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最初のNFTとナカモトカード|歴史・発行記録の確認方法

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NFTの起源は、作品・カード・規格の順にたどる

ブロックチェーンに美術作品の来歴を記録した初期例として、Kevin McCoyのQuantum(2014年・Namecoin)が知られています。ゲーム用カードには2015年の先行例があり、2016年にはRare Pepe、2017年にはCryptoPunksなどが続きます。

ナカモトカードは、2016年9月9日にBitcoin上のCounterpartyで発行された、資産名RAREPEPEのカードです。Rare Pepeのシリーズ1・カード1に当たります。このページでは、歴史上の位置付けから、発行・焼却・供給の記録を読む方法へ進みます。

「最初」は美術・ゲーム・コレクション・技術規格で対象が変わります。以下は主要例を選んだ年表です。資産記録の確認にウォレット接続・署名・送金は必要ありません。

最初のNFTを考えるための年表

作品の初回登録、カードの発行、ゲームの公開、規格文書の作成は別の出来事です。日付と対象をそろえると、ナカモトカードがどの流れに位置するかを確認できます。

2014〜2018年の主要な作品・カード・規格の例
時期・対象基盤と出来事歴史を読むときの確認点
2014年5月3日
Quantum
Namecoinに作品の記録。作者Kevin McCoyによる初期の美術作品の試みSotheby’sの作品説明は、2014年の初回記録と2021年に作者が作成したトークンを区別。作品の原本説明
2015年3月11日
FDCARD
Spells of Genesisの初期ブロックチェーンカード。Counterpartyを利用カードの発行はゲーム本体の正式公開より前。RAREPEPEに先行するカード例。開発元のカード記録
2016年9月9日
RAREPEPE
Bitcoin/Counterpartyでナカモトカードを300枚発行Rare Pepeのシリーズ1・カード1。具体的な発行数量とブロックを公開記録で確認できる
2017年6月
CryptoPunks
Ethereum上で1万体のキャラクターを公開独自の仕組みで作られた初期コレクション。現在のERC-721標準より前。制作元Larva Labs
2017年11月28日
CryptoKitties
Ethereum上の猫の収集・繁殖ゲームを一般公開試験版と正式公開を区別する。開発元Axiom Zenの発表
2018年1月24日
ERC-721文書
個々のトークンの所有・移転を扱う標準インターフェースこの日付は仕様文書のCreated欄。作品の発行日や最終承認日とは分ける。ERC-721原文

ナカモトカードは、NFTの初期史を知る手がかりとなる収集品です。発行が早いことと、現在の価格・換金性・個々のトークンの仕組みは、それぞれの根拠で確認します。Bitcoin自体の始まりはビットコインの歴史で整理しています。

ナカモトカードの正式な資産名はRAREPEPE

「Nakamoto Card」は通称です。確認の起点はBitcoinメインネット上のCounterpartyというプロトコルと、資産名RAREPEPEの組合せです。CounterpartyはBitcoinの取引データを利用して、独自資産の発行や移転を記録します。

公開記録との照合に使う識別情報(2026年10月7日確認)
コレクション内の位置Rare Pepe・シリーズ1・カード1(ナカモトカード)
資産名RAREPEPE
資産ID136744851026(この資産種類のID)
初回発行ブロックの時刻2016年9月9日01:46:42 UTC
日本時間:同日10:46:42。ブロックのタイムスタンプ
発行ブロックBitcoin 428919
発行数量300単位。本記事ではカードの慣習に沿い「枚」と表記
発行元アドレス1GQhaWqejcGJ4GhQar7SjcCfadxvf5DNBD
記録上の設定divisible=false、locked=true。意味は単位と追加発行の節へ

コレクションの掲載順・図柄はコミュニティのカード一覧で、資産の数量・履歴は次の公開データで確認できます。発行元アドレスは記録の照合用であり、入金先として示すものではありません。

公開記録を確認する5つの手順

Counterparty公式サイトのExplorers一覧に、Tokenscan(旧XChain)の案内があります。以下は公開エクスプローラによる読取りです。全履歴を確認し、取得日と対象ネットワークを記録します。

  1. 資産の概要を開く。RAREPEPEの資産ページで名称・ID・供給量を照合します。表示を確認できないときは資産概要のJSONを開き、asset、asset_id、supplyを読みます。
  2. 発行履歴を確認する。issuancesのJSONでstatus=validの記録のquantityを合計します。数量0の説明変更やロックは、発行枚数を増やす取引に数えません。初回はブロック428919・数量300です。
  3. 焼却履歴を確認する。destructionsのJSONで有効な破壊数量を合計し、発行数量から差し引きます。確認時は2件が各1枚です。totalの件数と取得件数を照合し、続きのページがある場合は全件を確認します。
  4. Bitcoinの記録と突き合わせる。初回発行トランザクションでブロック高と時刻を照合できます。Bitcoinの取引を読むことと、Counterparty規則で資産数量を解釈することは別の確認です。
  5. 供給と残高を分けて読む。保有アドレス一覧はアドレスごとの残高です。人数や、いま売却できる数量を表す一覧として扱うと読み違えます。

閲覧用APIの構成や可用性は変わります。取得できないときは公式一覧から別のエクスプローラへ戻り、同じネットワーク・資産・履歴を照合します。取得失敗は、資産の消滅や残高ゼロを意味しません。

概要JSONで照合する項目

2026年10月7日に取得した項目の抜粋です。日時や数量は、その後の記録も併せて確認します。

asset: RAREPEPE
asset_id: 136744851026
divisible: false
locked: true
supply: 298

資産IDはRAREPEPEという種類のIDです。「298枚の中の何番」という番号ではありません。

発行300枚・焼却2枚・記録上の供給298枚

発行数量300枚
−
焼却数量2枚
=
供給298枚
2026年10月7日の公開APIで、有効な発行・破壊履歴と供給値を照合。今後の焼却で供給は変わり得ます。
確認した2件の焼却記録(日付はUTC)
日付ブロック数量
2022-09-117536801枚
2023-02-117759611枚

298は、プロトコル上の発行残高です。保有者298人、販売中298枚、秘密鍵を利用できる298枚という意味にはなりません。一人が複数のアドレスを使う場合も、複数人の資産を一つの仕組みで保管する場合もあります。鍵の紛失や売却意思は、数量から確定できません。

古い資料の299という数値と比べるときは、確認日と焼却履歴を合わせます。1件目の焼却後と2件目の焼却後では供給が異なるため、記録の時点をそろえることが先です。

焼却に付いたメモから分かる範囲

destructionsにはタグが記録されています。文字列や参照先は来歴をたどる手がかりになりますが、文字列だけで実行者の本人性・意図・別方式への移行完了まで証明できるわけではありません。別の資産との関係を調べる場合は、双方の記録を照合します。

分割不可・追加発行不可と、1点ずつの識別を分ける

RAREPEPEは、同じ種類の資産を整数単位で持つ仕組みです。NFTの歴史ではデジタル収集品として紹介されますが、元のRAREPEPEの各1枚に、ERC-721のような個別のtokenIdはありません。

設定・識別番号の読み方
項目確認できること別に確認すること
divisible=false1単位未満に分割して移転できない設定同じRAREPEPEの各単位を区別する通し番号は持たない
locked=true同じ資産を追加発行できない設定画像の保存、説明欄の変更可否、現在の保有アドレス
ERC-721の識別同じチェーン上で、コントラクトアドレスとtokenIdにより個別のトークンを区別表す作品や元資産、利用条件、メタデータの保存先

分割と追加発行の扱いはCounterpartyの資産仕様が確認先です。ERC-721の互換性説明でも、Rare Pepeなどの限定版収集品は同種の単位を交換可能な仕組みとして区別されています。有限の枚数であることと、各1枚が固有の番号を持つことを分けて読むと、出品欄の「1/1」を判断しやすくなります。

分割可能な設定の資産も、用途やコミュニティによって収集対象になり得ます。分割設定だけで作品・通貨を分類したり、設定者の意図を推定したりする説明は避け、実際の資産仕様を確認します。一般的な仕組みはNFTの記録・画像・利用条件へ。

資産の記録と、画像を保存する場所を確認する

RAREPEPEの発行履歴には、数量を増やす初回取引のほか、説明欄の更新や供給ロックが記録されています。数量0の記録を含めて5件あり、供給ロック後にも説明欄が変わった順序を確認できます。

2016年9月9日(UTC)の発行履歴
順序・ブロック数量記録の内容
1:428919300初回発行
2・3:428920各0説明欄の変更。追加枚数は0
4:4289970供給をロック
5:4290010ロック後に説明欄を外部JSONのURLへ変更

現在の説明欄には http://myrarepepe.com/json/rarepepe.json という文字列があります。2026年10月7日に確認したところ、このURLはHTTP 200を返しましたが、内容は当時の画像情報JSONではなく、NameBrightの案内HTMLでした。

ここで分かるのは、その確認時点でそのURLから期待するデータを取得できなかったことです。資産残高の消失や、別の保存先にある画像まで消えたことを示す結果ではありません。資産の記録 → 説明欄の参照先 → 実際に返るデータを分け、Counterpartyの拡張資産情報の仕様に沿う内容かを確認します。

ERC-721でもメタデータは任意の拡張で、URIの変更を許す実装があります。規格名だけで保存の永続性を判断せず、対象作品の保存方式と運営条件をNFT入門の保存・利用条件と併せて確認できます。

通称・資産名・包装されたトークンを照合する

表示名にNakamotoと書かれている作品を見たら、基盤と識別情報を確認します。別作品の制作者CMYKは、NAKAMOTOCARDという資産を使った作品を説明しています。本ページの対象は、2016年発行のRAREPEPEです。

また、PEPECASHはCounterparty上の別資産です。RAREPEPEと初回発行元アドレスが一致しても、資産名・数量・用途は別に読みます。同じ発行元アドレスという記録だけで、制作者の実名や同一人物性まで確定できるわけではありません。

国内の暗号資産銘柄を探している場合は、NFT関連銘柄の比較が次の確認先です。銘柄を買うことと、ナカモトカードの原資産を取得することでは対象が変わります。

表示が変わったときの確認方法

Ethereumの出品に「1/1」と表示された

その表示が、外側のトークンを指すのか、元のカードの総数を指すのかを確認します。Emblem VaultにはERC-721とERC-1155の形式があります。外側のトークンの識別と、中に対応付けられたCounterparty資産の数量は別です。

出品元のチェーン・コントラクト・tokenId、公式画面の保管アドレスと状態、Counterparty側のRAREPEPE残高を照合します。表示名や画像、古い残高だけで内容を確定せず、確認時点をそろえます。Emblem Vault公式資料で対象形式を確認し、原資産の発行総数は発行履歴へ戻ります。

Bitcoin上のOrdinalsで同じ図柄を見つけた

OrdinalsとCounterpartyは、Bitcoinを利用する異なる記録方式です。図柄が一致しても、CounterpartyのRAREPEPE残高を保有することと同じ状態にはなりません。

原資産との由来が説明されている場合は、個別の焼却取引・メモ・inscriptionの記録を対応させます。画像や名称だけから一括して関係を認定せず、焼却記録から分かる範囲を確認します。

カードの画像やJSONが表示されない

最初に資産と残高の記録、次に説明欄の参照先と返却内容を確認します。外部画像の取得障害と、資産の移転・焼却を分けて判断します。別の画像が表示された場合も、資産の来歴と同じものかを再照合します。

価格は出品・成約・取引対象をそろえて読む

売り手の希望額は出品価格、成立した交換の金額は成約価格です。エクスプローラや市場の推定額は、計算方法や参照する取引によって変わります。古い高額取引だけから、現在の売却額を決めることはできません。

価格情報を比べる前の確認項目
何が売られたかCounterparty原資産、ラップされた資産、Ordinals等の別表現。正式識別情報と数量を確認
成立したか出品・取消・成約を区別し、注文履歴や売買記録を見る
いつ・何通貨か日時、支払通貨、手数料を含む範囲。円換算なら使用した為替の時点もそろえる
比較できる状態か保管形式、受渡し条件、現在の残高・解除状態を確認

例えば、原資産1枚の過去の成約と、別形式の作品の現在の出品は、そのまま一つの相場として比較できません。発行年代や供給の少なさは来歴の情報であり、将来の需要や成約価格を保証する情報ではありません。

取得を検討する前に確認する条件

原資産の対応方式、受取先、保管形式、現在の残高、手数料、売却時の条件をそろえます。原資産とラップ資産では、使うサービスや操作が変わります。現在の対応状況はCounterparty公式のサービス一覧と各サービスの資料へ戻って確認します。

ここまでの記録確認は閲覧で行えます。資金移動や署名を行う段階では、ウォレットと秘密鍵の管理を確認してください。希少な資産でも買い手が見つかるとは限らず、価格の下落や操作ミスによる損失が生じる場合があります。

歴史を知り、対象の記録へ戻る

初期NFTを調べるときは、何の始まりかを決めて年表を読みます。ナカモトカードを確かめるときは、Bitcoin/CounterpartyのRAREPEPEを起点に、発行・焼却・供給・保存先を照合します。これにより、作品名や「1/1」の表示が変わっても、確認する記録を選び直せます。

根拠と確認方法

金融ナンバーワンサイト編集部が2026年10月7日に、作者・開発元の説明、ERC-721仕様、Counterpartyの公開データを照合しました。歴史・規格の説明、公開データの観測、条件を変えた仮想例を区別しています。

発行・焼却・供給は本文のAPIリンク、コレクション内の位置はコミュニティ資料、歴史の日付は年表の当事者資料が確認先です。公開データはエクスプローラの解析結果であり、本記事でフルノードの再解析や売買実測を行ったものではありません。

作者によるQuantumの位置付けはMcCoyの作品ページ、包装表示の経緯はEmblem Vaultの2022年の説明も参照しています。時点が変わる供給やサービス仕様は現在の記録で再確認してください。編集方針・訂正方法

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