クレヒスとは?確認方法とCICの記号・支払い履歴の見方

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編集:金融ナンバーワンサイト

クレヒスは「クレジットヒストリー」の略で、クレジットカードやローンの契約・利用・支払いの履歴を指します。自分の記録は、信用情報機関へ情報開示を申し込むと確認できます。

報告書を見るときは、記号を数える前に「誰の、どの契約について、いつ報告された情報か」を確かめましょう。この記事では、開示先の選び方から、CICの記号や支払い履歴の読み方、日ごろの管理まで順に説明します。

支払日を過ぎている場合は、開示結果を待たず契約会社へ。現在の支払い方法と未払い額を確認してください。準備することはカードの支払いが遅れたときの対応で確認できます。

クレヒスに記録されるのは、契約と支払いの事実

信用情報機関は、加盟する会社からカードやローンなどの契約内容、残高、支払い状況などを集めています。カード会社等は、そうした情報を自社の審査や契約中の確認に使います。信用情報機関がカードの審査をして、合否を決めるわけではありません。

クレヒスという言葉から「カードを使った回数」だけを想像するかもしれませんが、借入れや分割購入も関わります。一方、毎月払っているお金がすべて信用情報になるわけではありません。

同じ買い物・生活費でも、契約と支払方法で変わる
契約・支払い確認するポイント
自分が本会員のカード・ローン自分の契約と支払いの記録。登録先は、契約会社の加盟する信用情報機関で確認する。
本会員がまとめて払う家族カード支払責任は本会員にある。家族会員としての利用を、自分が本会員となった契約・返済実績と同じには扱わない。
スマホ本体の分割払い端末代の分割購入は信用取引。通話・通信の料金とは分けて確認する。
通信料・公共料金の直接払い通信料だけの支払い、電気・ガス等を口座振替などで直接払う取引は、カードやローンの信用情報とは別。
通信料・公共料金のカード払いカード会社への支払い状況が関わる。カードの請求を遅らせれば、延滞情報が登録される場合がある。

根拠:CICの信用情報の説明、JICCの携帯電話料金FAQ、CICの公共料金FAQ。家族カードの支払責任は、三井住友カード会員規約の第2条など、利用中のカードの規約で確認してください。

家族カードは生活費をまとめるのに役立ちますが、家族会員として使い続けることと、自分名義の契約を持つことには違いがあります。本会員のカードと家族カードの違いも参考にしてください。

クレヒスの確認方法|契約先の加盟機関へ開示を申し込む

まず、契約会社の規約や「個人信用情報機関への登録・利用」の同意条項で、加盟している機関を調べます。CIC、JICC、全国銀行個人信用情報センター(KSC)はそれぞれ保有する情報が異なり、一つの開示結果に全機関の情報が載るわけではありません。

「銀行系のカードだからKSC」「クレジットカードだからCICだけ」と名前で決めず、気になる契約の登録先を確認しましょう。分からなければ契約会社に尋ねられます。

CICのネット開示は、初回はスマートフォンから

CICのインターネット開示は、初回はスマートフォンで手続きし、手数料は500円(税込)です。有効な署名用電子証明書を備えた本人のマイナンバーカード、認証用の「マイナPocket」アプリ、カード会社等へ届け出た電話番号などを準備します。対応環境と決済方法はCICの最新の申込み案内で確認してください。

  1. 1.CIC公式サイトで準備するものを確認アプリを用意した後、CICのサイトから手続きを進めます。マイナPocketだけでは開示を始められません。
  2. 2.届け出ている電話番号で受付番号を取得案内に従って発信します。CICに登録されているものと違う電話番号では、正しい情報を確認できない場合があります。
  3. 3.本人確認・必要情報の入力・支払いマイナンバーカードで認証し、氏名や過去の電話番号などを案内どおり入力。手数料を支払います。
  4. 4.開示報告書を保存ダウンロードの案内に従ってPDFを保存します。契約情報を含むので、共有端末への保存や、SNSへの掲載は避けましょう。

スマートフォンやマイナンバーカードの条件を満たせない場合は、同じ公式サイトの郵送による開示案内を確認してください。ネット手続きの条件を無理に満たそうとする必要はありません。

本人開示は、カードやローンへの新規申込みではありません。自分の情報を確かめるための手続きです。たとえばJICCは、本人が開示を申し込んだ事実を加盟会員が知ることはないと案内しています。会社が新規審査のために行う照会と分けて考えましょう。

CICの報告書は、記号の前に契約と報告日を読む

ここからはCICの「信用情報開示報告書」を扱います。JICCやKSCの記号・項目へそのまま当てはめず、それぞれの報告書の説明を使ってください。

  1. 1.「登録元会社」と「契約内容」どの会社の、何の契約かを確かめます。カード会社の社名変更やローンの保証契約など、普段見ているサービス名と違う場合もあります。
  2. 2.「報告日」と「請求額・入金額・残債額」報告日は、その会社で利用状況が確定した日。入金額は報告日までに入金した金額を示すので、請求額と対応させて読みます。手元の最新明細と比べるなら、情報の時点をそろえます。
  3. 3.「入金状況」の年月と記号各月にどのような入金があったかを読みます。左端が最新で、右へ進むほど過去の情報です。
  4. 4.「返済状況」「終了状況」「保有期限」未払いに関する表示や契約の継続・終了を確認。残高だけで情報の保存期限を判断しません。

報告書を手元に置いて、CICの表示項目の説明(PDF)と照らすと、欄の意味を一つずつ確認できます。

入金状況の並び方

左が新しく、右が古い順です。記号と、その上にある年月を一緒に読みます。

最新の月$
1か月前$
2か月前−

並び方だけを示した説明用の例です。実際の個人の報告書や審査結果ではありません。入金状況欄は最大24か月分を表示します。

CICの入金記号|$・P・A・ハイフン・空欄の意味

入金状況の記号は、請求に対してどのような入金があったかを表します。記号そのものが審査の点数ではなく、$の数だけで合格・不合格は分かりません。

CICの入金状況欄に表示される8種類
記号表していること
$請求された金額を満たす入金があった。
P入金はあったが、請求額の一部だった。
R本人ではない人などから入金があった。
A本人の事情により、約束した日に入金がなかった。
B本人の事情によらない理由で入金がなかった。
C入金がなく、その理由が分かっていない。
−請求・入金のどちらもなかった。
空欄登録する会社から情報の更新がなかった。

CICの表示項目の説明(PDF、3ページ)をもとに要約しています。使っていない月には、ハイフンや空欄が表示されることもあります。

Aと「異動」は、別の欄を見ています

Aは、その月に本人の事情で期日までの入金がなかったという表示です。一方、「返済状況」欄の異動には、返済日から61日以上または3か月以上の延滞がある・あった場合など、CICが定める条件があります。

Aを一つ見つけただけで異動や審査否決と決めつけず、該当月の支払いと「返済状況」を確認します。現在も未払いなら、登録されるまでの日数を待つのではなく、契約会社に支払い方法を確認してください。

同じ5,000円の入金でも、請求額によって意味が変わる

比べる相手は「借りた総額」だけでなく、その支払日に請求された金額です。リボ払いをしているというだけで、Pと決まるわけではありません。次は、ほかの未払いがなく、その月の請求と期日までの入金だけを比べる説明用の例です。

例1:請求された全額を払った

請求5,000円 → 入金5,000円

その月の請求額を満たしています。$は、こうした請求相当額以上の入金を表す記号です。

リボの契約であっても、手数料などを含めた当月の請求全額が5,000円で、それを払ったなら「一部しか払っていない」とは考えません。

例2:請求の一部だけ払った

請求10,000円 → 入金5,000円

入金額は例1と同じでも、請求に対して5,000円不足しています。Pが表す「請求の一部への入金」とは、この関係です。

「毎月5,000円は払っている」だけでは確認が足りません。今月いくら請求されたか、未払いがいくらあるかを見ます。

請求も入金も0円の月は、別のケースです。ハイフンは両方がなかったことを、空欄は会社から更新がなかったことを表します。「空欄だから支払いが遅れた」とは読めません。

実際の記号は、登録元の会社が報告した内容で確認します。支払日や報告日、前月までの未払いが違えば、この例をそのまま当てはめられません。明細と合わないときは、登録元会社に該当月の請求額と入金の扱いを尋ねてください。

入金状況の24か月と、信用情報の保有期間は別

24か月は、CICの入金状況欄に並ぶ月数です。契約情報そのものが2年で消えるという意味ではありません。CICのクレジット情報は、契約中と契約終了後5年以内が保有期間です。申込情報は、会社が情報を照会した日から6か月間と、対象も起点も異なります。

残高0円で、カードは契約中

今の支払いが済んでいても、カードの契約が続いている場合です。残高ゼロだけを見て「今日から5年後に契約情報が消える」とは計算できません。

残高0円で、解約も済んだ

カードでは、残高がなく解約したものが「終了状況」の完了に当たります。実際に終了が報告されているか、報告書の終了状況と保有期限を確かめます。

CICの説明では、残債額が0円で終了状況が登録されている場合、保有期限は報告日から5年間です。表示された年月の月末に情報が削除されます。支払った日・解約を申し込んだ日・報告日を同じ日として扱わないことが大切です。

契約が終了して更新されなくなった入金状況を、時間がたてば毎月押し出される前提で読まないでください。Aが表示された月に2年を足すだけでは、その記録がいつ見えなくなるかは判断できません。

根拠:CICが保有する信用情報、保有期限・終了状況の項目説明(PDF)。JICCやKSCの保有期間へ、この説明を一律に当てはめないでください。

記録がない・入金が未反映・内容が違うときの確認先

情報が見つからなかったとき

まず、調べたい契約会社の加盟機関、開示に使った氏名や電話番号を確認します。過去に使っていた電話番号など、必要な情報を入力できていたかも、開示先の案内で見直してください。

信用取引の経験がない場合や、過去の情報が保有期間を過ぎている場合もあります。「記録なし」だけで、過去に延滞した人だと判断したり、審査に必ず落ちると考えたりする必要はありません。CICも、信用情報がないことを含め、各社がほかの情報と合わせて判断すると説明しています。

払ったばかりなのに、残高や未入金表示が変わらないとき

報告日が、その支払いより前になっていないかを見ます。クレジット情報の更新は原則月1回で、会社ごとに時期が違います。引落し直後に開示しても、最新の入金がまだ反映されていないことがあります。必要なら、入金確認と次の報告時期を登録元会社へ尋ねましょう。

CICの登録・更新時期の案内。貸金業法に基づく個人信用情報には別の更新条件があり、すべての項目が月1回という意味ではありません。

事実と違う記録・覚えのない契約があるとき

最初の問い合わせ先は、報告書に載っている登録元会社です。該当する契約、年月、請求・入金の記録を手元に置き、どこが違うと考えているか伝えます。社名の変更や保証契約ではないかも確認してください。

問い合わせの伝え方

「CICの報告書で、御社の○○契約の○月の入金状況がAになっています。手元には○月○日に○円を支払った記録があります。当月の請求額、入金の確認日、登録内容を調べていただけますか」

状況に応じて言い換えるための例です。報告書の全ページを第三者へ送る必要はありません。

登録元との確認で解決せず、誤りの可能性がある場合は、CICへ調査を依頼できることがあります。手順はCICの訂正に関する案内へ。なお、事実どおりの情報を、希望だけで訂正・削除することはできません。

良好なクレヒスを「育てる」なら、今の支払いを整える

履歴をよくするために、買い物の金額や借入れを増やす必要はありません。まずは必要な支出を無理のない範囲で使い、請求された金額を期日までに払える状態にすることです。

  1. 請求額と支払日を、明細で確認する。分割やリボがあれば、毎月の支払いだけでなく残高と手数料も見ます。
  2. 引落口座に必要な残高を用意する。同じ日に落ちる別の支払いも含めて確認し、入金が必要なら金融機関の案内に合わせて早めに準備します。
  3. 管理しきれない利用を増やさない。カードの利用通知や家計の記録を使い、自分が把握できる範囲に収めます。
  4. 支払いが難しいと分かったら、契約会社へ相談する。放置せず、未払い額や利用できる手続きの説明を受けます。

いまある分割払いの返済を整理したい場合は、分割払いの手数料と支払い計画へ。履歴を作る目的だけで、新しい分割契約を結ぶ必要はありません。

何か月続ければ、審査に通る?

すべての会社に共通する月数や、必要な$の数は公表されていません。「6か月で信用ができる」「24か月なら上位カードに通る」とは言えず、開示した情報だけで否決理由も特定できません。

CICには、取引情報を分析した指数と算出理由を示すクレジット・ガイダンスもあります。ただし、その指数がカード会社共通の合格点になるわけではありません。契約や支払いの記録を確認する手がかりとして使い、審査結果とは分けて読みましょう。

出典・制作方法

記号や期間の定義はCIC、生活費との関係はCIC・JICC、開示は各信用情報機関の公式案内を確認し、該当する説明の近くにリンクを置いています。

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