投資信託におすすめの証券会社5社比較
積立方法・保有ポイントで選ぶ

最終更新日:2026年9月7日

投資信託の購入先は、買いたい銘柄があるか、無理なく入金・積立できるか、保有ポイントの条件が合うかの順で比べると絞れます。カードを使わない人や、今ある投信を持ち続ける人にとっては、クレカ積立の還元率より大事な確認があります。

ここでは楽天・SBI・マネックス・松井・三菱UFJ eスマート証券の5社を、国内の非上場投資信託をネットで買う場合の条件で比較します。おすすめの投資信託そのものを探している人は、インデックスファンドの選び方へ進んでください。

買い方が決まると、比べるところも変わる

現金で買う・積み立てる

毎月の積立なら、使っている銀行から買付まで自動でつなげられるかを確認。一度にまとまった金額を買う場合は、クレカ積立率を比較から外せます。

5社の積立方法を見る →

カードで毎月積み立てる

証券会社とカードの組合せ、年会費、普段の利用額の条件をセットで確認します。カードを作る前に、今のカードで続ける場合と比べてください。

クレカ積立で確認すること →

すでに投信を持っている

追加購入をしないなら、見るのは保有ポイントや売却方法。口座を移す前に、同じ銘柄でどれだけ差があるか、移管できる資産かを確認します。

同じ銘柄のポイントを比べる →

希望の銘柄を扱っていて、入金や積立に困っていなければ、今の口座を使い続ける選択もできます。投資信託は元本保証の商品ではなく、ポイントが付いても値下がりによる損失はなくなりません。

投資信託の積立方法を5社で比較

一般個人の標準的なネット取引を対象にしています。掲載5社には100円から現金積立できる方法がありますが、すべての銘柄・引落方法・口座で同じ条件になるわけではありません。IFA・対面などの別コース、ラップ、iDeCo、外貨建MMFは下表に含めません。

金額指定の現金積立:頻度と口座の条件
証券会社少額で始める方法頻度・対象で確認すること
楽天証券対象の投信積立は100円以上・1円単位毎月積立に対応。毎日積立はNISAつみたて投資枠で選択可能
SBI証券原則100円以上・1円単位現金積立は毎日・毎週・毎月・複数日・隔月から選べる。銘柄ごとの設定条件を確認
マネックス証券証券総合口座からの毎月積立などは原則100円以上・1円単位毎日積立は対象銘柄に制限あり。日額指定は100円から、月額指定は2,300円から。銀行経由の積立は方式別に確認
松井証券100円以上・1円単位毎月・毎週・毎日。ただしNISAつみたて投資枠では毎週積立は利用不可
三菱UFJ eスマート証券プレミアム積立は100円以上・1円単位毎月積立。預り金から買うか、対応する銀行からの引落を使うかで設定が異なる

各社公式条件は本ページの最終更新日に確認。通常のネット購入は5社とも購入時手数料が原則0円ですが、別コース・例外商品は個別確認が必要です。信託報酬など保有中の費用は別にかかります。積立回数を増やしても利益が保証されるわけではありません。

公式の積立条件:楽天・SBI・マネックス・松井・三菱UFJ eスマート

毎月3万円なら、最低積立額だけでは差がつかない

5社とも月3万円を設定できる方法があります。次に見るのは、買いたい銘柄と口座の組合せ、その日までに資金を用意できるかです。たとえば「NISAつみたて投資枠で毎週買いたい」なら、松井の毎週積立は候補から外れます。希望する頻度を先に決めれば、最低100円という数字だけで迷わずに済みます。

銀行から買付までの資金の流れを見る →

同じ投信を100万円持つと、保有ポイントはどう違う?

「最大年率」だけでは、買いたい投信のポイントは分かりません。比較例はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)にそろえます。「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」など、別の全世界株式ファンドを同じものとして比べないようにしましょう。

試算条件:現行制度を使い、この1銘柄の対象残高が100万円で一定となる30日の月を想定。必要な登録・エントリーを済ませ、通常のポイントで受け取る場合です。初回達成特典、クレカ積立分、キャンペーン分は足していません。商品を勧めるための例ではありません。

公式ルール・計算例に基づく1か月分の試算
証券会社この銘柄の年率/月間試算受取りの条件・計算の違い
楽天証券毎月の残高に応じる付与の対象外月末の投信残高が初めて一定額に達したときの特典は別制度。過去の達成履歴も関係する
SBI証券年率0.0175%
14ポイント
100万円×0.0175%÷365×30日、端数切捨て。メインポイント設定・必要なID登録を確認
マネックス証券年率0.0175%
15ポイント
100万円×0.0175%÷12、公式の切上げ計算例による試算。エントリー不要。dアカウント連携で受取ポイントが変わる
松井証券年率0.0175%
14ポイント
100万円×0.0175%÷12、銘柄ごとに端数切捨て。毎月エントリーが必要
三菱UFJ eスマート証券年率0.0175%
14ポイント
100万円×0.0175%÷12、端数切捨て。au ID登録が必要。現行のプレミアム銘柄Bの率を使用

実際は基準価額や残高が動き、各社の残高集計日・受渡日・対象口座・受取時期も異なります。表は受取額の保証ではありません。SBIは月の日数で計算が変わり、JALマイルの付与率は別です。マネックスは現行の銘柄別率と公式の簡易計算例を用いています。ポイントの用途・交換条件も各社で異なります。

公式の率・条件:楽天の残高達成特典・SBIの銘柄別付与率・マネックスの保有ポイント・松井の当該銘柄の率・三菱UFJ eスマートの制度・対象一覧

計算・手続きの補足:マネックスの月間計算例(端数処理を示した公式資料・PDF)・松井の付与条件

差額より、受取条件の確認が先になることもある

上の条件では、毎月型の4社の差は1ポイントです。残高を20万円に置き換えると、SBI・松井・三菱UFJ eスマートは2ポイント、マネックスは3ポイントという試算になります。一方、松井でその月のエントリーを忘れると、その月は付与対象になりません。

小さなポイント差のために、慣れた積立を組み直したり、別の銘柄に買い替えたりする必要があるかは考えたいところです。まず正式な銘柄名と受取設定を確認し、それから口座を変える利点と手間を比べましょう。

楽天でこの銘柄に毎月型の付与がないことと、投信関連の特典が一切ないことは別です。楽天の投信残高ポイントプログラムは対象ファンドが限られます。対象外のeMAXIS Slimと、対象の別ファンドを置き換えて比較しないでください。

現金積立は、銀行から買付までつながるかを確認する

積立を設定しただけでは、普段使う銀行から自動で資金が移るとは限りません。「銀行の引落日」「証券口座への入金日」「投信の買付日」を分けて見ると、残高不足を防ぎやすくなります。

  • 楽天証券:証券口座からの引落と、銀行口座からの引落は別の積立方法です。使う銀行と買付日を公式の積立案内で選びます。
  • SBI証券:他行からの銀行引落には利用登録が必要です。積立対象または任意の引落額を設定するため、銀行引落の設定手順も確認します。
  • マネックス証券:証券総合口座からの積立と、銀行de自動つみたてなどの銀行経由の積立は別方式です。最低額や対象銀行を方式別の取引ルールで確認します。
  • 松井証券:MATSUI Bankの自動入金を使う場合と、他の銀行から定期入金する場合では資金の流れが違います。後者は総合口座から投資信託口座への振替も入金・振替の案内で確認します。
  • 三菱UFJ eスマート証券:銀行引落は対応銀行と指定スケジュールが決まっています。普段の銀行を使えるか、自動引落の金融機関・日程を確認します。

銀行を増やすか迷う場合は、銀行と証券口座を連携するメリット・注意点も参考になります。入金の手間が減るのか、今の銀行のままで足りるのかを先に比べてください。

各社の選びどころと、口座を作る前の注意点

以下は掲載5社の条件比較です。総合順位や使いやすさの採点ではありません。積立方法・対象銘柄・保有条件を確認し、広告報酬によって比較条件を変えていません。

楽天証券|楽天のサービスを使っていて、積立の支払い方をそろえたい人に

すでに楽天証券を使い、希望の投信を積み立てられているなら、まず現在の設定を確認すれば十分です。現金・カードなどの支払い方法は選べますが、それぞれに締切や対象条件があります。

保有ポイントは投信の正式名で確認してください。eMAXIS Slim 全世界株式の保有と、楽天の対象ファンドに付く毎月の残高ポイントは別の話です。ポイントのために別ファンドへ買い替える前に、費用や運用対象の違いも見ておきましょう。

公式の投信積立・対象確認 / 楽天証券のサービス全体を見る

SBI証券|現金積立の頻度を細かく選びたい人に

毎月だけでなく、毎週・複数日・隔月などから積立のペースを選べます。希望する銘柄で使える設定を確認したうえで、銀行引落も登録すると、買付までの流れを整えられます。

投信マイレージは銘柄別の付与率とメインポイント設定を確認します。最大率をすべての投信へ当てはめず、利用するコース・ポイントの種類までそろえて比べてください。

公式の積立設定ルール / SBI証券のサービス全体を見る

マネックス証券|保有ポイントの受取先と積立経路を合わせて選びたい人に

投信保有ポイントのための毎月エントリーは不要です。dアカウントを連携するとdポイント、未連携ならマネックスポイントになるため、使いたい受取先と連携状態を確認します。

現金積立は証券総合口座からの方法と銀行経由の方法で条件が異なります。毎日積立の月額指定は2,300円からなので、「どの方法でも100円で始められる」と思い込まないようにしましょう。

公式の保有ポイント条件・積立ルール

松井証券|毎月のエントリーを管理できる人に

投信の保有ポイントは、対象銘柄を持っていることに加えて毎月のエントリーが必要です。受取条件を続けて管理できるかも、率と同じくらい大事な比較項目です。

現金積立は毎月・毎週・毎日に対応しますが、NISAつみたて投資枠で毎週は選べません。使う銀行に応じた入金・投資信託口座への振替まで確認してから設定しましょう。

公式の保有ポイント条件・投資信託の取引ルール

三菱UFJ eスマート証券|Pontaポイントと銀行引落をまとめて確認したい人に

投信保有の資産形成プログラムは、au ID登録が必要です。Pontaポイントの年率は銘柄区分によって異なり、同じ投信でも制度改定で変わることがあります。

上のオルカンの試算は、現行のプレミアム銘柄Bの率を使っています。過去の指定銘柄の率をそのまま使わず、公式の一覧で正式名を照合してください。積立には対応銀行からの引落も使えます。

公式の資産形成プログラム・プレミアム積立

クレカ積立を使うなら、カードの条件を別に比べる

クレカ積立のポイントは、毎月カードで買い付ける金額に対するものです。すでに持っている投信の残高に付くポイントとは、対象になるお金が違います。

同じ証券会社でも、カードの種類や普段の利用額で条件が変わります。年会費のあるカードを作るなら、獲得ポイントだけでなく年会費を含めて比較してください。具体的な組合せはクレカ積立の還元率・カード条件比較にまとめています。

今の口座を続けるか、変えるかは「これから買う分」と「保有分」で分ける

これから買う分だけ、別の口座で始める

新しく積み立てる先を変えるなら、今ある投信を売却・移管する必要があるとは限りません。課税口座なら新しい口座での購入を検討できます。NISAを使う場合は、金融機関変更の手続きとその年の買付状況を別途確認します。

課税口座の投信を、売らずに移す

移管元が手続きに対応し、移管先が同じ銘柄を受け入れることが前提です。手数料、移管中の取引制限、積立設定の扱いを確認します。詳しくは証券口座の移管手続きへ。

NISAで持っている投信は、そのまま他社NISAへ移せない

金融機関を変更しても、旧口座のNISA資産を新しい金融機関のNISAへ移すことはできません。保有分は旧口座で管理し、今後の買付先を変更する手続きを分けて考えます。時期や必要書類はNISAの金融機関変更で確認してください。

保有ポイントの差が小さく、今の口座で希望の積立ができているなら、まず受取設定を整えるだけでもよいでしょう。移管手数料や手続きの時間まで含めて、変える理由があるかを考えます。

制度の確認:日本証券業協会・NISA FAQ・金融庁・NISAのよくある質問

銀行で買う場合も、同じ銘柄・同じ費用で比べる

投資信託は証券会社のほか、銀行などの窓口や運用会社の直販でも購入できます。ただし、販売会社によって扱う銘柄は異なります。相談できる窓口を重視するなら、その支援内容と購入条件を確かめて選ぶ方法もあります。

同一の投資信託なら、運用方針や信託報酬が購入先だけで変わるわけではありません。比べるのは販売会社ごとの購入時手数料、積立方法、ポイント、必要なサポートです。「銀行だから必ず高い」「ネット証券なら運用が有利」とひとまとめにせず、正式な商品名でそろえましょう。

全世界株式という呼び方が同じでも、別ファンドなら費用や運用方法が違うことがあります。商品側の違いを確かめたいときは、オールカントリーの仕組みと選び方を参照してください。

一般的な購入窓口:投資信託協会・購入の手続き / 費用:資産運用業協会・投資信託のコスト

購入時手数料が0円でも、投信の費用はなくならない

保有中の信託報酬は信託財産から差し引かれます。ファンドによってはその他の費用や、換金時の信託財産留保額もあります。購入前に交付目論見書で確認してください。

また、投資先の価格や為替などの変動で元本割れが生じます。ポイントの上乗せは、この損失を埋める保証にはなりません。近いうちに使う生活費まで投資へ回さず、積立額を無理なく続けられる範囲に収めることが先です。

使う時期が近いお金は、売却・取り崩しの方法も確認する

積立を続けた後に少しずつ引き出したいなら、定期売却も比較できます。たとえば楽天・SBI・マネックスには次のサービスがあります。

  • 楽天証券の定期売却:金額・定率・期間の3方式。指定する日は証券口座での受取日です。
  • SBI証券の定期売却:定額・定率・期間指定。設定する売却日と、現金を受け取れる日を分けて確認します。
  • マネックス証券の定期売却:毎月の受取日と受取金額を指定する方式。残高に対して設定できる金額などに条件があります。

対象の銘柄・口座や最低額は各社のルールで確認してください。定期売却は利益が毎月出る仕組みではなく、保有する投信を取り崩す機能です。証券口座での受取りと銀行への出金も別なので、お金を使う日から余裕をもって考えましょう。

最後は、銘柄・口座・入金方法の3つをそろえて決める

  1. 買いたい投信の正式名を決め、販売会社の取扱いを確認する。
  2. NISAか課税口座かを決め、希望する積立頻度と入金方法を確認する。
  3. その銘柄の保有ポイントと必要な登録を確認する。カードを使う人だけ、カード条件も加える。
  4. 既存口座がある場合は、続ける場合と変更する場合の手間・費用を比べる。

NISAの口座選びも合わせて考えるならNISAに対応する証券会社の比較へ。取引所に上場するETFを買いたい場合は、国内ETFの証券会社比較で売買手数料・注文方法を確認できます。

あわせて読みたい