FXのPC取引ツール比較
Mac対応・注文機能・デモで選ぶ
FXのPCツールは、使うパソコンへの対応と、分析から注文・履歴確認までの流れで選ぶと候補を絞れます。チャートが多機能でも、注文は別画面という場合があります。まずは6社の違いを確認し、気になるツールを2つほど選んでみてください。
デモ口座があっても、すべてのチャートを試せるわけではありません。このページでは、製品ごとのデモ対象と、試せない場合の確認先も紹介します。
使い方から候補を絞る
FXのPC取引ツール6社を比較
表は紹介順で、優劣の順位ではありません。ブラウザ型・専用アプリ・分析補助画面など、使い方の違いを確認できる6社を取り上げています。国内全社から最良の6社を選んだものではありません。
本ページには広告リンクを含みます。以下の仕様は各社の公式案内で確認し、編集部による実取引の速さや操作感の採点は行っていません。対応環境の詳細は各社の説明から確認できます。
| ツール・会社 | 分析と注文のつながり | 注文後の確認・選ぶ際の注意 |
|---|---|---|
| SaxoTraderGO・PRO(サクソバンク証券)GO:ブラウザ PRO:インストール | GOはチャートや取引モジュールから注文。PROは独立した画面部品を配置して使う。 | 注文管理と注文・約定履歴を確認。GOとPROの画面構成を同一と考えず、利用形式で選ぶ。 |
| プラチナチャート (GMOクリック証券)ブラウザ | FXネオのスピード注文を搭載。ただし成行注文のみ。 | 建玉・約定履歴はWeb取引画面などの別ツールで確認する。画面の行き来を確認。 |
| プレミアチャート(DMM FX) + DMMFX PLUSブラウザ・別画面 | プレミアチャートは分析補助。注文はDMMFX PLUS側で行う。PLUS自体にもチャート発注機能がある。 | 注文管理・約定履歴もPLUS側。分析画面だけで取引を完結すると考えない。2つの役割を見る。 |
| LIONチャートPlus+(ヒロセ通商)ブラウザ | 「チャート」モードは発注なし。「トレード」モードに発注機能がある。 | ツール内で注文・約定履歴を確認できる。まず使用モードを確認。モードとデモの注意。 |
| MATRIX TRADER(JFX)Windows新Java版・Mac版:インストール | チャートと注文パネルを配置。WindowsとMacでは対応する版を選ぶ。 | 注文一覧・ポジション一覧・約定履歴で状態を追う。版によって配置や操作が異なる。対象版を確認。 |
| 外貨ネクストネオ (外為どっとコム)リッチアプリ:インストール Web版:ブラウザ | リッチアプリはネオチャートから発注可能。Web版から使うTradingViewのチャート上では発注不可。 | TradingViewを使う場合も注文・履歴は外貨ネクストネオ側で確認。リッチとWebの違い。 |
デモで試せる範囲は、ツールごとに違う
「この会社にはデモがある」と分かっても、試したい分析画面が含まれるとは限りません。対象外なら、公式マニュアルや動画で画面を確認し、デモ対応の注文ツールで注文管理を練習する、という使い分けになります。
| 会社 | 公式が案内するPCデモ | 対象外・確認が必要な画面 |
|---|---|---|
| サクソバンク証券 | SaxoTraderGO | PROのデモ対応は今回の公式案内では確認できていません。ツール・デモ案内 |
| GMOクリック証券 | PCブラウザ・はっちゅう君FXプラス | プラチナチャートは対象外。デモと本番の違い |
| DMM FX | DMMFX PLUS・STANDARD | プレミアチャートは対象外。公式デモ案内 |
| ヒロセ通商 | 公式が案内するインストール型 | LIONチャートPlus+などブラウザ型は対象外。ブラウザ型デモの公式回答 |
| JFX | MATRIX TRADER 新Java版Windows・Mac版など | 本番で使う予定の版を選ぶ。デモレートは本番と異なる。公式デモ・環境 |
| 外為どっとコム | 外貨ネクストネオ リッチアプリ Windows・Mac | 現行のデモ案内にWebブラウザ版は含まれていません。公式デモ案内 |
デモで確かめるのは、操作の流れです。本番とレートや提供機能が異なる場合があります。デモで利益が出たことや注文が通ったことから、本番の約定価格・約定速度・収益を予測することはできません。
デモ口座自体の選び方はFXデモ口座の比較、候補を同じ作業で比べる手順はこのページの操作チェックへ進んでください。
6社の特徴と、申し込む前の確認先
サクソバンク証券:GOとPROを分けて考える
SaxoTraderGOはブラウザで使う取引ツールです。チャートを見て、注文管理や履歴も確認したい場合の候補になります。SaxoTraderPROはWindows・Macへインストールし、複数の画面にモジュールを配置して使う構成です。
まずGOで必要な作業を確かめ、独立したウィンドウを複数モニターに置く必要があるならPROの仕様を見比べると整理できます。基本利用は無料ですが、一部の高度な機能には別途契約が必要です。
公式確認先:GOの機能・動作環境 / PROの機能・動作環境 / 利用条件・デモ
GMOクリック証券:プラチナチャートだけで完結させない
プラチナチャートにはFXネオのスピード注文があります。ただし、ここで使えるのは成行注文です。建玉の保有状況や約定履歴は、Web取引画面などの別ツールで確認します。
チャートから注文できる点だけを見ると、注文の訂正や履歴も同じ場所で探したくなります。使い始める前に、会員ページから分析画面を開く手順と、取引画面へ戻る手順を確認しておくと迷いにくくなります。
公式確認先:プラチナチャートの機能・環境・注意事項 / FXネオのデモ対象
DMM FX:プレミアチャートで分析、PLUSで注文管理
プレミアチャートは、DMMFX PLUSなどから起動する分析補助ツールです。取引する際はDMMFX PLUS側の注文機能を使います。PLUS自体にもチャートがあり、プレミアチャートとは別にチャートからの発注ができます。
デモで試せるのはPLUSやSTANDARDなどで、プレミアチャートは含まれません。まずPLUSで注文・取消・約定履歴の場所を確かめ、プレミアチャートの分析機能は専用マニュアルで確認する、という順番です。
公式確認先:DMMFX PLUS / プレミアチャート操作ガイド / ツール別の動作環境 / デモ対象
ヒロセ通商:LIONチャートPlus+はモードで機能が変わる
LIONチャートPlus+はWindows・Mac向けのブラウザ型です。「チャート」モードには発注機能がなく、「トレード」モードでは発注できます。ツール内で注文・約定履歴も確認できます。
ヒロセ通商にはLION Webやインストール型など複数のツールがあります。別のツールにある機能を、Plus+でも使えるとは限りません。ブラウザ型のデモは用意されていないため、Plus+の画面は公式動画で確かめてください。
公式確認先:ツール別の機能・対応環境 / システムモードの説明 / 約定履歴の確認 / 利用できるデモ
JFX:MATRIX TRADERのWindows版・Mac版を確認
MATRIX TRADERにはWindowsの新Java版や.NET版、Mac版などがあります。新Java版ではチャートと注文パネルを配置し、注文一覧・ポジション一覧・約定履歴を表示して管理できます。
Windows新Java版とMac版のデモが案内されています。自分が使う予定の版で、入力する数量の単位や、未約定注文を変更・取り消すまでの流れを確認してください。画面の反応や注文操作の短さだけで、他社より速く約定するとは判断できません。
公式確認先:MATRIX TRADERの各版 / デモ・動作環境 / 新Java版の操作マニュアル
外為どっとコム:TradingViewの表示と発注は別
外貨ネクストネオには、Windows・Mac用のリッチアプリとWebブラウザ版があります。リッチアプリのネオチャートからは発注できます。一方、Web版から使うTradingViewのチャート上では発注できず、注文は外貨ネクストネオ側の画面で行います。
「TradingViewが使える」という説明だけでは、口座へ接続して注文できる外部サービスとの違いが分かりません。ここで扱うのは外為どっとコム内のチャートです。PCデモはリッチアプリが案内されています。MacはOS更新前に、動作環境と最新のお知らせも確認してください。
公式確認先:リッチアプリの機能 / TradingViewの公式FAQ / 動作環境 / デモ対象 / Macの起動に関する案内
Mac・Windowsは、OS名だけで判断しない
Macでも、指定ブラウザで使うGO・DMMFX PLUS・プラチナチャートなどと、Mac用のPRO・MATRIX TRADER・外貨ネクストネオ リッチアプリが候補になります。ブラウザ型なら、どのブラウザでも使えるという意味ではありません。
- 使う製品名と版を決める:同じ会社のスマホ版や別アプリの条件と取り違えない。
- 公式の組み合わせを確認する:OSのバージョン、ブラウザ、CPU・メモリ、必要な画面解像度を自分のPCと照合する。
- 更新前にも確認する:OSやブラウザを更新するときは、提供会社の対応状況と告知を確認する。
会社名だけに付いた「Mac対応○」より、使いたいツールの公式動作環境が判断の基準です。インストールできないPCを使う場合も、まずブラウザ版の対応条件を確認しましょう。
指標数より先に確かめたい3つのこと
移動平均線など、必要な指標があることは大切です。ただ、使わない指標の数が増えても、注文の確認がしやすくなるわけではありません。候補が多いときは、次の順に見てみてください。
- 必要な注文を出して、後から確認できるか。注文の種類、数量単位、確認画面、訂正・取消、建玉と履歴の場所を確認します。
- 手元の画面で文字が読めるか。最大分割数まで並べる必要はありません。必要な時間足と注文欄が、無理なく同時に見えるかを優先します。
- 次に開いたときも使いやすい配置に戻せるか。画面配置・指標設定・描画の保存範囲は別々に確認します。PCとスマホ、デモと本番での引き継ぎも別の条件です。
ツール利用料に加え、口座の取引条件や費用も確認が必要です。口座全体はFX口座の比較、指標の使い方はFXチャートの基本へ進んでください。
画面配置は「見る・注文する・確かめる」をひと組に
まずは同じ通貨ペアの日足と1時間足、注文欄、注文・建玉・約定履歴を確認する場所を用意します。すべてを常時表示できない場合は、確認画面へ戻る入口が分かる配置にしておきます。
注文ボタンだけ大きくしても、注文が残っているのか、すでに約定したのかが分からなければ操作は終わりません。モニターの台数や配置を詳しく検討する場合は、FXのモニター環境を確認してください。
候補を同じ条件で比べる、デモの5つの作業
次は、読者が自分のPCで行うための確認課題です。編集部が各社で実測した結果ではありません。そのツールのデモ対応を確かめてから、候補ごとに同じ作業を行い、どこで迷ったかをメモしてみてください。
- 画面の「デモ」表示を確認する本番口座を閉じ、仮想資金で試す画面であることを確認します。分析ツール自体が対象外なら、その部分は公式マニュアル・動画で確認し、注文の練習はデモ対応ツールで行います。
- USD/JPYの日足・1時間足を表示する同時表示できるか、切り替えが必要かを確認。文字、価格目盛り、注文欄が読める大きさに整えます。必要な指標を1つ表示し、設定を変更する場所も探します。
- 未約定の注文を訂正・取り消すデモで数量の単位を確認し、指値などの注文を入力します。未約定であることを一覧で確認してから価格の訂正と取消を試し、取消後の状態まで確認します。途中で約定した場合は、取消と決済を混同せず、約定履歴と建玉を確認します。
- 注文・建玉・約定履歴を照合する未約定注文、現在の保有、成立した取引を区別して表示します。画面を閉じても確認先へ戻れるか、分析ツールと取引画面が別の場合も確かめます。
- 保存して、同じデモへ入り直す保存操作の後にログアウトし、同じデモで再ログイン。配置・時間足・指標・描画の何が残るかを確認します。この確認で、本番やスマホへも引き継げると判断しないでください。
候補ごとに残すメモ:「対応環境」「試せたツール名」「注文の単位」「訂正・取消の場所」「結果の確認先」「保存された設定」。一連の作業で迷った場所が、自分に合うツールを考える材料になります。
画面が開かない・注文結果が分からないとき
別画面のチャートが開かない
公式推奨のOS・ブラウザか、案内された起動経路かを確認します。ポップアップの扱いは提供会社の案内に従ってください。見えないまま注文を試すのではなく、マニュアルとサポートで原因を確認します。
注文ボタンを押した後、反応が分からない
すぐ同じ注文を送り直さず、注文一覧・約定履歴・建玉を確認します。確認できない場合は通信状況や障害情報を確認し、提供会社へ問い合わせてください。クリックの反応が遅いことと、注文が受け付けられていないことは同じではありません。
PCとスマホで設定が違う
注文や建玉の情報と、チャートの描画・画面配置の同期は別です。各社の保存・同期の対象を確認してください。外為どっとコムのリッチアプリでは、デモで作ったレイアウトを本番へ引き継げないと案内されています。持ち歩く端末も重視するなら、FXスマホアプリの比較も確認しておきましょう。
選ぶ前に、注文の確認先までたどっておく
気になるツールが見つかったら、使う版の対応環境を確認し、分析・注文・履歴をどこで操作するかを確かめてください。デモ対象の画面なら、訂正・取消と保存後の再ログインまで試します。対象外なら、公式の操作案内で足りない部分を確認する流れです。
「機能が何種類あるか」だけでは分からない、自分が操作を終えるまでの流れを基準に選んでみてください。
調査・編集方針
各社の製品紹介、動作環境、操作マニュアル、デモ案内を照合しました。比較は掲載した製品・版の範囲に限り、操作感や約定速度を実測したランキングではありません。仕様・提供範囲は変更されるため、導入時は各項目の公式確認先をご覧ください。編集責任:金融ナンバーワンサイト編集部。