クレジットカード

楽天カードのメリット・デメリット

楽天カードは14年連続で顧客満足度No.1を獲得し、発行枚数は3,000万枚を突破した年会費無料カードだ。基本還元率1.0%と楽天市場でのSPU最大3.0%還元は魅力的だが、利用前に知っておきたいデメリットも存在する。公共料金での還元率低下やETCカードの年会費など、メリットとデメリットの両面から公平に解説する。

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ヒナコ

ヒナコ

楽天カードって年会費無料でポイントがたくさん貯まるって聞くけど、本当にそんなにお得なの?

トシ

トシ

楽天カードの基本還元率は1.0%で、一般的なカードの0.5%と比べると2倍だ。楽天市場ではSPUで最大3.0%まで上がるから、楽天経済圏を使う人には確かに強いカードだ。

ヒナコ

ヒナコ

でも、いいことばかりじゃないよね?デメリットもあるなら先に知っておきたいな。

トシ

トシ

正直に言えば、公共料金の還元率が0.2%に下がる点やETCカードの年会費550円は見落としやすい弱みだ。メリットだけでなくデメリットも把握した上で判断するのが賢い選び方だ。

楽天カード 4つのメリット

クレジットカード還元率比較 3.0% 2.0% 1.0% 0.5% 0.5% 一般カード 1.0% 楽天カード 最大3.0% SPU活用時 一般カード平均 楽天カード基本還元率 楽天市場SPU適用時
【グラフの読み方】
一般的なクレジットカードの還元率は0.5%前後だ。楽天カードは基本還元率1.0%で一般カードの2倍。さらに楽天市場でSPU(スーパーポイントアッププログラム)を活用すると最大3.0%まで還元率が上がる。年会費無料カードでこの還元率は業界トップクラスだ。

メリット1. 基本還元率1.0%──年会費無料カードで最高水準

楽天カードは100円(税込)の利用につき1楽天ポイントが貯まる。還元率1.0%は年会費無料カードの中でトップクラスの水準だ。月5万円の利用で年間6,000ポイント、月10万円なら年間12,000ポイントが自動的に貯まる計算になる。貯まったポイントは楽天市場での買い物、楽天ペイでの実店舗決済、楽天証券でのポイント投資など使い道が豊富だ。

メリット2. 楽天市場でSPU最大3.0%還元

楽天市場での買い物時、楽天カードを決済に使うだけでSPU(スーパーポイントアッププログラム)が適用され、還元率が最大3.0%まで上がる。楽天モバイルや楽天銀行など楽天グループのサービスを併用すると、さらにSPU倍率が加算される仕組みだ。日用品や食品のまとめ買いを楽天市場に集約すれば、年間数万ポイントの差が生まれる。

メリット3. 楽天証券のクレカ積立でポイント二重取り

楽天証券で楽天カードを使った投信積立を設定すると、積立額に対して0.5%(一般カード)〜2.0%(ブラックカード)のポイント還元が受けられる。月5万円を積み立てるだけで年間3,000〜12,000ポイントだ。新NISAのつみたて投資枠にも対応しており、「資産形成しながらポイントも貯まる」という一石二鳥の仕組みだ。

メリット4. 海外旅行傷害保険が利用付帯

楽天カードには最高2,000万円の海外旅行傷害保険が利用付帯する。旅行代金を楽天カードで支払うことが条件だが、年会費無料のカードで海外旅行保険が付帯するのは大きなメリットだ。傷害治療費用は最高200万円、疾病治療費用は最高200万円で、短期の海外旅行であれば十分な補償額と言える。

事前に知っておきたい3つの弱み

弱み1. 公共料金の還元率が0.2%に低下する

2021年6月以降、電気・ガス・水道などの公共料金を楽天カードで支払った場合、還元率が1.0%から0.2%に引き下げられた。500円につき1ポイントの付与となり、通常利用の5分の1だ。公共料金の支払いが月2万円の場合、以前は月200ポイントだったものが月40ポイントになる計算だ。

公共料金0.2%還元への低下に注意

電気・ガス・水道・国民年金保険料・税金(自動車税等)の支払いでは還元率が0.2%に下がる。公共料金の支払いが多い場合は、リクルートカード(1.2%還元・対象外なし)など別のカードを公共料金専用にする「2枚持ち戦略」も検討する価値がある。

弱み2. ETCカードの年会費が550円(税込)かかる

楽天カードに紐づくETCカードは年会費550円(税込)が発生する。楽天ゴールドカード(年会費2,200円)以上のグレードであればETCカードの年会費は無料だが、一般カードの場合は毎年コストがかかる。高速道路の利用頻度が低い場合、年間のETC利用額に対して年会費550円は割高に感じることもある。

弱み3. 楽天市場以外では特約店が少ない

楽天カードのポイント還元が真価を発揮するのは楽天市場を中心とした楽天経済圏内だ。楽天市場以外のコンビニ・スーパー・飲食店では基本還元率1.0%のままで、三井住友カードのように対象店舗でポイント還元率が上がる「特約店制度」は限定的だ。楽天市場をあまり使わない場合は、メリットが薄く感じる可能性がある。

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楽天カードの審査のポイント

楽天カードは18歳以上(高校生を除く)であれば申し込み可能で、学生・主婦・パート・アルバイトの方も対象だ。公式サイトに「年収○万円以上」といった条件は明示されておらず、間口が広いカードであることは事実だ。ただし、審査は個人の信用情報をもとに行われるため、以下のポイントを押さえておくことが重要だ。

審査で重視される主なポイント

  • 信用情報(クレヒス):CIC・JICCに記録されている過去の支払い履歴が最重要だ。延滞や債務整理の記録があると審査に通りにくくなる
  • 他社借入状況:消費者金融やカードローンの借入残高が多い場合、返済能力に疑問を持たれる可能性がある
  • 短期間の多重申込:1ヶ月に3枚以上のカードを同時に申し込むと「申込みブラック」と呼ばれる状態になり、審査落ちのリスクが高まる
  • 安定した収入:正社員でなくても、パート・アルバイトで継続的な収入があれば審査対象だ。無職の場合は配偶者収入や預貯金が判断材料になる

審査に不安がある場合のアドバイス

信用情報に不安がある場合は、CIC(指定信用情報機関)で自分の信用情報を開示請求できる(手数料500円〜1,000円)。延滞記録は完済から5年で消えるため、記録が残っている間は審査に不利になることを理解した上で申し込みの時期を判断することが重要だ。

まとめ:楽天カードは「楽天経済圏ユーザー」に最適な1枚

楽天カードのメリットとデメリットを総合的に評価すると、以下のような結論になる。

  • 楽天市場をよく使う人──SPU最大3.0%還元の恩恵が大きく、年会費無料で持つべきカードだ
  • 楽天証券でクレカ積立をする人──資産形成とポイント獲得の二重取りが可能だ
  • 公共料金の支払いが多い人──0.2%還元への低下を踏まえ、別カードとの2枚持ちを検討すべきだ
  • 高速道路をよく使う人──ETCカードの年会費550円を考慮し、楽天ゴールドカードへの切り替えも選択肢だ

楽天カードは「万人向けの完璧なカード」ではないが、楽天経済圏を日常的に活用するなら間違いなくメインカードの最有力候補だ。自分の利用スタイルと照らし合わせ、メリットがデメリットを上回るかどうかを判断してほしい。

楽天カードに関するよくある質問(FAQ)

Q. 楽天カードの基本還元率は何%ですか?

A. 楽天カードの基本還元率は1.0%です。100円の利用につき1楽天ポイントが貯まります。楽天市場での利用時はSPU(スーパーポイントアッププログラム)により最大3.0%まで還元率が上がります。一般的なクレジットカードの還元率が0.5%前後であることを考えると、年会費無料で1.0%還元は高水準と言えます。

Q. 楽天カードの審査は厳しいですか?

A. 楽天カードは18歳以上(高校生を除く)であれば申し込みが可能で、学生やパート・アルバイトの方も申込対象です。公式に職業や年収の制限は明示されておらず、幅広い層を対象としたカードです。ただし、信用情報に延滞記録がある場合や短期間に複数枚のカードを申し込んでいる場合は審査に影響する可能性があります。

Q. 楽天カードのデメリットは何ですか?

A. 主なデメリットは3つあります。第一に、公共料金(電気・ガス・水道)の支払いでは還元率が0.2%に低下します。第二に、ETCカードの年会費が550円(税込)かかります(楽天ゴールドカード以上は無料)。第三に、楽天市場以外の実店舗やネット通販では1.0%還元にとどまり、特約店制度が少ない点が挙げられます。

Q. 楽天カードでクレカ積立はできますか?

A. はい、楽天証券で楽天カードを使ったクレカ積立が可能です。毎月100円から最大10万円まで投資信託の積立設定ができ、楽天カード(一般)で0.5%、楽天プレミアムカードで1.0%のポイント還元を受けられます。新NISAのつみたて投資枠にも対応しており、資産形成とポイント獲得を同時に行えます。

【公的機関・一次情報】

本記事はカード発行会社および信用情報機関の公式情報に基づき作成しています。審査基準やポイント制度の最新情報は各公式サイトをご確認ください。

楽天カード公式サイト → CIC(指定信用情報機関) → 経済産業省 →

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