FXが動く時間帯はいつ?
通貨ペア別・日本時間の早見表

FXで値動きが注目されるのは、ロンドンとニューヨークの参加者が重なる夜です。本稿の時間区分では、米英とも夏時間なら21時〜翌1時、冬時間なら22時〜翌2時が目安になります。ドル円は東京の午前、ユーロドルやポンド円は欧州の参加が増える夕方からも、材料を確認したい時間です。

大きく動く時間でも、利益が出るとは限りません。まずは自分が画面を見られる時刻に合わせて、どの地域の参加者が増えるか、重要な発表が何時にあるかを整理しましょう。

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編集:金融ナンバーワンサイト編集部

自分が見る日の時間帯を確認する

2026年の平日を選ぶと、米国と英国の夏時間を別々に当てはめます。通貨ペアを変えると、先に確認したい材料も切り替わります。

祝日・臨時休場・実際の発表予定は反映しません。土日はこの確認の対象外ですが、土曜早朝などに取引できるかは利用会社によります。時刻の前提は市場時間の区切り、切替日の根拠は米英の夏時間で確認できます。

通貨ペア別・値動きを確認したい時間帯

最初に、見ている通貨ペアの行を探してください。下の時刻は参加者や発表予定を確認するための目安で、売買の推奨時刻や値幅のランキングではありません。

表は横にスクロールできます。時刻はすべて日本時間です。

通貨ペアから探す、主な時間と確認材料
通貨ペアまず見る時間当日の確認材料・例外
米ドル/円
USD/JPY
9時頃からの東京午前。夜は米国の発表予定、特に夏21:30・冬22:30日銀の会合、米雇用統計・CPIなど。日銀の政策発表は決まった時刻とは限らず、東京の日中も急変に注意。
ユーロ/米ドル
EUR/USD
欧州参加の目安は英国夏16時頃・冬17時頃から。米国の指標前後も確認ECB・ユーロ圏の予定と米国の予定を両方見る。ユーロドルの見方と変動要因も確認。
ユーロ/円
EUR/JPY
東京の日中と欧州参加後ユーロ側の材料に加え、日銀や円全体の動きも影響。欧州時間になるまで動かないわけではない。
ポンド/円
GBP/JPY
英国夏16時頃・冬17時頃からの欧州時間、米国の発表前後英国の物価・雇用・金融政策と円側の材料。時間だけで値幅や方向は決まらない。ポンド円の特徴と注意点へ。
豪ドル/円・NZドル/円
AUD/JPY・NZD/JPY
日本の朝から日中にかけての現地発表予定。夜の米国材料も確認豪州・NZの金融政策や統計、円の変動。南半球の夏時間を米英と同じ日程で換算しない。

「どの通貨ペアを選ぶか」から考えたい場合は、通貨ペアの見方と選び方で整理できます。ここでは選んだ通貨の観察時間と当日の予定に絞って進めます。

東京・ロンドン・ニューヨークは何時?

為替市場は、地域ごとの参加者が取引する活動を指します。日本銀行の説明でも、「東京市場」は特定の建物の名前ではありません。FXには全参加者に共通する一斉の開場・閉場時刻がないため、資料によって時間の区切りに幅があります。

比較しやすいよう、この記事は東京を9〜17時、ロンドンとNYを現地8〜17時という説明用の区切りでそろえます。利用中のFX会社の営業時間を示した表ではありません。

主要地域の活動時間を比べる目安(日本時間)
地域その地域が夏時間その地域が冬時間(標準時)
東京9:00〜17:009:00〜17:00
日本の時刻は変わらない
ロンドン16:00〜翌1:0017:00〜翌2:00
ニューヨーク21:00〜翌6:0022:00〜翌7:00

「ゴールデンタイム」は欧米の参加が重なる時間

この区切りでロンドンとNYが重なるのは、両方が夏時間なら21時〜翌1時、両方が冬時間なら22時〜翌2時です。欧州と米国の参加者が重なり、経済指標の発表もあるため、ドル円やユーロドルの動きを見る際によく注目されます。

「ゴールデンタイム」は通称です。毎日この時間が最大の値幅になる、スプレッドがいつも狭い、とまでは言えません。取引が活発でも、重要な発表直後は価格が飛ぶことがあります。

朝・昼しか見られない場合も、時間を無理に夜へ合わせる必要はありません。東京の日中なら日銀や豪州・NZの予定、夕方なら欧州の予定というように、自分が確認できる時間に出る材料を先に把握する方が実用的です。

夏時間・冬時間は米国と英国で切替日が違う

海外が夏時間になると、その地域の同じ現地時刻は日本では1時間早くなります。日本の時計を変えるわけではありません。米国と英国は別の日に切り替わるため、春と秋には米国だけ夏時間、英国は冬時間の期間があります。

2026年の切替日(各地域の現地日付)
地域夏時間へ冬時間へ
米国・ニューヨーク3月8日11月1日
英国・ロンドン3月29日10月25日

切替日の確認先:米国NISTの夏時間案内/英国政府の時計切替日。ここでは米東部と英国の制度を扱っています。

2026年3月9〜27日・10月26〜30日の平日は、この組み合わせ

  • ロンドン:冬の時刻 → 17時〜翌2時の目安
  • ニューヨーク:夏の時刻 → 21時〜翌6時の目安
  • 米東部8:30の発表 → 日本21:30

上の目安で両地域が重なるのは21時〜翌2時です。「英国が冬に戻ったから米国の発表も22:30」と変えてしまうと、1時間見誤ります。日付は切替日から整理したもので、祝日や口座の営業を保証するものではありません。

翌年以降の具体的な日付は上の公式案内で確認できます。豪州・NZは日程も季節も別なので、米英の表をそのまま当てはめず、発表予定のタイムゾーンを確かめてください。

市場の時間帯より先に確認したい、重要な発表時刻

相場の変化を見逃したくないなら、大まかな「東京時間」「NY時間」に加えて、その日の何時に何が出るかを確認します。同じ22時でも、発表を通過した日と、発表を控えた日では状況が違います。

公表機関の時刻を日本時間へ読み替える例
発表日本時間確認点
米雇用統計・米CPI
米東部8:30
米国夏:21:30
米国冬:22:30
BLSの雇用統計予定・CPI予定で日付も確認。すべての米指標が同時刻ではない。
通常のFOMC声明
米東部14:00
米国夏:翌3:00
米国冬:翌4:00
FRBの会合予定と個別公表を確認。現地の日付に対し日本では翌日。臨時の発表は別。
日銀の金融政策決定会合終了後
固定時刻ではない
日銀の政策決定と公表方法へ。「昼12時」と決めて予定を立てない。

カレンダーに「ET」とあれば米東部時間で、夏はEDT、冬はESTです。日本時間で表示済みのカレンダーをさらに1時間ずらさないよう、表示設定から確かめます。経済指標カレンダーで全体を見て、重要な予定は公表機関の案内と照合する流れが使いやすいでしょう。

発表内容がどう為替に影響するかは、米雇用統計の見方、FOMCの確認ポイントで扱っています。このページの時刻表から、売買方向までは決められません。

夜22時にドル円を見るなら、何を確認する?

たとえば、22時から1時間だけ画面を見られるとします。まず「今日は米東部8:30の重要指標がある日か」を確認します。以下は予定の読み方を示す例で、特定の日の取引を勧めるものではありません。

米国が夏時間の日

8:30の発表は日本21:30。22時には発表を通過しています。発表結果と現在の値動き、スプレッドを確かめます。30分たったことだけでは、相場が落ち着いたとは判断できません。

米国が冬時間の日

8:30の発表は日本22:30。22時には発表が30分後に控えています。予定を知らずに新しくポジションを持つと、見ている1時間の途中で急変する可能性があります。

米英の切替がずれている週は、米国側の季節でこの例を読みます。英国が冬でも米国が夏なら、21:30の発表です。

取引前は、この順で確認する

  1. 今日の予定と終了時刻を決める。 対象の2通貨に関係する発表と、自分が画面を離れる時刻を確認する。発表予定を確認できない日は、注文を急がない。
  2. 現在の値動きとスプレッドを見る。 広告の通常値だけでなく、その時点のBid・Askを確認する。急に広がったり、価格が飛んだりしているなら、見送る判断も含める。
  3. 損失額と注文の残り方を確かめる。 取引数量、損切り条件、離席後の保有・未約定注文を確認する。損切り注文も指定価格での約定が保証されるわけではない。

最初は、同じ通貨・時間足・配信元で「発表の有無、時刻、スプレッド、値動き」を記録するだけでも違いをつかめます。数量はポジションサイジング、夜の口座条件は夜のFX口座の条件と寝る前の確認で確認できます。

早朝・休日・急変時は、時刻表より実際の取引条件を見る

早朝はスプレッドとメンテナンスを確認

NYの取引が一段落して東京の参加者が増える前は、流動性が乏しくなることがあります。朝の数時間を「いつも安全」「いつも危険」と一括りにせず、提示価格と利用会社のメンテナンス予定を確認します。RBAも2019年1月の円急変を検証した資料で、この時間帯の薄い流動性を背景の一つに挙げています。これは当時の事例で、毎朝同じ動きが起こるという意味ではありません。

NY17時は米国夏なら日本翌6時、冬なら翌7時です。ただし、日次処理・スワップ・取引停止の具体的な時刻は会社や商品によって異なります。詳しくはスプレッドが広がる時間帯と対策へ進めます。

週明け・祝日・重要指標の前後

週末のニュースで週明けに価格が離れて始まることがあります。また、日本が平日でも米英が祝日なら参加状況は普段と同じとは限りません。重要指標の前後も、取引量が多いからといって注文が希望どおりに約定するとは限らない点に注意が必要です。

金融庁のFXに関する注意事項でも、相場急変などでスプレッドが広がり、取引が困難になる場合があると説明されています。スリッページの仕組みと週明けの窓開けも、注文前に知っておきたい点です。

市場時間と、口座で取引できる時間は分けて確認する

「ロンドン時間が16時から」という目安は、ユーロドルを16時まで売買できないという意味ではありません。店頭FXの取引受付は利用会社が定めており、週初・週末の開始終了、日次メンテナンス、祝日の短縮営業などの条件があります。

公式サイトでは「取引時間」「メンテナンス」「祝日・夏時間のお知らせ」を確認します。注文を受け付ける時間と約定する時間が分かれている場合もあるので、予約注文だけ可能な時間を通常の売買時間と混同しないようにします。

スプレッドについても、通常の広告値、適用される時間・数量、今の提示レートを分けて見ます。確認先を探す場合はスプレッドのリアルタイム確認方法、仕組みから知りたい場合はスプレッドの基礎を利用できます。

まずは「通貨・時刻・当日の予定」の3つをそろえる

通貨ペアの時間帯を見るときは、通貨別の表で注目する地域を探す → その地域の夏時間・冬時間を確認する → 当日の発表予定と今の取引条件を見る、という順番で整理できます。

生活に合わせて見る時間を決めても、毎日その時刻に取引する必要はありません。発表を控えている日、スプレッドが普段より広い日、注文を管理できない日は、観察だけにとどめる選択もあります。

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