なります。下表の0.4%は年率・税込です。

楽天カードから進呈される積立ポイントの還元率
カード代行手数料0.4%未満代行手数料0.4%以上
通常の楽天カード0.5%1%
楽天ゴールドカード0.75%1%
楽天プレミアムカード1%1%
楽天ブラックカード2%2%

提携カード独自の追加特典は上表に含めていません。対象投信・判定時点は公式の還元率一覧で確認できます。設定後も商品条件やカード種類の変更で率が変わります。

月5万円を通常の楽天カードで積み立てる例:代行手数料0.4%未満の投信なら、50,000円×0.5%=月250ポイント、12カ月で3,000ポイントです。決済額と率が変わらず、ポイントを購入代金に充てない前提の計算です。運用利益とは別で、投信には保有費用や値下がりリスクがあります。

還元率を上げるためだけに投信を替えると、運用方針や保有費用まで変わります。他社との組み合わせはクレカ積立・ポイント比較で確認してください。

楽天ペイ残高は買付日を選べるが、資金は前月に必要

楽天ペイ残高(旧・楽天キャッシュ)でも投信積立ができます。カード積立とは別枠で月5万円まで、両方なら計月15万円までです。これは決済方法の上限であり、NISAで使える年間投資枠が増えるわけではありません。

投信積立の決済方法と、お金を準備する時期
項目楽天カード楽天ペイ残高
月額上限10万円5万円
積立のポイント0.5%〜2%(上表)0.5%。楽天ポイントコースが必要
翌月分の設定締切毎月12日毎月12日
買付日新規利用者は毎月12日。過去の初回利用時期により1日・8日の場合あり毎月1日〜28日から選ぶ
資金が必要な時期買付月の27日にカード引落口座から支払い買付月の前月13日〜15日に残高から引落し
注文の取消買付当日の所定時間内に可能。引落・返金はカード会社の処理による注文取消は不可

買付日が休業日・ファンド休日なら原則翌営業日、カード代金の支払日が休業日なら翌営業日です。カード積立の初回利用が2021年6月19日以前なら買付日は1日、2021年6月20日〜2024年8月24日なら8日、2024年8月25日以降なら12日です。楽天ペイ残高積立も未成年口座・法人口座・iDeCo・楽ラップは対象外です。

残高キープチャージの初月に注意。設定時のチャージと、積立分の引落後の補充が同じ月に重なり、2カ月分相当のカード請求になる場合があります。2回分の投信を買うという意味ではありません。楽天カードからチャージした残高は基本型で、現金として出金できません。

12日の前後で、初回買付が1カ月変わる

新しく楽天カード積立を使う場合の例

  • 9月12日までに設定 → 初回は10月12日が基準。
  • 9月16日に設定 → 次の締切は10月12日、初回は11月12日が基準。

指定日が休業日・ファンド休日なら翌営業日となります。カード認証が通り、対象ファンドを買い付けられることが前提です。設定した日や注文日と、投信の約定日は同じとは限りません。

締切に間に合わなくても、慌てて金額を増やす必要はありません。まず積立設定一覧の初回買付予定日を見てください。カード再発行・利用停止などで認証に失敗した場合は、登録カードとエラー通知を確認し、公式のカード積立案内から手続きを確認できます。

「手数料0円」でも、投信の保有費用やスプレッドは残る

無料の対象は商品と注文方法で違います。とくに、国内株のゼロコース、1株取引のかぶミニ、NISAは別々に確認する必要があります。

通常のネット取引で、無料になる費用と残る費用
取引無料になるもの残る主な費用・制約
国内株・ゼロコース現物・信用の売買手数料SOR同意が条件。信用金利・貸株料等は別
かぶミニ・寄付取引売買手数料、スプレッドリアルタイムで約定価格を選ぶ取引ではない
かぶミニ・リアルタイム取引売買手数料0.22%のスプレッドが約定価格に含まれる。指値にも適用
投資信託購入時手数料信託報酬、信託財産留保額など商品ごとの費用
米国株・課税口座指定ETFの買付など、無料条件に該当する手数料通常の取引手数料、円貨決済の為替コスト、売却時の現地費用等
NISA対象取引楽天証券所定の売買手数料投信の保有費用、かぶミニのリアルタイム取引等のスプレッドは別

ゼロコースはSORの仕組みも読んで選ぶ

SORは複数の市場などから条件に応じて注文先を選ぶ仕組みです。ゼロコースは楽天証券の注文マッチングシステム「Rクロス」を含む利用同意が必要です。無料という表示だけで決めず、手数料コースとSORの条件を確認してください。

1株を買うなら、寄付とリアルタイムを選び分ける

かぶミニでは、リアルタイム取引のスプレッド0.22%が買付・売却の価格に反映されます。寄付取引にはスプレッドがありません。取引するタイミングを優先するか、費用を抑えたいかで選び、対象銘柄・注文方法も確認しましょう。NISAでもこの違いは残ります。

電話・オペレーター取次やIFA契約の料金は商品ごとに別確認です。米国株は取引チャネルだけで現物手数料が変わるわけではありません。詳しい比較はネット証券の手数料比較、1株の注文条件は単元未満株の指値・約定時間比較へ進めます。

マネーブリッジは、金利と生活費の残し方を確認

楽天銀行と楽天証券を連携すると、対象商品の買付時に不足額を銀行から自動入金できます。拘束されていない証券預り金は毎営業日夜に銀行へ自動出金され、売却代金は受渡後に対象となります。銀行側と証券側に残す金額も設定できます。

生活費まで買付に回さないために:銀行口座に50万円あり、30万円を生活費として残したいなら、楽天銀行に残す金額を30万円に設定する、という考え方です。残りをすべて投資する必要はありません。投信積立で自動入金を使う場合は、引落方法を「証券口座」にします。

優遇金利は、設定を終えた翌月から

普通預金の金利は、マネーブリッジ利用時に残高1,000万円以下の部分が年0.48%、超過部分が年0.42%です(税引前・変動金利、2026年8月3日改定)。前月末までに設定が完了していることが条件なので、9月に設定した場合は10月から適用されます。

通常の年0.40%と比べ、100万円を1年間置いた単純計算の差は税引前800円です。残高・金利一定の概算で、実際の利息は毎日の残高、日数、税などで変わります。金利だけでなく、入出金をまとめたいかで考えると選びやすくなります。

第一生命支店・OKB支店・NCB支店・JRE BANK口座は優遇対象外です。登録情報の一致等は楽天銀行の商品詳細、他社との違いは銀行・証券の連携ガイドで確認できます。

投信はiGrow、株はiSPEED、初期設定はWeb

最初からすべてのアプリを入れる必要はありません。投信積立だけなら、Webで初期設定を済ませ、その後はiGrowで投信の購入・積立や資産を確認できます。

iGrow:投信・資産管理

投資信託の購入・積立に対応。NISA、iDeCo、楽天証券の資産、楽天銀行預金をまとめて確認できます。国内株・米国株の注文には使いません。

iSPEED:国内株・米国株

株の注文や情報確認に使います。楽天CFDにも対応しますが、FXはiSPEED FX、先物・オプションはiSPEED先物OPという別アプリです。

Web:初期設定・手続き

口座開設後の暗証番号・勤務先等の登録はWebで行います。スマホのブラウザも利用できます。iGrow・iSPEEDでは初期設定はできません。

PCツール:株を詳しく見る

マーケットスピードIIなどは、取引したい商品とパソコンの環境から選びます。投信積立だけなら、導入を急ぐ必要はありません。

公式の取引画面・対応商品で確認できます。他社との比較は証券アプリ比較、パソコンはPC取引ツール比較へ。

口座開設は、本人確認方法を選んでから初期設定へ

楽天証券の公式ページから申し込み、本人確認と審査を経てログインIDを受け取ります。「申込最短5分」は入力操作の目安で、取引できるまでの時間ではありません。

本人確認方式ごとの必要物とログインIDの受取目安
方法主に用意するものIDの受取目安
スマホで撮影マイナンバーカード、または運転免許証。顔と書類を撮影最短翌営業日・メール
iGrowで読み取りマイナンバーカード、対応スマホ、署名用電子証明書の暗証番号最短翌営業日・メール
書類アップロード案内された本人確認書類の画像約5営業日・郵送

書類不備・審査・郵送状況で長くなる場合があります。免許証の撮影や書類アップロードの方式では、初期設定時にマイナンバーの登録も必要です。必要書類の組み合わせは楽天証券公式の口座開設手順で確認してください。

口座の種類や申込前の準備は証券口座の開設方法と必要書類にまとめています。楽天カード・楽天銀行を同時に申し込むかは、冒頭の使いたい機能から選べば十分です。

開設後は「安全設定→口座区分→買付確認」の順に進める

  1. Webで初期設定を終える暗証番号・勤務先等を登録し、必要なマイナンバー登録を完了します。公式の初期設定ガイドを見ながら進められます。
  2. ログイン認証と通知を確認するパスキー等、本人の画面に案内された認証を設定し、注文通知も確認します。端末変更で困ったときは自己判断で設定を消す前に公式の復旧手順へ進みます。
  3. 使う口座と入金方法を選ぶNISAを使うなら開設状況を確認。カード積立、楽天ペイ残高、証券口座からの引落しを区別します。銀行連携を使う人だけ、マネーブリッジと留保額を設定します。
  4. 投信なら、銘柄・金額・決済方法・初回日を確認するiGrowまたはWebで積立を設定し、NISA/特定/一般の口座区分と、積立設定一覧の初回買付予定日を見ます。公式の積立設定手順で画面を確認できます。
  5. 株なら、費用と注文内容を見てから送信する入金を済ませ、手数料コース、口座区分、数量、注文方法を確認します。かぶミニは寄付・リアルタイムの区分も確認。注文後は注文照会で受付・約定・失効を確認し、同じ注文を重ねないようにします。

カードや楽天銀行を使わない場合は、普段の銀行から証券口座へ入金し、積立の引落方法で「証券口座」を選びます。入金方法によって反映時刻や振込手数料が異なるため、公式の入金案内と振込元銀行の条件を確認してください。

投信も、積立設定ができただけでは買付完了ではありません。初回の注文・約定状況と決済の結果を確認してから、翌月以降の積立を続けましょう。

NISAで使う場合・SBI証券と迷う場合

楽天証券のNISAではカード・楽天ペイ残高による投信積立を利用できます。ただし、決済方法の上限とNISAの投資枠は別です。すでに他社でNISAを利用している人は、総合口座を作るだけでNISAも移るわけではありません。

制度から知りたい場合はNISAの仕組みと投資枠、口座選びはNISAの証券会社比較へ。申込・変更の取扱いは楽天証券のNISA取引ルールで確認してください。

楽天以外のポイントや、特定の商品・注文機能を優先するなら、その条件で比べ直します。二社の詳細はSBI証券と楽天証券の違いに分けています。候補を広げる場合はネット証券の総合比較へ進めます。

不安があるとき・使うのをやめるときの確認先

値下がり・破綻・不正アクセスは別の問題

投資商品の値下がりは、証券会社の資産管理とは別です。顧客資産は分別管理され、返還に支障が出る場合の投資者保護基金の制度もありますが、相場による損失を補うものではありません。対象・上限は楽天証券の分別管理の説明で確認できます。

見覚えのないログインや注文がある場合は、メール内のリンクを使わず公式サイトから履歴を確認し、速やかに公式窓口へ連絡してください。認証の設定はセキュリティ案内にあります。補償の有無を一律に決めつけないことも大切です。

操作の相談は、困っている商品から窓口を選ぶ

チャットや電話の対応範囲・時間は、投信・NISA・国内株などの用件で違います。楽天証券のお問い合わせから選んでください。対面で運用相談をしたい場合は、IFAの契約内容と手数料を別に確認します。

積立の停止と、口座の解約は別の手続き

これからの積立を止めても、すでに買った投信は自動で売却されません。総合口座を解約するなら、保有資産の売却・移管、預り金、未完了の注文、積立、残高キープチャージ等を整理し、口座解約依頼書の提出が必要です。公式の解約チェックポイントを確認して進めましょう。

使う連携を決めれば、選ぶ基準は絞れる

カード積立を続けたいなら還元率と初回買付月、銀行から資金を移したいならマネーブリッジと留保額、株を買いたいなら手数料と注文方法。この順で見れば、楽天証券が自分に合うか判断しやすくなります。

使わないサービスまで申し込む必要はありません。まず目的に合う機能を選び、開設後は最初の買付結果まで確認してください。

確認した公式情報と、このページの制作方法

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