イーサリアムを買う前に

イーサリアム(ETH)おすすめ取引所比較
手数料・送金・ステーキングで選ぶ

最終更新日: / 編集:金融ナンバーワンサイト

ETHの購入先は、買った後に何をするかで選ぶと絞りやすくなります。口座に置いておくなら売買条件と報酬の受取設定、自分のウォレットで使うなら送金ネットワークと最低数量も確認したいところです。

国内5サービスのETH/JPY現物を比較しました。Ethereumへ送るならGMOコイン・SBI VCトレードの送金手数料無料、ArbitrumやOP Mainnetへ直接送るならbitbankの対応が比較の出発点です。CoincheckはETHの板取引手数料が0%。ただし、料率だけでは実際の購入総額は決まりません。

ETHの価格は大きく変動し、投資元本を失う可能性があります。ステーキング報酬が付いても円で見た損失を防げるわけではありません。本ページは借入れやレバレッジを使わない現物取引を扱います。

まず、買ったETHをどう使うか決める

比較はページ上部の最終更新日時点の公式公表条件です。GMOコイン、bitbank、SBI VCトレードのVCTRADE、bitFlyer、Coincheckを詳しく扱います。国内全社の総合順位ではありません。対象の選び方は比較範囲と確認方法に記載しました。

ETHの板取引手数料を同じ市場で比較

この表は日本円でETHを買う取引所(板取引)の料金です。同じ会社でも販売所、積立、ETH/BTCなど別のペアにはそのまま当てはまりません。

ETH/JPY現物の公表手数料
サービスMakerTaker料金の条件・公式資料
GMOコイン−0.01%0.05%ETHの料率。公式料金表
bitbank−0.02%0.12%ETH/JPYの料率。公式料金表
SBI VCトレード
VCTRADE
−0.01%0.05%指値の約定はすべてMaker扱い。公式料金表
bitFlyer
Lightning現物
0.01〜0.15%0.01〜0.15%直近30日の取引量で決定。10万円未満は0.15%。公式料金表
Coincheck0%0%ETHの取引所料率。板寄せも0%。公式料金表

マイナス手数料でも、買える価格は別に見る

Makerは板へ注文を置いて流動性を供給する取引、Takerは既存の注文と成立する取引を指します。マイナス手数料は、対象の約定に応じて手数料相当を受け取る仕組みです。利益や約定を保証するものではありません。

指値でもTakerになる取引所があります。一方、SBI VCトレードは上表のとおり指値約定をMaker扱いとしています。注文画面の扱いを確認してから比較するのが確実です。

板にも売り気配と買い気配の差があり、希望する数量によって約定価格が変わります。販売所の「手数料無料」も、売値と買値の差までゼロという意味ではありません。購入前には同じ円予算で手数料を引いた後に何ETHを受け取れるかを見比べます。詳しくはスプレッドと実質コストの見方で説明しています。

10万円分を買う場合と、買って送る場合の違い

ケース1:買ったETHを口座に置いておく

同じ価格で10万円分をTaker購入できたと仮定すると、取引手数料相当はGMO・SBIが各50円、bitbankが120円、Coincheckが0円です。bitFlyerは適用料率0.15%なら150円相当です。

ここでは送金をしないため、出庫手数料を足しません。Makerで約定した場合はGMO・SBIが10円、bitbankが20円を受け取る計算ですが、待っている間に価格が変わったり、注文が成立しなかったりすることもあります。

ケース2:購入後、Ethereumへ1回送る

同じ10万円のTaker購入に、1 ETH=50万円という仮定を加えます。bitbankのEthereum出庫料0.005 ETHは2,500円相当なので、売買手数料120円と合わせて2,620円相当。GMO・SBIは出庫料無料のため、この2項目では各50円です。

ただし、使う先がArbitrumなら条件が変わります。bitbankのArbitrum出庫料0.00042 ETHは同じ仮定で210円相当、売買分との合計は330円相当です。Ethereumへの送付とArbitrumへの送付は、受け取る場所が違うため同じ結果として比較できません。送金先の条件から選び直すことが先です。

計算範囲:購入額×料率、出庫数量×仮定ETH価格の単純計算です。実際の相場・約定価格差・スリッページ・丸め・日本円の入出金・売却・税・ブリッジ・ウォレット操作のガス代は含めません。10万円は手数料込み予算ではなく約定代金です。bitFlyerの手数料は約定数量を基準とするため円相当で示しました。Coincheckの出庫料は変動制で、実際の送金画面の適用額を使って別途計算します。

送金は「ネットワーク → 数量 → 手数料」の順に確認

ウォレットのアドレスが同じ形でも、受取側が対応するネットワークは同じとは限りません。受取側と出庫側で、ネットワーク名までそろえる必要があります。ETHとイーサリアムクラシック(ETC)も別の暗号資産です。

ETHを外部へ送るときの条件
サービス出庫ネットワーク出庫手数料最低数量・確認事項
GMOコインEthereum無料原則0.1 ETH/回。全額送付・GMO内送付は最低数量の制限なし。公式の送付条件
bitbankEthereum
Arbitrum
OP Mainnet
Ethereum:0.005 ETH
Arbitrum・OP:各0.00042 ETH
いずれも0.001 ETH。手数料分も用意。公式の出金条件
SBI VCトレード
VCTRADE
Ethereum
L2・サイドチェーンは非対応
無料公表上の最小値は0.000000000000000001 ETH。受取側の最低数量も確認。公式の入出庫条件
bitFlyerEthereum0.005 ETH最低送付0.001 ETH。手数料分も用意。公式の手数料・送付数量
CoincheckEthereum変動制
公表区分0.005〜0.16 ETH
適用手数料・送金可能数量は送金画面で確認。最小区分が常に適用されるわけではありません。公式の変動ルール

購入後、0.2 ETHのうち0.02 ETHだけ外部のウォレットへ送りたいなら

GMOコインでは原則の0.1 ETHに届かず、全額送付でもないため、そのままの数量では送れません。Ethereumで受け取るならSBIの条件を、Arbitrumで受け取るならbitbankの条件を確認する、という順で候補を選び直せます。これは購入先を選ぶ段階の比較です。既に他社で保有しているETHを移す場合は、元の口座の送付条件も満たす必要があります。受取先の最低入金額や送付先制限も別に確認します。

「送金無料」と「ガス代無料」は別

上表は取引所から出すときの料金です。着金後に自分のウォレットから送金したり、NFT・DeFiを使ったりすると、そのネットワークのガス代などがかかります。EthereumからL2へ移すブリッジには、別の費用や待ち時間、サービス固有のリスクもあります。ガス代の仕組みと確認方法を押さえてから、利用先の費用まで見積もります。

送付先の登録・確認、メンテナンス、日本円の入金方法による出庫制限も確認事項です。たとえばGMOコインではPay-easy入金額に相当する暗号資産の送付が7日間制限されます。送金先が別の取引所なら、トラベルルールと送付先の制限も関係します。

ETHステーキングは「対応」より受取条件を見る

比較対象の5サービスはいずれもETHステーキングに対応しています。ただし、設定が必要か、どの残高を数えるか、いつ付与されるかは異なります。受け取る準備ができているかを先に確認しましょう。申込不要でも、規約への同意や受取を無効にしていないかの確認は必要です。

保有中の報酬を受け取るための主な条件
サービス開始・受取設定付与の目安見落としやすい条件
GMOコイン対象ETHを保有。申込不要毎月10〜17日平均保有数量で配分。保有時期により初回は2か月後以降の場合あり。公式ルール
bitbank受取設定を有効化毎週月曜、朝8時頃2026年8月25日開始。参考年率を確約利率と読まない。公式サービス
SBI VCトレード
VCTRADE
対象ETHを保有。申込不要翌月15日まで
通常は7営業日以内
前月の平均保有数量などに応じて配分。BITPOINTとは別条件。公式ルール
bitFlyer対象月の前月末までに受取を有効化対象月の翌月第2金曜設定は6か月で失効。期限1週間前から更新可能。公式ルール
Coincheck対象ETHを保有すると自動開始28日ごとの水曜売り注文で拘束されたETH、貸出中、外部送信申請中などは残高計算から除外。公式の計算条件

各社の年率は、参考値か実績か、会社が得た報酬か手数料控除後の利用者分かを区別する必要があります。時期と計算方法が違う数値を並べても、どこで多く受け取れるかは決まりません。このページでは固定利回りの順位を付けず、受取の条件を比べています。

報酬は変動し、付与なし・減額となる場合もあります。通常の売買や送付ができるサービスでも、停止や障害までないとはいえません。ステーキングの仕組みとリスクを確認し、ETHの価格下落や預け先のリスクも含めて判断します。

5サービスは、ここを見て使い分ける

Ethereumへの送付を考える人に

GMOコイン

ETHの板取引と送付料無料を一緒に比較したい場合の候補です。少額を残高の一部だけ送りたい人は、0.1 ETHの下限が先に確認するポイントになります。自動のステーキング報酬もありますが、買った直後から毎月一定額を受け取れるわけではありません。

GMOコインの公式サイト

Arbitrum・OP Mainnetも使う人に

bitbank

ETHの出庫ネットワークを選べる点が特徴です。Makerの料率だけを見て選ぶより、受取先との一致、出庫手数料、注文が成立する条件まで合わせて見ると使い道がはっきりします。ETHステーキングを使う場合は、受取設定の有効化を忘れないようにします。

bitbankの公式サイト

Ethereumへ小口で送る人に

SBI VCトレード(VCTRADE)

ETHの出庫料が無料で、細かい数量の出庫に対応しています。ただし、L2への直接送付には対応していません。まずEthereumで受け取れるかを確認します。SBI VCトレードが案内するBITPOINTサービスの条件を、VCTRADEに読み替えないことも大切です。

SBI VCトレードの公式サイト

Lightning現物の条件を比較したい人に

bitFlyer

ETH/JPYを板で買う入口はLightning現物です。販売所とは画面も料金の仕組みも異なります。適用手数料は自分の直近30日の取引量で確認し、保有報酬を使うなら受取設定の期限も確認します。外部へ送る予定がある場合は0.005 ETHの送付料を加えて比較します。

bitFlyerの公式サイト

ETHの板取引手数料0%を比較したい人に

Coincheck

ETHは販売所だけでなく取引所でも買えます。板取引の公表手数料が0%でも、注文したい数量と価格が合うかは別に確認します。外へ送る人は変動制の出庫手数料、保有報酬を受け取りたい人は売り注文などによる残高の除外が注意点です。

Coincheckの公式サイト

使い道から比較し直す / ETH/JPYの料金表へ戻る

購入前から送金まで、確認する順番

  1. 用途を決める。保有するのか、外部で使うのか。外へ送るなら受取ネットワークと最低入金数量を先に確認します。
  2. 国内サービスの公式サイトで口座開設・本人確認を行う。既に口座がある場合も、そのサービスでETH/JPY現物を使えるかを確認します。
  3. 日本円の入金方法を選ぶ。入金手数料だけでなく、入金後の出庫制限も確認します。
  4. ETH/JPYの現物画面を開く。板取引と販売所を区別し、最小注文数量、買付数量、価格、適用手数料を確認して注文します。1 ETHを丸ごと買う必要はありません。
  5. 約定履歴と残高を確認する。指値を入れただけでは購入完了ではありません。保有するなら報酬設定を、外へ送るなら手数料を差し引いた受取数量まで確認します。

初めて使う宛先へ送る際は、少額で着金を確認できるかを各社の最低数量と照合します。全額送付の例外を使うと、少額テストにならない場合があります。鍵や復元用フレーズの管理に不安がある人は、先にウォレットの選び方と管理上の注意を確認してください。

ETHそのものの役割やビットコインとの違いを知りたい場合は、イーサリアムの仕組みへ。購入後の使い方はNFT購入の手順やDeFiの仕組みと注意点で別に扱っています。

比較範囲と確認方法

本ページは、ETH/JPYの板取引・外部送付・ETH保有報酬の条件を確認できる5サービスを継続して比較しています。手数料の項目をそろえ、送付先と数量を変えたときに候補を選び直せるように整理しました。サービスの利用体験や売買板の同時実測に基づく評価ではありません。

OKJ、BitTrade、Binance Japan、ZaifなどにもETHの取扱いがあります。ここに載せた5社だけが購入先という意味ではありません。銘柄やサービス全体から探す場合は暗号資産取引所の総合比較へ進めます。BITPOINTは2026年7月31日に新規口座開設の受付を終了しているため、新規の購入先候補とは分けています。

登録業者は金融庁の暗号資産交換業者登録一覧、商品条件は各表の公式料金・サービス資料で照合しました。登録は暗号資産の価値や安全性を保証するものではありません。変更があるため、注文・送付の直前には公式画面の適用条件も確認してください。

編集・確認:金融ナンバーワンサイト。調査・構成・公式資料との照合にAIを利用しています。掲載した試算は、記載の仮定による計算です。編集方針 / 比較・ランキングの考え方

選ぶ基準は、買値と「その後にできること」

保有するなら売買条件と報酬設定、送るならネットワークと数量から確認します。料金の安さは、その条件で実際に使えることを確認してから比べると判断しやすくなります。

3つの使い道から候補を確認する

あわせて読みたい