bitbank|更新系と取得系を分けて管理
- Public REST、Private REST、公開WebSocket、Private stream(PubNub)を提供。
- Private認証はHMAC-SHA256で、request-timeとtime-windowを使う方式に対応しています。
- 注文・取消・引出し依頼はUPDATE枠、その他はQUERY枠として通常上限が分かれます。
- 取引所ステータスAPIを注文前の停止判定に利用できます。
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最終更新日:
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仮想通貨APIは、プログラムから価格や取引記録を読み、許可した範囲で注文もできる接続口です。価格を見るだけなら、口座やAPIキーなしで試せます。自分の残高を読むときや注文するときは、認証と権限の設定が必要です。
口座・キー不要。Pythonの取得例と値の読み方へ
参照用の権限に絞ります。用途別の選び方へ
現物・信用・CFDでは条件が違います。国内4社のAPI比較へ
APIは操作を自動化する道具です。利益や約定を保証するものではなく、相場変動や誤発注、通信障害で損失が出ることがあります。
最初は注文を出さず、公開されている価格を1回読むところから始めましょう。以下はGMOコインのPublic API「最新レート」を使う例です。Python 3の標準ライブラリだけを使い、口座・APIキー・追加パッケージは不要です。GMOコインを売買先として推奨する例ではありません。
price.py として保存し、Python 3を使える環境で python price.py を実行します。環境によっては python3 price.py です。import json
from urllib.request import urlopen
# GMOコインの現物BTC。認証なしで1回だけ取得します。
url = "https://api.coin.z.com/public/v1/ticker?symbol=BTC"
try:
with urlopen(url, timeout=10) as response:
payload = json.load(response)
if payload.get("status") != 0:
raise ValueError("APIがエラーを返しました")
ticker = next(x for x in payload["data"] if x["symbol"] == "BTC")
fields = ("last", "ask", "bid", "timestamp")
if any(not isinstance(ticker[k], str) or not ticker[k] for k in fields):
raise ValueError("必要な値を取得できませんでした")
except (OSError, ValueError, KeyError, TypeError, AttributeError, StopIteration):
raise SystemExit("取得できませんでした。値を使わず終了します。")
print("最終取引価格(円):", ticker["last"])
print("売りの最良気配値(円):", ticker["ask"])
print("買いの最良気配値(円):", ticker["bid"])
print("約定時刻(UTC):", ticker["timestamp"])
| 項目 | 意味と読み方 |
|---|---|
| last | 最後に成立した取引の価格。次に自分が買える価格ではありません。 |
| ask / bid | askは売注文、bidは買注文の最良気配値。希望数量のすべてをこの価格で売買できるとは限りません。 |
| timestamp | 約定時の時刻。プログラムが読み込んだ時刻とは別です。末尾のZはUTCを表し、日本時間は9時間先です。 |
このAPIの BTC は現物、BTC_JPY はレバレッジ取引です。同じビットコインでも市場を混ぜないようにします。価格は文字列で返るため、この例では丸めずにそのまま表示します。
ここで確認できるのは、公開価格を読み取れることまでです。自動注文を作る前にはデータの古さ、取引所の稼働状態、呼出上限の扱いが別に必要です。取得例は繰り返し送信や発注を行いません。通信が切れたときや注文の応答が来ないときの対応も先に決めておきます。
検索で「仮想通貨API」と呼ばれるものは一つではありません。価格を集めるサービスと、取引所口座を操作するAPIを混同すると、必要な機能もリスクも判断できません。
| 種類 | 主な用途 | できないこと・注意点 |
|---|---|---|
| 市場データAPI | 複数取引所の価格、時価総額、銘柄情報等をまとめて取得する(例:CoinGeckoの価格API) | 通常は国内取引所口座への注文を出すAPIではありません。提供範囲と利用条件を確認します。 |
| 取引所API | 価格・板・約定の取得、残高照会、注文、取消、取引所ごとのイベント受信 | Private機能は口座と結び付きます。対応市場、権限、制限、送付・出金機能は各社で異なります。 |
| ブロックチェーン/RPC API | ノードへの照会、トランザクション送信、スマートコントラクトとの接続 | 中央集権型取引所の注文APIとは別物です。本ページの比較対象には含めません。 |
価格、板、約定履歴等の公開情報を取得します。認証不要で使える場合が多く、学習や接続確認の出発点になります。
残高、注文、取消、取引履歴等の口座情報を扱います。APIキーと署名が必要で、許可した権限が被害範囲になります。
必要な時点でリクエストし、応答を受け取ります。初期スナップショット、注文送信、状態照会に向きます。
接続を維持して更新を受け取ります。低遅延の監視に使えますが、切断中の欠落を想定した再取得が必要です。
比較対象は、公式API文書が継続公開されているbitbank、GMOコイン、bitFlyer、Coincheckの4社です。国内のAPI提供会社を網羅した順位表ではありません。BitTrade、Zaif、OKJ等にもAPIがあるため、利用したい市場や機能が4社にない場合は各社公式文書も確認してください。
比較方法:主観的な「速さ」「安定性」「使いやすさ」には点数を付けず、公式文書で確認できるAPI種別、注文対象、権限、IP制限、代表的な呼出上限を掲載しています。仕様はページ上部の最終更新日時点で、負荷や改定により変わる場合があります。
| 取引所 | APIで扱う主な市場 | REST/リアルタイム配信 | 公式仕様 |
|---|---|---|---|
| bitbank | 現物・信用取引の注文 | Public RESTPrivate REST 公開WebSocket、Private stream(PubNub) |
公式API文書 |
| GMOコイン | 取引所の現物・レバレッジ取引 | Public REST/WSPrivate REST/WS | 公式API文書 |
| bitFlyer | Lightning現物・bitFlyer Crypto CFD(BTC-CFD/JPY) | Public HTTPPrivate HTTP Realtime APIの公開・非公開チャンネル |
公式HTTP API |
| Coincheck | 取引所の現物注文 | Public REST/WSPrivate REST/WS | 公式API文書 |
| 取引所 | APIキーとIP制限 | 公式文書にある代表的な上限 |
|---|---|---|
| bitbank | 必要権限を選択。参照だけの用途では参照権限に絞る。一般向け公式API資料ではIP許可リストを確認できず。 | Private RESTは通常、QUERY 10回/秒、UPDATE 6回/秒。超過時はHTTP 429。 |
| GMOコイン | 発行時に機能を選択。会員画面で接続元IPを制限可能。 | Private RESTはTier 1でGET・POST各20回/秒、Tier 2で各30回/秒。Tierは前週取引高で決定。 |
| bitFlyer | キーごとにエンドポイント権限を設定。一般向け公式API資料ではIP許可リストを確認できず。 | 同一IPとPrivate APIは各500回/5分。指定された注文系エンドポイントは300回/5分。小口注文には別上限あり。 |
| Coincheck | 機能ごとの権限と許可元IPを設定可能。 | 新規注文はAPI仕様上4回/秒まで、注文詳細は1回/秒。負荷により変更される場合あり。 |
レート制限は全エンドポイントの完全な一覧ではありません。bitFlyerの小口注文など個別条件もあります。CoincheckはAPI文書と2026年4月23日の取引説明書で注文頻度の表現が一致しないため、本ページは現行API文書の4回/秒を採用し、実装直前の再確認を前提としています。上限ぎりぎりの送信を目標にせず、429時の待機を組み込みます。
送付・出金機能は会社ごとに違います。公式文書上、bitbankは暗号資産・日本円の引出し依頼、bitFlyerは日本向けアカウントの日本円出金APIを含み、bitFlyerの実行には2段階認証コード等が必要です。CoincheckのAPI文書には暗号資産送金と日本円出金のエンドポイントが掲載されています。ブラウザでの暗号資産送金にはパスキーが必要ですが、APIへの適用方法は公開資料だけでは確定できません。APIでの実行可否と事前設定は公式サポートへ確認してください。GMOコインの現行API文書では外部送付・銀行出金の実行エンドポイントを確認できません。使わない機能の権限は付けず、取引権限だけでも不正注文や誤発注の損失があり得ると考えます。
| 目的 | 必要な機能 | 選定時の確認 |
|---|---|---|
| 価格・板の取得 | Public REST、必要に応じて公開リアルタイム配信 | 対象ペア、更新頻度、利用条件、呼出上限、再配布の可否 |
| 残高・損益管理 | 読み取り用Private API | 参照だけの権限、履歴期間、時刻・ページング、第三者連携先でのキー保存方法 |
| 自動注文 | Private注文・取消・注文照会 | 対象市場、注文方式、最小数量、権限、レート制限、注文IDと約定状態 |
| イベント駆動 | 公開/非公開リアルタイム配信とREST照合 | 再接続、切断中の欠落、購読上限、スナップショット復旧、順序管理 |
本番から分離されたホスト型のSandbox/Testnetは、今回確認した4社の一般向け公式資料では確認できませんでした。bitFlyerのAPI Playgroundは公式が本番ライブ環境と明記しており、Sandboxではありません。学習・接続確認の目的でPrivate注文や出金を実行しないでください。bitbankのローカルモックも本番の約定やスリッページを再現する取引所ではないため、公開データによる擬似約定と、監視下の小さな確認を分けます。
会計・残高連携は参照だけ、注文botは取引に必要な範囲だけにします。送付・出金機能を使わないキーへ付与しません。
GMOコインとCoincheckは公式資料でIP制限を確認できます。固定IPを使う場合は変更・障害時の復旧手順も残します。
コードに直書きせず、アクセスを絞った秘密情報ストア等で管理します。ログ、エラー通知、画面共有へ出力しません。
開発・本番、参照・取引、サービスごとに分けます。第三者ツールの権限や保存方法を確認できない場合は連携を見送ります。
キーを無効化した後、残高、未約定注文、約定、送付・出金履歴を公式画面で照合します。アカウント自体の侵害が疑われる場合は、公式窓口の案内に従ってパスワード、2段階認証、登録端末も見直します。時刻、IP、注文ID、ログを保全し、秘密情報そのものは問い合わせ文へ貼り付けません。口座全体の対策は仮想通貨のセキュリティ対策で確認できます。
| 事象 | 誤った処理 | 設計する対応 |
|---|---|---|
| 注文送信後のタイムアウト | 未送信と決めつけて同じ注文を再送する | 注文が到達した可能性を残し、注文ID、未約定、約定、残高を照合。状態不明なら新規注文を止める。 |
| 部分約定・失効 | 受付応答を全量約定として在庫を更新する | statusと約定数量を確認し、残数量・取消結果・残高を同じ基準時刻で照合する。 |
| HTTP 429 | 同じ間隔で連続再試行する | 新規注文を抑制し、待機時間を増やすバックオフと揺らぎを入れ、呼出予算を下げる。 |
| WebSocket切断 | 再接続後のデータだけで連続しているとみなす | 再接続し、RESTで板・注文・残高のスナップショットを取り直してから再開する。 |
| 時刻・nonceエラー | 署名だけを作り直して無制限に再送する | 時刻同期、nonceの共有・永続化、複数プロセスの競合を確認し、認証エラー時は取引を止める。 |
| 保守・取引停止 | 価格が止まった状態で古いシグナルを発注する | status、公式メンテナンス情報、データ時刻を確認し、新規注文停止と再開条件を分ける。 |
各処理に一意の内部IDを付け、同じ売買シグナルを二重処理しないようにします。取引所がidempotency keyを提供しているとは限らないため、自分の側でシグナルID、注文ID、状態遷移を保存し、不明状態を解消するまで次の注文を止めます。
| 比較 | APIを使う自動売買bot | 取引所の自動積立 |
|---|---|---|
| 動作 | 自作・連携したロジックが条件に応じて注文する | 取引所の機能が決めた金額・頻度で購入する |
| 必要な設定 | APIキー、権限、コード/ツール、監視、停止設計 | 積立額、頻度、引落方法等 |
| 主な障害 | 誤発注、二重注文、通信断、キー漏えい、仕様変更 | 残高不足、購入条件、サービス停止等 |
| 向く目的 | 独自ルールで取得・注文を制御したい | 定額購入を取引所の機能に任せたい |
定額購入が目的なら、APIを作る前にビットコイン自動積立の比較を確認してください。板取引と販売所の違いは取引所と販売所の仕組みで整理しています。
「APIを呼べるか」と「取引コストが低いか」は別の問題です。API利用料の有無だけでなく、売買、ポジション維持、入出金、インフラ、監視の総額を見ます。会社・銘柄・注文方式・取引量で変わる料率は、仮想通貨取引所の手数料比較と各社の最新料金表で確認してください。
APIキー、シークレット、署名元データをそのままログへ残しません。損益計算サービスへ渡す場合は参照権限に絞り、取得できる期間や取引の種類を確認します。API連携だけで過去の全取引がそろうとは限りません。足りない記録は取引所の履歴やCSVと照合し、取引履歴をまとめて損益計算・確定申告を進める手順へ進んでください。課税の考え方は仮想通貨の税金にまとめています。
Pythonは選択肢の一つです。HTTP通信や必要な認証に対応した言語なら実装でき、各社の公式文書には別の言語の例もあります。すでに使っている環境で、接続・例外処理・秘密情報の管理を扱えるかを確かめましょう。
外部ツールを使う場合は、連携に必要な権限とキーの保存方法、連携を解除する手順を確認します。残高を読むだけのツールが取引や出金権限まで求めるなら、その理由が分かるまで連携を進めないでください。
各社の仕様、対応市場、権限、上限、メンテナンス条件は変更されます。実装・利用時点の公式ドキュメント、変更履歴、利用規約、取引画面を確認してください。
仮想通貨APIは、公開データの取得から口座の注文まで幅広い機能を持ちます。まず市場データAPIと取引所API、PublicとPrivate、RESTとリアルタイム配信を分けます。そのうえで、必要な市場・注文・権限・上限を公式仕様で確認し、取引所名の順位ではなく自分の要件に合うかを判断します。
実装前の最終確認
本ページは一般的な情報提供であり、特定の取引所、暗号資産、売買bot、投資手法の利用を勧めるものではありません。暗号資産には価格変動、流動性、信用、技術、サイバー攻撃等のリスクがあります。APIの仕様と損失可能性を理解できない場合は実注文を行わないでください。
TRUST & TRANSPARENCY|情報の信頼性について
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暗号資産は価格変動が大きく、価値を失う可能性があります。投資判断はご自身の責任で行ってください。
API仕様、対応市場、権限、レート制限、料金は変更されるため、利用時点の公式情報を確認してください。
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