ビットコイン(BTC)の発行ルール
ビットコイン半減期とは?次回2028年の見込み・仕組み・価格との関係
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ビットコインの半減期は、210,000ブロックごとに、新規発行分であるブロック補助金が半分になるルールです。直近は2024年のブロック高840,000で起き、補助金は6.25 BTCから3.125 BTCへ下がりました。次回はブロック高1,050,000で、ブロック補助金は1.5625 BTC/ブロックになります。
30秒でわかる結論
次回は2028年春ごろと推計されますが、ルール上の固定値は日付ではなくブロック高1,050,000です。取引手数料や保有中のBTCが半分になる仕組みではなく、半減期だけで市場価格の方向も決まりません。
3.125 → 1.5625
BTC/ブロック
時期は推計
値上がりは別問題
暗号資産は価格急落により大きな損失が生じることがあります。過去の価格推移は将来の値動きを示すものではありません。本ページは特定の売買時期や取引方法を勧めるものではありません。
ビットコイン半減期とは|半分になるのはブロック補助金
Bitcoin Coreのメインネット設定では、補助金の半減間隔は210,000ブロックです。補助金は初期の50 BTCを半減回数に応じてサトシ単位で整数計算します。約4年と呼ばれるのは、1ブロック10分という目標平均を使うと、210,000ブロックが約1,458日になるためです。
半減期にルール上変わるもの
- 1ブロックで許容される新規発行の補助金
- 補助金だけで計算した名目上の新規発行ペース
自動的には変わらないもの
- すでに保有・流通しているBTCの数量
- 利用者が支払う取引手数料
- BTCの市場価格、需要、取引量
補助金は50 BTCから段階的に減ってきた
「ブロック報酬が半分」は省略しすぎた表現です。Bitcoin Coreが検証する報酬上限は、ブロック補助金と取引手数料の合計です。半分になるのは新規発行分の補助金で、手数料はブロックスペースの需要などで変わります。
第4回ブロックでは手数料が補助金を上回った
半減が始まったブロック高840,000のコインベース総出力は40.75061499 BTCでした。補助金3.125 BTCとの差額37.62561499 BTCが、この1ブロックに含まれた取引手数料です。
これは単一ブロックの公開記録です。「半減が高手数料を起こした」「今後も手数料が補助金を上回る」という結論には使えません。補助金と手数料が別の値であることを確かめる実例として掲載しています。
「約2,100万BTC」を整数計算まで見る
発行上限は一般に約2,100万BTCと説明されます。現行コードの補助金をサトシ単位で全期間合計した理論上限は20,999,999.9769 BTCです。各ブロックでは上限未満の補助金しか請求されない場合もあるため、理論上限は実際の発行量や市場で売買可能な量と同じではありません。
過去4回と次回の半減期一覧
過去の発生日は、公開チェーン上の対象ブロックのヘッダー時刻を日本時間へ換算しました。第1〜3回はUTCとJSTで日付が1日ずれるため、資料によって異なる日付が見えることがあります。
表は横へスクロールできます。
| 回 | 日本時間 | ブロック高 | 補助金の変化 | 値の種類 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2012年11月29日 00:24:38 | 210,000 | 50 → 25 BTC | 公開ブロック記録 |
| 第2回 | 2016年7月10日 01:46:13 | 420,000 | 25 → 12.5 BTC | 公開ブロック記録 |
| 第3回 | 2020年5月12日 04:23:43 | 630,000 | 12.5 → 6.25 BTC | 公開ブロック記録 |
| 第4回 | 2024年4月20日 09:09:27 | 840,000 | 6.25 → 3.125 BTC | 公開ブロック記録 |
| 第5回 | 2028年春ごろ | 1,050,000 | 3.125 → 1.5625 BTC | 時期のみ推計 |
過去時刻はブロックヘッダーのtimestampです。現実世界の採掘時刻を中央の時計が認証したものではありません。次回のブロック高と補助金は現行実装から算出し、カレンダー時期は推計として分けています。
次のビットコイン半減期はいつ?固定値はブロック高1,050,000
現行ルールで決まっている値
- 対象ブロック高:1,050,000
- 補助金:1.5625 BTC/ブロック
- 前回からの間隔:210,000ブロック
推定のたびに動く値
- 到達する日・時刻
- 現在高からの残りブロック数
- 直近ペースを使った残り日数
2026年8月20日17時12分(日本時間)時点で、Blockstreamとmempool.spaceのチェーン先端はブロック高963,272でした。目標高まで残り86,728ブロックです。1ブロック600秒を機械的に当てると約602.28日となり、2028年4月13日ごろに相当します。
(1,050,000 − 現在のブロック高)× 600秒 ÷ 86,400秒/日 = 残り日数の目安
600秒は各ブロックの締切ではなく目標平均です。ブロック発見にはばらつきがあり、現在高も進むため、本文では「2028年春ごろ」としています。
サイトごとに次回日時が違うのは異常とは限りません。現在高の取得時刻、最近何ブロックの平均を使うか、10分固定で計算するかが違えば、推定日は前後します。比較するときは目標高1,050,000が一致しているかを先に確認します。
半減期で価格は上がる?ルールと市場を分ける
半減期でプロトコル上確定するのは、対象ブロック以降のブロック補助金の上限です。市場価格はプロトコルに書かれておらず、取引所、通貨、基準時刻、観測期間によって過去データの見え方も変わります。そのため、過去の価格だけを切り出して次回の値動きへ置き換えることはできません。
ルール上、直接変わること
- 補助金が3.125から1.5625 BTCへ減る
- 新規発行の上限ペースが低下する
- 切り替わる条件はブロック高1,050,000
ルールだけでは決まらないこと
- 買い需要と既存保有者の売却量
- 価格の方向、変化率、時期
- 金利、流動性、規制、市場構造
結論:新規供給フローが減ることと、市場価格が上がることは同義ではありません。金融庁も暗号資産の価格変動と損失の可能性を注意喚起しており、半減期は価格保証や買い時の根拠になりません。
新規発行ペースはどの程度減るのか
各ブロックで補助金上限が全額請求され、1日144ブロックと仮定すると、補助金由来の新規発行は現在の約450 BTC/日から、次回後は約225 BTC/日へ減ります。これは新しく加わるフローの名目計算であり、既発行BTC、売りに出される量、買い需要が半分になるという意味ではありません。
3.125 BTC × 144ブロック ≈ 450 BTC/日
1.5625 BTC × 144ブロック ≈ 225 BTC/日
実際の1日あたりブロック数にはばらつきがあります。価格は、この新規発行だけでなく既存保有者の売買と需要側の条件を含む市場で形成されます。
過去4回だけで価格上昇を立証できない3つの理由
- 観測数が少ない:半減期は過去4回で、将来を決める統計的な保証にはなりません。
- 比較条件で結果が変わる:取引所、通貨、基準時刻、30日後・365日後などの観測窓で数値が変わります。
- 外部条件が同じではない:2024年の半減前には、米SECが複数の現物ビットコインETPの上場・取引を承認し、投資アクセスの経路も以前の回と異なりました。金利、流動性、規制、市場参加者も各回で異なります。
過去データを読むときの4つの確認
- 価格源:どの取引所・指数・通貨を使ったか。
- 基準時刻:イベント直前、当日終値、翌日0時のどれか。
- 観測窓:30日、90日、365日、サイクル高値を混ぜていないか。
- 因果の境界:同時期に起きた需要・規制・マクロ要因を無視していないか。
マイナー・手数料・ネットワークへの影響
半減期は、マイナーの収入すべてを同じ割合で減らすイベントではありません。BTC建て補助金は半分になりますが、取引手数料、BTC価格、採掘効率、電力費用によって収益への影響は変わります。
- 補助金が半分になる
対象ブロックから新規発行分が3.125 BTCから1.5625 BTCへ変わる。
- 収益性が変わり得る
同じ設備でも手数料、BTC価格、費用で採算は異なる。
- ハッシュレートが動き得る
採算の合わない設備が停止すれば、総計算力が変化する場合がある。
- 難易度が調整される
メインネットは2016ブロック単位で、目標ペースへ近づくよう難易度を見直す。
半減直後に難易度が即座に半分になるルールではありません。ハッシュレートやネットワーク安全性の将来も、補助金だけからは決められません。
取引手数料は自動的に上がらない
利用者が支払う手数料は、ブロックへ入れたい取引の需要、各取引が提示する手数料率、ブロックの空き状況などで動きます。補助金が減るほどマイナー収入の中で手数料の比重が重要になり得ることと、半減日に手数料水準が上がることは別の話です。
半減期でよくある6つの誤解
保有BTCが半分になる
残高や既発行BTCは減りません。変わるのは対象ブロック以降の補助金です。
4年ごとに同じ日へ来る
210,000ブロックが基準です。ブロック生成の実績ペースで日付は動きます。
取引手数料も半分になる
手数料は半減対象ではありません。補助金と合計してブロック報酬を構成します。
直後から価格が上がる
半減期は市場価格を直接変更するルールではなく、短期の方向も固定されません。
過去4回で次回を予測できる
4例では外部要因を分離できません。過去の観測は将来価格の条件ではありません。
約2,100万BTCが市場へ出回る
理論上限、実際の発行量、利用可能な流通量、売り出される量は異なります。
ビットコイン半減期のよくある質問
次のビットコイン半減期はいつですか?
次回はブロック高1,050,000に到達した時点です。最終更新日時点の単純計算では2028年春ごろが目安ですが、Bitcoinのルールに日付は書かれていません。ブロック生成の進み方で推定日は動きます。
半減期では何が半分になりますか?
新規発行分であるブロック補助金が半分になります。現在の3.125 BTC/ブロックは次回1.5625 BTC/ブロックになります。保有BTCや取引手数料が半分になる仕組みではありません。
半減期後に価格は上がりますか?
上がるとは限りません。半減期で直接変わるのはブロック補助金であり、市場価格は需要、既存保有者の売却、金利、規制、市場構造などにも左右されます。過去4回だけから次回の価格を決めることはできません。
半減期で送金手数料は上がりますか?
手数料はブロックスペース需要と利用者が提示する手数料等で変わり、半減期に連動して自動的に上がるルールはありません。補助金が減るため、マイナー収入の中で手数料の比重が相対的に重要になる可能性とは分けて考えます。
半減期前にビットコインを買うべきですか?
半減期だけでは買い時を判断できません。価格変動、損失許容額、保有目的、費用、保管方法を別々に確認し、説明できない項目がある場合は取引を保留する選択があります。
一次資料・データソース
まとめ
半減期で直接変わるのはブロック補助金です。次回の固定条件はブロック高1,050,000と1.5625 BTC/ブロックで、2028年春ごろという時期は推計です。過去価格を見るときは比較条件と外部要因を分け、半減期だけを売買判断へ置き換えないことが重要です。