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IEOとは?国内の実績一覧と参加方法・手数料

最終更新日:

IEOは、企業やプロジェクトが発行するトークンを、暗号資産交換業者を通じて販売する仕組みです。国内の一般公募では、実施する業者の口座を用意し、期間内に申し込みます。抽選や配分の条件は案件ごとに違います。

参加前に押さえたいのは、手数料を含めていくら必要か、円資金がいつまで使えなくなるか、受け取ったトークンをいつ売れるかの3点です。取引所の審査を経ても、値上がりや元本は保証されません。

今、国内IEOに申し込める?公式の募集を確認する

2026年9月15日に、下記5社の公式案内を確認した範囲では、受付中の一般公募型IEOは見つかりませんでした。過去の実施案件を紹介するページと、新規募集の案内は分けて見てください。

参加先は、申し込みたいトークンを販売する業者で決まります。次の募集を探すときは、各社の公式IEOページやお知らせから「申込期間」と「販売開示」を確認しましょう。

GMOコイン

過去の一般公募:FCR・NAC。公式IEO案内に、現在募集中のIEOはない旨が掲載されています。

公式のIEO案内

bitFlyer

過去の一般公募:ELF。掲載されているELFの募集期間は終了しています。

公式のIEO案内

BACKSEAT暗号資産交換業

旧coinbookがNIDTを販売しました。現在の社名や過去の取扱実績だけで、次の募集を判断しないでください。

公式のIEO FAQ

確認対象は、下の過去9案件を実施した現在の5社です。今後の新規参入・募集を網羅する一覧ではありません。DMM Bitcoinは過去のNIDT共同販売業者として実績表に残し、申込先には挙げていません。

IEOはいくら必要?申込時と部分当選後の金額を計算

販売価格が1枚1円でも、1口が1万枚なら代金は1万円です。さらに販売手数料が加わることがあります。「1枚の価格」より先に、手数料込みの1口総額を確認してください。

申込額・配分された分・未使用資金の目安

初期値は過去のNACの販売条件で5口申し込み、2口が配分されたと仮定した例です。配分口数は自分で入力する想定値で、当選予測ではありません。

販売代金に比例する税込手数料が配分分だけにかかり、未配分分の代金・手数料は使われない形式を計算します。固定手数料などがある案件には使えません。

計算を準備しています。

① 申込時の必要額目安—代金 —
手数料 —
② 配分された分の負担—代金 —
手数料 —
③ 未使用資金・拘束解除対象の目安—① − ②。解除される時刻は公式案内で確認
配分されたトークン数量—この数量をすぐ売れるとは限りません
入力範囲・計算式・対象外の費用

半角数字で入力してください。販売価格は0円超〜10億円・小数8桁まで、1口数量は1〜10億枚の整数、申込は1〜100万口の整数、配分は0〜申込口数の整数、手数料は0〜100%・小数4桁までです。これらは計算機の範囲で、実際の申込上限ではありません。

代金=販売価格×1口数量×口数、手数料=代金×税込手数料率÷100。円の結果は計算途中で丸めず、表示時に小数2桁まで四捨五入します。表示上の内訳合計と総額が端数分だけずれる場合があります。

実際の端数処理、固定・最低手数料、取消・販売中止時の扱い、銀行振込・取引・送付費用、税、特典、拘束や解除の時刻は計算しません。公式の販売開示と申込画面を優先してください。入力内容を保存・送信する機能はありません。

計算例:1,000円×10枚×5口=代金50,000円、手数料5%の2,500円を加えて52,500円。2口が配分されたなら、購入へ使うのは20,000円+1,000円=21,000円で、残る31,500円が未使用分です。

GMOコインのNACでは、当選分の代金と手数料を引き落とし、拘束額との差額を同日に解除する条件でした。「未使用になる額」と「今すぐ引き出せる額」は別です。口座内で利用制限が解除される時刻と、銀行への出金条件を確認しましょう。NACの当時の販売開示9〜10ページ

当選したらいつ売れる?3種類の制限を分ける

円資金の拘束

抽選・配分のために円残高が使えなくなる期間。申込直後とは限らず、指定日時に拘束する方式もあります。未使用分の解除日を確認します。

自分が買うトークンの制限

受渡し、取引開始、外部送付、購入者のロック解除は別の予定です。「口座に入った」だけで全量を売れるとは判断できません。

関係者保有分のロック

発行者や関係者が保有するトークンの解除予定。自分の残高の制限とは別に、今後どのくらい流通量が増えるかを見る材料です。

同じ20 NACの例でも、最初から20枚すべて売れる条件ではありませんでした。当時は購入分の10%から解除されたため、この例の初期の売却・送付可能数量は2枚、残りは18枚です。その後段階的に解除され、2025年7月1日6:00に全量が売却・送付可能となりました。これは終了済みの過去条件です。公式のロック解除日程

新しい案件では、申込額の計算とあわせて、円の解除日/自分の売却・送付可能日/関係者分の解除日を別々にメモすると、必要な時期に資金を使えるか判断しやすくなります。

国内IEOの実績一覧|過去9案件の1口総額を比較

所定期間に一般利用者が申し込む国内の一般公募型IEOを、2021年のPLTから2025年のFPLまで整理しました。すべて過去の募集条件で、現在の購入価格や募集中の案件一覧ではありません。NIDTは2社共同販売でも1案件として数えています。

国内一般公募型IEOの過去9案件と販売条件
年案件販売業者過去の1口必要額公式情報
2021
PLT
パレットトークン
Coincheck
4,374円
1,000 PLT×4.05円+8%
2022
FCR
FCRコイン
GMOコイン
5,775円
2,500 FCR×2.20円+5%
2023
FNCT
フィナンシェトークン
Coincheck
4,428円
10,000 FNCT×0.41円+8%
2023
NIDT
Nippon Idol Token
旧coinbook・DMM Bitcoin
旧coinbook分5,400円
1,000 NIDT×5円+8%
2024
ELF
エルフトークン
bitFlyer
6,750円
500 ELF×12.50円+8%
2024
BRIL
ブリリアンクリプトトークン
Coincheck
5,832円
250 BRIL×21.60円+8%
2024
NAC
NOT A HOTEL COIN
GMOコイン
10,500円
10 NAC×1,000円+5%
2024
JOC
ジャパンオープンチェーントークン
BitTrade
一般販売6,300円
200 JOC×30円+5%
2025
FPL
ファンプラ
Coincheck
10,800円
10,000 FPL×1円+8%

1口必要額は当時の販売価格×1口数量に税込販売手数料を加えた当サイト計算。NIDTは旧coinbook分の例です。JOCの優先販売枠は一般販売と条件が異なります。継続的に時価で販売するZPG・ZPGPT・ZPGAGは、この期間を区切った一般公募型9案件の比較に含めていません。

IEOの参加方法|募集発表から受渡し後まで

過去の国内案件には、日本円で申し込めるものがありました。その形式なら、事前に別の暗号資産を買う必要はありません。必要なのは、実施業者の口座と、販売条件に合った残高です。

公式の募集期間と販売業者を確かめる

SNSの予告から直接送金せず、販売業者の公式サイトで受付開始・締切を確認します。金融庁の登録一覧で会社名と公式サイトも照合できます。

申込先の口座と本人確認を準備する

口座を持っていても、本人確認や申込資格の条件を満たしているか確認してください。期限直前は審査・入金が間に合わない場合があります。準備物と確認方法は仮想通貨の口座開設手順で確認できます。

販売開示とホワイトペーパーを読む

発行者、用途、資金使途、販売量、関係者の保有・解除予定を確認します。事業の説明と販売条件の両方が必要です。資料の探し方はホワイトペーパーの確認方法を参照してください。

手数料込みの残高を指定時刻までに用意する

1口総額と申込口数から必要額を計算します。入金締切と資金拘束の時刻は同じとは限りません。残高不足時の扱いも募集要項で確認します。

配分・上限・取消条件を確認して申し込む

部分当選の有無、申込上限、変更・取消ができる期限を確認します。申込完了画面と受付内容を保存し、口数や総額の入力違いがないか見直しましょう。

配分結果と未使用資金の状態を見る

当選口数、引落し額、未使用分の解除予定を公式画面で確認します。全口当選・部分当選・落選では金額が変わります。販売中止時は通常の落選と同じ扱いか、別途確認が必要です。

受渡しと売買・送付の開始を確認する

実際の受取数量を確かめ、購入者のロック解除、取引開始、外部送付の予定を追います。注文操作は取引所の注文方法へ。購入後も発行者・販売業者の継続開示や重要なお知らせを確認してください。

申込口数を増やせば、同じ割合で多く当たる?

配分方式によります。BRILでは、応募人数が販売口数未満なら1人1口を配分し、残りを追加の申込口数に応じて抽選する方式でした。応募人数が販売口数以上の場合は、1人1回の抽選で最大1口です。JOCには優先先着販売と一般抽選販売がありました。他の案件の当選例から、自分の配分口数を予想しないでください。BRILの公式抽選方法と、上の実績表の販売開示で確認できます。

IEO・ICO・エアドロップ・株式IPOの違い

IEO

暗号資産交換業者を通じた新規トークンの販売。実施業者の口座・募集条件を確認します。

ICO

発行者がトークンを直接販売する形が中心。誰が販売し、どの規則が適用されるかの確認が必要です。

エアドロップ

無償または条件付きの配布。受取条件や詐欺対策はエアドロップの解説へ。

株式IPO

株式の新規上場。トークンの保有だけで株主と同じ権利が得られるわけではありません。株式IPOの参加方法

取引所の口座開設や入金でもらえる特典も、IEOのトークン販売とは別です。特典を探している方は仮想通貨のキャンペーン比較へ進んでください。

IEOは儲かる?審査を経ても価格は下がる

上場直後に値上がりした例だけでは、利益を判断できません。その価格で注文が成立したか、購入分を売れる時期だったか、手数料を含めていくら負担したかで結果は変わります。事業計画の変更や取扱終了、注文の少なさで売りにくくなる可能性もあります。

金融庁の会議に掲載されたJVCEA資料では、2025年9月17日時点の対象8銘柄すべてが、当初の販売価格を下回っていました。これは過去の一時点の比較で、現在価格や今後の収益を示すものではありません。

過去8銘柄の価格比較を見る(2025年9月17日)
FPL前8案件の販売価格と2025年9月17日価格
案件販売価格2025年9月17日価格単純騰落率
PLT
4.05円
2.24円
-44.7%
FCR
2.20円
0.21円
-90.5%
FNCT
0.41円
0.30円
-26.8%
NIDT
5.00円
4.80円
-4.0%
ELF
12.50円
0.77円
-93.8%
BRIL
21.60円
3.00円
-86.1%
JOC
30.00円
15.40円
-48.7%
NAC
1,000円
948円
-5.2%

出典:金融庁会議掲載JVCEA資料13ページ。単純騰落率=(同資料の価格÷販売価格−1)×100。当サイト計算、小数第2位四捨五入。販売手数料、追加付与、利用特典、税、売買費用を含みません。FPLは基準日後の案件のため対象外です。PLTは当初の販売会社が取扱いを終了しており、資料では当時取り扱っていた別の会社の価格を記載しています。

申込前に、手元に残しておきたい確認メモ

  • 円の予定:手数料込みの総額、残高の基準時刻、未使用分が解除される日。
  • 配分の条件:申込上限、抽選・優先枠、変更・取消の期限。
  • 売却・送付:受渡日、取引開始日、購入者の解除数量と日程。
  • 事業と供給:用途、資金使途、関係者保有分、販売後の開示先。

このメモを募集要項で埋められない場合は、販売業者に確認するか、参加を見送る判断ができます。使う予定のある生活費を申し込まず、価格が下がった場合と、必要な時期に売れない場合の両方を考えて金額を決めてください。

次に確認するページ

申込先の口座を準備するなら口座開設の必要物と本人確認へ。案件の用途や資金使途を読み解くならホワイトペーパーの確認方法へ進めます。普段使う取引所も含めて比較したい場合は、仮想通貨の取引所比較をご覧ください。

確認に使った公式資料

募集状況の確認日は2026年9月15日です。募集・売買・送付の条件は変わります。申し込む際は、その時点の公式販売開示・規約・画面を確認してください。

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