Ledger Nano S Plus
特徴:USB-C、ボタン操作、バッテリー不要。メーカー公称のセキュアエレメントはCC EAL6+です。
注意:iOSでは使えません。小型画面で複数段階の確認が必要です。
公式仕様を確認最終更新日:
本ページの最終更新日時点で公式の現行比較ページに掲載されるLedger 5モデルとTrezor 3モデルを、同じ軸で比較しました。結論は「全員に同じ1台」ではありません。利用端末、保有する資産・ネットワーク、端末画面、バックアップ管理の可否を先に確認すると、候補を絞れます。
先に結論:おすすめは用途と自己管理能力で変わります
比較対象:メーカーの現行比較ページに個人向け製品として掲載され、仕様・サポート・真正性確認の公式導線を公開確認できたLedger Stax、Flex、Nano Gen5、Nano X、Nano S Plus、Trezor Safe 7、Safe 5、Safe 3です。Bitcoin専用色、セット商品、法人向け、旧製品は別モデルとして数えていません。
評価方法:対応資産・ネットワーク、OSと接続方式、端末上の確認操作、バックアップと復元、真正性確認、公式サポートの6軸で用途別に整理しました。根拠のない総合点は付けず、広告や成果報酬の有無を並び順に使っていません。メーカー資料は仕様と手順の根拠に限り、他社より安全という優越主張には使いません。
価格と「対応通貨数」:決済通貨、税・送料表示、セールが変動し、対応数もネイティブ資産・トークン・第三者アプリで定義が異なるため、固定値で順位づけしません。候補を絞った後、公式販売画面と対応資産ページを同じ日に照合してください。
ハードウェアウォレットは、暗号資産の価格下落やすべての盗難を防ぐ製品ではありません。秘密鍵をネット接続端末から分離し、オンライン上で鍵を盗まれる一部のリスクを減らせます。一方、バックアップ漏えい・紛失、誤送付、悪意ある取引の承認、物理的な盗難は利用者側に残ります。
暗号資産は価格が大きく変動し、元本は保証されません。製品選びと投資判断は分けて考えてください。
表の認証水準はメーカーが示すセキュアエレメントのCommon Criteria認証です。ウォレット全体や利用者の運用まで含む安全点数ではありません。たとえばNano XのEAL5+と他機種のEAL6+だけを見て、製品全体の優劣を決めることはできません。
| モデル | 画面・操作 | 接続・モバイル | 公称チップ認証 | 候補になりやすい用途 |
|---|---|---|---|---|
| Ledger Nano S Plus | 1.1型 OLED 2ボタン |
USB-C PC・Android iOS非対応 |
CC EAL6+ | バッテリー不要の有線運用。小型画面での複数段階確認を苦にしない人。 |
| Ledger Nano X | 1.1型 OLED 2ボタン |
USB-C・Bluetooth iOS・Android |
CC EAL5+ | 小型端末の携帯性とスマートフォン接続を両立したい人。 |
| Ledger Nano Gen5 | 2.8型 E Ink タッチ |
USB-C・Bluetooth・NFC iOS 15+・Android 10+ |
CC EAL6+ | モバイル接続とタッチ操作を使い、署名内容をNano系より大きく見たい人。 |
| Ledger Flex | 2.8型 E Ink タッチ |
USB-C・Bluetooth・NFC iOS・Android |
CC EAL6+ | 大きめの高解像度画面でアドレスや取引内容を確認したい人。 |
| Ledger Stax | 3.7型 曲面E Ink タッチ |
USB-C・Bluetooth・NFC・Qi充電 iOS・Android |
CC EAL6+ | Ledgerの現行比較で最も大きい画面とワイヤレス充電を重視する人。 |
| Trezor Safe 3 | 0.96型 OLED 2ボタン |
USB-C PC・Android iOSは機能限定 |
CC EAL6+ | Trezorのソフトウェア公開方針と、シンプルな有線・ボタン操作を重視する人。 |
| Trezor Safe 5 | 1.54型 カラー タッチ・触覚フィードバック |
USB-C PC・Android iOSは機能限定 |
CC EAL6+ | Trezorの公開設計を選びつつ、PIN・復元・署名をタッチ画面で操作したい人。 |
| Trezor Safe 7 | 2.5型 カラー タッチ・触覚フィードバック |
USB-C・Bluetooth・Qi充電 iOSを含むフルモバイル対応 |
EAL6+を含むデュアルSE構成 | TrezorでiPhoneを含む無線運用と大画面、2つのセキュアエレメントを重視する人。 |
※OS要件、アプリ機能、対応資産、販売状況は更新されます。「iOS対応」でも閲覧・受取だけの場合と、初期設定・送付・管理まで行える場合があります。購入前にモデル別公式ページで、自分が行う操作まで確認してください。
固定価格を表に載せない理由:公式ストアの価格は地域、決済通貨、税・送料、セールで変わります。「安いモデル」を決めるときは候補2台の公式販売画面を同じ日に開き、最終確認画面までの総額と必要なケーブルを比較してください。第三者販売店の値札だけで真正性を判断しないことも重要です。
順位を付けると、iPhone利用者とPC有線利用者、ボタン操作を好む人と大画面を必要とする人を同じ物差しで扱うことになります。ここでは、最初に確認すべき条件ごとに候補を分けます。
Nano S Plus / Trezor Safe 3
PCまたはAndroidでUSB-Cを使い、ボタン操作で署名する候補です。iPhone中心ならこの2台を先に外し、無線対応モデルへ進みます。
Nano X / Gen5 / Flex / Stax / Safe 7
iPhoneから送付や設定まで行うなら、メーカー公式がフル機能を示すモデルから選びます。接続できることと、必要な操作ができることを区別します。
Gen5 / Flex / Stax / Safe 5 / Safe 7
長いアドレスや取引内容を端末側で読みやすくしたい人向けです。画面が大きくても、受取人の本人性は別経路で照合します。
Trezor Safe 3 / 5 / 7
Trezorは公式にソフトウェアのソース公開方針を示しています。公開性、セキュアエレメント、操作性、復元方式を別々に評価します。
対応銘柄数ではなく「自分の資産 × ネットワーク × 操作」を確認:同じUSDTでも複数ネットワークがあり、端末が鍵を扱えても公式アプリだけでは操作できず第三者ウォレットが必要な場合があります。銘柄名だけでなく、送受信するネットワーク、利用アプリ、署名可能な操作をメーカー対応表で照合してください。
金融庁は、事業者ではなく利用者自身が秘密鍵を管理するものを「アンホステッド・ウォレット」と説明しています。秘密鍵の管理主体が変わると、回復手段と事故時の責任も変わります。ハードウェアを買う前に、次の順で判断してください。
向いているのは、低頻度で動かす資産を分け、バックアップと復元確認を継続できる人です。本ページでは、根拠を示せない「○円以上なら必須」という資産額だけの線引きはしません。日常利用用と長期保管用を分け、事故時の損失範囲を限定する考え方が実務的です。
ウォレットの種類、ホット/コールド、カストディ/セルフカストディの全体像は暗号資産ウォレットの仕組みと選び方、秘密鍵とバックアップの技術的な関係は秘密鍵・公開鍵・シードフレーズの解説に分けています。このページではハードウェアの選定と導入だけを扱います。
「数千種類対応」という総数ではなく、自分が保有する資産をどのネットワークで送受信し、公式アプリまたはどの第三者アプリで操作するかを確認します。購入前に公式対応表で検索し、受取だけでなく送付・署名までの導線を読みます。
USB、Bluetooth、NFCの有無だけでなく、Windows・macOS・Linux・Android・iOSの要件を確認します。Trezor Safe 3・5はiOSで残高確認や受取など一部機能を使えても、初期設定・送付・端末管理には制限があります。iPhoneだけで完結させたい人は購入前に除外できます。
PCやスマートフォンがマルウェアで表示を書き換えても、信頼するのは署名端末の画面です。受取アドレス、送付先、資産、金額、ネットワーク、スマートコントラクトの内容を表示できる範囲を確認します。ただし端末は、表示されたアドレスが本来の相手のものかまでは知りません。
バックアップは一律12語・24語ではありません。製品と設定によりBIP39の12語・24語、SLIP39系の20語、複数シェアなどがあり、パスフレーズを使う場合は一文字の違いで別ウォレットになります。別メーカーでの復元を前提にするなら、形式、導出方式、対象資産、アプリの互換性まで確認します。
公式・正規販売元、封印、初期状態、ファームウェア署名、メーカーの真正性確認機能を確認します。セキュアエレメントのEALは特定の評価対象と範囲に対する保証水準で、利用者のバックアップ運用やフィッシング耐性まで採点する数字ではありません。ソフトウェア公開の範囲も、どの部品まで対象かを分けて見ます。
本体価格だけでなく、送料・税の表示、決済通貨、必要な変換ケーブル、予備端末の考え方、メーカーの更新・サポート方針を含めます。期間限定セールは機能差ではないため、評価順位には使いません。
Ledgerの公式比較では、Nano S PlusとNano Xを小型のクラシック型、Nano Gen5・Flex・Staxをタッチスクリーン型として整理できます。対応資産はLedger Walletアプリで直接扱う範囲と第三者ウォレット連携を分けて確認します。
特徴:USB-C、ボタン操作、バッテリー不要。メーカー公称のセキュアエレメントはCC EAL6+です。
注意:iOSでは使えません。小型画面で複数段階の確認が必要です。
公式仕様を確認特徴:USB-CとBluetoothで、iOS・Android・PCに接続できます。小型のボタン式です。
注意:公称認証はCC EAL5+です。EALの数字だけで他モデルより劣るとは判断しません。
公式仕様を確認特徴:2.8型E Inkタッチ画面、USB-C・Bluetooth・NFC。iOS 15以降、Android 10以降を公式要件としています。
注意:名称にNanoが入りますが、従来の細長いボタン式とは形状・操作が異なります。
公式仕様を確認特徴:2.8型の高解像度E Inkタッチ画面、USB-C・Bluetooth・NFCに対応します。
注意:スマートフォン対応だけでなく、利用資産をLedger Walletで直接扱えるか、第三者アプリが必要かを確認します。
公式仕様を確認特徴:3.7型の曲面E Inkタッチ画面、USB-C・Bluetooth・NFC・Qi充電に対応します。
注意:画面と充電方式が必要かを先に判断し、FlexやGen5との差額を同日の公式販売画面で比較します。
公式仕様を確認Trezorの現行比較はSafe 7、Safe 5、Safe 3が中心です。3機種ともセキュアエレメントと公式のデバイス認証導線を備え、ソフトウェアの公開方針を示しています。操作・接続・ハードウェア構成は同じではありません。
特徴:0.96型モノクロ画面、2ボタン、USB-C。メーカー公称のセキュアエレメントはCC EAL6+です。
注意:iOSでは確認・受取などに機能が限られ、設定・送付・端末管理はできません。
公式仕様を確認特徴:1.54型カラータッチ画面と触覚フィードバック、USB-C、CC EAL6+のセキュアエレメントです。
注意:Safe 3と同様にiOS機能は限定されます。iPhoneだけで初期設定・送付まで完結しません。
公式仕様を確認特徴:2.5型カラータッチ画面、Bluetooth、USB-C、Qi充電、iOSを含むモバイル運用。2つのセキュアエレメントとMCUの構成を公式が開示しています。
注意:多機能さが自分の運用に必要かを確認します。無線が不要ならUSB-C接続だけで使う選択肢もあります。
公式仕様を確認旧ページのTrezor Model Tを現行おすすめから外した理由:Trezor公式はModel OneとModel Tについて、2026年1月8日から公式e-shopでの販売を終了したと案内しています。既存利用者へのサポート継続と、新規購入候補であることは別です。現在持っている端末を直ちに捨てる必要があるという意味ではありません。
ハードウェアの強みは、正規端末を自分で初期化し、端末画面で署名内容を確認して初めて生かせます。大きな残高を最初から移さず、復元確認とテストを先に完了します。
端末画面を見ても防げないこと:表示された送付先が詐欺師のアドレスなら、正しく署名しても被害になります。別の信頼できる連絡経路で相手のアドレスを確認し、アドレス先頭・末尾だけでなく全文、資産、ネットワーク、金額を読みます。スマートコントラクト承認は対象と上限も確認します。
端末の故障より重大なのは、バックアップを失うことと、第三者に読まれることです。バックアップを入手した人は別端末からウォレットを復元できる可能性があります。
バックアップが安全なら復元経路を確保
互換する端末・アプリ、正しい語順、パスフレーズ、対象資産の復元手順が必要です。新端末は公式・正規経路から入手します。
端末が動くうちに新しいウォレットへ
端末へまだアクセスできるなら、新しいバックアップで作ったウォレットへ移すことを検討します。端末も失うと復元できないおそれがあります。
PIN変更だけでは足りない
第三者が別端末で復元できる可能性があるため、新しいバックアップのウォレットを安全な端末で作り、残存資産を移します。
| 状況 | まず止めること | 初動 |
|---|---|---|
| サポートを名乗る相手がバックアップを要求 | 入力、画面共有、遠隔操作、返信を止める | ブックマークまたは公式アプリからメーカー公式窓口を開き、連絡の真偽を確認する。正当なサポートは復元情報を要求しません。 |
| 誤アドレス・誤ネットワークへ送付 | 追加送付を止める | txid、画面、時刻を保存し、受取側が事業者なら公式窓口へ相談する。確定後は利用者側で取り消せない場合が多く、回収を前提にしません。 |
| 端末を紛失・盗難 | 非公式の回収代行へ秘密を渡さない | バックアップが安全か確認し、公式・正規端末で復元する。盗難やPIN漏えいの疑いがあれば、新しいバックアップのウォレットへ移すことを検討します。 |
| バックアップの漏えい・ウェブ入力 | そのバックアップを安全だとみなさない | 安全な端末で新しいバックアップを生成し、残存資産を新アドレスへ移す。PIN変更だけで解決したと判断しません。 |
| 身に覚えのない取引 | 同じ端末・アプリで追加承認しない | 残存資産の保護、接続解除、証拠保全を優先し、警察のサイバー相談窓口へ相談する。「回収できる」と持ちかける相手へ先払い・秘密情報を渡しません。 |
交換業者のアカウント防御、フィッシング、多要素認証の全体像は暗号資産のセキュリティ対策、登録業者の管理体制は暗号資産取引所の安全性比較に分けています。
いいえ。オンチェーン送付を使わず、オフラインのバックアップを安全に管理できない場合は、金融庁・財務局の登録業者で多要素認証を使う方が運用を単純にできることがあります。秘密鍵の管理主体を自分へ移す必要性と、復元責任を引き受けられるかで判断します。
利用する資産とネットワークへの対応、iPhone・Android・PCとの接続、端末画面の見やすさ、バックアップ方式、公式の真正性確認手順を同じ順に比べてください。メーカー名だけで一律に優劣は決まりません。購入前に候補モデルの公式対応表を確認します。
暗号資産そのものは端末内ではなくブロックチェーン上に記録されます。互換するバックアップ、必要なパスフレーズ、対象資産の復元手順がそろっていれば別端末でアクセスを復元できます。ただし、端末と有効なバックアップの両方を失うと、メーカーも復元できません。
写真、スクリーンショット、メール、チャット、一般的なクラウド保存は避けます。画像や入力内容が同期・漏えいすると、端末が手元にあっても第三者が復元できるおそれがあります。端末が生成した語句を順番どおりオフラインで記録し、公式のバックアップ確認機能で照合します。
本ページでは候補にしません。メーカー公式ストアまたはメーカーが示す正規販売元から入手し、封印、同梱物、真正性確認、初期状態を公式手順で確認します。設定済みのPINやバックアップ語句が付いている端末、改ざんの疑いがある端末には資産を送らず、公式サポートへ確認します。
防げない場合があります。端末は署名対象のアドレスや金額を表示できますが、その相手が本当に意図した受取人かまでは判定しません。偽サイトで復元情報を入力する、誤ったネットワークを選ぶ、悪意ある取引を自分で承認する、といった事故は別の確認が必要です。
製品仕様・OS・対応資産・販売状況は変わるため、購入・復元・送付の直前にも該当モデルの公式ページを確認してください。本ページはメーカー製品の市場全体を網羅した販売数ランキングではありません。
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